JR宇都宮駅東口の「まちびらき」

https://tochigi.itot.jp/utsunomiya/interview02 【宇都宮市のまちづくりをリードする宇都宮駅東口地区整備事業(栃木県)】より

約2.6haもの市有地を活用した栃木県の宇都宮駅東口地区整備事業。構想から30年以上の歳月を経て実現する待望の事業で、宇都宮市の玄関口にふさわしい拠点づくりが進められています。約2,000名を収容する大ホールを備えた交流拠点施設や、この交流拠点施設との一体的なイベント開催が可能な交流広場など、2022年度の再開発・まちびらきに向けて注目が集まっています。

今回は、宇都宮市役所総合政策部の駅東口整備室を訪ね、事業の概要や経緯、また地区整備事業によって宇都宮駅東口地区がどう変わっていくかについてお話を伺いました。

宇都宮駅東口の様子宇都宮駅東口の様子

宇都宮市の玄関口にふさわしい新たな都市拠点の形成を目指して

――まず宇都宮駅東口地区整備事業の概要について教えてください。

宇都宮駅東口地区整備事業については、約2.6haの市有地内に、交流拠点施設やホテル、商業施設などの様々な施設を整備して、宇都宮市の玄関口にふさわしい新たな都市拠点を形成することを目的としています。東西自由通路を介し宇都宮駅に直結する本地区では、現在各施設の工事が進められており、2022年11月のまちびらきまでに、約2,000名を収容する大ホールを備えた会議施設である交流拠点施設をはじめ、交流広場やホテル、商業施設が入る複合施設 さらに先進的な医療施設を備えた高度専門病院 分譲マンションが整備される予定です。

宇都宮駅東口地区整備事業の様子宇都宮駅東口地区整備事業の様子

構想から30年以上の歳月を経て実現する宇都宮駅東口地区整備事業

――これまでの事業の経緯についても教えてください。

もともと宇都宮駅東口地区には旧国鉄清算事業団の操車場跡地がありまして、この跡地と市有地を活用して駅前の再開発をしていこうと構想が立ち上がったのが平成元年頃のことです。

その後、平成15年度(2003年)に『事業提案競技』を行い、地区整備の開発主体を担う最優先交渉者を選定し、整備が進む予定だったのですが、リーマンショックの影響を受けて平成21年度(2009年)に、いったん白紙になったという経緯があります。

現在進んでいる開発は、平成29年度(2017年)におこなった事業者募集により選定した事業者であり、野村不動産株式会社を代表企業とする『うつのみやシンフォニー』の提案に基づくものとなっており、「うつのみやの未来を拓く新たな魅力の創造・交流と賑わいの拠点」をコンセプトに、多様で高次な都市拠点を形成することや、LRTとの一体感を醸成することなどを基本方針としております。

2022年度より供用が開始される注目の交流拠点施設

――それぞれの施設が開業するスケジュールや注目すべき点について教えてください。

まず2020年4月より南街区にある自転車駐車場の供用を開始し、2021年12月には「宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院」が開業しました。この施設は、宇都宮駅の西口で診療を行っている医療法人社団 脳神経脊髄脊椎外科サービスが運営し、高度医療を提供している病院です。

2022年11月には、地区整備事業の中核とも言うべき交流拠点施設(愛称:「ライトキューブ宇都宮」)の供用が開始されます。駅に直結し、新幹線の改札口から徒歩2分で利用できる会議施設というのは国内でも有数のアクセス性に優れた施設であり、多くの催事でご利用いただけることを期待しています。

また、3階層に配置された交流広場(愛称:「宮みらいライトヒル」)と一体的な利用が可能となっているのも特徴で、大ホールについては、可動壁を開口することで、1階の広場と一体的にご活用いただけます。施設の詳細や使用料、また予約の受付などについては、宇都宮市のWebサイト(https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/shisei/machizukuri/higashiguchi/1025897.html) にも掲載されているのでご覧ください。

地域交流拠点(愛称:「ライトキューブ宇都宮」)と交流広場(愛称:「宮みらいライトヒル」)の完成予想図地域交流拠点(愛称:「ライトキューブ宇都宮」)と交流広場(愛称:「宮みらいライトヒル」)の完成予想図

大谷の奇岩群をイメージしたデザインで宇都宮らしさを表現

――今回の事業で採用されている注目すべき技術や設備、特徴などがあれば教えてください

地区整備においては、まちづくりテーマのひとつとして、環境負荷の低減を掲げており、これに資する取り組みとして、コンベンション施設と高度専門病院に地下水熱を活用した空調システムが導入される予定です。宇都宮駅周辺は田川と鬼怒川に挟まれ、地下水の豊富な地域であることから、こうした地域資源を活かした設備となっています。さらに、高度専門病院においては、地下水熱に加え、地中熱を併用した設備とする予定であり、これは全国的にも事例の少ない取り組みと伺っております。

さらに注目いただきたい点としては、交流拠点施設の外観が、一昨年日本遺産に認定された『石の里 大谷の奇岩群』をイメージしたデザインになっており、宇都宮らしさが表現されています。この施設の設計には、新国立競技場の設計を手掛けた隈研吾建築都市設計事務所をはじめ、AIS総合設計とアール・アイ・エーの3社JVで取り組んでいただいています。

宇都宮市のまちづくりをリードする宇都宮駅東口地区整備事業宇都宮市のまちづくりをリードする宇都宮駅東口地区整備事業

LRTによって新しいまちづくりが進む宇都宮市

――今回の整備事業によって宇都宮駅東口地区はどのようなまちになるでしょうか?

2022年度の交流拠点施設の供用開始により、全国規模の会議や展示イベントなどが開催され、駅前を中心とした新たな賑わいや交流が生まれるものと期待しています。

また、LRTの開業により、宇都宮市の東西の基幹公共交通の開通も実現しますので、駅東口地区はもとより、市全体で新しいまちづくりが進められていくものと思います。すでにLRTの敷地工事が進められている東口の沿線ではマンションの開発などが増加していると伺っていますし、駅東口地区の近隣にある小学校も児童数が増加傾向にあると伺っています。

ライフスタイルに合わせた生活ができる暮らしやすいまち

――宇都宮市の魅力や住みやすさについて教えてください。

加藤さん:宇都宮市はライフスタイルに合わせた生活ができるというのが魅力ですね。中心地には商業施設やオフィスがありますし、一方で中心地から離れると山や川があって自然との触れ合いも楽しめます。また日光や那須方面にもアクセスしやすいので、休日の余暇も十分に楽しめる環境かなと思います。

中島さん:宇都宮市は道路交通網が充実しているので、車を利用をする方にはかなり利便性の高いまちだと思っていますが、人口減少や少子高齢化などの課題に対応したまちとするため、LRTの導入をはじめとした公共交通の充実・利用促進に取り組んでおり、今度、老若男女問わず、暮らしやすいまちになるのではないかと思いますね。

ゆっくりしたまちなみゆっくりしたまちなみ

――最後にこれから宇都宮市での暮らしを検討している方へメッセージをお願いいたします。

今はコロナ禍が一日も早く収まって、また人がたくさん集まれるような雰囲気が戻ってきてくれると嬉しいですね。開発事業を進めている私たちとしても、実際にこの場所に来てもらって、宇都宮の良さというのを体感してもらいたいと思っています。


https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/628862 【JR宇都宮駅東口の「まちびらき」 11月26、27日に記念行事】より

 【宇都宮】市が官民一体で整備してきたJR宇都宮駅東口地区の新たな誕生を祝う「まちびらき」について、佐藤栄一(さとうえいいち)市長は30日の市議会一般質問で、記念行事に当たるグランドオープニングイベントと記念式典を11月26、27日に行うことを明らかにした。

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 オープニングイベントでは、3人制バスケットボール3x3(スリー・エックス・スリー)などのスポーツイベントや著名なアーティストによるコンサートなどを開催。次世代型路面電車(LRT)車両の展示なども予定している。

 これに先立ち、11月上旬からは順次、地区全体を彩るイルミネーションや交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」の内覧会などを実施する。

 まちびらきイベントは、施設所有者や市で7月に発足した実行委員会が検討している。佐藤市長は「本市の新たな魅力を全国に発信し、全市的な交流やにぎわいの創出につなげられるよう取り組む」と述べた。内藤良弘(ないとうよしひろ)氏が質問した。

 東口地区では既に、高度専門病院「宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院」と複合施設「ウツノミヤテラス」が開業。11月1日の交流広場「宮みらいライトヒル」、同30日のライトキューブ宇都宮の開設をもって、整備事業が一通り完了する。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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