https://lovegreen.net/languageofflower2/p273877/ 【琉球朝顔(ノアサガオ)について】
科・属 ヒルガオ科・サツマイモ属 和名 琉球朝顔、野朝顔
別名、流通名 宿根アサガオ、イポメア・インディカ、ケープタウンアサガオ、オーシャンブルー
学名 Ipomoea indica 原産地 沖縄 開花期 6月~11月
琉球朝顔(ノアサガオ)の特徴
琉球朝顔(ノアサガオ)は、一般的な一年草の朝顔と違い、沖縄原産の宿根の性質を持つ朝顔です。アサガオの園芸品種が、「琉球朝顔」、「宿根朝顔」、「イポメア・インディカ」という名前や代表品種の「オーシャンブルー」という様々な名前で流通しています。代表品種は、美しいブルーの品種のオーシャンブルーですが、その他にも淡い紫、ピンクがかった紫、白などの色もあり、中には葉がモミジのような形のモミジ葉タイプのものもあります。
いずれの品種も生長力がたくましく、地植えにすると10m以上伸びます。繁殖力が旺盛なので植える場所には注意しましょう。つる性なので、フェンスやトレリス、誘因ネットなどに誘因すると、たくましくどんどん立ちのぼっていくため、夏のグリーンカーテンの素材としても人気があります。
一般的な朝顔との違いは、花の時期です。琉球朝顔(ノアサガオ)は晩秋まで花が開花し、最も花数が多いのは秋の10月頃です。花は複数の花が房状についているので、花も大きいことから開花時はとても見事です。一般的な朝顔は昼過ぎにはしぼみますが、琉球朝顔(ノアサガオ)は夕方まで花が開いています。
花言葉、「愛情の絆」、「明日もさわやかに」、「はかない恋」は、琉球朝顔(ノアサガオ)の性質である、つる性で花が一日で終わり、次々と新しい花が開花することから名づけられています
https://shufuse.com/97663 【琉球朝顔が危険と言われる理由は驚異的な繁殖力!毒は無いの?】より
琉球朝顔
琉球朝顔(オーシャンブルー)は危険だという話を聞いたことがありますか?危険だというと毒を連想させますが、琉球朝顔に毒はありません。実は、危険だと言われるのは琉球朝顔の繁殖に関することが原因ですので、それを知らずに気軽に植えると後悔することになるかもしれません。琉球朝顔の鮮やかな青や紫の花でグリーンカーテンを作ろうと思っている方は、この記事をぜひ読んでくださいね。
琉球朝顔(オーシャンブルー)の濃いブルーやパープルの花はとても鮮やかでグリーンカーテンとしても人気です。琉球朝顔の美しい花のグリーンカーテンをみかけると思わず足を止めてみとれてしまいますよね。
琉球朝顔は危険だと聞くと「美しい花には毒があるということかな?」と思うかもしれませんが、琉球朝顔に毒はありませんので安心してください。
実は、琉球朝顔が危険だと言われるのは、琉球朝顔の驚異的な繁殖力が原因です。
琉球朝顔の繁殖力が危険!
琉球朝顔は危険とまで言わせるほど、すさまじい繁殖力です。
小さな琉球朝顔をたった1株植えただけでも、ものすごい勢いで増殖し続けますので、放置していると家の敷地や壁が琉球朝顔で埋め尽くされる危険があります。
琉球朝顔のつるは身近なものにからみつくだけでなく、地面を這いながら節目ごとに根を出し増殖し続けます。
また、エアコンの室外機や壁をつたって換気扇などにもつるが入り込むことがありますので故障や事故の原因なりかねません。
琉球朝顔の繁殖の恐ろしさは、自分の庭だけにとどまらず壁やフェンスを越えて道路や隣近所の敷地にまで侵入し増殖することです。
実際にある琉球朝顔のご近所トラブルとして
お隣の木に琉球朝顔が絡みついてしまい、琉球朝顔を駆除する際に木を傷つけてしまった。
お隣のガーデニングの野菜や果物の枝に琉球朝顔が絡みついたため枯れさせてしまった。
お隣の芝に琉球朝顔が繁殖して芝を死滅させてしまった。
軒下や床下や換気口など駆除が難しい場所に繁殖してしまい駆除に時間がかかって迷惑をかけた。
琉球朝顔が壁やフェンスなどにがっちり張りついて繁殖したため、駆除の際に外壁に傷や汚れが残ってしまった。
琉球朝顔がエアコンの室外機に入り込んで繁殖したため、エアコンが故障してしまった。
琉球朝顔に発生したムカデや害虫にお隣の子供が刺されてしまった。
敷地を埋め尽くした琉球朝顔が嫌で精神的な苦痛があり生活に支障があった。
など、さまざまな危険なトラブルが報告されています。
また、琉球朝顔がおこした危険なトラブルとして、電線や変圧器に琉球朝顔がからみついて漏電や停電をおこしたケースもありますので、琉球朝顔を放置するのはとても危険です。
このように、琉球朝顔を放置すると周りに迷惑をかけることになりますので、必ず定期的にお手入れして周りに迷惑がかからないよう管理しましょう。
《 ポイント 》
琉球朝顔(オーシャンブルー)には毒性はない。
琉球朝顔が危険なのは、驚異的な繁殖力が原因。
琉球朝顔を放置していると家の敷地が琉球朝顔に占領される危険がある。
琉球朝顔でない普通の朝顔の危険性とは
朝顔
朝顔の種には毒がある
琉球朝顔が危険なのは驚異的な繁殖力ですが、一般的な朝顔の場合は種に毒があるので危険です。
朝顔の種は黒くて小さいものですが、パカッと割ると中に白っぽい小さな種が入っています。この白い種の主な成分はファルビチンというもので、摂取すると少しの量でも非常に激しい下痢を起こし、猛烈な腹痛や嘔吐、血便や血尿、血圧低下などを起こすこともあります。
朝顔の種類によって毒が異なる
朝顔にもさまざまな種類があります。和朝顔、西洋朝顔、朝鮮朝顔など、それぞれ毒の種類が異なります。
〈西洋朝顔の毒の種類〉
オオバアサガオ(西洋朝顔):リゼルグ酸アミド(LSA)
ソライロアサガオ(西洋朝顔):リゼルグ酸アミド(LSA)
オオバアサガオやソライロアサガオに含まれるリゼルグ酸アミド(LSA)という成分は向精神作用のある幻覚剤の一つです。
〈朝鮮朝顔の毒の種類〉
アルカロイド
スコポラミン
ヒヨスチアミン
アトロピン
朝鮮朝顔は葉や花、根などにアルカロイドという強い毒性が含まれており、ほんの少しでも体内に入ると30分~数時間以内に頭痛、悪寒、ふらつき、呼吸停止などを引き起こします。
朝鮮朝顔に含まれるスコポラミン、ヒヨスチアミン、アトロピンという成分は、のどの渇き、意識混濁、麻痺、頻脈、心拍促進、興奮、瞳孔散大などを引き起こします。
〈和朝顔の毒の種類〉
ファルビチン
和朝顔に含まれるファルビチンは、激しい下痢を起こし、猛烈な腹痛や嘔吐、血便や血尿、血圧低下などを引き起こします。
朝顔の種の毒は、新しい種も古い種もほとんど変わりません。お子様やペットのいるご家庭は朝顔の種の保管場所に注意しましょう。
《 ポイント 》
朝顔の種には毒がある。
和朝顔に含まれるファルビチンは激しい下痢や腹痛、嘔吐、血便や血尿、血圧低下などを引き起こす。
西洋朝顔に含まれるリゼルグ酸アミドは幻覚を引き起こす。
朝鮮朝顔は葉・花・根にアルカロイドなどさまざまな毒が含まれており、のどの渇き、意識混濁、麻痺、頻脈、心拍促進、興奮、瞳孔散大などを引き起こす。
琉球朝顔の特徴
琉球朝顔
琉球朝顔で一番驚くのは、危険だと言われてしまうほどの繁殖力ですが、それ以外に花や葉の形状、花数、花の開花時期の長さ、花の色の変化なども琉球朝顔ならではの特徴がありますのでご紹介します。
原産地は沖縄
琉球朝顔は沖縄原産の朝顔で、特に海岸付近に盛んに生い茂っています。オーシャンブルーやノアサガオとも呼ばれています。
花・葉・つるの特徴
〈花〉
花の色は濃いブルーやパープル、ピンクや白もあります。花の大きさは一般的な朝顔と比べて大きく、一つの箇所に複数の花が房状について咲きますので花数が多く豪華です。
〈葉〉
葉の大きさはハート形で一般的な朝顔に比べて大きいです。
〈つる〉
つるの長さは10m以上伸びます。琉球朝顔はつる性ですので、ネットやフェンスなどに絡みつきながらどんどん上に伸びて行き、つるの高さは10m以上にまで伸びます。
また、グリーンカーテンに使用するとぎっしり葉が付きますので日除けとして最適です。
開花時期
琉球朝顔の開花時期はとても長く、6月から霜が降る11月まで咲き続けます。
花の色の変化
琉球朝顔は、一日の内で花の色が2回変わります。早朝は青い色で、午後にかけて紫色に変化します。一般的な朝顔は早朝咲いて午後にはしぼみますが、琉球朝顔は夕方まで咲いています。
多年草
一般的な朝顔は一年草ですが、琉球朝顔は多年草です。開花時期が過ぎて冬に枯れますが、枯れた葉や茎を切り取り、根本の部分に土をかぶせておけば地下の根は残っていますので翌年4月頃に芽が出て徐々に成長し始めます。
植え方
通常、朝顔は種から育てることができますが、琉球朝顔は種ができにくいため挿し木で増やすのが一般的です。
琉球朝顔(オーシャンブルー)の基本データー
科・属名:ヒルガオ科イポメア属
英名・学名:Ipomoea indica Blue ocean
原産地:沖縄
開花期:6月~11月頃
花色:青、紫、ピンク、白
草丈・樹高:10m以上
耐寒性:やや弱い
耐暑性:強い
園芸分類:草花
別名:ノアサガオ(野朝顔)、シュッコンアサガオ(宿根朝顔)、イリオモテアサガオ(西表朝顔)
琉球朝顔の繁殖が危険レベルになった時の対処法
グリーンカーテン
繁殖の危険レベルとは?
琉球朝顔が繁殖しすぎて敷地や家の周りを埋め尽くし始めると、琉球朝顔の繁殖の危険レベルです。地面を埋め尽くした琉球朝顔はひっぱっただけでは簡単に抜けません。
茎の節目ごとに根が地面にがっちり食いついていますので全て引き抜くのは厳しいでしょう。
琉球朝顔を減らす方法
グリーンカーテンに使用している琉球朝顔を減らしたい場合は、茎ごと切り詰めるか、伸びて垂れ下がっているつるや絡み過ぎているつるを根元から切り取りましょう。
また、不要だと思う茎や途中で折れているような茎があれば根ごと取り除くのをおすすめします。根が残っているとまた生えてきますので注意しましょう。
琉球朝顔を駆除する方法
琉球朝顔は茎やつるを切り取るだけではまた伸びてきますので、グリーンカーテンやプランターの琉球朝顔を全て駆除したい場合は根ごとごっそり取り除いて処分しましょう。
また、琉球朝顔が地面を埋め尽くしていた場合、茎の節目ごとに生えた根が地面をがっちりつかんでいますので、手で茎をひっぱるだけでは根が残ってしまいます。そのため、除草剤を使って根ごと枯らしましょう。
0コメント