https://www.folk.co.jp/trend/color/no-06%E3%80%80yellow%EF%BC%88%E9%BB%84%EF%BC%89/ 【イロのチカラ
No.06 YELLOW(黄)】 より
子どもの頃、太陽を何色のクレヨンで描いていましたか?日本人にとって太陽の色は「赤」であることが多いのですが、これは国旗(日の丸)に由来するもの。世界的に見れば太陽の色は「黄色」というのがスタンダードです。また、すべての有彩色の中でもっとも明るい色である黄色は人目を引きやすく、標識や看板に多用されます。黄色のキーワードとしては「元気な・快活な・幸せな・明るい」などが挙げられます。
高齢者を守る「黄色い旗」
東日本大震災のあと、福島県大玉村の仮設住宅自治会では一人暮らしのお年寄りに黄色い旗を配布。「朝食を食べたら玄関先に旗を出す。夕食を食べたら旗をしまう」というルールを決めて安否を見守っていたそうです。黄色い旗は映画『幸福の黄色いハンカチ』にヒントを得たもの。物語は網走刑務所で刑期を終えた男が愛する妻に葉書を投函するところから始まります。「もし、まだ1人暮らしで俺を待っていてくれるなら、家の軒先に黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。それがなかったら2度と家には戻らない」勇気を振り絞って家に戻ってみたら…まるで運動会の万国旗のように、何十枚もの黄色いハンカチが風にはためいていたという結末。黄色は「再出発の希望の色」として私たちの心に強烈なインパクトを与えました。
ゴッホの黄色
ゴッホと言えば『ひまわり』。1987年、安田火災海上保険(現損保ジャパン)がクリスティーズで落札した『ひまわり』は、なんと58億円で、その桁外れの金額は世界中をあっと言わせました。しかし、当のゴッホは南仏アルルに構えた「黄色い家」に飾るためにこの絵を描いたのです。ゴッホの最初の構想は、ひとつの花瓶に12本のひまわりを挿した絵を12枚描くというもので、12というのはキリストの弟子の数であり、ゴッホがアルルに招こうとしていた画家の数。画家共同体の実現を夢見て、一連の『ひまわり』は描かれたのでした。結局、ゴーギャンとの生活はわずか2ヵ月で破綻。その2年後には自らの手で生涯に幕を閉じてしまいます。ゴッホの短い一生の中で、最も希望に満ち溢れていたであろう14ヵ月間、彼は黄色とともに過ごしたのです。
中世ヨーロッパの黄色
黄色は明るい光の色ですが、中世ヨーロッパでは忌み嫌われていました。ユダヤ人を差別するための「しるし」として黄色が使われたのです。画像はジョット作『ユダの接吻』で、キリストを裏切ったとされる弟子のユダは黄色い衣で描かれています。では、なぜ黄色だったかと言えば、それは中世フランス語の「fauve(フォーブ)」という言葉が単に黄褐色という意味ではなく、比喩的に「裏切り」という意味を持っていたからだとされています。
ちなみにキリスト教の宗教画においてキリストは赤で象徴され、聖母マリアは青で象徴されています。
春の訪れを告げる色
菜の花やタンポポ、ミモザなど、春に咲く花には黄色いものが多いと思いませんか? 日本に自生する植物の花のうち約30パーセントが黄色で、これは白の32パーセントに次いで2番目に多い花色ということになります。 黄色の花は目立つので、部屋の中でも存在感たっぷり。ほんの1~2輪を花瓶に挿しただけでも空間が華やぎます。ギフトとして贈れば相手の方に「元気出してね!」「大丈夫だよ」というメッセージを伝えてくれる色です。
Facebook・能村 聡さん投稿記事
「あいさつ」は「あなたは、大切な人なのですよ」と伝える最良の手段。それはお互いがお互いのおかげで生きていることを自覚し合うかけがえのない機会。掃除、ごみ収集、ケアなど目立たないけど皆を支えるエッセンシャルな仕事してくれている人たちへ感謝を込めてあいさつしよう
ストロークとは触れあいを意味します。私たちはプラスの触れあいなしに生きていけませんが それでも知らず知らずのうちに 受け取るのを拒む 在り方を身につけています。
プラスのストロークを受けとることに対する心のブレーキをチェックリストで見てみませんか?
プラスのストロークブレーキチェックリスト
A.必用な時にプラスのストロークを与えるのを抑制する度合い
1職場の同僚や後輩がよい仕事をしているのを見て、 褒めたい気持ちが動くが口には出さないで過ぎてしまう。 0、1、2、3
2.上司や先輩に世話になって、感謝の言葉を伝えたいがゴマをするようで抵抗がある
0、1、2、3
3.褒めると相手がいい気になるのではないかと考え、なかなか褒められない。
0、1 、2 、3
4.褒めたり、お礼を言うとき、何となく実感が伴わず 形式的にしていると感じる。
0、1、2、3
5.家族が褒めてもらいたそうな顔をすると、褒めたくなくなる。そして自分ならそんな期待はしないのにと批判的になる。
0、1、2、3
B.必要な時にプラスのストロークを求めるのを抑制する度合い
1.苦境に立った時友人や先輩に相談して、荷を軽くしたいと思っても、つい一人で耐えてしまう。 0、1、2、3
2.自分のしたことが正当に評価されないとき 自己主張すべきだと思っても、周囲の目を気にして止める。 0、1、2、 3
3.援助をしたのに、感謝の表現がない場合 自分からは決して何も言わない。恩着せがましく思われたないから。 0、1、2、3
4.個人的な成功や喜ばしい出来事を人に話さない、自慢・高慢は馬鹿のうちと信じている。
0、1、2、3
5.仕事上の成功、嬉しい出来事の話を家庭ではあまりしない。
0、1、2、3
C.プラスのストロークを受けるのを自分自身で抑えてしまう度合い
1.相手に褒められ、心のどこかで喜んでいるのに素直に受け止められない。そっけない態度で返したり、否定する。 0、1、2、3
2.お礼を言われると、照れ臭くなり、自分のしたことを軽視したり、ごく形式的な返答でごまかしてしまう。 0、1、2、3
3. 祝福されても、素直に受け取らない。ごく形式的な自己否定的返答をしてしまう。
0、1 、2、3
4. 感謝されたとき照れ臭く、素直に受け取れない。形式的返答で跳ね返してしまうという実感がある。 0、1、2 、
5.家族に褒められたり、愛を表現されると嬉しいと同時に強い恥ずかしさを感じ、その場から逃げたくなる。 0、1、2、3
*上の文を読んで まったく当てはまらない :0 たまにそういうことがある :1
時々そういうことがある :2 しばしばそういうことがある :3 にまる印を付けてください。
*A、B、Cのグループごとに得点を合計し、グラフに記してください。
一般的に、点数が少ないほど自由で健康的です。
自分のストロークの傾向を観てください。
ストロークの癖チェックリスト
次の文を読んで、自分に当てはまるものは2点、どちらとも言えないものは1点、 当てはまらないものは0点を付けてください。各グループごとに集計し、棒グラフにしてください。あなたのストロークの出し方受け方の癖を知る手がかりにしてください。
プラスのストロークを出す度合い
1.友人、知人と食事やお茶に出かける場合、自分から誘うほうが多い。( )
2. 帰宅したとき、挨拶を受けるより先に 自分から挨拶する。 ( )
3. 困っている人を見ればじっとしておれないので「お節介すぎる」と言われる( )
4. 他人の労をねぎらったり、感謝したりすることが容易にできる。( )
5.誕生日や結婚記念日などをよく覚えていて、自分からお祝いの言葉を口に出したり働きかけたりする方。( )
否定的ストロークを出す度合い
1.他人の欠点を指摘する発言が多い。( )
2.後輩や部下に対して、褒め言葉より 忠告や、叱責が多い。( )
3.家族が思い通りにしないと、すぐに批判する方。( )
4.食堂などのサービスが悪い場合、すぐに苦情を申し立てる方。( )
5.列に割り込んだり、喫煙場所以外で喫煙したりする人見ると、すぐに注意する方( )
肯定的ストロークを受け取る度合い
1.帰宅したとき、自分が挨拶をする前に、誰かが挨拶をしてくれる。( )
2.仕事の関係者から感謝されたり、ねぎらってもらうことが比較的多い。( )
3.仕事の成否に関わらず、努力を認めて励ましてくれる上司や先輩を持っている( )
4.困った問題に出会ったとき、相談できる人がいる。( )
5.意外な人から誕生日カード、季節の挨拶の品などを貰って驚いたことがある( )
否定的ストロークを受け取る度合い
1.失敗や目標達成できなかったことについて責められたり、圧力を感じる。( )
2.自分の直接の責任でないことでも責められる。( )
3.身近な人に批判されたり咎められたりする。( )
4.上司や先輩の指導が厳しくて素直に受け取れない。( )
5.家族は自分に厳しく、他者に厳しい。( )
ストロークの授受を避け自分に引きこもる傾向
1.一日を一人で過ごしても苦にならない。友人が訪ねてくるとかえって負担に感じる( )
2. パーティや親睦会など できれば参加したくない。( )
3.他者との会話中、急に自分の考えごとに耽り、返事を促されて我に返る。( )
4.一人で食事をする方が 気が楽。( )
5.知人に気づいても、挨拶するのが面倒で、できれば接触しない。( )
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