333句を収めた１８年目の句集

「18」という数字で連想するのは？

①　十八番（じゅうはちばん、おはこ　②６６６　③　数字の３　④数字の９⑤３６９

②　６６６から連想することは

＊六根・六境・六識

秋雲のめぐる六根・六境・六識珍皇寺　　五島高資

竜淵に潜む空音や珍皇寺　　五島高資

地にかよふ色なき風や珍皇寺　　五島高資— 場所: 六道珍皇寺

＊六波羅蜜　布施　持戒　忍辱　精進　禅定　智慧

＊六道　https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/6445240/ 　【浄土宗】

　　朧より五色の影や光琳寺　五島高資— 場所: 浄土宗光琳寺【六道の光琳寺】

＊獣の数字666

獣の数字（けもののすうじ）は、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記述されている。以下に引用すると、「ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。」（13章18節）。-Wikipedia

③　数字の３から連想することは？

著者は「俳句は万人に開かれています。核心は「造化随順」「不易流行」「物の見えたる光」「物我一如」などを通して宇宙と一体化することです。しかも、それは日常の言葉による短詩によってなされます。つまり、無限定なるものを言霊で捉えて詠むこと、それだけで俳句は俳句となります。」と語ります。

そしてこの句集は結縁灌頂を授かった後、詠まれたと記されています。

結縁灌頂について

密教の教えは、一言でいうなら「即身成仏」、宇宙との一体化のことでしょう。

密教との関連で数字の３を観ると

＊　https://www.mikkyo21f.gr.jp/cat46/post-211.html　【三密加持】

三密加持とは密教独自の観法（瞑想法、修行）である。三密行、三密瑜伽、三密法ともいう。

三密とは、観法の際対象となる本尊仏の身（本尊のシンボルサインの印（相））と口（本尊の真言）と意（本尊の三摩地（瞑想の境地））をいう場合（無相の三密）と、観法を行う行者の身（両手で仏のシンボルサインの印（相）を結ぶこと）・口（仏のコトバである真言を唱えること）・意（心に仏の三摩地の姿を観じること）をいう場合（有相の三密）がある。観法によって行者の三密と本尊の三密が一体化し、行者と本尊とが互いに感応することを「加持」という。

煩悩を断てないまま生きている私たち（凡夫）でも、サトリを求める強い意志（菩提心）を起こし、密教の修行（心に仏の姿を観じ、手にその仏の印（相）を結び、口にその仏の真言を唱える、三密行）に通じれば、この生身のままでその仏（＝サトリ）と一体となることができる、というのが、空海が選んだ成就法である。空海は、栄養失調同然に生体生理を抑制し、煩悩を極限にまで抑えてただただ坐り、雑念と闘いながら空無の境地に身命をあずける（坐）禅を知りながらそれに目もくれず、煩悩を抑制するのではなく、身体のダイナミズムの総動員によってそれを逆に昇華（浄化）する密教の成就法をとったのである。