洋種山牛蒡 Pokeweed

https://love-evergreen.com/zukan/plant/11548 【ヨウシュヤマゴボウ】より

ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属 Phytolacca americana

〔基本情報〕道端や空き地でみられる高さ0.7~2.5mになる多年草。地下にゴボウ状の根があります。茎は上部でよく枝分かれし、中空で、しばしば赤紫色を帯びます。葉は互生する単葉で、長さ5~30cm、幅2.5~13cmの楕円形です。葉は無毛で、全縁、やや多肉質です。葉柄は長さ2~6cmで、しばしば赤紫色を帯びます。葉と対生する位置に長さ6~21cmの総状花序を出します。花序には3.5~11cmの柄があります。花序は開花時には直立し、果実の時期には垂れ下がります。花は径4~6mmで、ときに紅色を帯びる白色の5弁花です。花弁はなく、花弁状の萼がめだちます。果実は径8mmほどの扁球形の液果で光沢があり、黒く熟します。

〔来歴〕明治時代に渡来し、全国に帰化しています。

〔利用〕全草有毒ですが、根を薬用として用います。

染料、インクの材料にもなります。

また、原産地の伝統的な料理では葉と茎を使用し、かつてはワインの色づけにも用いられました。

http://www.drugsinfo.jp/2017/12/27-232400 【「アメリカヤマゴボウの毒性」】より

■対象物

*分類:ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属。*別名:ヨウシュヤマゴボウ、洋種山牛蒡。

*学名:Phytolacca americana L.*英名: ポークウィード(Pokeweed)、 Inkberry。

■成 分

*硝酸カリ、フィトラッカトキシン(phytolacca toxin)。

*phytolaccatoxin:フィトラッカゲニン phytolaccageninをaglycone(非糖部)とする数種の配糖体(サポニン)の混合物。主成分はフィトラッカサポニン E(phytolaccasaponin E )。有毒成分は煮沸により分解される。

■一般的性状

*北米原産。洋種山牛蒡-001明治初期に渡来。観賞用に栽培され、野生化した多年草。根は肥大して肉質。茎は直立して上部で分枝。高さ1-2m。無毛、葉は互生で有柄、長さ10-30cm。花は6-9月。総状花序。萼片5。花弁無し。雄蕊10。花柱10。花穂は下に垂れ、宿存萼がある。液果、汁でインクの代用等着色に用いた。

*同じ仲間に中国原産と言われるヤマゴボウがあるが、「ヤマゴボウの漬物」として出回っている植物の根は別物。

■毒 性

*全体(果実)。全草にサポニンのフィトラッカトキシンを含む。

*全草に硝酸カリ、phytolacca toxinを含む。

*全草特に根、実。

■症 状

*誤食で腹痛、嘔吐、下痢、痙攣を起こし、汁液で皮膚がかぶれる。子供がママゴト遊びで誤飲しないよう見守りが必要。モリアザミの根をヤマゴボウと称する地方は、名前による勘違いからの誤食に要注意。

*若芽の頃に良く茹でて水に十分に晒し食用にした結果、多食によって蕁麻疹、吐き気、下痢を起こした例が報告されている。重症になると脈拍が弱くなったり、血圧が異常に降下し、心臓麻痺を起洋種山牛蒡-002こし、時には死亡する事例も見られるとされている。

*熟した液果は子供達がママゴトで物を染めるため手を赤くしている。フランスでは赤葡萄酒の着色に利用し、嘔吐や下痢を生じたため禁止されたとする報告も見られる。

*果実と根に有毒成分を含み、食べると腹痛・嘔吐・下痢を起こし、ついで延髄に作用し、痙攣を起こして死亡する。 皮膚に対しても刺激作用がある。

*嘔吐、下痢、血圧低下、心停止。

*症状発現時期:2時間。

■処 置

①胃洗浄、②吸着薬、③下剤、④輸液、⑤対症療法。

*牛乳を飲んで吐かせ、活性炭を飲ませる。食べてから時間が経過していて吐いたり、下痢をしているようなら、催吐や下剤の投与は必要ない。水や電解質の補給のため、十分な輸液が必要である。発汗、流涎、下痢、腹痛等のコリン作動性神経刺激症状に対しては、atropinの静注を試みる価値がある。皮膚に付着したときは石鹸で洗い流す。

事 例

*患者はヨウシュヤマゴボウの根洋種山牛蒡-003を採取し、味噌漬け加工を行い、後日それを7名で喫食した。その後、約 2 時間経過して嘔吐症状、診察を受ける。採取した患者はキク科「ヤマボゴウ(モリアザミ)」の詳細な知識は無く、類似した名前であるヨウシュヤマゴボウが、市販されている「ヤマゴボウ」材料と誤認、食中毒に至った。

*茨城県で昼食にヤマゴボウの漬物を食べた9人全員が食後2-3時間して嘔気、嘔吐、腹痛等の症状を発現した。これは友人が自宅近くで採った洋種山牛蒡の根を漬物にしたものを貰って食べた結果だった。

備 考

*長野県や山陰地方ではキク科のモリアザミ、フジアザミの根を『ヤマゴボウ漬け』と称して土産物として市販されていることからヤマゴボウは食べられると勘違いしてアメリカヤマゴボウの根を誤食する。

■文 献

1)牧野富太郎: 原色牧野日本植物図鑑 I;北隆館,2000

2)藤井伸二・監修:色で見わけ五感で楽しむ-野草図鑑;ナツメ社,2014

3)川原勝征:毒毒植物図鑑;南方新社,2017

4)中井將善:気をつけよう!毒草100種;金園社,2002

5)厚生労働省:食中毒-自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ヨウシュヤマゴボウ; http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000079871.html,2017

6)森 博美・他:急性中毒ハンドファイル;医学書院,2011

7)内藤裕史・改訂第2版 中毒百科-事例・病態・治療;南江堂,2011


https://alinamin-kenko.jp/yakuhou/library/plant/vol03.html 【ヤマゴボウ】より

ヤマゴボウ科(生薬名: 商陸ショウリク) Phytolacca acinosa Roxb (Phytolaccaceae)

 中国北部から朝鮮半島に分布する大型の多年草で、薬草として導入・栽培されていたが、現在では北海道南西部から九州の山野や人里近くに野生化している。茎は緑色多肉質で、高さ1m以上にもなり、6~9月頃、枝先には15cm位の直立した 商総状花序ソウジョウカジョを作り、白色の小花を多数つける。 花穂カスイは垂れ下がらず直立のままで、黒紫色に熟する 腋果エキカを多数つける。和名は根がゴボウに似て、山野に生える意味と考えられる。

 本種の根の乾燥品を生薬「 商陸ショウリク」と称し、 神農本草経シンノウホンゾウキョウ

の 下品ゲホンに収載されており、利尿薬として浮腫などに用いられる。漢方では『 傷寒論

ショウカンロン』に記載が見られる 牡蠣沢瀉散ボレイタクシャサンに配合されていたが、作用が強いことから現在ではほとんど利用されていない。成分としては、硝酸カリウム、フィトラクシン(phytolaccine)、サポニンなどが含まれる。特に根や果実に多く含まれるフィトラクシンは、作用性が強く、吐き気や下痢、溶血作用で粘膜の炎症を引き起こす。果実にはベタチアニン色素のベタニジン(betanidin)を含み、その色調から美味しそうに見えるが、食べることはできない。

 近縁種には日本の関東以西、四国、九州の山地に自生するマルミノヤマゴボウ(P. japonica Makino)がある。花序が直立するなどヤマゴボウによく似ているが、葉先が鋭尖形になること、花が淡桃色で果実がほぼ球形を呈していることで区別する。また北アメリカに分布し、明治の初期に渡来した帰化植物のヨウシュヤマゴボウ(別名アメリカヤマゴボウ、P. americana Linn.)は繁殖力が旺盛で各地に雑草化している。茎の色が赤紫色で、花穂が垂れ下がるなどの特徴で識別できる。これらも本種と同様に有毒植物である。

 一方、日本に分布するキク科植物のアザミの仲間は、花が美しいことから切花に利用されてきた。また、その根はゴボウと同様に食用とされ、本種と同じ呼び名のヤマゴボウ(山牛蒡)、キクゴボウ(菊牛蒡)などの名称で加工品が市販されている。その基原植物は、本州、四国、九州に分布するモリアザミ(Cirsium dipsacolepis Matsum.)などで、主に長野県、北海道、東北地方で栽培された若根を漬物などに加工したものを指している。

 このようにアザミの仲間の根は山菜などを含む食品として利用されるが、植物種が異なるヤマゴボウの仲間はすべて有毒と認識して、誤食を避けるため両者を混同してはならない。特に雑草化して身近に生育するヨウシュヤマゴボウには注意すべきである。

解説:尾崎 和男(京都薬用植物園) 撮影場所:京都薬用植物園


https://ameblo.jp/goldensachi/entry-12600246084.html 【ヨウシュヤマゴボウの毒と効能】より

私のパートナーは食べれる野生植物を愛するハーバリスト。…の為 ウチの食卓では スーパーでは買えない野菜/植物がよく登場します。

今日はそのうちのひとつを紹介。Pokeweed (ℙ𝕙𝕪𝕥𝕠𝕝𝕒𝕔𝕔𝕒 𝕕𝕖𝕔𝕒𝕟𝕕𝕣𝕒) 和名:ヨウシュヤマゴボウ 使用箇所:根っこ 味:ビター エネルギー:寒・涼

主な作用:抗炎症作用 • 免疫活性 • 変質効果 • リンパを通す

User:Gerhard Elsner - 投稿者自身による作品, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1290268による

なんとなく 見覚えのある植物なはず。深い紫の実がぶどうの房を思わせ、その実を潰すと 綺麗なワインレッドのインク (ジュース) が溢れ出る。

このポーク、植物全体、どの部分にも毒性があります。と同時にものすごくパワフルなヒーリング作用を持っているのですよ。

⚠️ポークはとてもパワフル (強い) ハーブなので、ハーバリストに相談の上 使用してください。

私たちハーバリストの間では身体や心に 凝り固まって停滞しているカタマリがある時

ポークはまず頭に浮かぶハーブ。

なぜなら、ポークが持つカタマリを『動かす』力は、他のどの『動かす』作用を持つハーブより パワフルだから。

その『動かす』力を科学的に言えばリンパを通す作用という事に繋がります。

停滞したカタマリとは?

胸の張り (生理前、生理中など) 胸のシコリ 乳腺炎 子宮筋腫 分泌腺周辺の炎症や腫張

腫瘍etc... 何となく想像できるかな?

様々な理由から生まれたカタマリを『動かす』

どういうことかというと老廃物/排泄物の排出を高めてくれるということ。

ポークの根っこをインフューズしたオイルはリンパ節の腫れ乳腺炎乳がん生理前の腫れた胸のマッサージなどに使われてきました。

さて、そんな毒を持ちながら強い治癒効果を持つポーク。

実は古くからアメリカではポークの若い芽を食してきたんですよ。その毒性から、下準備は入念に。

沸騰したお湯で数分間、ポークの若い芽を茹でる。それを繰り返すこと3〜5回。

そして、味付け。シンプルに塩胡椒くらいが、ポークを味わえて良いかな〜。

山歩きや野草摘みが好きな方はお試しあれ。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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