いちご白書

Facebook木村公一さん投稿記事

1970 年アメリカのカウンターカルチャーをテーマにした作品が、ベストセラーになりヒット映画になった。緑色革命とイチゴ白書である。

イチゴ白書の学生運動はカウンターカルチャーでないとの批判は正しいが、学生運動に参加した学生は学歴社会から逸脱した別の価値を選択したのである。

1968 年は世界的な抗議活動の最大の盛り上がりだった。

1969 年のウッドストックのロック祭にはベトナム反戦の賛同者が押しかけた。

しかし、緑色革命の読者もイチゴ白書の観客も、それからの政治を変えるような影響を持たなかった。

72 年の大統領選挙ではニクソン大統領が再選されていたし、76年の大統領選挙で当選したカーター大統領は手腕を発揮できず、一期の後レーガンに大統領選挙で敗れている。

民主党を支持する人々は多様な思想を持つ人が含まれる。共和党の保守的な考えは伝統や宗教を根拠にしている。民主党には反人種差別運動から多くのマイノリティに対する理解や連帯があった。


FacebookKen Moroboshiさん投稿記事

【いちご白書】--The Strawberry Statement

 「いちご白書」とは、1960年代にアメリカの名門大学の一つコロンビア大学で起こった学園紛争のありさまを描いたノンフィクション小説であり、これをもとに同名のフィクション映画が製作された。原作は読んでおらず、ずいぶん前に映画をレンタルして見たが、内容はあまり覚えていない。

 問題はこの邦題に極めて違和感をずっと抱いていたことだ。「白書」とは政府の将来の政策を報告する文書のことを言うが、この映画ではイチゴに関しても施政方針についてもあまり関係ないように思えたからだ。そもそも「イチゴに関する施政方針」なんて大のアメリカ政府が仰々しく行うものだろうか。

 この疑問を解くには原タイトルを検証する必要がある。原題では、イチゴは良いとして、「Statement」という単語がある。statementには政府の施政報告書を指す「白書」の意味はない。白書は「White Paper」であり、「Statement」ならば辞書には、「声明、意見、発言」などとなっている。

 原題は、事件当時コロンビア大学の学長が「学生がイチゴを好きかどうかなんてどうでもいいことだ」とか「大学運営に関する学生の意見は、学生のイチゴの嗜好問題ほどにくだらない問題だ」とか発言したことに依拠しているらしい。だからこの原題の原義は、「イチゴに関する大学学長の発言」辺りだったことになるので、正確を期すならタイトルは『イチゴ発言』とでもすべきだったと思う。原題と内容が全く違う邦題をつけるのがわが国の業界の美学なら、『大学紛争』とか『1968年;コロンビア大学』とかにしても良かったのではないか。インパクトの有無やおとなの事情を考慮して当該タイトルに落ち着いたのであろう。それとも、「statement」を「白書」と誤訳したのだろうか。


https://note.com/akunohana/n/n40d55a0d379b 【「『いちご白書』をもう一度」にみる学生運動の名残】より

松任谷由実(荒井由実)さんは、ご自身でも大ヒット曲多数の偉大なアーティストですが、楽曲提供者としても素晴らしく。一番の成功例は、呉田軽穂名義で提供した松田聖子さんの名曲の数々。「赤いスイトピー」「制服」「瞳はダイアモンド」「蒼いフォトグラフ」などなど。

他の歌手の例でいえば、岡崎友紀さんに提供され、アン・ルイスさんがカバーしてヒットした「グッドラック・アンド・グッドバイ」とか、三木聖子さんに提供され、石川ひとみさんがカバーしてヒットした「まちぶせ」とか。

そんな一曲がバンバンの「『いちご白書』をもう一度」。バンバンとは、ばんばひろふみさんを中心としたフォークグループ(デュオ)で、ばんばさん自身はソロとしてヒット曲「SACHIKO」がありますし、アリスの谷村新司さんともラジオ番組をやっていました。

「『いちご白書』をもう一度」は1975年にリリース。Wikipediaによれば「過ぎ去った学生時代を思い出すという内容の曲で、タイトルにある『いちご白書』は、1970年に公開されたアメリカ映画で、1968年にコロンビア大学で実際に起こった学園紛争の手記をもとに制作された」というもの。

詳しくは歌詞検索していただくとして、学生運動を感じさせるキーワードとして「学生集会」という言葉が出てきますし、登場人物の男性の風貌に関する歌詞も、いかにも当時の学生といったものになっています。

自分も『いちご白書』という映画はレンタルビデオで見たことがありますが、1960年後半は「スチューデント・パワー」と呼ばれる学生運動が、世界中で起こっていた時期で、日本も例外ではなく。

1967年の羽田事件(闘争)、1968年の佐世保エンタープライズ寄港阻止闘争や新宿騒乱、そして有名な1969年の東大安田講堂事件。三島由紀夫さんが東大全共闘1000人と伝説の討論をしたのもこの年。

「私は諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。ほかのものは一切信じないとしても、これだけは信じるということはわかっていただきたい」

https://www.youtube.com/watch?v=M0Q2nigaY_M

ユーミンと学生運動というと意外な気がしますが、1970年代にはまだその名残があったのでしょう。そんな時代背景を頭に入れつつ、この名曲を聴いてみるのも一興です。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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