https://ameblo.jp/suzue-blog/entry-12611103008.html 【野生の百合から】より
そこに立っているだけで、孤高の美しさを放つ。雨上がりに出逢った、貴女の強さ。
脆弱な自分との対比
Wild lily.
Keep to stand by yourself. All the nature embrace to you harmoniously.
Facebook清水 友邦さん投稿記事「縄文」·
縄文は母系社会を築きアニミズムを信仰していました。
動物、植物、鉱物、すべての生き物は精霊が宿っている兄弟姉妹であり、人間は命のネットワークの結ぶ目の一部にしか過ぎないとかんがえていました。
食べ物は精霊から分け与えられた物なので感謝して食べ、儀式をしてお返ししました。
仕切りで区切られていない解放された住居の集落は円環構造をしていました。
生と死は円環構造をしており死は精霊の世界に帰るだけであり、すべての先祖の魂はそこから女性の胎内に宿り再び生まれてきます。
女性と大地は豊穣と多産をもたらす共通の聖なる存在でした。
村の真ん中に墓地を作り、先祖が住う聖なる場所を中心に家が建てられていました。
身分の上下や差別がなく、支配服従の関係がなく、金持ちも貧乏もないので、犯罪も争いごともありませんでした。
北海道の北黄金貝塚からは、ポリオ(小児マヒ)に感染して歩行できなかった推定18歳の女性の人骨が見つかっています。
縄文は障害を持って一人では生きていけない人を支える社会だったのです。
貝塚はごみ捨て場ではなく死と再生の儀礼をする神聖な場所でした。
縄文以降は男性性が強く働くようになり、身分の上下が生まれ、支配者があらわれました。
支配者の祖霊を上位にピラミッド構造の中央集権の支配体制になりました。
土地は私有財産となり、良い水田、資源がある土地をめぐり争うようになりました。
あらゆるものに差異を設け、損得や効率の良さを優先する男性性が優位になり
自分と異なる障害者は要らないと殺すようになりました。
堀と塀に囲まれた家は細かく仕切られ家には鍵がかけられるようになりました。
村の中心にあった墓地は、村のはずれの境界にもうけられました。
現代になると先祖を敬う気持ちがなくなってきました。
電車やバスの棚に、遺骨を「置き忘れる」人が、年間数百件を超えています。
火葬場では遺族が遺骨の受け取りを拒否する人も増えています。
ついに警察官までもが「もういらないと思った」と遺体をゴミ捨て場にすてる事件も起きました。
近代合理主義の時代になると人々は神話的思考をしなくなりました。
人間は自然界の頂点に立つ上位の存在と考えるようになり、森林は根こそぎ伐採して、自然環境を破壊して、多数の植物と動物の種が絶滅の危機に瀕するようになりました。
人間はすべての生き物と互いに関連しあって生きているということを忘れてしまったのです。
縄文と縄文以後の違い
母系 男系
精霊信仰 祖先信仰
祭器 武器
平等社会 階級社会
開放的な円環構造の集落 堀と柵に囲まれた村
仕切りのない住居 区分された住居
財産の共有 私有財産
神話的思考 科学的合理的思考
精神文明 物質文明
女性性と男性性というのは男女の性差(ジェンダー)のことではありません。
内なるエネルギーの極性のことです。
男性と女性はともに内なる女性性と男性性を持っています。
男性性のエネルギーは外側に向かい活動を好みます。
男性性は物事を分けて比較競争し敵対し打ち負かそうとします。
女性性のエネルギーは内側へと向かい静けさを好みます。
受容すること、包むこと、ゆるすこと、あわすこと(統合)にあります。
現代社会は競争社会なので男性性の方へバランスが傾きすぎています。
男性性が強すぎると幸せになれないと気がついた人が増えてその臨界値を超えたとき男性性と女性性が統合された社会へ向かうでしょう。
清水友邦著「よみがえる女神」ナチュラルスピリット
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