https://note.com/joymoon/n/n7fc2afe0e189 【「象徴言語」とは、共感覚により読み解ける右脳言語】より
昨日久しぶりに自動書記形式で文章書いたらすごく書きやすかったので、今日もそれでいきます。(と思って書き出しましたが、途中から普通の書き方になりました。)
この自動書記形式ってなに?と思う方もいらっしゃるでしょう。通常言われる自動書記は、自分の思考や意思とは関係なく、他者が自分に乗り移ったような、チャネリングをしているようなイメージがあるかと思います。私のはそんなに深いものではありません。
すべては関係しあっている
昔、手相カウンセリングをしていた時がありました。数をこなすほどに、「手相を観る」というよりは総体的にエネルギーを観るようになりました。自分の知識にないことも話し出して「口が勝手に動いているなー。いいのかなー?」と思いながら話したことも多々ありました。そのうちに慣れましたが。
手の甲も観ますが、みなさん「え?手の甲も観るんですか?」と言われました。誰に習ったというわけでも本で読んだわけでもなく、でも観ると見えてくるものがあるわけです。
そのうち、ネームリーディング(名前のリーディング)もするようになりましたが、こちらはまったくの自発的。誰にも習ったことがないけどできるようになりました。
手相を観ている時に、自分に何が起こっているんだろう?と観察しました。そして、個々の線や手の情報を別々に受け取って、それを総体的に右脳が処理して、その処理した情報を言語脳の左脳が説明しているんだなと思いました。
つまり、「このタイプの手の生命線がこうなって、運命線がこうなっていると、こういうことで、そこにこの頭脳戦がこうなると、こういうことで、、、」といろんな情報を読み取っていくわけです。
手相も生きているので、本に書いてあるように「生命線がこの形だとこうだ」とは断定できません。常に相対的で「線はこうだけど、血色や手の質感を考慮すると、、」というように、そこにあるいろんな情報を読み取って「だからこうだ」という結論に達します。
頭のいい人は膨大な知識量の中から分析して読み取れるでしょうが、私はそっち向きではなく、全体の写メを撮ってその関係性からクリエイティブに読み取っていく(推測する)ようになったわけです。知識量は基本量ぐらいでも、関係性を読み取ることにより大事な情報が見えてくるわけです。その素地となる人生経験や知識、感性はある程度必要となりますが。
虫の音を言語脳で聞く日本人
が、だいぶん経ってから、実はそうではなかったかもしれないと思い当たりました。右脳で得た言語化されていない情報を左脳が分析し、言語化していると思っていたのですが、実は最初から左脳で処理していたのかもしれないのです。
そのきっかけは、日本人とポリネシア人は言語脳の左脳で虫の音を聞くという話によります。それ以外の国の人は虫の音を雑音として処理します。なので言語処理せず、右脳で受け取り、意識上にあげません。つまり聞こえないのです。
日本の夏にセミが鳴いていても聞こえなかった外国人がいたそうです。雑音と思ってシャットアウトしてるんですね。
しかし日本人は虫の音を「虫の音」として聞いています。雑音処理する場合もありますが、たいてい聞こえてますし、バックグラウンドミュージックのように感じます。風鈴もその延長にあるものですね。
日本人は、虫の音を「虫が鳴いている(話している)」と感じて言語脳で受け取ります。日本の自然には自然音がたくさんあります。それに耳を傾けるのが風情があると思われます。
共感覚により読み解ける言語とは?
この話から考察して、もしかして手相を観るときも「右脳イメージ→左脳で翻訳」ではなく、「形やエネルギー、関係性による情報」を言語情報として左脳処理しているのでは?という疑問が生まれたのでした。
私は手相カウンセラーになる前はアートの世界にいましたから、形と空間は山ほど見てきています。そこら辺の目は肥えていると思いますし、共感覚で形からエネルギーを読み取るのは無意識にやってると思います。また左利きを右に矯正させられたので、左右をわりと使います。
私は右脳にも言語があると思っていて、それを「右脳言語」とか「象徴言語」と呼んでいます。共感覚により読み解ける言語です。『メッセージ』という映画でそれを扱っていましたね。(過去記事:『象徴言語のメッセージ』)
言葉による言語ではない情報は日常にちらばっています。象徴言語には「含み」が多いです。そこに含まれる膨大な情報の翻訳は一つではなく、状況に応じて何種類にもなります。
これに発達した言語脳が加わると最強です。それらの情報を受け取ることができても、言語化できないと人に伝わりません。人間社会での伝達を考えると、言葉で表現できないとバカだと思われがちです。言葉にならない情報の方がすごいのですが、誰にも伝えられないと宝の持ち腐れになってしまいます。
そういう人は、言葉でなくても、アートや音楽など何かしらのカタチで表現方法を見つけてほしいです。理解されるまではたいへんです。自分でもつかみづらかったりします。そこにあるのに伝えられないのですから。でもその探究はやめないでほしいな。
なんの話かよくわからなくなってしまいましたが、言葉による言語以外の情報も敏感に受け取りましょうってことかな。
https://note.com/koichi_wtf/n/nf94a0209c0e1 【【共感】:右脳と左脳を『行ったり来たり』】より
脳には、右脳と左脳があります。それぞれ持つ特性や機能が違っています。その違いについてまとめます。右脳と左脳、それぞれの特性を知っていると今自分が考えていることは、右脳モード?それとも左脳モード?といったモード切り替えを意識することができます。
このモードチェンジを意識するだけでも思考の整理整頓に役立ちます!
■1. 【右脳】:情報の発散、創造、感覚、非言語
右脳の優れる点は以下です。
●情報の発散 ●新しいアイディア ●感覚的な認知 ●創造力 ●クリエイティブな思考
●非言語的な発想 ●全体像を把握する ●五感的 ●主観的 ●直感的 ●本能的 ●無意識的
言語化が難しい、
●美 ●心地よさなどについて考えることに優れています。
世界的な音楽家や芸術家というのは、この右脳的な思考に優れている人たちです。
普段の生活では感じ取ることの難しいような『人間の感情を高揚させてしまうもの』をつくり出すのが右脳の役割です。
したがって、右脳的な思考というのは、カオスでなんともまとまらないような思考と言えます。ふとした瞬間に思いつくような・コレっていいな!・こんなことをしたらもっとうまく行くのではないか!?・うわっ、なんかおもしれぇ〜!といった発送やアイディアというのは
右脳的な思考によるものです。
■2. 【左脳】:情報の収束、論理、分類、言語
左脳は右脳と真逆の特性を持ちます。
●情報の収束 ●論理的思考 ●言語的な認知 ●情報の分類分け ●再現性がある
●一つ一つを詳しく考える ●言語的 ●効率的 ●客観的 ●意識的 などなど、インプットされた情報の本質や一つ一つの情報を詳しく理解するということに優れています。
様々な情報を言語化、または数値化して長期的な記憶や知識として定着させるために働く部分と表現できます。
したがって、新しいアイディアをたくさん生み出すというよりも再現性が高く、論理的であり、多くの人に納得感のあるものをつくり出すというのが左脳の役割です。
左脳的思考とは、キレイに並べられた本棚のような理路整然とした思考です。
■3. 【共感】:右脳と左脳を行ったり来たり
右脳的思考と左脳的思考はそれぞれ良いところがあります。
そして人間の脳内では、日々、右脳と左脳を行ったり来たりして情報を処理しているのです。
そして、この『右脳と左脳を行ったり来たりする』情報処理をストレスなく、スピーディーに行うことで生まれる感情が『共感』です。右脳のように直感的で言語化することが難しい情報ばかりでは、『結局、何がよかったのか?』を理解できません。
一方、左脳のように論理的な情報ばかりを説明されても『はぁ…そうですか…』と聞いていてつまらないと感じてしまいます。
したがって、●右脳的な直感や感覚に語りかけること ●左脳的な論理的で言語化された情報をアウトプットすることを併用すると、情報を受け取った相手は、大きな納得感を得られます。
共感の大きさとは、右脳と左脳の往復回数に比例するとも言えるでしょう。
■4. 【モードチェンジ】を意識しましょう
今、自分が考えていることが、右脳的なことか?左脳的なことか?コレを意識するだけでも
落ち着いて冷静にモノゴトを考えることがデキます。
右脳的な思考に集中している!と感じたときには、アイディアや発想をとにかく書き出して
情報を発散させることが効果的です。
一方で、左脳的な思考に集中している!と感じたときには、目の前にある情報の細かな部分に注目し、一つ一つのプロセスを理解していくとよいでしょう。
そして、右脳と左脳の特性をフル活用し、共感性の高いアウトプットを生み出しましょう。
https://www.u-tokyo.ac.jp/biblioplaza/ja/H_00038.html 【[シリーズ統合的認知] 第6巻
共感覚 統合の多様性】より
「東」という文字を見ると自然とオレンジ色の印象を覚える、サックスの音を聴くと群青色でところどころ棘のある帯状の形のイメージが思い浮かぶ、1年の月は1月から12月までが時計回りに楕円状に並んでいるように感じる・・・これらは「共感覚」と呼ばれる現象の例です。共感覚とは、ある情報 (文字、音、月日の概念など) を頭の中で処理しているときに、その情報が一般的な形で処理される (例:文字が文字として認識される) ことに加えて、一般的にはそれと無関係と考えられるような種類の感覚や認知処理まで引き起こされる (例:文字を見た時に色の印象を覚える) というもので、人口の数%程度の人しか持たないと考えられている認知特性 (情報処理の特性) です。本書はその共感覚について、主に認知心理学的研究の知見をまとめ、解説したものです。
認知心理学とは、認知の働き、つまり、知覚、記憶、思考、意思決定など、人々が外界や自己の内部の物事や状態を認識する際に人間の内面で生じる情報処理の過程を明らかにしようとする学問です。たとえば文字を認識する過程を考えてみましょう。文字は視覚情報ですので、情報処理の入り口は眼球の網膜であり、そこからまず主には脳の後頭葉の初期視覚野に情報が送られ、その後、形、そして、音韻 (読み) や意味などの情報のカテゴリごとに特化した処理が、それぞれ異なる脳領域を中心に行われます。このように、認知心理学等でこれまでに明らかにされてきたことの多くは、文字が視覚入力されれば文字に特化した視覚処理が、色が視覚入力されれば色に特化した視覚処理が、音声が聴覚入力されれば音声に特化された聴覚処理が引き起こされる、というようなものでした。しかし共感覚は、このような一般的な認知処理の枠組みからはみ出しています。たとえば共感覚では、文字を見た際に、文字が認識できることに加えて、見ていないはずの色の情報処理まで引き起こされるのです。このことは、人間の脳内に、これまで想定されてきた以上に複雑な情報処理間の結びつきがあることを示しています。
「でも、共感覚という一部の人しか持たないものを調べても、人類一般のことは分からないんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、少なくとも現在の研究では、共感覚を持つ人も持たない人も同じ仕組みの脳を持っていて、そのちょっとした働きかた等の違いで共感覚が生じたり、生じなかったりすると考えるのが妥当であるという見方が優勢です。そのため、共感覚は人間一般の認知処理の全貌を明らかにする上での興味深い手がかりとして、世界中で研究されています。また、共感覚は、人間の認知処理の個人差を知るという面でも興味深い現象です。ただ「文字を見る」という行為一つをとっても、ある人は同時に色を感じ、その隣にいる人は色を感じず、それぞれがその人にとって当たり前のことである・・・共感覚は人間の見かたを豊かにしてくれる現象だと感じながら日々研究しています。
(紹介文執筆者: 人文社会系研究科・文学部 准教授 浅野 倫子 / 2022)
本の目次
はじめに
第1章 共感覚とは何か
1.1 共感覚の基本的特徴
1.2 共感覚の時間的安定性の測定
1.3 共感覚とは何ではないか
1.4 共感覚を持つのはどのような人か
1.5 共感覚を持つことの損得
1.6 共感覚を科学的に研究することの意義
第2章 色字共感覚
2.1 色字共感覚をめぐる研究領域
2.2 色字共感覚を持つようになる原因
2.3 文字の共感覚色を経験する際に生じる処理
2.4 誘因刺激と励起感覚の対応関係
2.5 色字共感覚と他の認知処理との関係
2.6 共感覚者と非共感覚者の関係
第3章 日本人の色字共感覚
3.1 日本人色字共感覚者に対する実験方法
3.2 日本人色字共感覚者18名の個別結果
3.3 日本人色字共感覚者の個別結果のまとめ
第4章 色字共感覚以外の共感覚
4.1 共感覚の種類と出現確率
4.2 空間系列共感覚
4.3 ミラータッチ共感覚
4.4 色聴共感覚
4.5 序数擬人化
4.6 多重共感覚
第5章 共感覚の神経機構
5.1 共感覚の神経機構に関する仮説
5.2 共感覚の神経機構:機能的側面
5.3 共感覚の神経機構:構造的側面
5.4 共感覚とは直接関係しない処理における共感覚者の神経科学的特性
5.5 共感覚者を「作る」試み
5.6 共感覚の「素質 (disposition)」
第6章 感覚間協応と共感覚
6.1 感覚間協応とは
6.2 感覚間協応の研究例と研究手法
6.3 感覚間協応の分類
6.4 感覚間協応のメカニズムをめぐる議論
6.5 感覚間協応がもたらす効果
6.6 感覚間協応と共感覚の関係
おわりに
引用文献
索引
関連情報
書評:
板口典弘 評 (『基礎心理学研究』Vol. 39 No. 2 pp. 191-193 2021年3月)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/psychono/39/2/39_39.28/_pdf/-char/ja
研究成果:
「色字共感覚の色は文字についての知識を反映している」 (東京大学プレスリリース 2019年10月21日)
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0105_00002.html
論文:
Michiko Asano, So-ichiro Takahashi, Takuya Tsushiro, & Kazuhiko Yokosawa, "Synaesthetic colour associations for Japanese Kanji characters: from the perspective of grapheme learning," (『Philosophical Transactions of the Royal Society B 』Vol. 374 No. 1787 2019年10月21日)
https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rstb.2018.0349
https://www.youtube.com/watch?v=tYJ2s9v8g6I
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