食べもの健康法

https://news.nissyoku.co.jp/hyakusai/hgs-62-0023 【百歳への招待「長寿の源」食材を追う:松葉茶】より

松はマツ科の常緑高木で、北半球だけでも八〇種ほどみられ、日本にはアカマツ・クロマツ・チョウセンゴヨウ・ゴヨウマツ・リュウキュウマツなど六種がみられる。このほかアカクロマツ・ハッコウダゴヨウの二種が自生し、世界全体では一〇〇種近くみられる。しかし代表的なものはアカマツとクロマツである。

中国では、松は生命力の強い木とみられ、松葉は松毛・山松須・松針などと呼んで薬効が高く、中薬大辞典にその効能が多く記されている。日本でも松葉を民間薬として広く用いていた。林羅山が幕府に献上した明時代の李時珍著による『本草網目』には松葉の効能が記され、「松を服すると強壮になり、歯を固め、目や耳をよくし、瘡を治し、久しく服すれば身軽く、不老延年となる」とある。

また中国の最古の薬物書『神農本草経』には「五臓を整え、久しく服すると身が軽くなり、年を取らず長生きできる」と記されている。

現在では松葉の効能が科学的に分析され、葉緑素、樹脂、酵素、鉄分、ビタミンK・A・Cなどが含まれていると発表されている。葉緑素は動物の血液中にあるヘモグロビン(血色素)と構造が似ている。血液を作り浄化する作用があるとみられる。また傷を治す働きもあり、外傷の治療ばかりでなく、胃潰瘍や歯槽膿漏にも効果的とされる。

精油は松ヤニに多く含まれている成分で、この中に含まれている不飽和脂肪酸はコレステロール除去の働きもする。またビタミンKは老化防止によく、Aは目や皮膚によい。Cは貧血に対し優れた作用がみられる。鉄分が貧血予防によいのは周知の通りである。

松葉の利用法として松葉茶・松葉酒・松葉風呂などが挙げられる。松葉茶の場合、できればアカマツを使うことをお勧めする。入手できなければクロマツでもよい。

常緑樹なので一年中採取できるが、なるべく若い葉を使うとよい。松葉は公害に弱く、道路沿いや葉に勢いのないものは避けること。採取した松葉は水で洗って、二センチ程度の長さに切り陰干しする。完全に乾燥したら密封保存すること。

入れ方は乾燥松葉を一握り、五〇〇~六〇〇ミリリットルの水に入れ、弱火で一時間ほど煎じ、水の量が半分ぐらいになったら出来上がり。松葉茶をこして飲めばよい。これを一日三回に分けて飲むが、いつ飲んでもよい。その日に作ったものはその日に飲むのが原則である。常飲していると、高血圧に効果が大きい。

松葉茶は強壮作用もあり、不老長寿の妙薬とされている。中国では松葉茶がボケ防止によいとして愛飲されたり、不眠症にもよいとするファンが多くみられる。まさに松葉茶は万病によく、神秘的な薬効あり‐‐として、これを不老と結びつける多くの信者がみられ、注目すべき食材といえよう。


Facebook・澤江 昌範さん投稿記事

う〜ん、いい!隣のお婆ちゃんにつくってもらおう👍💕ろそろ収穫の時期の筈…🤗💕

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⚫︎こんにゃく(平和 共有さんの投稿よりコピペ・シェア…🙇🏻‍♂️)

約9割が水分の、不思議な食品である。

全く捉えどころがない問答を、コンニャク談義とは言い得て妙だ。

だが、真に日本的な風情の食べもので、実際、世の中で、こんにゃくを好んで食べるのは日本だけである。こんにゃく自体には特別な味はない。

けれども、おでんを筆頭に、煮しめ、白和え、そして、刺し身と、他のものでは代替できない存在感を示す。特有の歯ざわりによるのであろう。

原産はインドシナ半島という。俗にこんにゃく玉と呼ばれる地下の球茎(こんにゃくいも)が原料である。これを粉末にして、水を加えノリ状にする。

それをアルカリ作用させると、膠質化して固まる。こんにゃくこの主成分はマンナンである。これ自体は吸収利用されないのだが、腸内を通過する途中で、老廃産物や毒素を吸着して、大腸へと移送し体外排泄を促す。

昔から、「こんにゃくは腸の砂おろし」といわれてきたのも、そのためである。

便秘解消の特効薬というわけだ。

少し前からノーカロリー食品ということで、こんにゃく食が新たな脚光をあびはじめた。

今ではそれがエスカレートして、マンナンが肥満防止・美容食として、大体的に売こみがおこなわれているが、大いに疑問である。

健康にやせるには、総合的なミネラル補給が欠かせない。

未精白雑穀、海藻、皮つき根菜、自然塩などが必須不可欠なのだ。

こんにゃくは、副食の素材に一つとして活用してこそ有益である。生理機能の原理を無視してはいけない。

平安時代には、すでにこんにゃくは渡来していたらしい。以来、特に僧侶たちが盛んに精進料理に用いた。そのためかどうか、「坊主と蒟蒻は田舎がよい」という諺も生まれている。

こんにゃくには白色と黒色とがあるが、こんにゃくいもの皮をむいてから製粉したものからは、色の白い柔らかなこんにゃくができる。

皮つきのままだと、色の黒いゴリゴリした感じのものになる。

この黒いのが、通称、いなかこんにゃくだ。

一見ヤボな感じがしてさえないが、味、歯ざわりとも断然すぐれている。

ただし味もさることながら、皮が入っていたほうが腸内清掃効果ははるかに高くなる。

腸をきれいに保つことは、健康と美容の決めてだ。

こんにゃくの凝固剤として使われている石灰分をとばすために、料理に使う前に、水からゆでることを2回ほど繰り返すことが肝要である。

■いりこんにゃく

材料(4人分)

・黒こんにゃく・・・2枚

・たくあん・・・1/3本

・ぎんなん・・・20粒

・ごま油・・・大さじ3

・自然酒・・・大さじ2

・しょう油・・・大さじ2

<作り方>

・黒こんにゃくは塩でもんでから、ゆでて2cm角にきります。

たくあんも同じ大きさに切ります。

・ぎんなんは外皮を割り、塩ゆでして渋皮を取ります。

・フライパンを熱し、ごま油で、こんにゃく、たくあん、ぎんなんを炒め、調味料を注いで汁気がなくなるまでいりつけます。強火でジャッと炒めるのがコツです。

■たぬき汁

<作り方>

・こんにゃくは、ゆでて、一口大に切っておきます。

・長ねぎは斜め薄切りにしておきます。

・ごぼうはささがき、さといもは輪切り、しいたけは千切りにします。

・ごま油を熱し、こんにゃくを15分ぐらい炒め、長ねぎ以外の野菜を加えて炒め、だし汁を加えて煮込みます。

・みそを溶き入れ、長ねぎを散らして一煮立ちしたら、しょうが汁を落として火を止めます。

  森下敬一 『食べもの健康法』より

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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