幸せ回避・願うは不幸の始まり???
願いが叶わないとき 叶える力のない自分を責め、自己嫌悪に陥り、自分を愛せなくなる(セルフエスティームを失う)という 危機が生まれます。落とし穴への注意が必要です。
「できない自分」を責め、嫌悪する卑屈の堂々巡りにはまると「できる他人」を妬み、嫉み、嫉妬し 蹴落とすべき競争相手に仕立てます。
いつの間にか世界が敵になり自分の居場所を失うことになります。
どうすればいいのでしょう?
「叶わない願い」は「真実の願いではない」ことに気づく必要があります。
叶わない願いの背景にどんな真実の願いがあるかを問う必要があるとも言えます。
私たちは 通常 呼吸することに意識を向けません。
生命体であるにもかかわらず 生きるための活動に あまり意識を向けません。
潜在意識にも あまり意識を向けません。
息をすることは生きること・息の仕方は生き方と言われます。
命はまるで オートマチックに維持されているような錯覚に陥り「顕在意識の力を悠に超える潜在意識」に突き動かされている自分に無自覚であれば 真実の自分を見失っているということです。
「真実の自分を回復する」とは「個人的無意識を超えた 普遍的無意識・ 集合無意識とのつながりを回復する」こととも言えます。
「真実の願い」は 「世界と調和バランスした願い」です。
自分の詩(表現・願い)が不協和音を奏でれば 世界から排斥され、快いハーモニーを奏でれば 世界から喜ばれ 尊ばれます。
そのような視点で見れば 「弱肉強食が自然界の掟」でなく共存共栄・調和バランスが自然界の原理とも考えられます。
「願いが叶わないとき」を「真実の自分に出会いなおすチャンス」と捉え 自己一致をしながら 自己実現の喜びに 生きるものになりたいと願います。
私たちはいろいろな願いを持ちます。そして「真実の願いは叶う」とか「100%願えば叶う」と言われます。100%願うとは???
「願いを持ち続けている」とは その願いが「真実のものではない」または「100%願っていない」ということになります。
人の意識は顕在意識、潜在意識に分かれていることは良く知られています。
潜在意識も個人的無意識、普遍的無意識にわけられ 普遍的無意識の力も考えると潜在意識は顕在意識の9000倍の力を持つといわれます。(顕在意識が水面に浮かぶ氷山の一角に例えられたりもします。)
顕在意識でどれほど強く願っても潜在意識の願いが 反していれば アクセルとブレーキを同時に踏むが如く 無気力(エンコ)になるしかありません。
それでも潜在意識を無視して顕在意識で願い続ければ 目的を達成できない自分への嫌悪になり、自責の念になり、ついには自殺に至りもします。
自分を嫌悪し、責め、殺すことになります。
叶わない願いがあるとき それが真実の願いか否か自問してみましょう。
ワークの流れ
1. ワークの準備
「現在」「目的達成を阻むハードル」「ゴール(目的達成点)」の3枚のフィールド(「現在」「目的達成を阻むハードル」「ゴール(目的達成点)」と記した紙)を用意し順に並べます。(脳内タイムラインを直線にイメージするためです。 脳には実体験もイメージ体験も同じ作用をします。)
2. 現在のフィールドで自分に以下のように尋ねます。
「願いが叶うと 日常生活にどんな変化が起こりますか?」
「願いが叶うと ライフスタイルにどんな変化が起こりますか?」
「願いが叶うと 人間関係にどんな変化が起こりますか?」
「その願いにどんな意味と価値がありますか?」
「願いが叶った自分をイメージできますか?」
「どんな気分ですか?」
3. ゴールのフィールドまで一気に進み そこで尋ねます。(願いが叶った状況を実体験のようにイメージ化する)
「体の感覚はどうですか?」「周りの人はどんな目で見ていますか?」
「あなたに対してどんな評価の声が聞こえますか?」
4. ゴールのフィールドで後ろを振り向いて 尋ねます。
「願いが叶うことを妨げているものは何ですか?」「今の状態にどんな利点がありますか?」「なにがあると 壁を越えることができますか?」「具体的に何をする必要がありますか?」「できることは何ですか?」
(実際のセッションではプラクティショナーが トランス誘導をし 潜在意識にコンタクトをとります。達成に必要なリソースも アンカリングさせていただきます。)
【ディマティーニ・メソッドを受講して】
ディマティーニ・メソッドは 自己変革プログラムで
1.正負の法則と2.愛の法則の二つの法則にベースを置きます。
1.正負の法則はバランスの法則です。
正・反・合=テーゼに対してアンチテーゼを干渉させ 止揚が生じるとするヘーゲル哲学を連想します。
2.「残された命が24時間しかなかったら?」という問いに 人種、年齢を問わず殆どの人が「私の人生を支えてくださった人たちに『ありがとう、愛してます』と伝えます。」と答え、「どのように感謝され、愛されたいですか?」の問いには 「ありのままの自分を そのまま全部愛して 感謝して欲しい」と答えたということです。
これを愛の法則と呼びます。
正負の法則を波動干渉 愛の法則を波動共鳴と考えることは できないでしょうか?
「シンクロニシティと隠れた宇宙の秩序を観る。」の項で挙げられた 事例は 一/多 男/女 近/遠 です。
共時性は偶然の一致として 片付けられ、 潜在意識の引き寄せと考えられてきましたが「対極のベクトルを観 エネルギー的にフラットになると考える正負の法則」を観るのは興味深いことでした。
ディマティーニ・メソッドでは 価値観の分類を愛、情熱、勇気、友情、冒険、貢献、自由、やすらぎ、安全、成長、健康・・・などとします。
しかし私が宇宙の秩序として観るのは 1.遠心力/求心力 2.循環 3.自転/公転 4.黄金率 5.セット位です。
それらのベクトルとして
1.【遠心力/求心力】:義/愛、分析/統合、西洋/東洋、 陽/陰、光/水、無/有
2.【循環】:支配/被支配、加害者/被害者、 虐待者/被虐待者、上/下
3.【自転/公転】:粒子/波、今/時間、個/全体、顕在意識/潜在意識
4.【セット】:S極/N極、左/右、明/暗、死/再生、プラス/マイナス、
5.【黄金率】:調和
ストローク
私たちは、人との関わりなしに生きていけません。二人が支えあう絵が象形文字「人」となり、「人の間」と書いて人間となります。
人の存在を認める関わりの全てをストロークと呼びます。
つまり人と人とが関わりあう時、人から人への働きかけの一つ一つがストロークと言えます。
みんな心地よい関わり(プラスのストローク)を求めていますがどんなに求めても、心地よい関わりが得られない時は、心地がよくない関わり(マイナスのストローク)でもいいから、人とのかかわりが欲しいと願うようになります。
ストロークについて振り返ってみましょう。
どのようなストロークがあるか ブレーンストーミングで出し合います。
出し合ったストロークが プラスかマイナスか、また身体か言葉によるものかに分類します。
一週間の生活の中で、周りの人との関係について振り返ってみましょう。
下表に自分の体験を分類して書き込みます。
それぞれのストロークが身体か、言葉か考えてみましょう。
https://www.chunichi.co.jp/article/480660 【俳句を平和の架け橋に ウクライナ、ロシア、ベラルーシ…連なる非戦の声】より
2022年6月8日 05時05分 (6月8日 15時31分更新)
祖国によるウクライナ侵略やその容認に、俳句で異議を申し立てよう-。ロシア人やベラルーシ人の俳句愛好者らが、ロシア語の俳句で非戦を訴えている。これに呼応するように、ウクライナでも戦争の悲惨に向き合う作品が相次ぎ生まれている。3国の作者らが本紙に寄せた作品からは、日本を源とする短詩型文学が、平和を願う人々の架け橋になりつつあることがうかがえる。(林啓太)
ロシア西部に住む男性ゴシャルさん(56)は、ウクライナへの戦意をあおるロシア国内の「偽善」と「狂乱」への憤りから一時、ロシアの隣国に家族と移っていた。仮の住まいの近くで、スモモが寒さに耐えつつ花開いた。激しい攻撃の中で生き抜くウクライナの人々の姿が花と重なり、ロシア語の短い3行詩が浮かんだ。
今はロシアに戻っているゴシャルさんは「ロシア人の名をかたったプーチン政権の戦争犯罪には、絶望しかない」。反戦運動や言動も厳しく取り締まられる。「ゴシャル」は本名ではなく俳号。ロシア当局に身元が特定されないようにするため本名は伏せることにした。それでも不安は拭い切れないが、「僕が反戦を訴える手だては、もう俳句しかない」と覚悟する。
3月27日、ウクライナ東部ハリコフで、ロケット弾による攻撃でできた穴=ゲッティ・共同
3月27日、ウクライナ東部ハリコフで、ロケット弾による攻撃でできた穴=ゲッティ・共同
同じく、ロシア西部に住むロシア人女性の俳号ターニャ・リヒトさん(62)も、母語の俳句で、「死の谷」の淵を日々歩むことを強いられるウクライナの人々の苦しみに思いをはせる。句中の「Град(グラート、雹(ひょう))」は、ロシア軍のロケット発射機の名称でもあり、空からの攻撃の激しさを、雹に例えたようだ。
今回の戦争に対するプーチン政権の責任を問うと、ターニャさんは「政治のことは話したくない」と言葉をにごしつつ、こう付け加えた。「民間人と双方の兵士たちの死の痛みを思うと、全ての戦争に反対。この思いに政治的な背景はない」
近くでロケットが着弾した後に、防空壕(ぼうくうごう)を出ると、黒いチョウが不気味に舞うように煙が上がっている-。ベラルーシ中部に住む同国人男性の俳号フィルモル・プレースさん(56)は、ロシア語の作品で戦地の情景に思いをはせた。
プーチン大統領の盟友ルカシェンコ大統領の下で、ベラルーシでも反戦の言動は取り締まりの対象。ベラルーシ軍のロシア側での参戦もささやかれてきた。フィルモルさんは「戦争が始まり、俳句で明るいこと、楽しいことを詠めなくなってしまった。早く争いが終わってほしい」と願う。
ロシア人やベラルーシ人の俳句作者らによる非戦の叫びに応えるように、ウクライナ人の作者らも戦地の苦悩を俳句で詠んでいる。
首都キーウ(キエフ)郊外に住むアンナ・ビアズミティノバさん(30)が母国語で詠んだのは、爆撃音が響く自宅バルコニーで見つけた春の日を浴びるハエの様子。同地が猛攻を受けていた時の一こまだ。
ハエもロシア軍機も「空から飛んでくる厄介な存在」。ただ「ハエは生命を、ロシア軍機は死を思わせる」という点で、全く異なる。爆撃音とハエの羽音にこもごも耳を傾けるうちに「生活と文明が壊れていく。何てはかないんだろうと、悲しくなった」と言う。
4月19日、マリウポリの道路脇に住民を埋葬する人たち=タス・共同
4月19日、マリウポリの道路脇に住民を埋葬する人たち=タス・共同
西部リビウに住むオリガ・チェルニフさん(54)は、ロシア軍の激しい攻撃にさらされていた第2の都市ハリコフで、亡くなった家族を市街地に掘った穴に仮に埋葬しなければならなかった人々のつらさに思いを巡らし、ロシア語とウクライナ語で詠んだ。
戦争前は多くのロシア人の友人がいたが、そのほとんどがロシアの軍事行動を支持したため、関係を絶った。それでもロシア語でも俳句を作るのは「いつか私の句を見た時に、自国の過ちに気付いてもらうため」と力を込め、こう続けた。「戦争はいつか終わる。ウクライナがまた幸せに包まれる時が、きっと来る」
オリガ・チェルニフさんが自宅バルコニーから撮影した、ロシア軍のロケットが着弾した直後に漂う黒煙
オリガ・チェルニフさんが自宅バルコニーから撮影した、ロシア軍のロケットが着弾した直後に漂う黒煙
(ロシア語とウクライナ語の俳句は、ウクライナ出身の詩人バレリア・シモノバさんが英訳。この英訳から、フランス出身の比較文学研究者で俳人のマブソン青眼(せいがん)さんと記者が共同で和訳した)
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