「現代俳句協会オープンカレッジ」、「日本俳句協会」は学びのプラットフォームと言えるのでしょうか?
https://akitahaiku.com/about-japanese/ 【Akita International Haiku Network】より
このサイトについて
秋田国際俳句ネットワーク 概要
(任意団体:有志によるボランティア活動)
発足
2019(平成31)年4月
経緯
2009(平成21)年5月 秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワークが任意団体として設立されました。ボランティアの有志によりウェブサイトを立ち上げ、インターネット上で活動を展開してきました。
ネット上で国内外の作家による俳句、川柳、短歌の作品を日英両言語で共有し、異文化を持つ人々の間で相互理解を深めてきました。
さらに、秋田県の作家や学生による俳句、川柳、短歌の作品とその英語版をネット上で世界に発信、「詩の国秋田」の自然と文化の紹介を兼ねることができました。
事業として、日露俳句大会、日露俳句コンテスト、国際俳句大会などを開催。年会報として、パンフレット「詩の国秋田」を発行。
この10年間の活動により当初の目標が全て達成されたことから、設立10周年をもって事業を完了することになりました。したがって、昨年開催された第7回日露俳句コンテストと第4回国際俳句大会が最終回になりました。
また、創刊10周年記念号として発行されたE-パンフレット「詩の国秋田」第10号が最終号になりました。
各事業は国内外で大きな反響を呼び、多くの事業や運動が波及効果として起こっています。
なお、ウェブサイトについては4月に発足する任意団体「秋田国際俳句ネットワーク」の下で活動を継続いたします。
平成31年3月吉日
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク
理事長 幸野 稔
事務局長 蛭田 秀法
秋田国際俳句ネットワーク
会の名称 秋田国際俳句ネットワーク
U R L https://akitahaiku.com/
会 員 約550名(ウェブサイトのフォロワー約300名を含む)
会 長 蛭田 秀法(国際俳句交流協会会員)
編集長 グラフストロム・ベン
(国立大学法人秋田大学高等教育グローバルセンター講師)
ウェブマスター ソーフィン・テイト
(学校法人ノースアジア大学 明桜高等学校教諭)
主な活動
(1)国内外の作品を日英両言語で紹介
この10年間に国内外から80冊有余の句集が郵送されてきた。
さらに、クロアチアからは、約170名の作家(クロアチア、スロヴェニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネグロ、ドイツの作家)による俳句全集が2冊送られてきた。
句集や全集の作品の一部を代表作としてネット上で共有して欲しいとのことである。
日本の作家の場合、日英両言語で俳句を書いている。
海外作家の場合は、自国語と英語で俳句を書いているので、ネット上で共有する際には、和訳を添えている。
(2)秋田県の作家の作品を紹介
ネット上で日英両言語による俳句、川柳、短歌などを世界に発信、「詩の国秋田」の自然と文化の紹介を兼ねる。
(3)秋田国際ハイクジャーナル Serow(かもしか)の発行
(4)俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会の趣旨に賛同する団体として登録の実現のための運動を展開する。
(5)俳句コンテストや俳句大会への協力
近い将来、「秋田国際俳句コンテスト(仮称)」の開催について検討の予定
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク 概要
(任意団体:有志によるボランティア活動)
設立
2009(平成21)年5月
目的
日本文化はアニメ、まんが、カラオケをはじめ、世界中に知られるようになってきた。俳句も同様で、今では haiku として世界中で親しまれている。アメリカ合衆国では小学校やハイスクールの授業で haiku を教え児童や生徒が俳句を書く学校もあり、その作品が日本でも紹介されている。俳句はその魅力が発見され、今や数十カ国にそれぞれ自国語や英語で俳句を詠み、俳句を研究する愛好家が増えている。欧米ではアメリカ・カナダ・イギリス・クロアチア・ルーマニア・ロシア・ポーランド・セルビア・ドイツ・スウェーデン・イタリア・オランダ・ベルギー・フランス・スイスなどで俳句の人気が高く、アジア・オセアニアではインドをはじめ、フィリピン、オーストラリアやニュージーランドなどで普及している。ブラジルやアルゼンチンなど南米でも俳句が人気を得ている。最近では、ガーナやナイジェリアなどアフリカにも俳句が広まっている。
俳句や日本文化の愛好家の間で相互の交流と親睦を図りたいという気運が高まり、世界各国に俳句協会が設立された。最近はインターネットの普及で交流が一層促進され、親睦も大変深まっている。インターネット上で自国語と英語の両方の言語で書かれた俳句を紹介したり、俳句大会、コンテストなどの情報を交換することが簡単になり、俳句と俳句文化は世界中の人たちに共有される文化遺産になってきた。
俳句と日本文化の国際化にともない、国際俳句交流協会(HIA)は機関紙 HI
HAIKU INTERNATIONAL への投句の入選作に英訳をつけて発行し、投句者自身による英訳を歓迎している。このように、日本語と英語の両方の言語で俳句を詠む時代が到来している。
俳句と同様に川柳と短歌も、日本語と英語の両方の言語で書かれるようになってきた。海外の俳句愛好家の中で川柳と短歌の魅力に注目し、川柳や短歌を書く人が出てきたからである。特に、アメリカ合衆国、カナダ、イギリスなどで盛んになっている。海外の短詩人は俳句だけでなく川柳と短歌も書いている。近年は短歌だけ書く詩人も出てきている。結果、日本の川柳作家や歌人も英語で川柳や短歌を書き、海外の愛好家の人たちと交流し、親睦を深める国際化時代を迎えている。
このような時代の要請に応えて、秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワ-クは、「忙中に寸暇の詩作あらまほし」をモットーとして設立され、ウェブサイトを開設します。子供でも大人でも英語によるハイク、センリュウ、そしてタンカ作りを楽しみ、ウェブ上で交流を図りましょう。短詩型文芸のそれぞれに、独自の魅力を発見し、英語による詩作を楽しみましょう!
現況
俳句と日本文化の注目すべき人気の上昇にともない、国内外で英語による俳句コンテストが開催されている。
アメリカ合衆国には Permanent Mission of Japan to the United Nations(国際連合日本政府代表部)主催の小中高校生向けの俳句コンテストがある。米北東部日本語教師会と国連国際学校の英語学科と日本語学科によって開催され、小中高校の児童や生徒が対象の日本語または英語による俳句のコンテストである。
カナダには Vancouver Cherry Blossom Festival (バンクーバー・チェリー・ブロッサム・フェスティバル) の一環として行われる俳句大会がある。Canadian Society for Asian Arts(アジア芸術カナダ協会)による主催で俳句のテーマが「サクラまつり」である。国際的な友好精神を発揚しながら、2009年度は29ヵ国の俳句愛好者から1450句の投句があった。
日本には小中高校生、短大や大学の学生、一般の人たちを対象とした龍谷大学主催の「青春俳句大賞」というコンテストがあり、日本語部門と英語部門の両方がある。
国際俳句交流協会のHIA俳句大会でも俳句部門(日本語)とハイク部門(英語)のコンテストが行われ、海外の俳句愛好者によく知られている。
俳句コンテストは創作への意欲をかき立て、刺激になりますが、楽しみながら俳句を書き、お互いに分かち合うことも有益なことである。
どんな俳句であろうとも、作者の人生の観察と心の中の感情に基づいて創作されます。俳句は読者にとって言外の世界を想像させる意味深い表現である。俳句で伝えるイメージによって、読後、長期間に渡って深い感動の余韻にひたることになります。
自己表現を試みながら、英語ハイクを書いてみたいと思いませんか?
さらに、川柳と短歌の現況について述べる。
川柳については、1986年元アメリカハイク協会会長のコー・ヴァン・デン・フーヴェル編の『ハイク・アンソロジー』の中で編者は付録の中で1980年代に入り、英語ハイクのライバルとして英語センリュウが現れたことを報告している。1993年イギリスの俳人マイケル・ディラン・ウエルチは Fig Newtons:Senryu to Go を出版し、俳句と川柳の違いについて詳述し、アメリカハイク協会からメリット・ブック(著作功労)賞を受賞した。
川柳コンテストとしては、北カリフォルニアの俳人有志がサンフランシスコ国際俳句・川柳コンテストの形で1990年頃から開催している。
短歌については、多くの英語圏の短歌歌人は日本とは違い、短歌だけでなく、俳句と川柳も書いている。しかしながら最近は、アメリカ、カナダ、イギリスで短歌だけの雑誌や機関誌が出版され、短歌協会も設立されている。2000年アメリカ合衆国にアメリカ短歌協会が設立され、イギリスでは “The Anglo-Japanese Tanka Society” という名称でウェブサイトが立ち上げられている。出版物やインターネットによる英語タンカの文芸誌の数は20を超えている。
短歌コンテストとしては、アメリカ合衆国の AHA Books がスポンサーになり国際短歌コンテスト “The Tanka Splendor Awards” を1989年から開催している。また、日本では、高校生、短大生、大学生らから、「現代学生のものの見方・生活感覚」を詠みこんだ短歌を募集する学生短歌コンテストが、1987年に東洋大学創立100周年記念行事の一つとして開始され、2009年に第22回を数えている。
当ネットワークを通じて日本の短詩型文芸の魅力をより広く認識し、英語センリュウと英語タンカも楽しまれてはいかがでしょうか?
最後に、当ネットワークに関連すると思われる秋田市の事業を紹介する。国際教養大学の所在地である秋田市雄和地区は、正岡子規門下として知られる俳人石井露月の出身地である。秋田市および秋田市教委は長く石井露月顕彰全国俳句大会および秋田市短詩型(俳句、短歌、詩、川柳)大会を主催してきているが、短詩型大会は2008年に第51回を数え、少数ながら海外からも日本語または英語による生徒の作品が寄せられている。
当ネットワークとの提携の可能性が考えられるのではないかと思われる。
事業
当ネットワークの主な事業は次の通りです。
ウェブサイトを開設する。
① 読者の作品を紹介
ア) 英語によるハイク・センリュウ・タンカ
イ) 日本語による俳句・川柳・短歌
この場合、それぞれをローマ字に直し、さらに英訳して紹介する。
② 指導・助言
③ 情報の提供
海外の短詩人との交流
石井露月顕彰全国俳句大会・短詩型大会(9月開催)との提携の可能性
短詩型文芸コンテストの実施(英語ハイク・英語センリュウ・英語タンカ)
ただし、フォトハイク、フォトセンリュウを含む。
① 7月締め切り
② 部門(中学生・高校生・学生・一般)
③ ネット上・国際教養大学の大学祭・あきた国際フェスティバルで結果を発表
④ 応募作品は石井露月顕彰俳句大会・第52回秋田市短詩型大会で発行する作品集に掲載
創作体験の実施と短詩型文芸コンテスト入賞作品の展示
① 国際教養大学の大学祭(10月)
② あきた国際フェスティバル(11月)
機関紙の発行(年一回6月)
① 大学・短大・高専へ配付
② 各教育委員会へ配付
③ マスコミ関係へ配付
④ 民間団体へ配布
ウェウブサイトの開設
サイト名: Akita International Haiku Network
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