https://www.fnn.jp/articles/-/790466 【イーロン・マスク氏が謎の日本語ポスト「侘び寂び」でSNS沸騰!「急に日本語でどうしたん?」】より
2024年11月21日 木曜 午前9:22
テスラやスペースXなどを率いるアメリカの実業家であり世界有数の大富豪でもあるイーロン・マスク氏が、日本時間21日午前6時過ぎに自身のXに日本語で「侘び寂び」とポストし、SNSでその意味や意図について様々な意見が飛び交っている。
日本のユーザーからは「イーロンさんが急に侘び寂びとポストしてビビった」「日本のお寺で共に侘び寂び感じましょう」「急に日本語でどうしたん?」「突然の侘び寂び」「侘び寂びとは一番遠い行動をしていらっしゃると思われるのですが…」など、驚きや戸惑いの声が寄せられた。
また海外のユーザーはそもそも読めない人が多く、そのままコピーしてXのAIである「Grok」に入力し、意味を調べる人が続出した。
「侘び寂び」は日本語としても正確な意味を説明するのが難しいが、AIによる英語での説明だけでなく、自ら意味を調べてポストする人も多数出てきた。
マスク氏のXのフォロワーは2億人もいるため、「侘び寂び」という日本語が多くの人に認知されるきっかけになっているようだ。日本のユーザーからも「侘び寂びのいろんな英語の説明が読めるのが面白い」との声が寄せられている。
なお、マスク氏は2023年7月23日にも「侘寂」とポストしている。
https://www.gltjp.com/ja/article/item/20739/ 【日本独特の美学「侘び寂び」とは】より
「侘び寂び(わびさび)」は、不完全なものに価値や魅力を見出す日本人独特の美意識・思想である。
今日にいたるまで、日本文化そして日本人の価値観に根付き、大きな影響を与えてきた。
この記事では、「侘び寂び」の概念・意味をなるべくわかりやすく説明し、歴史や日本に広まった背景を振り返っていく。
また、「侘び寂び」を感じられるスポットやお勧めの旅先も合わせて紹介する。
最後まで読めば、感覚的で難しい「侘び寂び」を少しは理解できるはずだ。
侘び寂びとは
「侘び寂び」とは、日本人が持つ独特の美意識や感覚を端的に表現した概念である。
具体的には、不完全なもの(劣化・欠ける)を否定的に捉えず、むしろ自然や時間の経過による様々な変化に美しさを見出し、生まれた静寂を受け入れ深く味わうという美学だ。
豪華な装飾や対象に核を置く西洋の美意識に対して、日本人は素朴や余白を重んじる性質の違いと言えばわかりやすいかもしれない。
なお「侘び寂び」は本来ひとつの言葉ではなく、「侘び」と「寂び」の異なる単語の組み合わせだが、現代では一緒にして語られることが多い。
「Wabi-sabi」という言葉が存在するように世界からも認識されており、日本文化の象徴として浸透しつつある。
ただし、その概念を正しく理解している(できる)外国人は少なく、日本人でも言語化するのが難しい感覚的な言葉だ。
以下のような文章が「侘び寂び」を使った例文に挙げられる。
日本のお寺が持つ特有の雰囲気に「侘び寂び」を感じずにはいられない。
伝統的な美術品から「侘び寂び」の精神が伝わる。
桜の散りゆく姿に「侘び寂び」を感じた。
※明確な定義がないため、本人が「侘び寂び」を感じれば何が対象でも表現して良い
源光庵の「悟りの窓」と「迷いの窓」。侘び寂びの美を代表する1枚だ
源光庵の「悟りの窓」と「迷いの窓」。侘び寂びの美を代表する1枚だ
侘び寂びの基本情報を見る
「侘び」とは
「侘び」は、動詞「侘ぶ」の名詞形で、もともとは「気落ち・困惑・悲観・辛い」といったネガティブな感情や心理状態を指す言葉だった。
しかし中世以降になると、不十分なあり方や欠点から美を見出し、楽しもうとする肯定的な意味に変化していく。
当時生活に苦しむ人々が、その暮らしへの嘆きから、現実を受け入れてポジティブに生きると考え方を変えたように。
これが転じて、「簡素な暮らし・閑静で落ち着いた」という、現在の「侘び」と最も近い意味に繋がる。
さらに、「侘び」の理解は「茶道(さどう)」との結び付きで加速した。
そのため、「わび茶」に代表される「茶道」には、「侘び」の精神が強く反映されている。
「侘び」の精神が強く反映されている茶道
「寂び」とは
「寂び」は動詞「寂ぶ」の名詞形で、「古くなる・錆びる・朽ちる」など時間の流れによって劣化する様子を指す。
「侘び」と同様にあまり良い概念ではなかったが、平安時代(794年〜1185年)の歌人・藤原俊成(ふじわらとしなり)が、積極的に「寂び」に美を見出した。
さらに、江戸時代(1603年〜1868年)初期に詩人・松尾芭蕉(まつおばしょう)が、「寂び」を用いた芸術的な歌を読んだことで、認識が変わったと言われている。
そのため、「俳句」との関わりが強く、今では「閑寂の中に奥深さや情趣が感じられる」と解釈されることが多い。
丁寧に説明すると、劣化していくさまや古さから出る味わいを内面の本質と捉え、それが外面として現れると考える美の概念である。
「寂び」が持つ表面的な美しさに、「侘び」の精神的な心の豊かさを見出しているのだ。
侘びの認識を変えた詩人・松尾芭蕉の像
侘び寂びの歴史
どこで「侘び寂び」が生まれ、日本文化の中でどのようにして発展・浸透していったのか、その歴史を紹介する。
「侘び寂び」の根底にあるルーツを知れば、さらに理解が深まるはずだ。
侘び寂びは道教から生まれた概念
今では日本独自の文化であり、世界から見ると不思議な感覚に思われる「侘び寂び」。
ただ概念自体は、宋王朝時代(現在の中国/960年〜1279年)の「道教」から生まれている。
「道教」における「侘び寂び」は、禁欲的そして慎ましく美を愛でる方法もしくは考えという意味を持っていた。
しかし日本に伝来すると、日本人に合うように形を変えていき、次第に日本の文化としての「侘び寂び」を確立していく。
その後、「禅」・「仏教」にも取り込まれながら、ますます進化を遂げたことで、日本(人)をイメージする言葉に浸透した。
禅や仏教を通して浸透した侘び寂び
侘び寂びの普及
奈良時代(710年〜794年)に中国から伝来した「侘び寂び」は、16世紀中盤(1550年頃)に日本に定着し始めた。
「侘び寂び」の広がりは、当時の政治と密接に関わっていた「茶道」が大きく関係している。
豪華で色鮮やかな中国陶器が好まれる時代に、茶人・村田珠光(むらたじゅこう)・千利休(せんのりきゅう)は、繊細さや素朴さの重要性を弟子に説いていた。
すると市民の価値観とも合致したこともあり、次第に「侘び」に注目が集まり、人気が広まっていく。
現在も受け継がれる素朴な茶室・茶碗は、この頃に提唱されたものである。
千利休は「侘び寂び」の象徴的な存在になり、時代のトップに君臨する織田信長(おだのぶなが)に仕えるまで出世を果たす。
また、豊臣秀吉(とよとみひでよし)は千利休に茶室「待庵(たいあん)」を作らせるなど、「茶道」を政治に利用し、自身の力を固めた。
しかし、政治にも参画するほどまでの影響力を恐れた豊臣秀吉は千利休に切腹を命じる。
「茶道」と政治の関係は離れ、「侘び寂び」は消えていくかと思われたが、逆に千利休の死が究極的な完全性の欠如を生み出す結果となる。
そして、徳川家康(とくがわいえやす)が天下統一を成し遂げると、「侘び寂び」および「茶道」は一気に普及し、日本人の生活に浸透していった。
茶道と共に広がった侘び寂び
侘び寂びを感じられる伝統工芸・金継ぎ
伝統工芸のひとつである「金継ぎ(きんつぎ)」は、陶器・食器などの破損部分(割れ・欠け・ひびなど)に漆を用いて修復を行う技法。
名称は「金継ぎ」だが、大部分は漆が使われ、金の代わりに銀が用いられた「銀継ぎ」も存在する。
安土桃山時代(1573年〜1603年)から江戸時代にかけて流行した「茶の湯」文化に伴って、今に見られる「金継ぎ」の手法が誕生したと言われている。
「茶の湯」とは、千利休が大成させた無駄をギリギリまで省く「わび茶(茶道の流派・様式)」を完成・発展させたもの。
上述したように政治に利用された「茶道」は、武家の教養であり、作法や道具への精通は権力の証であった。
また、戦の絶えない戦国武将が「茶道」に心の安らぎを求めたことなどが、「茶の湯」文化が流行した理由だと考えられる。
「金継ぎ」は、傷も器の歴史と受け入れて、新たな物語の始まりという理念で行われている。
そのため、元の状態に戻すのではなく、傷を生かして器に深みを持たせる修繕を施すのが特徴であり、欠点や破損は長所となり価値になっていく。
「侘び寂び」と通じる部分が多く、その美意識が現れた技法とも言える。
侘び寂びの美意識が表れている金継ぎ
侘び寂びを感じられるスポット
ここからは、実際に「侘び寂び」を感じられる日本のスポットを3カ所紹介していく。
いずれも、長い年月の経過や繊細な変化による不完全さが美を際立て、受け手の想像力をかきたてる魅力がある。
言語化が難しい「侘び寂び」を最初に体感する場所としてもお勧めだ。
神社仏閣
建立当時からの姿を残す「神社仏閣」は、「侘び寂び」を感じられる代表的な場所。
ほぼ全ての建造物には、劣化や外傷、色落ちなどが見られ、完全な状態に美しさを求める人にとっては物足りないかもしれない。
しかし「侘び寂び」の精神で見ると、傷ひとつひとつが建造物の歴史の証拠になり、その長い年月に想いを巡らすと、趣が感じられるはずだ。
現在の姿から、感じる趣や解釈は人それぞれで正解はなく、様々な捉え方が生まれるのも「侘び寂び」の魅力。
難しいことは考えずにありのままに受け止めると良い。
神社仏閣の建造物を思考を通さず、自身の感受性だけで感じてみよう
神社仏閣の建造物を思考を通さず、自身の感受性だけで感じてみよう
日本庭園
日本の伝統文化である「日本庭園」も、「侘び寂び」を感じられる場所だ。
その中でも、石や砂の組み合わせだけで自然の景色を表現する、「枯山水(かれさんすい/日本庭園の様式のひとつ)」の風景は「侘び寂び」の典型。
水を使わないことで「侘び寂び」の不完全さを生み出し、時間の経過がわかるように枯れ葉や苔(こけ)むす岩を配置して、劣化や閑静な様子を演出している。
美しさ・「侘び・寂び」の精神が息づく無駄をそぎ落とした空間は、受け手に観念的な世界を示す。
静かに座って眺めながらその意味を自問自答し、自分なりの解釈を見出すと良い。
「日本庭園」の中でも、「枯山水」の代表格である「龍安寺(りょうあんじ)」、苔の美しさを楽しめる「西芳寺(さいほうじ)」が、特に「侘び寂び」を感じられるとして有名である。
枯山水の代表格・龍安寺の日本庭園
古民家
日本の「古民家」でも「侘び寂び」を感じられる。
一般的に大正時代(1912年〜1926年)以前、日本の伝統建築で建てられた建物を指す「古民家」には、自然と調和した面影が残る。(以下略)
https://www.youtube.com/watch?v=VnPzKTBecf4
イーロン・マスクが語る日本愛:文化、技術、未来を共に築くパートナーとしての日本
イーロン・マスク——テスラやスペースXを率いる現代の天才実業家。彼の名前は世界中で知られ、革新の象徴となっています。しかし、彼の革新と同じくらい注目すべきなのは、彼の日本に対する深い愛情と敬意です。マスクがどれほど日本を尊敬し、愛しているか、またその背後にある理由について詳しく掘り下げていきましょう。
1. 日本文化への情熱と深い理解
イーロン・マスクが日本を愛する理由のひとつは、彼の心に深く刻まれた日本文化への愛情です。マスクは日本のアニメや映画を深く愛しており、その中でも特に有名な作品に心を奪われています。例えば、『鋼の錬金術師』や『新世紀エヴァンゲリオン』は、彼が最も影響を受けたアニメの一部です。これらのアニメは、哲学的なテーマや人間存在についての鋭い洞察を提供しており、イーロン・マスクの思考にも影響を与えているといえます。
彼は、『鋼の錬金術師』をアイコンに使用するなど、アニメに対する愛情を隠しません。これは単なる娯楽の一環としてではなく、彼の考え方に与えた深い影響を示しています。『エヴァンゲリオン』では、精神的な葛藤や人間の心理、社会的な構造を描く点に強い共鳴を覚えたと言われています。これらの作品が描く「未来への希望と絶望」のテーマは、彼がテクノロジーや人類の未来について考える上での重要なヒントを与えているのでしょう。
さらに、イーロン・マスクは日本の映画監督である宮崎駿の作品にも高い評価をしています。『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』は、自然と人間社会の調和を描いた深いメッセージを持っており、これらの映画が彼の環境問題への関心をさらに強めたと言われています。特に『もののけ姫』では、自然破壊と人間のエゴがもたらす結果について強烈なメッセージが込められており、イーロンが率いるテスラの「サステナビリティ」の理念とも共鳴しています。
2. 日本訪問とその印象
イーロン・マスクの日本に対する愛情は、実際に日本を訪れることでより深まりました。2023年、彼は約9年ぶりに日本を訪れ、その旅の中で日本の文化や技術に対する深い敬意を再確認しました。彼が訪れた場所の一つ、チームラボプラネッツでは、最新のインタラクティブアートに触れ、日本の芸術と技術の融合を体感しました。彼はその体験をSNSでシェアし、「日本は未来の技術と文化が交差する場所だ」とコメントしています。この発言は、彼がどれだけ日本の革新に興味を持ち、その可能性を評価しているかを物語っています。
また、イーロン・マスクが特に感銘を受けたのは、日本の精密な工業技術や製造業の高い品質です。テスラの車両には、日本の部品や技術が多く使われており、その精度と信頼性に対する深い信頼を寄せています。彼は日本の製造業が持つ「匠の精神」に共感し、その高い品質基準がテスラの製品においても重要な役割を果たしていると述べています。
https://note.com/cool_holly9661/n/n2673b4145993 【イーロン•マスクの名言】より
イーロン・マスクの名言はいくつかありますが、代表的なものをいくつかご紹介します:
1. 「失敗は選択肢のひとつだ。もし失敗しないのであれば、あなたは十分に革新的ではない。」
• 新しい挑戦や革新を追求する際、失敗は避けられないことを示唆し、それを恐れずに取り組む姿勢が必要だとしています。
2. 「未来を夢見るだけでなく、それを実現するために行動することが重要だ。」
• 単なるアイデアではなく、それを現実にするための行動の重要性を強調しています。
3. 「人々はその理由を疑うものをやめ、できるかどうか考えるべきだ。」
• 大きな課題に直面したとき、その可能性を信じて進むべきだとしています。
彼の名言は、新たな挑戦や困難を前にしたときに、勇気やインスピレーションを与えるものが多いです。
https://www.youtube.com/watch?v=ahDd89hYyws
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