Facebook相田 公弘さん投稿記事 【まず、自分が太陽になること】
小林正観さんの心に響く言葉より…
相談される人に重要なことですが、すべての相談者の悩みに同化して浸り込んでいったら、多分大変だと思います。
私は、年間3万人ほどの人とお会いしますから、どんなに大変な悩みを抱えている人が現れても、淡々と「で、何が問題なんですか?」と言えないと、ノイローゼになってしまうでしょう。
皆さんも、人から相談を受けることがあると思いますが、ひとつ覚えておいていただきたいことがあります。
仏教には、大乗仏教と小乗仏教(上座部仏教)があります。
大乗仏教というのは、大きな乗り物を意味し、困っている人、苦しんでいる人を救済して、たくさんの人を乗せて彼岸へ行きましょう、という考え方です。
一方、小乗仏教は、小さな乗り物ということですから、自分が悟ればそれでよし、と考えます。
タイ、ビルマ、インドは、小乗仏教の国で、もともと釈迦は小乗仏教的な考えをしたと思われますが、釈迦が死んで500~600年経つと、大乗仏教といううねりが起き、それが中国に伝わり、のちに日本に伝わって、日本は大乗仏教国になりました。
大乗仏教の広く救うという考えが浸透した結果、私たちは目の前に問題を抱えた人がいたり、辛そうな人が現れると「解決してあげなくっちゃ」と思い込むようになってしまったようです。
こうした傾向は、人生相談を受けるとき、確かによく表れていて、相談者の98%が自分以外のことで悩んでいます。
自分がこういう状態で困っている、というのは100人に2人ぐらいで、あとは「夫がこうだ」「妻がこうだ」「子どもがこうだ」という、自分の外側にいる人の悩みや苦しみや社会の矛盾を、あっちこっちからクマ手でかき集めているように思います。
その人たちのことを心配する結果、ご本人はまったく笑顔ではありません。
基本的なことを言いますと、私たちができるのは、まず、自分が笑顔になること、自分が太陽になることです。
その向こうにいる人の悩みは、自分のことではないのですから、解決できなくて当たり前です。
「私たちにそんな力はない」と思い切ったところから、ものすごく楽な人生が始まります。
しかし、自分が太陽ではないのに、「周りを明るくしてあげなくちゃ」という人が大半です。
まず、自分が明るく幸せな人になりましょう。
それが、私の言う“実践”です。
この提案は、小乗仏教でとどまりなさい、ということではありません。
小乗仏教的な考え方で、明るく素敵に生きている人は、長い目で見ると、結果として周りにいい影響を与える可能性があるということです。
私は、小乗仏教的に生きています。
だから、ものすごく楽に生きています。
自分は何も背負っていないし、世の中を変えようとも思っていません。
ただ《実践的に生きる》ようになっただけです。
あなたが、笑顔の素敵な《太陽さん》になって、ひたすら幸せな光を投げかけていけば、周りの氷は自然に溶けていくでしょう。
そいう溶かし方を取り入れることにしませんか。
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小林正観さんは《太陽になる》というのをこう言っています。
『例えば、今まで不登校の子どものことで心配していた母親が、ある日突然、「やれ、フラダンスだ、やれ、テニスだ」と、にこやかで楽しそうな状態になったとします。
初めの1ヶ月ぐらいは、いぶかしげに見ていた子どもでも、3~4ヶ月も経ったときには、「いったい、お母さんに何が起こったのだろう」と思います。
母親が、《太陽さん》になって、心地よさそうに常に楽しそうにしていると、「お母さん、どうしたらそんなふうになれるの?」と、悩んでいる子どもほど聞いてくるでしょう。
そのとき、初めて実例見本として話せばいいわけです。
自分の心の支えとしてあるものを語ればいいんです。
いい話を聞いたからといって、すぐに伝えようとするよりも、まず、自分が実践してみましょう。
すると、子どもはそれを手本として「こういう生き方が楽しそうだな」と思うかもしれません。
子どものことを思うあまり、いつも暗い顔をして笑顔がないのでは、子どもはそんな顔を真似しようとは思わないでしょう。
暗い顔の親を見本としている、暗い顔の子どもがいるのではないですか。
本当に子どものことを考えるなら、早く自立させてあげることです。
それには、子どものことを心配して気にしている親が、まず《気にならない親になる》ことです。
ただひたすら自分の人生を幸せに生き始めること。
もともと、子どもを育てる能力など、親も先生も本来持っていないのです。
ただ《自分の生き方を、手本として、見てもらえるかどうか》だけです。
「まなぶ」の語源は「まねぶ」。
つまり、「まねをすること」でした。
子どもにとって、一番嬉しくて気持ちいいのは、母親がいつもイキイキして幸せそうにしていることでしょう。
そのとき初めて子どもは楽しい気分になるのです。
何とかしなくてはならないのは、子どもではなくて自分自身。
面白いことに、自分の心が喜ぶ生き方をしていくと、あれほど気になって心配していた子どものことも、優しい気持ちで見守れるようになっていくようです。』
心理学のカウンセラーの方は、自分が「ゴミ箱」になってしまう、という人が多い。
クライアントの愚痴や悩みをずっと聞いていると、それが澱(おり)のようにたまってしまうからだ。
負の「気」(邪気)を受けてしまうということでもある。
「人を変えることはできないが、自分を変えることはできる」という言葉がある。
心理学の基本的なスタンスだ。
どんなに何度も注意しても、怒鳴っても、怒っても、子ども(相手)は変わらない。
唯一変わるときは、本人が気づいて変わるだけ。
そして、そこに影響を与えることができるのが、生き様だけ。
笑顔で、楽しく、幸せに、感謝しながら生きているかどうか。
まず、自分が太陽になること。
笑顔で、機嫌よく、毎日を過ごしたい。
■【人の心に灯をともす】のブログより
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bd3abd24ff098f64a75199b0d026728a66560a7 【「自分らしさ」という言葉に悩まされた――日向坂46の「笑顔の太陽」丹生明里が乗り越えた自信のなさ】より
今年3月30、31日の2日間にわたり、長年「夢」として掲げていた東京ドームでの単独ライブを成功させた日向坂46。二期生の丹生明里(21)は、持ち前の愛嬌と純粋さを全開にし、バラエティー番組へのレギュラー出演や、声優活動など、ソロでの活躍が特に目覚ましいメンバーだ。しかし、常に絶やさぬ笑顔の裏では、アイドルと普段の自分の「差」から生まれる「自分らしさ」に悩んだこともあったという。彼女が導き出した「丹生明里」という存在のありかたとは。(取材・文:田口俊輔/撮影:佐々木康太/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
「なんで私なんかを呼んでくださったんですか?」
常に笑顔を絶やさない性格から、メンバーとファン双方から「太陽」と称される二期生の丹生明里。その愛されぶりは近年の活躍にも表れている。数多くのバラエティー番組出演にとどまらず、劇場版アニメ『DEEMO サクラノオト』では物語のキーとなるキャラの声優に抜擢され、アニメ『みんなのまめお』の原案と主要キャラの声優を務めるなど、その活動の幅を広げ続けている。バラエティー番組では、芸人に「推し」と言われて可愛がられることも多い。続々と届くラブコールの理由はどこにあるのだろうか?
「なんででしょう? 強いて言うなら、呼んでいただいている方々との共演回数が多いからですかね。あ、初めて呼んでいただく番組もありますよね。そうだなあ……名前が珍しいからかな?」
こう真顔で答えた。名前が珍しいという一点で活動の幅を広げ続けるならば、それもまた特筆すべきことだろうが……。
「『なんで私なんかを呼んでくださったんですか?』って、私が聞きたいぐらいです~。……あ~、こういうことをすぐ言っちゃうんです」
こう告げた後、丹生は少しばつが悪そうな顔をしてウフフと笑った。
高校1年生のころ、友人の勧めで欅坂46(現:櫻坂46)の存在を知り、『サイレントマジョリティー』の歌詞に勇気づけられた。人が喜ぶ姿が好き、笑顔を届けたいという思いは巡り巡って、自らがアイドルとしてデビューするという形で実を結んだ。ファンとの交流や応援の手紙を通じて、それぞれの思いを受け取ることで、自分の願いがかなっていると実感する日々。メンバーもまた彼女の存在が救いになる。濱岸ひよりがかつて番組『セルフDocumentary of 日向坂46』(TBSチャンネル1)で、「気分が落ち込んでいても、丹生ちゃんを見ると笑顔になれる」と語ったことが全てだ。
「普段も楽屋でもすごくうるさいんです。おしゃべり好きなので、話し出すと止まらないし、だんだんテンションも上がってきて。自分でも『もう、うるさ~い!』っていうぐらい(笑)」
しかし、「太陽」と称される彼女は、今なお自分には自信がないと素直に口にする。
「丹生ちゃんらしく」って、なんだろう?
活動のなかでは、時に「常に笑顔の丹生明里」のイメージに悩むこともあったという。
「『丹生ちゃんらしくていいね』や、『丹生ちゃんにはこうであってほしい』という言葉をいただいたとき、『確かに!』と思う一方、楽しくしているアイドルの私と普段の自分との差を感じていて。『求められている自分と、普段の自分、一体本当の私はどっちだっけ? “丹生ちゃんらしく”って言われても、それは一体何だろう?』と思っていました」
常に前向きで天真爛漫なアイドルとしての丹生明里、人の目を気にしてしまいがちで自信が持てない普段の丹生明里。どちらも本当の自分なのは間違いない。ただ、片方の面が自分の全てと捉えられることが、悩みを深いものにした。
「スタッフさんに相談したとき『アイドルとしての丹生明里と、普段の一人の丹生明里を分けられるようになったらいいね』と言われたんです。確かにアイドルをお仕事として考えると、それは納得だなあと思いました。けど、分けるのも難しい。アイドルの私も本当の私だし、家にいる私も本当の私。しばらく、『自分らしく』という言葉に悩まされた時期がありました」
周りに流されず自分に誠実であるべきと謳う「自分らしく」というフレーズ。生きる上で大切と喧伝(けんでん)されるこの言葉は、丹生にとっては自分を見失わせる言葉になった。今も自分を語る適切な言葉は見当たらないという。だが徐々に、自分のありたい形が見えてきた。
「私の名前、おばあちゃんが『みんなを太陽のように明るく照らしてほしい』という願いを込めて付けてくれたんです。やっぱ私はアイドルでも普段でも、そういう人になりたいんです」
目指す自分には全然達していないと自嘲する。ただ以前のように悩まなくなった。シンプルな自分でこの活動を楽しめるようになったからだ。祖母の思いの通り、彼女の明るさはメンバー、ファンに注がれている。
「ちゃんと笑顔にできているのかな? ん~、できていると言いたい(笑)。けど、正直まだまだ。もっとたくさんの人を笑顔にしたいです」
自分をカッコよく見せるのは違う
たくさんの人を笑顔に……その思いは7月発売の初の写真集『やさしい関係』(幻冬舎)に形として表れている。日向坂46のメンバーとしては5人目となるソロ写真集のリリースだ。
制作の話を聞いたときは喜び以上に「自分なんかが出していいんですか?」と、戸惑いを覚えたという。後ろ向きな気持ちを救ったのは、「丹生明里の大ファン」を自称する同期の宮田愛萌の言葉だった。
「『人生で一番キラキラしている瞬間を、写真集という形で世に残せるってすごいことだよ』と言ってもらえたとき、『そうだよね、みんなができる体験ではないんだよね。感謝の気持ちを持たねばなあ』と、前向きになりました」
撮影で唯一戸惑いを覚えたのは、囲炉裏の前で毛糸のパンツをはく瞬間だった。
「私、冬になるとよく毛糸のパンツで温めてもらっているんです。ただ、『普段の私をそのまま写真にしていいのかな?』って。こういう普通の姿、坂道の写真集ではなかなか見られないと思うので」
坂道グループメンバーの諸作にある「オシャレな空気感」は、『やさしい関係』の中にはないかもしれないと笑う。それでも「自分をカッコよく見せるのは違う」という思いがあった。毛糸のパンツは丹生なりの「攻め」だそうだ。
「写真集というと、今まで自分の見せたことがない部分を出したいという側面もありますよね。けど私はいろんな自分になるより、普段の自分を見てほしいという気持ちが強かったんです」
写真集制作にあたり丹生は「超裏テーマ」を設けたという。「裏だから、言わないほうがいいかな?」と、しばらく逡巡した後、「言っちゃいます」と、いたずらっぽく笑い、口にした。
「『みんなの孫』。どこか親近感があって、読むとほっこりした気持ちになっていただける一冊になれたらいいなあって」
「自分のために」は、何か違う
今、丹生は大きな夢を抱いている。
「『天気の子』の主人公が『陽菜!』と名前を叫ぶシーンに、すごく心をつかまれたんです。名前を叫ぶ、そのシンプルな一瞬で感動させる、この声の演技のすごさに心震えてしまったんです」
自分が声の演技で受けた感動を、今度は自分の演技で返したいという。ここでも丹生の夢とその歩みのなかで得る喜びは人の幸せとつながっている。正直、我欲はないのだろうか?
「決して欲がないわけではないんです。けど……『自分のために』というのはなんか違うんですよね。やっぱ誰かの役に立ち続けられたらいいなって。それがかなえば何も悔いはありません」
また丹生は大きな笑みを浮かべた。
「今やりたいことを徐々に形にできているのですが、自分一人の力じゃ絶対にこれは無理。応援してくださるみなさんがいらっしゃるから、さまざまな挑戦ができているんです。感謝の気持ちを忘れずに、これからもやりたいことをいっぱいやって、その活動がファンのみなさんの元気や勇気、やる気につながればうれしいなあ」
丹生明里(にぶ・あかり)
2001年2月15日生まれ。埼玉県出身。2017年8月に「けやき坂46 追加メンバーオーディション」に合格、けやき坂46(現:日向坂46)の二期生としてデビューを果たす。グループとしての活動と並行し、現在『X-MOMENT Presents CHOTeN ~今週、誰を予想する?~』(テレビ東京系)レギュラー、『お願い!ランキング presents そだてれび』(テレビ朝日系)内で放送中のアニメ『みんなのまめお』の原案を手掛け、ヒロイン・まみの声優を務めるなど、マルチな活躍を展開中。2022年7月26日に1st写真集『やさしい関係』(幻冬舎)を発売した。
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