Facebook清水 友邦さん投稿記事
人は成長する過程で本来の自分を否定して 親や社会から植え付けられた条件付けを受け入れて偽りの人格を形成していきます。
親たちは自分の神経症的な欲求や機械的な反応で子供に接します。子どもを支配したり、過保護にしたり、脅かしたり、怒ったり、厳しくしすぎたり、
甘やかしたり、兄弟姉妹で差別をしたり、偽善的に接したり、無関心だったり、
その時の衝動のまま一貫性なく接します。子供の欲求が親の期待するものと異なれば、子供の主張はすべて押さえつけられます。
子供が自分の正当な権利の侵害に対して訴えても、親にひどく怒られて罰をうけるか
罪悪感を感じるように仕向けられます。
脅しと恐怖によって自分はいかに弱い存在かを意識し始めます。
愛をもたらしてくれる親に対する敵意は危険なことを学習します。
子供は世界を認識して、感じて、危険か安全か解釈します。
子供は親に依存せざるを得ないので自分の意見や感情を表現することを抑圧します。
幼いときに要求が無視されたり尊重されなかったり、両親が信頼できなかった場合、その子どもに基本的不安が生じます。
基本的不安とはこの世界は敵意に充ちていて、孤独で無力であるという、漠然とした感覚です。
不安を感じると心の安定を保つために自我は防衛を始めます。
そうして子供は環境に適応し、防衛のために偽りの自我を形成します。
苦痛があまりにも耐えがたいと、マインドは現実を直視することから逃避しようとするのです。
子供の内部では取引がおこなわれ否定されたあるがままの自分は偽りの自己にとって変わられます。
精神分析の用語では防衛機制(Defense Mechanism)と呼ばれています。
主な防衛機制は次のとおりです。「身体化」 抑圧された衝動や葛藤が、様々な身体症状となって表れること「反動形成」
嫌いなのに褒めたり、好きなのに冷たくしたりと思っていることと正反対にすること
「同一視」
自分にない権威に近づくことで自分を高めようとすること「退行」
耐え難い事態に直面したとき、幼い状態に戻ること「合理化」
満たされなかった欲求に対して、理由付けして自己納得させること「投影」
自分の中にある不快な感情を自分ではなく他者が持っていると思い込むこと「否認」
受け入れがたい出来事から目をそらし、認めないこと「知性化」
知識や論理を通して感情や痛みに直面しないように切り離すこと
まさしくマインドは機械です。
それがいつも24時間自動的におこなわれている為に自己は気がつかないのです。
不快な感情を無意識の奥深くに押し込んで表面の日常意識で感じないようにしてしまうのが「抑圧」です。
身体感覚が低下した状態では感情が意識にのぼってくる通路が封鎖されているので、
感情が発散されず蓄積されてしまいます。
固く防護された偽りの自己は、自分を巧みにごまかし、心から湧いてくる感情を
素直に表現することはしません。
でもそれは蓋をしているだけなので内圧が高まるか、あるいは押さえ込む力が弱まると
表面にでてきます。
否定的な感情が浮上した時、マインドはきっかけとなった物事や人物に対して
自己正当化の物語を作り上げます。
そうして思考を強めて、エネルギーが流れる通路を再び封鎖してしまうのです。
本質の自分は幼児期に取り残され、自動人形の様に振る舞う、偽りの人格にエネルギーが使われて、機械的な人生を生き続けます。
「わたしは世界(あなた)に対して怒っている」から妄想的投影が起きて
「世界(あなた)はわたしのことを怒っている」になっていることに気づけません。
分離された世界では、失意と倦怠、疎外感や孤独感が雲のように漂います。
エネルギーが流れる通路が封鎖されているためにエネルギーの供給を失い
生命エネルギーが枯渇した状態でいます。
自己の中では、、深刻な分離が起きているので、バッテリーが充電されません。
単調で代わり映えのしない、退屈な日常が繰り返される芝居を、見ている気分に襲われます。
苦しみは自己が分裂した境界線上で発生しています。
苦しみは、病気ではなく、偽りの境界線を認識している状態です。
苦しみは、境界線が自己を分離させていることを、知らせています。
境界線がうすくなると、苦しみがやってくるので、思考は絶えず自我の境界線を補強し続けています。
偽りの自我と、同一化している限り境界線のない無限で永遠の世界を知ることはできないのです。
偽りの自我に閉じ込められた状態で死の恐怖と不安に、怯えなければなりません。
苦しみが何を意味するのか、なぜそれが起こるのかを、洞察する必要があります。
そうでなければ自覚をもって苦しみと直面しようとせず
いたずらに苦しみにのみこまれた人生を過ごすことになってしまうでしょう。
苦しみの根源は頭の中に浮かぶ思考で世界を分離させていることにあります。
分離した時間の中で過去を嘆き、未来を恐れています。
宇宙は光に満ちています。その光を思考が遮っています。
思考が静かになると時間と空間の境界線が消えます。
あらゆる物事が相互に関係しては刻々と変化して流れていきます。
世界と私を分ける境界が消えると過去・現在・未来もなく生まれることも死ぬこともなく観照の中で、永遠の今だけがあることに気がつきます。
気づいた瞬間に、あなたは大笑いするでしょう。
何もないところに自分で光を遮って影をつくり出して、その影に怯えていたのですから。
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呼吸道ワークショップ
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呼吸道の目的は、自分自身を知るということです。
身体、感情、思考、あらゆる概念、知識
これらは全て私ではありません。
今まで自分だと思っていた私は、私ではないということです。
それにはまず、自分のマインド、思考を観照できるようにならなくてはなりません。
苦しみを取り去る方法は、思考と一体化している偽りの自己に気がついて、今ここに在る純粋な意識と繋がることです。
しかし、物心が付いてからずっと思考と一体化しているので、思考を見守るのが難しいのです。
それには、体の感覚に注意を向け、常に変化している呼吸から始めるのがやさしいのです。
そして呼吸は、無意識と意識を繋ぐ橋渡しをしています。
自我意識を超えた観照が目覚めることで自己の全体性が回復されます。
Facebok諸富 祥彦さん投稿記事
二十年前からの友人
コーチングの平本あきおさんと人生を語り合いました!
https://www.youtube.com/watch?v=Qa52N1rXxjw
心理学で世界は変わるのか?【ゲスト】諸富祥彦さん
Facebok諸富 祥彦さん投稿記事
お盆に考えたビジョン
心理学で世界は変わる自己変容から世界変容へ
「クレクレが当たり前の世の中」から「ビーイングがかっこいい世の中」へ
けっこう大切なこと、you tubeでお話ししました
https://www.youtube.com/watch?v=au_iKM-eShE
心理学で世界が変わる 「クレクレが当たり前の世の中」から「ビーイングがカッコいい世の中へ」 自己変容から世界変容へ
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