https://ameblo.jp/riyanmichaki/entry-12701887690.html 【日本DS清和会終焉へ(前編)】より
――総裁選が終わりました。
河野太郎氏と高市早苗氏という対立構造かと思われましたが、蓋を開ければ岸田氏が当選ということになりました。これについて澤野さんはどのように捉えていますか?
(澤野大樹氏)
清和会安倍氏勢力がネット言論を駆使して高市氏を急激に盛り上げていったわけですから、清和会としては何としてでも高市氏を当選させたかった。
これは間違いなくそうなのだと思います。
――でも最終的には岸田さんとなりましたよね。もし清和会が岸田氏を本命として当選させるためにこれらすべてが仕組まれていたとするならば、見事としか言いようがなく、そのシナリオを考えた安倍氏は天才であると思います。
安倍氏が高市氏を立てて議員票を割っ決選投票に持ち込ませたから岸田氏は総裁になることができた。高市がいなかったら1回目で河野氏が勝っていたわけ。
でも最終的には岸田氏が勝った。まさに「瓢箪から駒」だった。
これはまさに映画『ロード・オブ・ザ・リング』のラストシーンのような複雑さでしたね。
まさに「多次元化」「五次元化」していた。このあたりの深い部分を今日はお話したいと思います。
――安倍氏によるシナリオなのでしょうか?
「今井ちゃん」(=今井尚哉氏)じゃないかな?彼はCSIS(戦略国際問題研究所)から「親中派」として名指しされていますよね。
――その「今井ちゃん」は今、岸田氏の側近になっていると聞いています。
CSISが「今井ちゃん」を「親中派」だと名指ししたのが2020年の7月末に発表されたレポート『日本における中国の影響力』です。
その時にはすでにCSISはトランプ側によって陥落されています。
このレポートでは「今井ちゃん」とともに二階氏も名指しされました。
――そうだったのですか?
今井氏は通産省、経済産業省畑を進んできた人物ですね。アベノミクスを取り仕切っていた経産官僚の頂点です。そして第一次安倍政権の時からずっと内閣総理大臣秘書官、総理大臣補佐官として安倍総理の側近中の側近でした。
第二次安倍内閣以降は、安倍氏に乞われる形で秘書官に就任しているわけですから今井氏は安倍氏に非常に頼りにされていたのでしょう。
――ということは今井氏は安倍派なのですか?
通産省、経済産業省という「旧満州」利権のエリートですから誰だってそう考えるでしょう。でも安倍派じゃないですよ。正確に言えば今井氏は安倍氏より上なの。
安倍氏が今井氏に教えを乞うていたのですよ。その今井氏が二階氏と共に中国に親書をしたためていたということ。
――今井氏の動向は謎めいていますね。
そうですね。彼は栃木県宇都宮出身です。宇都宮といえば徳川家康が日光を訪れる際に宿泊した宇都宮城のお膝元で、今井氏はそんな下野の宇都宮藩出身でしょう。
――彼の心の中は彼しか知りえないということですね。
そういうことになります。
――今井氏は満州岸派なのでしょうか?
誰でもその疑問を抱きますよね。それに対する解答は彼の発言というよりも、周辺の人たちの彼への反応を見ることで浮き彫りになってきます。
安倍氏を強力にサポートし、今回の総裁選においても高市早苗氏をネット上で猛烈に持ち上げた一部の雑誌やその論壇において、この今井氏はめちゃくちゃ警戒され、安倍氏への懸念として表明されてきました。
今井氏の叔父の今井善衛氏が元通産省事務次官であったにも関わらず、です。
商工省時代の今井善衛氏の上司が岸信介だったにも関わらず、です。
今井氏がバックについた岸田政権が「経団連政権」であるにも関わらず、です。
しかも今井氏は安倍氏の縁戚です。そこまでなのに、満州岸系論壇は今井氏を警戒しています。よほどの危機感を持っているのでしょう。
「安倍絶対主義」を掲げるならば、今井氏のこともきちんと愛してあげなさいよ、って思いますよね。つまり、安倍氏のサポート隊である旧満州岸児玉機関系論壇たちにとって、
今井氏は非常に煙たい存在だった。
安倍氏を応援したいが、どうもこの今井氏の存在がネックになっていた。
つまり今井氏は、安倍氏の側近中の側近でありながら、安倍氏サポート応援団からは嫌われていた。そして論壇はCSISのレポートを引き合いに出し、安倍氏に対し暗に今井氏との関係を解消すべきであるとサジェスチョンしてきました。
――CSISレポートというのは、日米合同委員会による「年次改革要望書」のように、米国政府首脳の意向が表されたものなのだということですよね。
もちろんそうですよ。でも話は違ってしまったのですよ。
――違ってしまった?
そう。今井氏と二階氏が「親中派」であり「中国寄り」だと書かれたCSISレポートは2020年7月末に出されたものでしょ。
――はい。
でもその直後にアメリカでは大統領選挙が行われましたね。大統領選挙は2020年11月3日でした。
――はい、まさしくそのとおりですね。
CSISは「ワシントンD.C.」のシンクタンクです。そもそもはカバールDS側の組織でしょう。
米国大統領選挙に伴って、ワシントンD.C.は陥落し機能不全になりました。
CSISも当然その影響をもろに受けることになるわけです。
――ということは?
トランプさんによるカバールDS掃討作戦以前のCSISによるレポートによれば、先ほどから申し上げているように、今井氏、二階氏は「中国寄り」として懸念されていた。
そこで言われていた「中国」というのは、当時のカバール側にとって都合の悪い側の中国だった。つまりそれは習近平勢力だったということです。
だから二階氏は習近平氏を国賓待遇で訪日させようと動いていたわけですよ。
そしてそのための親書を二階氏と今井氏が書いていた。
――あ、なるほどそういうことですね!
そうそう。でもその今井氏や二階氏のことを、日本のカバールDS満州岸児玉機関系論壇は非常に気に食わなかったわけですよ。
――単に「中国」と大きく記号化してしまったら大事な部分を見落としてしまいますね。
日本のメディアは中国が決して一枚岩ではないことについて言及することは半ばタブー化していますでしょ。
なぜならば中国のDSは旧大日本帝国関東軍満州派および関東軍防疫給水部、通称「731部隊」の流れを汲んでいるからです。
そういう意味においては、日本のメディアというものはじつはカバールDS派なのですよね。
――それはよく耳にしますけど。
よく耳にしますが中身がまったく違うのですよ。だって今回、日本の満州岸児玉機関派論壇は、高市氏を猛烈に応援するにあたって、「マスメディアは真実を報道していない!ネットでは圧倒的に高市氏がリードしているじゃないか!」って啖呵を切っていましたよね。
また、長州下関出身のお笑い芸人を使って、ネットアンケートまでして世論工作をしていましたよね。彼らはしきりに「マスゴミはウソを言っている」と言いました。でもそのマスコミはじつは満州派なのだということ。しかし与えられた道を逸脱しないという条件の下、戦後、GHQによって放送免許が付与されたということね。
でも彼らはそのギリギリのラインを駆使して、「メディアはウソをついている」ということを大声で喧伝し、あたかもメディアが満州岸派の敵であるかのように偽装をしているのだということです。このことを見抜くためには勉強するしかないのよ。
彼らはメディアを「私兵」として使役しているのです。つまり「マスゴミは真実を報道していない!」と叫んでいる人の99%以上はいとも簡単に騙される。
戦う相手を見誤らされ、無為で徒労のその「戦い」に人生のストレージの大半を消費させられ、そして捨てられて終わるだけとなるのです。
直情径行型で脊髄反射しかできない喜怒哀楽と気合い優先の「愛国者」たちを、
日本カバールDSという為政者たちは駒として使い捨てにします。
このことは戦後76年経った現在でも何ら変わることのない明治以降の日本の伝統です。
「やる気満々な無能は今すぐ殺せ」というのがドイツのゼークトか誰かの言葉だったし、
自国内での戦術の基礎の部分であるわけですが、日本DS満州派の残党たちはそのような者たちを鬼化させて私兵として使役してしまうところが今までにない斬新なところだと思います。
つまり、自軍を滅亡に導きかねない、本来ならば排除しなくてはならない「やる気満々な無能」たちを、安倍満州派たちは私兵として利用したということ。これはじつに斬新だと思います。
――どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか?
それは日本のトップが「やる気満々な無能」だったからでしょ。トップというのは「有能な怠け者」じゃなきゃダメなのよ。朝から晩まで懸命に働いているトップなんて悪夢でしかないの。そんな汗水垂らすトップなんか部下は見たくないのよ。でも今の日本国民は帝王学なんて知らないでしょうから、国のトップにもコストパフォーマンスを求めるでしょ。
これだけ税金使っているのだからこれだけ働けみたいな。
余白を認めないケチで潔癖な国民になってしまっている。
費用対効果と上四半期ベースでの実績しか視覚にない、非常に狭窄で吝嗇(りんしょく)な国民に成れ果ててしまっている。
「本物」を求める人がきわめて少なくなり、人々は「コスパ」だけを追い求めるようになった。これはまさに亡国だと言えるでしょう。
でもね、こういう国民に仕立てた勢力がいるわけね。有能で聡明で本物を見極める目を持った国民なんて邪魔なの。鬼化させて駒として使役するためにはそんなの必要ないわけね。
だから国民全体の知的レベルを落とすようにずっと画策されてきた。
そうやって、2006年9月26日に成立した第一次安倍内閣以降、国民の白痴化が行われ、
つまり首相のレベルに合うように国民のレベルが均質化されたわけね。
満足に箸すら持つことができないような首相が愛国心を語るようになった。
――二階さんはどのような立場なのでしょうか?
二階さんは和歌山紀州藩です。紀州藩は徳川御三家和歌山城の地であり、第八代将軍徳川吉宗を生んだ名門でしょ。ま、征夷大将軍だけどさ。紀伊国紀州藩第五代藩主吉宗ですよ。
幕末戊辰戦争の時ですよ。その初戦となった1868年1月の京都での「鳥羽・伏見の戦い」の時に、負傷し紀州まで敗走してきた会津藩の兵士を受け入れ手厚くもてなし手当てをし助けたのが、御坊市由良町の人たちでした。
紀州藩は当時の時代に翻弄され、表向きは明治新政府軍側についていましたが、それは徳川御三家でありますから、心の奥底にはそれはやはり会津と心を通わせていたわけですよ。
それ以来、150年に亘って、和歌山紀州藩と、奥羽越列藩同盟を代表する会津藩の間には、友情が続いているのですよ。今でもですよ。
「あの時の御恩は決して忘れません」って今でも紀州藩と会津藩は交流を続けています。
会津若松市長が御坊市長を訪問 戊辰戦争の縁
https://www.asahi.com/articles/ASL5J43L3L5JPXLB005.html
御坊市と会津若松市の交流事業活発化、来年2月に戊辰戦争パネル展
https://blog.goo.ne.jp/ks-press/e/67f22fb5a9ce8f7d66771a09fe8baaef
つまり、和歌山紀州藩は、表向きは明治新政府側であったかもしれないけど、心はずっと会津と共にあった。
奥羽越列藩同盟と共にあった。明治新政府など絶対に認めない、長州など絶対に許さないという気概が今でも色濃く残っている地です。
そんな和歌山県の御坊市出身なのが二階俊博氏なのだということです。
――二階さんはネトウヨたちからは「中国寄りの売国奴」と攻撃されています。
ネトウヨたちは何の意味もわかっていないのね。ただ上からそう言えと命令されて従っているだけのロボットなのですよ。
「人」には歴史があるの。その歴史を見ずに上から命令された定型文をただコピペして繰り返すだけの「私兵」が使役されているのだということです。
二階氏はつまりじつは、「反明治新政府」なのだということ。これね。ということは、
明治維新の官軍である長州安倍政権、そして旧満州岸派から見れば、二階氏は賊軍中の賊軍となるわけですよ。忌み嫌われ差別される側の最たる者となるわけです。
会津の兵士を看病し手厚くかくまった裏切り者の紀州藩など、イジメにイジメ抜いてやるわと思われてる。
だからかどうだかはわかりませんが、和歌山市内の水道橋が破損し紀の川に落下し、
和歌山市北部で6万世帯で断水となりましたでしょ。ですから自民党清和会支配の時代は和歌山紀州藩を嫌うのです。それに従って、ネトウヨたちは、二階氏を総攻撃しているのだということ。そして多くの国民がそれを信じているということ。だからよく調べてみてください。
二階氏は「日本会議」でもなければ、「神道政治連盟」でもなければ、「みんなで靖国参拝する国会議員の会」でもない。
つまりバビロン系満州大本オカルトの影響下にはない数少ない自民党の政治家なのだということ。このことは知っていて損はないでしょう。
つまり日本カバールDS満州大本岸派からすれば、二階俊博という人物は賊軍であり敵であり直ちに葬りたい最悪の人物なのだということ。
だけど、表向きにはネトウヨであっても「戊辰戦争」のことで彼を貶めることはできない。
戊辰戦争はタブーだから。
これは三次元現実世界という幻想の世界においてのルールなのです。
戊辰戦争の話を持ち出すと、彼らは必ず、「日本を再び分断するのか」という定型文を持ってきます。それだけ戊辰戦争は蒸し返してほしくないものなのです。
だからネトウヨたちは、ひとたび二階氏の話題が出ると、「二階は中国寄りの反日売国奴だ!」と上から命令された定型文を繰り返すのです。
そう言われたらこう返せと言われているだけなのです。
彼らは明治維新以降の幻想の世界の秩序を維持し守るために配備されたロボットであり、センティネルズなのだということです。
そして、その二階氏は、これまでずっと今井氏と共に活動してきたのだということです。
そしてその今井氏が、このたび岸田文雄氏の参謀として食い込んでいたのです。
さあ、今井氏は、商工省満州岸の流れを体現し岸田氏の監視役として君臨するのか?
それとも、宇都宮藩徳川と紀州藩徳川御三家、そして何よりも奥羽越列藩同盟会津藩の積年の遺恨を解消するために君臨するのか?
(澤野大樹)
https://ameblo.jp/riyanmichaki/entry-12702073432.html 【日本DS清和会終焉へ(後編)】より
澤野大樹氏インタビュー
『日本DS清和会終焉へ(前編)』からの続きです。
――岸田氏の「監視」とはどういうことですか?
(澤野大樹氏)
そこが今日の一番重要な部分ですよ。果たして今井氏はどの立場なのか?それが謎だったのです。でも今回の総裁選で暗躍したと言われている安倍氏はネット界を総動員して高市氏を応援しましたよね。
もし水面下での今井氏の存在が本命であるならば、安倍氏は最初から岸田氏を支援したはずです。
安倍氏が高市氏を猛烈に盛り上げたということはじつに本意だったのだということがわかってきますよね。もちろん、総裁選の第一回目の投票において、過半数に達しなければ決選投票になるなど、絶妙な調整と票合わせや票読みをしなければ、当選を勝ち得ることは難しいわけですから、老獪で複雑な権謀術数が繰り広げられたことでしょう。
そんな中、安倍氏の本命は岸田だったのか?
今井氏を心底信用して、だからゆえ捨て駒としての高市氏を敢えて掲げたのか?
そこが謎のままですけど、私は安倍氏は本気で高市氏を総裁にしようとしたのだと思いますよ。
これまでのように、ネットを駆使して幻想の世論をでっち上げ、ノイジーマイノリティの力を見せ付ける形で「世論形成なんてお手の物よ」と勝ち誇る己の姿を夢想したのかもしれない。しかしもうそういう時代は終わったのだと思いますよ。
インターネットというものは、自分が知りたい情報を自らの意志で探し、検索し、追い求めて獲得していくツールでしょ。これって「狩猟」のメンタリティなわけですからね。
つまり「縄文スピリット」ですよ。能動的に何かを求めることがなければ、インターネットは何の役にもたたない無用の長物です。
つまりネット世界というのはそもそも縄文スピリットを発揮させるためのツールだということ。最先端技術によって生み出された「ハラ」なのです。
しかしそれを奸計によって利用し、または自己都合により曲解した上で、ネット上の言論をすべてノイジーマイノリティで席巻し、能動的に検索しようとする縄文スピリットの人々をまとめて全員を漁(すなど)っていくやり方を彼らは見つけたのです。
これは明らかに「業」(ごう)であると言えるだろうし、それって侵略思想そのものじゃん。それはインターネットという「WWW」(666)を愚弄するものでしょう。
彼らは「ハラ」であるネット世界を「ムラ」化させたわけよ。
つまり本来ならば100あるネットの可能性を彼らは10までデチューンしたのね。
広大無辺の可能性を秘めたインターネットという縄文スピリットツールをムラの回覧板レベルまで貶めたのよ。
――首相のレベルに合わせて国民のレベルを低下させて均質化させたのと似てますね。
あはは!小野さん鋭い!
あ、岸田氏の話でしたよね!岸田氏についてお話するのであれば、彼は宏池会であるということを噛み締めなければいけません。
――清和会、経世会と来て「宏池会」ですか。
前回のインタビューでは、岸田氏について述べていませんでしたね。
それくらい影が薄かったと感じてしまったわけですが、それはお詫び申し上げなきゃいけませんね。岸田派は正式には「宏池会」(こうちかい)ですね。
この宏池会は複雑な歴史があるし、また不遇な歴史も背負っています。
――不遇な歴史ですか?
そう。その発端は2000年11月の出来事でしたよ。経世会小渕首相が「病魔」に倒れ、密室談合で一夜にして清和会の森喜朗氏が第85代内閣総理大臣になったあの2000年ですよ。
福田赳夫氏以来22年ぶりの清和会総理でした。そんな森内閣に対して野党は、森内閣不信任決議案を提出しましたね。
その野党による森内閣不信任決議案に自民党宏池会会長の加藤紘一氏らが賛成もしくは欠席(事実上の賛成)すると宣言しましたね。これがいわゆる「加藤の乱」です。
――懐かしいですね。
21年も昔の話ですが覚えています。あの頃は若かったなあ。まあそれは横に置いといて。
野党および宏池会の加藤紘一氏らはつまりは「自民党」という大枠に対してではなく、
「清和会」に対して不信任だと言ったのです。
野党による森内閣不信任決議案というのは、野党から提出されたものだけれども、一部の自民党も含めて「反清和会」の意志表示だったわけですね。
それに宏池会の加藤氏は同調しちゃった。それで行けると思ってしまった。
いや当初は行ける算段だった。これは一大事ですよ。
自民党が一枚岩でないことはわかっていましたが、ここまで露骨に反清和会の動きが出たということは、相当な衝撃をもたらしたわけです。
でもその加藤の乱は結局失敗に終わった。
その瞬間、加藤氏は涙を堪えながら身動きすら取れなかった。
それを横で支え励ましたのが谷垣氏であり、この倒閣運動に協力した山崎拓氏だったよね。
つまり「首相なんて誰がやっても同じ」ということはないわけ。
そういう反知性主義の意見には与しちゃいけない。そこには人がいて心があってドラマがあるの。人の心や歴史を理解しない人は政治のことを語っちゃダメなの。政治っていうのは「人」なのだから。そして忘れてはいけないのが、その森内閣不信任決議案に同調し、加藤の乱において血判状にサインし出陣式まで行った筆頭が岸田文雄氏だったのだということ。
そしてその宏池会のことを現在、通称「岸田派」って呼んでいるわけですよ。
つまり岸田氏は、あの加藤の乱を起こした反清和会グループの純粋な「残党」なのだということです。
だから岸田氏は今回の総裁選立候補の時に、「森友学園再捜査」とうっかり口走ってしまった。
――ひやぁぁっ!!
2020年の総裁選に岸田氏が立候補したときには、山形3区の加藤紘一氏の娘であり
同じく山形3区の加藤鮎子氏、選対本部長には加藤氏の側近だった山形1区の遠藤利明氏がちゃんとついていましたよ。
つまり岸田氏は、あの21年前の「加藤の乱」の時の心情、すなわち「反清和会」の信念を
些かも変えていないのだということが透けて見えますよね。
――これは一大事ですね!
これはもう一大事どころの話じゃないですよ。
この「加藤の乱」の後、宏池会は自民党内では「賊軍」であり「朝敵」の烙印を押され、
ずっと冷や飯を食わされてきたわけです。
事実、自民党の歴代総裁24人のうち、首相の座に就けなかったのは宏池会の谷垣氏と河野洋平氏の2人しかいない。
しかもその後、谷垣氏は「自転車事故」で車椅子生活となり2016年に政界を引退されました。この谷垣氏の「無念」がわかりますか?
そして山崎拓氏は2003年に党副総裁に就任するも、恥ずかしいスキャンダルを報じられ、
さらに議席も失い副総裁も辞任に追い込まれ、さらに2010年の参議院選挙に立候補しようとしましたが、自民党からは「定年制度」を理由に公認すらもらえず引退となりました。
この山崎氏の「無念」がわかりますか?
そして加藤氏は泣きながら失脚し、2016年9月9日に亡くなられました。
宏池会の領袖であった加藤氏のこの「無念」がわかりますか?
そしてその姿を真横で見ていたのが岸田氏でしょ。岸田氏にはずっとそのトラウマがあった。そのトラウマが燻っていたから彼は総裁選への立候補を躊躇したし、自分の意見をハッキリと言わず、どこかビクビクして怯えているようにも見えた。かつて加藤氏は、軽い気持ちで総裁選へお試し出馬し、当時の小渕氏を激怒させ睨まれ続けてもいます。
小渕氏は経世会ですよ。つまり宏池会は、清和会からだけでなく、なんと経世会にまで嫌われていたわけですよ。どんだけ~?って思いますよね。
だからゆえ、宏池会は自民党内の窓際族として冷遇され、この派閥からは誰も出世できないと思われてきました。自民党内の賊軍派閥だったからです。
これに失敗したらもう二度と自民党総裁にはなれないしならば当然総理の夢も断たれてしまう。宏池会は反清和会という「加藤の乱」を起こした自民党清和会にとって最低最悪の「鬼門」でした。
なら今回の総裁選で、安倍氏は裏の本命として果たして本当にそんな岸田氏当選を目論んだだろうか?
岸田氏が当選を果たした後、その安倍氏は光よりも速いスピードで岸田氏の会に顔を出し、
「あとは人事ですね!」とのたまったわけです。
これは2016年に米国大統領選挙において、まさかのトランプ氏が当選した時に、慌ててご機嫌取りに渡米した時と非常に似ています。
また落選した高市氏もなぜか総裁選勝利の歓喜に沸く岸田氏の勝利報告会に光よりも速いスピードで姿を現し、「(岸田陣営は)離れがたいチームだ。一緒に力を合わせて党を盛り上げていきましょう!」とのたまった。
これ明らかにおかしいですよね。
安倍氏も高市氏も共に、あたかも「私は最初から岸田さんを応援していました」とでも
言っているような態度で乗り込んできたのです。
これを見た瞬間に私は、「ああ岸田氏当選は清和会にとって想定外だったのだな」と思いました。そして「あ、詰んだんだな」と直観しました。そして彼らは心の底から怯えているのだなと思いました。それと同時に両者のその「おべんちゃら」を聞いた瞬間になんとも言えない気分になりました。
この詭弁、詐術はまさにバビロン由来だなとも思いました。
本当にズルく小賢しく下卑な人たちなんだなと。そしてこのような人物らの私兵として使役されている鬼化された人々に対して、衷心より憐憫の念を禁じ得ない己がいるのです。
と同時に、日本国内のカバールDSたちは、まったく力を失ってなどおらず、
ましてや掃討作戦による粛清など一切行われておらず、むしろイキイキと欺瞞を振り撒いていることもわかりました。
そしてこの総裁選を眺めていた野党の中でただのひとりでもこの「加藤の乱」からの
宏池会と清和会の相克の歴史について言及した者はいましたでしょうか?
いなかったでしょう。
じゃあ野党は何者なのよ?って話になってくるわけですよ。それについては過去のインタビューですでにお話していますから今回は申し上げません。
――今回の総裁選を振り返って、澤野さんはどうまとめますか?
河野氏でもない、高市氏でもない、その中間にいた岸田氏がまるで漁夫の利を得るかのごとく当選したということ。
河野氏でもない、高市氏でもない、また、河野氏であり、高市氏でもある。両者は「もつれ」た。その結果がダーキシということになった。これがどういうことかわかりますよね?
――それは「あれ」ですね?
そうそう「あれ」です。その「あれ」は宇宙初の言説となりますからまだブログでは言えません。
これはきちんと年月日を記録して、私の言質を残す形にする必要がありますから。
ほのめかして勿体ぶるつもりはまったくありません。
早晩、活字にして出していくことになります。
――そうですね。
しばらくは取り扱い注意ですね。反清和会の総裁が誕生し、その総裁であり総理大臣を、清和会が取り囲むという形になりました。
そしてさらにその反清和会の総理大臣には「今井ちゃん」が参謀としてついている。このような状況に対して、これまでのような二元論的思考ではじつは何も見えてはこない。
そういう時代にすでになったと思います。
私の個人的な感覚では、先日9月21日にはハッキリとそれを体感しました。
――ついに来ちゃうのですね?
二元論的思考では8億年かかっても答えはでません。
しかし今まさに私たちはまったく想像だにしない新しい概念を発見します。
――まさかの意識次元の跳躍とでも言ったら良いでしょうか?
そうですね。もはや「敵」とか「味方」とか、「善」と「悪」だとか、「光」と「闇」だとか、「右」だとか「左」だとか、「与党」だとか「野党」だとか、そういったことで盛り上がっていた時代はとっくに過ぎ去って終わっていたということです。
楽しかったですけどね。それが幼稚な考えであったと懐かしく思えます。
今、小野さんは「意識次元の跳躍」と表現されましたけど、その度合いが桁違いなのですよ。これまで8億年かかっていたものが1分で終わるということ。これは「跳躍」という範疇を超えてる。なんと表現していいかわかりません。
――新型コロナウイルス感染者が激減していますが?
前回のインタビューの最後の方で述べたように、今回の総裁選で清和会が負ければコロナ騒動は消滅していくと述べました。これは変更なくそのとおりです。
今回、総裁選で清和会は勝利しましたか?
――いいえ、清和会は敗北しましたが、
彼らは敗北などしていない素振りを見せています。
ですよね。つまり彼らは敗北したのに勝利したと見せている。
岸田氏はどうでしょうか?岸田氏は勝利したのに浮かない顔ですよね。勝ったのに負けたみたいな感じになってる。これって何ですか?
――それも「あれ」ですよね。
ダーキシ宏池会の目的は清和会潰しですよね。でも「加藤の乱」で失敗しこれまで散々だった。
でもね、政治の世界って厳密な縦社会だから政治家っていうのは先輩がやられた恨みとか絶対に忘れないから。
岸田氏はきちんと「カタルシス」を引き起こせるか?積年の遺恨をきちんと解放できるだろうか?そのための「自民党広島県連」出身でもあるわけでしょ。
――1億5千万円の行方の件ですね!
岸田氏は広島出身。自民党広島県連。それとも己を取り囲んだ清和会にそのまま潰されて終わるだけなのか?
短命政権になるだろうから、決断と行動は早くなきゃダメね。岸田政権での新しい法務大臣は古川禎久氏です。古川氏は宮崎3区串間市生まれ。2007年に自民党山崎派からの石破派(水月会)からの無派閥となった人物ですよ。石破派の中では初代事務総長を務めた人物ですよ!そんな古川氏が今回なんと法務大臣となった。
――ほぼ「詰み」ですよね。
そう。詰んでる。清和会は、今はきちんとしっかりと「詰んでいる」状態なのですよ。
これが宏池会創始者の池田勇人氏の教え、「寛容と忍耐」だったのだよということです!
これから岸田氏は加藤紘一氏の仇を討つのか?
「第二次加藤の乱」を引き起こし、加藤氏、山崎氏、谷垣氏の仇を討つのか?
それだけじゃないですよ。
ある人物の個人的な私怨の解消のためだけに同じ党内から刺客を立てられ落選させられた
広島の溝手顕正元参議院議員の「無念」がある。新しい「法務大臣」はきちんと仇を討つのか?岸田氏は宏池会の意地を見せるのか?本当に清和会をぶっ潰すのか?ここが今後の最大の注目ポイントですね。
――本音を貫くためにずっと「世を忍ぶ仮の姿」をして与党自民党の中で「伏在」してきたのですね。
そういうことになりますよね。だからコロナ騒動は激減しているでしょ。わかりますでしょ?この絶妙な匙加減が。
この三次元の現象界ではもうその路線で行くって、コロナの状態によって意志表示がなされているんですよ。
――日本の政界のゴタゴタがこうして地球全体の命運を左右することにまでなっているということは本当に驚くべきことです。
しかし多次元的セキュリティシステムは、そう簡単に「本来の元の次元」へとは回帰させてはくれません。本当に今のこの多次元的な世の中の出来事を理解して、そして弁えていますか?ということを再三再四私たちに「確認」してきます。
総裁選と緊急事態宣言の解除はリンクしていましたよね。
しかし今回は二元論的解釈では説明のできない結果となったので、その行く末はまだわからないのです。でもほぼ「詰んでいる」ことはわかりましたよね。
だから「待機中」ということになります。
まあ「待機中」と言ってもそれほど長い期間はかからないでしょう。
長くとも次の衆議院選挙の頃までじゃないかな?
――波乱万丈の2021年ですが、これから年末にかけても大動乱となっていくのですね?
清和会が敗北するということになっていけば、前回のインタビューでお話したとおりの未来が懸念されます。
しかし同じもの、同じ光景を目にしても、一人ひとりまったく違う解釈をして、
まったく違う世界を見ています。
これから起こる様々なことがある人にとっては「大艱難」と映り、またある人にとっては「大歓喜」とも映るでしょう。
もう「同じ光景」を同じ感覚で見るという時代は終わったのです。
もうまったく桁違いの別の世界へと入ってしまっているのです。
――想像すらできなかったまさかの世界へとじつはもうすでに突入していたということなのですね?
その話を次回の弘前、八戸でいたします。そしてその内容が活字版「⑪番原稿」となります。その内容を宇宙で一番楽しみにしているのがこの私です。
まだ書いていませんがもう大体わかるのです。
――楽しみにしております!
澤野さん今回もロングインタビューありがとうございました。
こちらこそいつもありがとうございます!(澤野大樹)
岸田内閣が発足しました。総裁選が終わり、ひと段落かと思えば、総選挙。
一層盛り上がりを見せている時事ネタですが、
これほどまで国民から注目された総裁選は近年において他になかったのではないのでしょうか。コロナ効果ともいえますね。
暗躍する社会の実情を知りたければ歴史を紐解かなければ到底見えて来ません。
歴史にこそ、そのヒントが隠れています。
澤野氏による圧倒的な桁違いの徹底解説。
このインタビューは、必ずや世相に反映されるに違いありません。
私たちは五次元将棋のシナリオともいえる、生きる歴史の観測者となったのです。
人智を超えた時代が始まるといえましょう。しかし、これはほんのスタートにしか過ぎません。いえ、スタートにすら立っていないのかもしれません。
私たちはまだ何も知らないのですから。
澤野大樹氏青森講演会主催 小野裕美子
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