https://www.bioweather.net/column/ikimono/manyo/m0607_2.htm 【合歓(ねむ)】より
動物は「動く物」と書いて動物と読みます。では、植物は「動けない物」なのでしょうか?
いいえ、植物の中にも「動く」ものがいます。
今回は、「起きる」「寝る」の運動をする植物、ネムノキの話題をお届けします。
~眠る植物「ネムノキ」~
ネムノキはマメ科ネムノキ属の落葉高木で、高さは10m程度になります。公園や町中に街路樹として植えられることも多いですが、自然状態では明るい林や林縁、河川沿いに生育します。分布範囲は、北海道以外の日本全国です。
花は梅雨時から夏にかけて咲きます。薄紅色の花が10~20個集まってひとつの花を作っています。ふわふわしていて、とてもかわいらしい花です。植物の調査をしていてネムノキの花を見ると、「ああ、夏だなあ」という思いがします。
ネムノキ
ネムノキの葉は長さ20~30cmあります。1枚の葉は、1~2cm程度の小さな葉が列状に並んでできた葉が、さらに複数集まってできています。遠くから見ても分かりやすい大きな葉です。薄暗くなると小さな葉の表面を合わせるようにして葉が閉じ、さらに下に垂れ下がります。そのようなネムノキの姿は、すでに『万葉集』にも詠まれています。
昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木ねぶの花 君のみ見めや 戯奴わけさへに見よ
(紀女郎 万葉集 巻八 一四六一)
昼に花咲き、夜には恋しい想いを抱いて寝るというねむの花、私だけが見てよいものでしょうか。さぁ、お前も見なさいな。
我妹子わぎもこが 形見の合歓木ねぶは 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも
(大伴家持 万葉集 巻八 一四六三)
あなたに頂いたねむの木は、花ばかり咲いて、おそらく実は結ばないのではないでしょうか・・・。
先の歌へ答え贈られた歌のひとつです。実らぬ恋への不安がこめられています。
~ネムノキは、なぜ眠るのか?~
満開のネムノキ
ネムノキに限らず、マメ科の植物には「眠る」植物が見られます。植物が「眠る」メカニズムは、最近の研究で明らかになっています。
生物は約24時間を周期とするリズムを持っていて、それを生物時計といいます。皆さんも、時計を見なくてもなんとなく時刻が分かることがあると思います。腹時計、なんていうのもそのひとつですね。その生物時計が、葉を閉じさせる就眠物質と葉を開かせる覚醒物質の濃度のバランスをコントロールしていて、昼と夜で物質濃度が逆転することによって「眠り」が引き起こされることが明らかになっています。
「眠る」仕組みは明らかになりましたが、なぜ「眠る」のかは、進化論を唱えたダーウィンら多くの科学者を悩ませた難問でした。そこで、メカニズムが明らかになったことを利用して、ネムノキと同じマメ科の植物から「眠らない植物」が作られ、一体どうなるかという実験が行われました。
~眠らないネムノキは死んでしまう~
実験の結果、眠らない植物は一週間程度で枯れて死んでしまうことが分かりました。枯れるということは、水分が少ない状態になってしまったということです。つまり、ネムノキは眠ることによって葉の表面のクチクラ層から水分が蒸散することを制御していると考えられます。
人間にもネムノキにも、十分な睡眠が必要なのですね。
夜更かしもほどほどに、ゆっくり休みましょう。
河川沿いのネムノキ
■ 参考文献
太田和夫・勝山輝男他 (2001) 山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 山と渓谷社.
上田 実 (2002) マメ科植物の就眠運動を活用した環境調和型新規農薬の開発 2002年2月テクニカルショー横浜・パシフィコ横浜 招待講演レジュメ.
佐竹ら校注 (2000) 新日本古典文学大系2 萬葉集二 岩波書店.
ナカムラクリニック@nakamuraclinic8
「血管の中の水が海に還り、骨の中の土が大地に還るとき、土地はあなたのものではないことに気付くだろう。むしろ逆。あなたこそ、土地のものなんだ」
myの概念がないインディアン。所有の虚しさは、死ぬときになって初めて気付く。
Facebookごとう 孝二さん投稿記事
「あなたの人生を思い通りにする宇宙の12の法則」
1.神聖なるワンネスの法則 The Law of Divine Oneness
宇宙の12の法則の一番目は、神聖なるワンネスの法則と呼ばれ、宇宙に存在するあらゆるものは、互いに結びつき、つながりあって一つになっているというものです。
・私たちの思考や感情、行動の一つ一つが全体に影響を与え、全体は個人に影響を与える。
・何かを変えたいと思うなら、自分を変えることで可能となる。
・他人は自分のミラーであり、自分もまたそうである。
2.バイブレーションの法則 The Law of Vibration
宇宙にある全ては振動し、目に見えないバイブレーションを作り出しているという法則です。
・一見、振動しているようには見えない実体を持つ物質も、バイブレーションを持つ。
・形を持たない思考や感情も独自のバイブレーションを持つ。
・似たバイブレーションは同調し、拡大するため、自分の放つバイブレーションに注意する必要がある。
3.行動の法則 The Law of Action
物理的な実体を持つ3次元の世界では、自分から働きかけ、行動することで、直接の変化をもたらすことができます。
・願いを現実化したいなら、そのバイブレーションを行動にして表す必要がある。
・行動がダイレクトな結果をもたらす。
4.呼応の法則 The Law of Correspondence
マクロとミクロは相似形であり、外界は内面の反映です。
・大きな宇宙は、人体の中にも小さな宇宙として存在する。
・自分の周りに起きることは、自分の思考の反映である。
・エネルギーやバイブレーションは、物理世界だけではなく、エーテル界にも存在する。
・スピリチュアルの世界は、現実世界のアナロジーである。
・自分を愛することは、宇宙に愛を伝えることに等しい。
5.原因と結果の法則 The Law of Cause and Effect
宇宙では、偶然に起きることは一つもありません。受け取る結果には、必ずその原因があります。
・自分の経験することは、自分が引き寄せている。
・蒔いた種は、刈り取ることになる。
6.お供え物の法則 The Law of Compensation
これは原因と結果の法則の、豊かさバージョンです。
豊かさや祝福を受け取りたいなら、まず自分から与えるべき、つまりお供え物はいいことだという法則です。
・よい結果を受け取りたいなら、健全なエネルギーを注ぐべきである。
7.引き寄せの法則 The Law of Attraction rules ofattraction
これはお馴染みの法則ですが、似たもの同士は引き寄せ合うという法則です。
・フォーカスしたものが、自分に引き寄せられる。
・人生にポジティブなものを引き寄せたいなら、自分がポジティブなバイブレーションを保つ必要がある。
・人生にネガティブなものをカットしたいなら、自分の中のネガティブなバイブレーションを変容させる必要がある。
8.エネルギーは永遠に変化し続ける法則 The Law of Perpetual Transmutation of Energy
エネルギーは決して消滅することなく、それは性質を変えて永遠に変化し続けるという法則です。
・高いエネルギーは、低いエネルギーを変容させることが出来る。
・自分のバイブレーションを上昇させるにつれ、低いバイブレーションもどんどん変容していく。
・私たちには等しく力があり、どんな状況でも、人生にポジティブな変化を起こすことが出来る。
9.相対性の法則 The Law of Relativity
相対性とは、他との関係の中にあるという意味です。
人生とは互いに結びついた関係性の中で起きているものであり、自分だけのものではないということです。
・起きたことは、視点を変えれば意味も変わる。
・主観的になり過ぎずに、客観的な視点も持つことで、全体の大きなヴィジョンを眺めることが出来る。
10.二極性の法則 The Law of Polarity
宇宙にあるものは、全て二極性を持つ。
・全ては光と闇、明と暗、喜びと悲しみなどのコントラストからなる。
・それは良い悪いの価値判断ではなく、単純なコントラストであり、グラデ―ションである。
・コントラストがあることで、より深い経験を味わえる。
11.リズムの法則 The Law of Rhythm
宇宙にある全ては振動し、一定のリズムやサイクルを持つ。
・自分の精神的、肉体的なリズムを知ることで、自分をうまくコントロールすることが出来る。
・人生にもリズムやサイクルがある。
・リズムやサイクル、流れに抵抗するより、それに従った方がスムーズに行く。
12.陰陽の法則 The Law of Gender
全て物は、陰陽のエネルギーを持ち、それが宇宙の創造の根本ともなっています。
陰と陽は、それぞれ女性性、男性性とも呼ばれることもありますが、簡単に言えば、内側に引き込む力と、外側に押し出す力のことです。
その組み合わせが、エネルギーの流れを作ります。
・陰と陽のバランスが取れ、ニュートラルになった時、無限の創造のエネルギーが生まれる。
・創造とは、インプットとアウトプットの絶え間ない循環から作られる。
さあこれで、あなたも宇宙マスターです。
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