枯蓮の折れて余白の影ひとつ

Facebook草場一壽 (Kazuhisa Kusaba OFFICIAL)さん投稿記事 

自分の人生だから、存分に。「私、今、生き直しているんです」。

テレビなどで拝見するたびに、その若々しさに驚かされる草笛光子さんが、こんなことを言われています。

「人生100年時代」と言いますが、はつらつと生きていくことはなかなか難しいことです。「ここまで来て、もういつ死ぬかわからないって思うから(笑)。」

 もちろん、仕事柄、装うことにも気を配り、トレーニングも欠かさない生活という努力というか責任感があってのことでしょうが、その秘訣は「あるがまま」・・・?

「私が88歳だっていうとみんな驚くけど、面白いわよ。人間ってこうなるのかって、88歳を楽しんでるのよね。ここまできたらいいじゃない、そのままで。何を言われようと、もうちょっとだから。」

思えば、寂聴さんもそうですし、この春に107歳で亡くなられた書家の篠田桃紅さんも同じ事を言われていました。自分では「あるがまま」と謙遜?しておられますが、遠慮なく生きてきたということだと思います。(人生が何たるかを知った深い言葉として)

自分の人生を、世間や他人に預けようなどと、少しもしていないのです。空気を読むか、同調圧力といった言葉はどこ吹く風ですね。

結局は自分の人生というところにかえります。

時代を考えれば、遠慮なく生きるということがどれほど勇気を必要としたことか。それだけ、人生は戦う価値がある、生きる価値があると身をもって教えられているように思いますね。

いつも先人たちの切り開いた道を歩ませてもらっているのですね。

私の生も、そのひとつとして、よくも悪くも未来の誰かの小さな指標になれば・・・とおこがましいことを思います。それぞれが持ち味というか、得意を生かしながら存分に生きていけば、名を残すとか何者だとかに囚われることもなく、その存在が指標そのものになれるのですから。


https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=165577943 【生なる死】より濱田陽 著

◆わたしたちは今、透明な箱のなかに生かされているのではないか。生きることは本来、

手触りと謎に満ち、ニュアンスに富んだものであるはずだ。

世界標準時に基づく統一時空に裂け目をいれ、タブレットの外に出て、多元的で、

驚きに溢れた生命と文化の時空を回復するために。

生命の多様性を語る表象=米と龍鱗、死とよみがえりの象徴=コロナウイルスと若水の習俗、そして生のうちなる死=生なる死……

これらのメタファーをつなぎ合わせ、人知を超えるものの消息を伝える、多様な彩りをもった絵柄を浮かび上がらせる。

<目次より>

はじまりのはじまり  第一章 存在と時空   第二章 生命と文化の時空 

第三章 人影の人工知能  第四章 生きとし生ける米

第五章 見えざる矛盾、新型ウイルス  第六章 自然、生きものの豊饒──龍と龍鱗

第七章 時空、名前、人生は一か多か  第八章 若水と新年

第九章 生なる死  第十章 新たなる時空

結序章 人知を超えるものの生なる死  こころのレクイエム


https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=165039637 【困難な時代を生きるあなたへ 心を見つめる世界のことば しなやかに生きる 智慧と希望のことば】より

◆フランス在住の武道・舞踊研究家で八世観世銕之丞氏に師事し能楽を学んだ松浦眞人氏が、自身の「身体や心」を見つめる時に出合った50の言葉を精選。

そこに、『翻訳できない世界のことば』の訳者で多数の人気絵本を生み出している作家の

前田まゆみ氏が、イラストを描き下ろしました。

*

【作家・辻仁成氏 推薦】

「松浦さんに合気を習ったことがあります。いつも笑顔で笑いながら敵の攻撃を交わす、

常にしなやかな方で、自然な佇まいの中に、空を携えておられます。その生き方は今の

コロナ禍にあり、大変稀有な存在でもあります。」

*

見開きで展開される一つひとつの言葉とイラストには、今という困難な時代を生きるための

ヒントが隠されています。きっとあなたの人生に寄り添ってくれる、

頼りがいのある一冊になるはずです。

■目次

泥中の蓮:『維摩経』            大人はみんな初めは~:サン=テグジュペリ   

それ正無し。正は復た奇となり~:老子    まろばし:上泉伊勢守信綱     

人間が真の人間に至るには~:フーコー    上善は水の若し。水はよく~:老子    

自由であるとは~:サルトル         諸法無我:釈迦 ゴータマ・ブッダ   

人間が作り出す最も~:アディソン      一犯一語:大杉栄      

私の言葉に隠されていることは~:バルト   筒井筒 井筒にかけし~:世阿弥   

一本のワインボトルの中には~:パスツール  君死にたまふことなかれ:与謝野晶子   

煩悩と云ふも~:観阿弥           なんという空しさ~:『旧約聖書』    

我事において~:宮本武蔵          深く後悔することは~:ソロー     

生まれ生まれ生まれ~:空海         幸せなシーシュポスを~:カミュ

前後際断:禅語               そこをいく あの雲が好き~:ボードレール

一期に一度の会:山上宗二          釜一つ あれば茶の湯は~:千利休

パッション:キリストの受難         平常心是れ道:古徳

日が影になるから~:ディオゲネス       狼と犬:ラ・フォンテーヌ

遊びをせんとや生れけむ~:『梁塵秘抄』    おい、なんでえ、おでん屋の~:小林秀雄

左へも、右へも、十方八方へ~:沢庵      乾坤を そのまま庭に~:宮本武蔵

我あらがう、故に我らあり。:カミュ     こうして生きているのが~:三島由紀夫

六大無礙にして常に瑜伽なり:空海      笑わないと、さもないと~:ジュネ

洞窟の比喩:プラトン            達磨安心:『無門関』

面白き こともなき世に~:高杉晋作      人生で後悔するとしたら~:コクトー

死とは、私たち生きるものの~:モーツァルト  うった所に心のとどまるを~:柳生宗矩

忘れることを忘れるな。:ニーチェ      ハナニアラシノ~:井伏鱒二

武士道といふは~:『葉隠』         きみはヒロシマで~:デュラス

風邪は自然の~:野口晴哉          世の人は われをなにとも~:坂本龍馬

誰もその故郷では~:『新約聖書』      私の身体を埋葬し~:アレクサンドロス3世

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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