https://mainichi.jp/articles/20220116/ddm/001/070/079000c 【「天網恢々疎にして漏らさず」は…】より
「天網恢々疎(てんもうかいかいそ)にして漏(も)らさず」は中国古代の思想家、老子の言葉に由来する。天の神が張り巡らした網の目は粗いが、決して悪を見逃すことはない。だから行動は慎まなければならないという教えである
▲日本の昔ながらの言い方なら「おてんとう様は見てござる」だろうか。浄土真宗には「見てござる。聞いてござる。知ってござる」という言葉があるそうだ。仏様は何でもお見通しというわけである
▲戦後まもなく発表された童謡の名曲「見てござる」は昨年末に亡くなった元童謡歌手の川田孝子(かわだ・たかこ)さんが子どもの頃に吹き込んでヒットした
▲「お猿のかごや」で知られる作詞家の山上武夫(やまがみ・たけお)さんが故郷の長野・松代の思い出を描いた歌詞は「見てござる」がリズミカルに繰り返される。「村のはずれのお地蔵さん」が子どもたちの遊びを見守り、「たんぼ田中のかかしどん」が田のようすをうかがう
▲他人の目ばかり気にするのは同調圧力につながる日本人の悪弊かもしれない。しかし、人間を超越した存在を意識し自省の念を持つのは悪いことではあるまい。近年相次ぐ官庁の統計不正や企業の検査不正に「見てござる」という意識はどこに消えたのかと心配になる
▲きょうは地獄も休むという初閻魔(えんま)の祭日。旧暦ではお盆と2回だけの「藪(やぶ)入り」の休日と重なり、江戸時代の奉公人たちは実家に帰る前に閻魔様を参った。地蔵菩薩(ぼさつ)と同一という伝承がある閻魔大王も我々を「見てござる」存在である。<初閻魔天網雪をこぼしけり/岩崎健一>
https://shinyokan.jp/senryu-blogs/kanji/31258/ 【天網恢恢疎にして漏らさず】より
【天網恢恢疎にして漏らさず】とは、説明するまでもなく「天が悪人を捕えるために張りめぐらせた網の目は粗いが、悪人は一人も漏らさず取り逃さない」ということ。
悪いヤツが逮捕されたニュースを見るたびにこの言葉を思い出す。今夕のローカルニュースでも「天の網を甘く見ていたな…」と思った。晩酌をいただきながらだったので、詳しい内容は把握していない。先ほどネットで確認したが載っていなかった。要するに「鳥取市の某自動車学校で卒業試験?に不正があった」というようなことだった。
日本全国、街のあちこちに「防犯カメラ」が設置されている現在。屋外での犯罪は(交通事故を含めて)すべてキッチリ記録されているので逃れる術はない。 ・一方、防犯カメラが設置されていない密室内での悪だくみも、複数の人間が絡んでいると必ずばれる。それは、誰もが持っている「嫉妬心」「功名心」「自己顕示欲」そして何よりも「罪悪感」に突き動かされて、自分に火の粉が掛からない者が内通する。
ここ数日、トップニュースで騒がれている総理主催の「桜を見る会」も、「来年は中止」ということになった。これは「犯罪」という程のものではない?かもしれないが、大きな問題になったのは、「国費を私物化している」ということ。すなわち「安倍総理の地元後援会のメンバーが多数招待されている」ということらしい。
・総理主催でやりたければ総理が金を出せばいいのだ。「そのような金はない」というのなら開催しなければいい。誰だって花見ぐらいは自分の金でやっているのだ。
写真1、本日、昼前散歩にて。久しぶりに私のパワースポット【東伯第3跨道橋】から東(鳥取方面)を見る。2、そこからの帰途、爆音がするので振り仰ぐとヘリコプター。ズームで狙ってバッチリ! 夕刻にも歩いて、本日8,893歩。
0コメント