脳にいいことだけをやりなさい!

Facebook相田 公弘さん投稿記事

『脳内ガールフレンド』心温まるエピソードより

大戦中にドイツ軍の捕虜収容所に居たフランス兵たちのグループが、長引く捕虜生活の苛立ちから来る仲間内の喧嘩や悲嘆を紛らわすために、皆で脳内共同ガールフレンドなるものを作った話を思い出した。

そのグループが収容されていた雑居房のバラック。

その隅に置かれた一つの席は、13歳の可愛らしい少女がいつも座っている指定席だった(という、皆のイメージ)。

彼らグループの中で、喧嘩や口論など紳士らしからぬ振る舞いに及んだ者は誰であろうと、その席に居る少女に頭を下げ、皆に聞こえる声で非礼を詫びなければならない。

着替えの時は、見苦しい姿を彼女に見せぬように、その席の前に目隠しの布を吊った。

食事の時は、皆の分を分け合って彼女の為に一膳をこしらえ、予め決められた彼女の『誕生日』やクリスマスには、各自がささやかな手作りのプレゼントを用意し、歌でお祝いをする。

最初は慰みのゲームのようなものだったのが、皆があまり熱心になると、監視のドイツ軍までもが、彼らが本当に少女を一人匿っているものと勘違いして、彼らの雑居房を天井裏まで家捜しするという珍事まで起こった。

だが厳しい捕虜生活の中で、他の捕虜たちが衰弱して病死したり発狂や自殺したりする中、そのグループは全員が正気を保って生き延び、戦後に揃って故国の土を踏んだという。


Facebook相田 公弘さん投稿記事「スカーレットの物語」

私は皮膚の難病に12年間悩まされていました。

身体は弱り、満足に歩けもせず、いつも家族に頼るばかりの日々で、人生には絶望していたと思います。

そんなとき、たまたま地元に住む仏教僧と会う機会があったのです。

彼に自分の悲惨な状況を話した私は、同情のまなざしと思いやりの言葉を期待したのですが、僧侶は穏やかにこう言っただけでした。

「自分を憐れむのはおやめなさい。人の幸せを考えるようにするのです」

「無理です!こんな状態なのですよ。自分のことで精一杯です」

私は「彼は何もわかっていない!」と、がっかりしました。

こんなボロボロの身体で人の幸せを願うなんて無理だと思いましたが、なぜかその言葉が心に引っかかり、その日から少しずつ気をつけるようになりました。

まずは家族や友人たちの幸せと健康を、さらに知らない人たちのために、車の中から道行く人たちの幸せを、ついでに自分の嫌いな人たちのことも思いやってみました。

ある日、電動車椅子に乗ってスーパーのレジに並んでいると、明らかに虫の居所の悪そうな女性が私の後ろに並びました。

急いでいるらしく、いら立った目を周囲に向けています。

カートの中身はあふれんばかりで、少しでも早くレジを通り抜けたそうにしています。

いつもなら、イヤな思いをしないように、こういう人とはできるだけ関わらないようにしていましたし、実際真っ先に頭に浮かんだのは、「何て品のない人からしら。目を合わせないようにしよう」という考えでした。

しかし、そのとき例の僧の言葉…「人の幸せを考えるようにするのです」を思い出した私はこう思い直したのです。「そう、きっとこの人は今日とてもイヤなことがあったのよ。私だってそういう日もあるじゃない。この人を幸せにしてあげるにはどうすればいい?」

私は振り向いて「お急ぎのようですね」と言いました。

女性は驚いたような顔で、ぶっきらぼうに「ええ急いでいるんです。遅れそうだから」と答えました。「私の前へどうぞ」女性は私のかごの中身が少ないのを見て、サッと首を振りました。「いえ、大丈夫です」「どうぞ遠慮なさらないで。私は急いでいませんから。さあ、どうぞ」変化は劇的でした。

イライラをまき散らし、レジ係をどなりつけそうな勢いだったその女性は、人に親切にされ、気を遣われて、別人のようになったのです。

私の前へとカートを進めながら何度も「ありがとう」と言い、レジがすむと店員にも礼を言って、買った物を袋に詰め終わると、笑顔で店を出ていきました。

私はすがすがしい気持になりました。

周りを見ると、誰もが私に笑顔を向けて、言葉を交わし合っているのです…「素敵ね」「気持のいい場面だったわね」「今日もいい日になりそうね」。

それからはもっと人を幸せにしたくて、できることはないかと探すようになりました。

人のためになろうとすれば、機会はいたるところに転がっているものです。

身体を使い、心を使い、お金を使って、まだまだ私は人のために何かをしてあげられる、それはこの上もなくうれしいことでした。

自分のために「人が何をしてくれるか」ではなく、人の幸せのために「自分が何をしてあげられるか」を、いつも考えるようになりました。

うれしいことに、それから一年もしないうちに、皮膚の調子がよくなり、生きるパワーもみなぎってきました。杖なしで歩けるようになり、ジムにも通い始めました。

医者は、病気がひとりで快方に向ったようだと言って、信じられないようです。

僧侶の教えのおかげで人生の坂を転がり落ちずにすんだ私は、愛情という永遠の力を手に入れることができました。

※『脳にいいことだけをやりなさい!』茂木健一郎訳(三笠書房)

人は、他人の幸せを考えたり、人を喜ばそうと考えているときは、自分の病気のことや痛みをすっかり忘れている。

幸せも、喜びも、愛も、感謝も…

もらうことではなく、与えることが奇跡を産む。

なぜなら、人に発した言葉は、実は自分が一番よく聞いているからだ。

人を悲しませ傷つけるような言葉を発すれば、それが長い間にはボディブローのようにきいてきて、結局は自分も大きな傷を負うことになる。

どんな小さなことでもいいから、自分のできる範囲で、「人の幸せを考える」ことができる人でありたい。

※魂が震える話より


https://note.com/likeabird/n/n3562815f442e 【茂木健一郎訳「脳にいいことだけをやりなさい!」【読後感想】】より

ここ最近「脳」に興味を持って本を読んでいます。「脳」って、精密機械っぽいけど騙されやすいみたいじゃない!?

考え方も、行動や幸福感も健康も「脳」を騙せば、解決できるんだったらめっちゃコスパいいじゃない。そう思って、興味を持ち始めました。

そして、「脳」と言ったら脳科学者の茂木健一郎さんが真っ先に思い浮かぶので翻訳本ですが、読んでみました。「脳にいいこと」だけをやりなさい!

内容

科学的なデータと「意味もなく幸せを感じる人」の統計的データから 人の「幸福度」や

「幸せをつかめる人」と「つかめない人」の違いなどを説明しています。

そこから導き出された脳の仕組み的な「幸せになる方法」7つ。これが、この本のもっとも重要な部分ですね。

その7つとは…

①ネガティブ思考の「大そうじ」をする。

②プラス思考で、脳にポジティブな回路を作る。

③何事にも「愛情表現」を忘れない

④全身の細胞から健康になる。

⑤瞑想などで脳を「人智を超えた大いなる力」につなげる。

⑥目標をもち、脳に眠る才能を開拓する。

⑦つき合う人を選んで、脳にいい刺激を与える。

脳にいいことだけをやりなさい!

これだけ読んでも、なかなか実行にはうつせないですよね?

だから、一つ一つ実行しやすい方法が書かれているのです。

感想

今まで聞いたことがないような新しいことが書かれているか?と言うとたぶん、きっと

どこかで聞いたことあるんじゃないかな~もしくは、化学的根拠はなくてもそんな気がするってことばかりだと思うよ。ネガティブ思考をやめるのだってプラス思考になろう!と言うのだって「愛情表現」を忘れない!だってつき合う人を選ぼう!だって分かってるでしょう?

知ってるでしょう?でも、できない…そう言うことだよね。それを、一つずつできるようにしていく。と言うかしたくなるようになるって感じで書かれていました。

簡単なところでは…笑顔からは幸せをうながす化学物質がしかめっ面からはストレスホルモンが分泌されるって…こんな安上がりな幸福になれる方法ってないと思うのよね~

後半は、宗教的と言うかスピリチュアル的そんな感じさえするのだけどそもそも宗教やスピリチュアルが幸せを求める人が集まってくることを考えると分かる気もするかな…

おすすめ度

「引き寄せの法則」を試しても幸せを引き寄せられないあなた!なぜ、引き寄せられないのかも分かります。

私の用にふんわりした幸せの法則的な内容が苦手な方化学的根拠やエビデンスを見ることで納得できるような方には

おすすめです。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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