エネルギーの交流

木の瞑想】

陽だまりで瞼を閉じ 身体中に降り注ぐ暖かな日差しを感じたことがあるでしょうか?

薄暗い闇の中で、大地のシルェットを映し出す、黄金いろの満月を見たことがあるでしょうか?

漆黒の夜空に散らばる星の瞬きが きらきら輝いているのを見たことがあるでしょうか?

私たちが心を開いて感じさえすれば 太陽と月と星の祝福を受け取れます。

大自然の息吹は、母なる地球を踏みしめて立ち、その懐の中で息づいているからこそ 感じ取れるものです。

森の中にいる自分を イメージしましょう。

周りには沢山の木々が生い茂っています。

大きくて 健やかな木々を感じてみましょう。

木は母なる大地から命のエネルギーをいただき新鮮な酸素を吐き出し 私たちの身体を浄化します。

木が吐きだす酸素は呼吸とともに私たちの体に入ってきて私たちが吐きだすエネルギーは木の中に還ってゆきます。

木の命は私に注がれ、私の命は木々に注がれます。

私たちは木々から新鮮な酸素をいただいて 呼吸を続けます。

木は大地に深く根付いています。

大地から木へ、木から私達へ、私たちから再び木へ、そして地球へと循環する エネルギーの流れをイメージしながら 呼吸を続けます。

呼吸を通じて 地球のエネルギーと魂が 私たちに伝わります。

私たちは一瞬たりとも 一人では存在できません。

エネルギーの交流が、私たちの人生における本質なのです。


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/01.html 【1.私たちはなぜ食事をするのでしょうか?【第1章「農」ってなーに?】】より

私たちはなぜ食事をするのでしょうか?

まずは、この最も簡単な問いから始めましょう。・・・お腹が空くから?美味しいから?食べないとお母さんにしかられる?大きくなれないから?・・・そう、間違ってはいません。でも、より正しく言えば「食べないと生きていけないから」ですよね。もっと正確には、「生きていくエネルギーをおぎなうため」です。

私たちの身体は、じっとしていても激しく活動しています。心臓はドクドクと血液を送り出し、肺は空気を吸ったりはいたり。神経も休むことなく身体のあちこちに指令を送り続け、胃や腸、腎臓や肝臓も忙しく働いています。

自動車はガソリンがないと走れません。テレビは電気がないとうつりません。人間の身体も同じです。身体を動かすエネルギーがないと、生きてはいけません。 3日間も食事をしないと、お腹がすいて倒れるかも知れません。そのまま食べないでいると、やせ細り、病気になってしまいます。でも、また食べ始めれば体力も回復、身体にパワーが戻ってきます。人間も食事によって、生命活動の“エネルギー”を得ているのです。

では、なぜ食べるとエネルギーが得られるのでしょうか。いや、その前に、エネルギーって、いったい何なのでしょう?


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/02.html 【2.エネルギーって何だ?【第1章「農」ってなーに?】】より

エネルギーと聞いて、最初に思い浮かぶのは石油や電気ですね。石油はガソリンになったり、いろいろな化学製品になったりと大活躍です。電気も多くの機械類、電化製品、照明などには欠かせない大切なエネルギーです。石油や電気がなかったら世の中のほとんどのものが止まってしまいます。

エネルギーとは、簡単に言えば、モノを動かす元になる力のことです。動かすだけじゃなく、燃やしたり、光らせたり、化学反応をさせたりする力。水が高いとことから低いところへ流れるのも、木の葉が木から落ちるのも、地球の引力というエネルギー(位置エネルギーという)が働いているからです。

エネルギーは、運動エネルギー、位置エネルギー、電気エネルギー、熱エネルギー、光エネルギー、化学エネルギーなどたくさんの種類があります。石油や電気は、こうしたあらゆるエネルギーの元として最も多く利用されているのです。

さて、ここで問題です。・・・・この地球上で最も大きくて、どこでも、いつでも、しかも全く無料で手に入れることのできるエネルギーがあります。皆さんも、よくご存知のものです。さて、何でしょうか?


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/03.html 【3.太陽エネルギーはスゴイ!【第1章「農」ってなーに?】】より

実は、太陽の光。そう、太陽エネルギーなのです。地球に降り注ぐ太陽エネルギーは、1秒あたり約42兆キロカロリー。これは、1秒間に世界中で使っているエネルギー(石油や電気など)の2万倍以上というスゴイ量です。もしこの太陽エネルギーを100%変換できるなら、世界の年間エネルギー消費量をわずか45分でまかなうことができるという計算になります。

この太陽エネルギーは、熱エネルギーとして海水や地面をあたため、水を蒸発させます。水蒸気は雲となり、雨となって地上に降り注ぎます。水が地球を循環しているのは、この太陽エネルギーのおかげです。また、地表の温度差によって風や波、潮の流れといった運動エネルギーにもなり、気象の変化を引き起こしま

ちょっと難しい話ですが、地球が太陽の周りを楕円を描いて回っていることや、地軸が傾いて自転していることなどから、地球にあたる太陽熱にむらができます。そのむらが風を起こしたり季節をつくり出しており、生物生存の大きな要因となっているのです。地震や火山活動などを除けば、地球上の自然現象のほとんどは太陽エネルギーが引き起こしているとも言えるのです。

生物にとっては、もっと重要な働きをしています。森林(植物)は、太陽の光をあびて酸素を出し、二酸化炭素を吸収します。空気中に酸素があるのも太陽のおかげなのです。太陽の光は、地球上のありとあらゆる生物を生かすエネルギーとなっているのです。そして、実は、「農」とは、太陽エネルギーを化学エネルギーに変える仕事なのです。

でも、それを説明するには、もう少しエネルギーの話をしなければなりません。


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/04.html 【4.太陽エネルギーを地上に蓄積できるのは植物だけ!【第1章「農」ってなーに?】】より

太陽エネルギーは、地球上でさまざまな働きをしながら、最終的には、ほとんどすべてが熱の形となって宇宙に戻っていきます。しかし、0.02%というほんのわずかな割合(でも、すごい量)ですが、ある生物によって地上で別なエネルギーに変えられ、蓄えられます。・・・いったい、どんな生物なのでしょうか。・・・実は、この太陽エネルギーを地上に固定しているのは植物なのです。緑色をした植物は太陽の光をあびると、水分と空気中の二酸化炭素をもとに生命活動に必要な炭水化物(ブドウ糖やデンプン)をつくります。そして、余分になった酸素を空気中へ出します。これを光合成といいます。つまり、植物は、光合成によって、太陽エネルギーを自分の栄養となる食物的エネルギー(これは、化学エネルギー※に分類される)に変えて育ちます。だから、植物はモノを食べなくても、太陽の光と水と土があれば成長するというわけです。

また、植物(特に森林)の光合成で生み出される酸素によって、私たち人間や動物は生きていられるし、火を燃やしたりできるのです(月では酸素がないので焚き火もできない)。石油や石炭、天然ガスも、古代の植物などが地中に積もって生成されたものです。つまり、植物が何億年とかけて蓄えてきたエネルギーの「貯金」みたいなものですね。

この太陽エネルギーを地上に固定できる生きものは、植物(木や草花、あるいは海の藻や海草、植物性プランクトンなど)だけなのです。

化学エネルギー・・・ある物質、例えば水(H2O)は、水素(H2)と酸素(O)という原子が結合してできています。この原子が化学変化によって、離れたり結合したりして結びつきが変わると、エネルギーを出したり、吸収したりします。化学エネルギーとは、こうした化学結合の形で蓄えているエネルギーのことです。例えば、水素と酸素を化合させると電気が流れます(燃料電池の原理)。これは、分子が結合する時に発生する化学エネルギーを電気エネルギーに変換するわけです。木が燃える(酸化される)時には、木の化学エネルギーが熱エネルギーに変換されます(C+O2→CO2)。石油も電池も化学エネルギー。緑色植物は、炭酸ガスを吸って、太陽の光エネルギーを炭水化物(炭素と水でできている化合物)という化学エネルギーに変換しているのです。


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/05.html 【5.では、動物はどうやってエネルギーを得るのか?【第1章「農」ってなーに?】】より

では、動物はどうなのでしょうか・・・残念ながら、動物には光合成はできません。私たちはいくら太陽の光をあびても、お腹はふくれないし、栄養も吸収できませんね。したがって、動物は食べることによってしかエネルギーを得る方法がないのです。つまり、植物を食べることによって、その植物が蓄えた食物的エネルギー(炭水化物)を栄養分として吸収しているというわけです。

この植物だけを食べてエネルギーを得る動物のことを草食動物といいます。牛や馬、ヤギ、サイなどがそうです。ウサギやモルモットなどの小動物、葉っぱを食べる昆虫も草食動物ですね。ゾウやキリンも草だけを食べて、あんなに大きな体に育つのです。

これに対して、肉食動物という種類もいます。植物繊維を消化して栄養素にすることができない動物は、肉など動物性の食物でエネルギーを得るしかありません。猫やライオン、トラなどが代表的な肉食動物です。クモやカマキリなどの昆虫にもたくさん仲間がいます。さらに、草も肉も食べる雑食動物(鶏、犬など。人間も雑食ですね)。動物は、大きくはこの3種類に分類されます。

でも、草食動物がいなかったら、植物のエネルギーは肉食動物などには伝わりません。だから、草食動物は地上の生き物の中でとても重要な存在なのです。

しかし、ということは、草食動物はあるかわいそうな運命を背負っているということになります。草食動物だけが住む世界であれば安全なのですが、肉食動物に襲われてしまいますね。余計な話ですが、肉食動物の目は顔の前に並んでいます(獲物との距離を見定めるため)。ところが、草食動物の目は、馬や牛のように、顔の両サイドに離れてついています。常に肉食動物に狙われており、広い範囲を見渡すためだといわれています。


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/06.html 【6.エネルギーのつながり食物連鎖【第1章「農」ってなーに?】】より

さて、食物としてのエネルギーを生み出しているのは植物だけであることが分かりました。ウサギや馬などの草食動物は、その植物を食べることによりエネルギーを蓄えて育ちます。そのウサギや馬を食べてエネルギーを得るのがライオンなどの肉食動物です。

このように、植物が生産したエネルギーは、動物同士の食べる、食べられるという関係の中で伝達されていくわけです。例えば、海の中では、まず藻などの植物性プランクトンが太陽の光によって光合成を行ない、その体内にたんぱく質や糖分を蓄えます。それをミジンコなどの動物性プランクトンが食べます。その動物性プランクトンをサバの幼魚やイワシなどの小魚が食べて育ちます。イワシやアジなどの魚は、かつおやマグロのエサになります。そして、かつおやマグロが死ぬと腐敗し、微生物やカニなどのエサになります。

「ひとりの人間が1年間生きるためには、300匹のマスが必要。そのマスには9万匹のカエルが必要で、そのカエルには2700万匹のバッタが必要で、そのバッタは1000tの草を食べなくては生きていかれない(G・タイラー・ミラー。科学者)」。

ということは、人間は1000tもの植物を食べなくても、マス300匹食べれば、同じくらいのエネルギーが得られることになりますね。こうした関係を図示すると三角形のようになり、「生態系ピラミッド(右イメージ図参照)」などとも呼ばれています。

このように自然界のあらゆる生き物は、こうした「食う・食われる」という関係でつながっており、これは「食物連鎖」と呼ばれています。「連鎖」とは、「鎖(くさり)のように連なっている」という意味ですね。植物の生み出したエネルギーは、鎖のようにつながって、地球上のあらゆる動物の中を絶え間なく流れ続けているのです。


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/07.html 【7.エネルギーの循環【第1章「農」ってなーに?】】より

植物は食べられるばかりで損だと思う方がいらっしゃるかも知れませんね。でも、そうでもありません。植物も、動物がいるおかげで豊かに育つのです。

食物連鎖(生態系ピラミッド)の頂点にいるのは、人間や大型の肉食動物ですね。例えば陸の王者・ライオンは、生きているうちは襲われたりはしませんが、死ぬとその死骸はハゲタカやワシなどによって荒らされます。やがて死骸は腐り、ハエがたかり、最後は微生物によって分解されて、土の豊かな栄養分となります。その栄養を植物が吸収し、太陽の光を浴びて・・・という具合に地上のすべての動物は、やがて死骸となり土となって植物の栄養分になるわけです。

落ち葉や動物のフン(排泄物)もバクテリア等の微生物によって分解され、植物の栄養となります※。昔の日本では、オシッコやウンチも田畑へ戻して、肥料にしていました。

鳥は野生の果実を食べます。そして、あちこちに飛んでフンをします。果実のタネは消化できないのでフンと一緒に落とされ、そこから芽が出てきます。植物は歩けませんが、鳥や昆虫のおかげで、遠く離れたところでも仲間が増えていったのです。あるいは、海岸でシジミや魚などを食べた鳥は、森に戻ってフンをします。1羽の鳥が1日に3gのフンをすると、1年で約1kgになりますね。何万羽という鳥が、年間に何万kgもの肥料を森にまいていることになるのです。

生態学の分野では、植物はエネルギーを生み出しているので「生産者」、動物はそれを食べるので「消費者」、そしてバクテリアなどは動物の出す糞や死骸を食べて分解してしまうので「分解者」と呼ばれています。このように、「生産者」と「消費者」と「分解者」により、自然界のあらゆる生物はエネルギーを循環させて生きているわけです。 まるで神業(かみわざ)のような仕組みですね。

ちょっと専門的な話になりますが、植物の肥料としては油かすや魚粉、家畜糞などの有機質肥料があります。しかし、植物は有機物のままでは吸収できません。バクテリアが分解した無機物を栄養分として吸収しているのです(化学者リービッヒの発見)。つまり、バクテリアによってアンモニウム塩、亜硝酸塩などの無機物に分解されてはじめて植物の栄養素となるわけです。したがって、有機質肥料といっても、土中にバクテリアがいないと効かないのです。化学肥料は無機物の肥料ですから効果が早い。しかし、そればかり使っていると有機物が不足して土壌も悪くなるといわれています。


https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kagaku/nani/08.html 【8.「農」とは”エネルギー生産”をコントロールする仕事【第1章「農」ってなーに?】】より

さあ、ここまでお読みになった皆さんには、「農」が何を意味するかはもうお分かりでしょう。・・・そうです。「農」とは、農地を造ってお米や野菜を育てる、つまり、太陽エネルギーを(人間用の)化学エネルギーに変換する仕事ということになりますね。

いや、実際にエネルギー変換をするのは植物ですから、人間は、風雨や霜の影響から守ったり、水や肥料を絶やさないようにしたり、品質を高めたり、エネルギー変換の効率を良くしたりと、作物のエネルギー生産をコントロールしていることになります。

別な言い方をすれば、食物連鎖の頂点にいる人間が、食物を生産している ――― ここに「農」の本質があるわけです。

エネルギー生産をコントロールしているのは作物だけではありません。草やトウモロコシなどの飼料を食べる牛や豚も、いわば高濃度のエネルギーを貯金してくれるわけですから、これを育てることも一種の<生産>ということになります。植物が<一次生産者>とすれば、家畜は<二次生産者>とも言えそうですね。

「農」の仕事は食物としてのエネルギー変換だけではありません。今はあまり見られなくなりましたが、昔は多くの畑で綿(ワタ)という作物を作っていました。綿の種子は“わた”になります。布団のわたや綿棒にするあのわたです。シャツやジーンズでおなじみのコットン(木綿)を作っていたのです。また、桑畑では桑を育て(一次生産です)、桑の葉を蚕(かいこ)という草食動物に食わせ(二次生産ですね)、その蚕のサナギがつくる繭(まゆ)から絹糸(シルク)を作り出しました(三次生産)。この綿織物や絹織物は、明治から大正にかけての近代化を支えた代表的な産業であり、日本はたくさん輸出してお金をかせぎました。

というわけで、「農」とは太陽エネルギーから、人間用の化学エネルギーを生産する仕事であることが分かりました。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

0コメント

  • 1000 / 1000