節分

節分や富士宝永を従へて  五島高資


https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/2461735  【悪魔と鬼】

https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/2969050  【煩悩即菩提・リフレーミング】


Facebook・近藤裕子 さん投稿記事《 恵方とは この道を ただ 進むこと 》

― 高浜虚子の句―

今日は節分。恵方 とは その年の 福徳神のいる方向。今年は 南南東やや南 とか。

高浜虚子は この俳句に自分の信じた 一筋の道を歩みとおせばそこが 恵方 となると詠みました。人生は 予期出来ない現実の前に 立ち往生してしまう事があります。

そこから また一歩を踏み出すことに 強い気持ちが必要です。

〈恵方とは この道を ただ すすむこと〉日々の一歩が 〈恵方〉に繋がる一歩であることを信じて!!!。


https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/setubun/  【節分】 より

本来、節分とは季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをいい、年に4回あります。ところが、旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分(2月3日頃)は、大晦日に相当する大事な日でした。そこで、立春の前日の節分が重要視され、節分といえばこの日をさすようになったのです。

昔は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられており、さまざまな邪気祓い行事が行われてきました。おなじみの豆まきも、新年を迎えるための邪気祓い行事です。

豆まきの由来

古代中国では、大晦日に「追儺(ついな)」という邪気祓いの行事がありました。これは、桃の木で作った弓矢を射って、鬼を追い払う行事です。

これが奈良時代に日本に伝わり、平安時代に宮中行事として取り入れられました。その行事のひとつ「豆打ち」の名残が「豆まき」で、江戸時代に庶民の間に広がりました。

豆を"打つ"から"まく"に変わったのは、農民の豊作を願う気持ちを反映し、畑に豆をまくしぐさを表しているからだといわれています。

本来は大晦日の行事でしたが、旧暦では新年が春から始まるため、立春前日の節分に行われるようになり、節分の邪気祓い行事として定着していきました。

豆まき

鬼は邪気や厄の象徴とされ、形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられてきました。

鬼を追い払う豆は、五穀の中でも穀霊が宿るといわれる大豆です。豆が「魔滅」、豆を煎ることで「魔の目を射る」ことに通じるため、煎った大豆を使い、これを「福豆」といいます。

では、どのようにまいたら良いのでしょうか。

豆まきの仕方

・豆は必ず炒り豆で

豆には穀物の霊力が宿っているとされています。また、芽が出る寸前の春の豆は生命力の象徴で縁起が良いとされていますが、拾い忘れた豆から芽が出ると良くないことが起こるといわれています。豆は必ず火を通してからまきましょう。スーパーで売っている節分用の炒り豆でOKです。

・神棚に祭って鬼退治のパワーアップ

炒った豆を枡に入れ、神棚にお供えします。神棚がない場合は南の方角に置きます。

夜になってから、戸口や窓、ベランダなどで豆まき開始です。

・大きな声で「鬼は外!福は内!」

豆をまくのは、家長の役目とされ、その年の干支の年男、年女も吉とされています。家中の戸を開け放して「鬼は外!福は内!」と大きな声で唱えながら家の外と内に豆をまきます。豆をまいたら、鬼が入ってこないようすぐに戸を閉めます。

そのあと1年間無病息災で過ごせるよう、年の数だけ福豆を食べる風習があります。食べる豆の数は、新しい年の厄祓いなので満年齢よりも1つ多く食べる、いわゆる 数え年として1つ多く食べる、もともとが数え年と考え新年の分を加えて2つ多く食べる、満年齢のまま食べるなど、地方によって様々ですが、全部食べきれないという方は、梅干し、塩昆布、豆3粒を入れた「福茶」を飲む方法もあります。

豆まきのおもしろバリエーション

【北海道~東北、信越地方】雪の中でも見つけやすいように、豆の代わりに殻付き落花生をまく。

【九州】「鬼は外」ではなく「鬼はほか」という。

【岡山、佐渡など】 豆占いをする。豆を炉の灰の上に12粒並べ、右から1月2月・・・12月として、白くなった月は晴れ、黒く焦げたら雨、豆が転がって落ちたら風が強く吹くといわれる。

【東京・入谷の鬼子母神】「鬼は外」の代わりに「悪魔外」という。

その他にも、鬼が悪者を退治するなどの言い伝えがある地域や社寺では「鬼は外」とはいわず、「鬼は内」などというところもあります。「九鬼さん」「鬼頭さん」など、苗字に鬼がつく家でも同様に「鬼は内」などといって、鬼を中に呼びこむのだそうです。

豆の豆知識

日本のおまじないや風習に登場する食べものは健康に良く、自然法則に則ったものばかりですが、大豆もそのひとつです。

大豆の30%はタンパク質で、ビタミンやイソフラボンもたっぷり。

味噌や醤油など日本独自の食文化の基にもなっていますね。昔の人は大豆の良さを知って、一生懸命食べたのかもしれません。

恵方巻

恵方巻は、その年の恵方を向いて丸かじりすると願い事が叶い、無病息災や商売繁盛をもたらすとされる縁起のよい太巻きです。

大阪発祥の風習ですが、関西地方で親しまれ、現在は全国的な広がりをみせています。

恵方巻には、縁起よく七福神にちなんで7種類の具を入れ、巻き込んだ福を逃さぬよう丸ごと1本、恵方を向いて無言で食べきるとよいとされています。

また、太巻きを鬼の金棒(逃げた鬼が忘れていった金棒)に見立てて、鬼退治ととらえる説もあります。

節分の魔除け

鬼は、鰯(いわし)の生臭い臭いと、柊(ひいらぎ)の痛いトゲが大の苦手とされています。そこで、鰯の頭を焼いて臭いを強くしたものを柊の枝に刺し、それを玄関先にとりつけて、鬼が入ってこないようにする風習があります。これを「焼嗅(やいかがし)」「鰯柊」「柊鰯」「柊刺し」などと呼びます。

地方によっては、豆がらやトベラを添えるところもありますが、昔から臭いの強いもの、トゲのあるもの、音のでるものは魔除けや厄除け効果があるとされているからです。


https://www.asahi.com/articles/ASP1Z630MP1YULBJ00S.html 【今年の節分は124年ぶり2月2日に そのワケは…】より

「鬼は外、福は内」のかけ声で豆まきをする節分が、今年は2月2日になります。日にちがずれる理由は、地球が太陽を1周する時間が365日ぴったりではないから。なぜずれるのか、Q&A形式で紹介します。

 Q 今年の節分は2月3日じゃないの?

 A 1897(明治30)年以来124年ぶりに2月2日になる。節分は本来、四季を分ける節目のこと。このうち春の始まりを表す立春の前日の節分は、豆まきをしたり、恵方(えほう)巻きを食べたりと特になじみが深いね。立春はここしばらく2月4日だったけど、今年は1日早まるため、節分も2月2日になるんだ。

 Q だれが決めたの?

 A 立春や夏至、冬至といった暦(こよみ)の二十四節気は、太陽と地球の位置関係で決まる。例えば、春分は太陽が真東から昇(のぼ)る日だ。こうした暦は国立天文台が決めていて、毎年2月に官報で翌年の分を発表している。

 Q なぜずれるの?

 A 地球が太陽を1周する時間は365日ぴったりではなく、6時間弱長い。そのため、毎年少しずつ地球の位置がずれていき、立春も2月4日になったり3日になったりするんだ。

【マンガ動画】今年の節分、いつもと違う?

2021年は1897(明治30)年以来124年ぶりに2月2日です。その理由は?上の動画の続きをこちらのマンガでわかりやすく解説します(制作:朝日新聞デザイン部)

 Q どんどんずれると、1月になることもある?

 A ずれると言っても1日前後だよ。太陽の位置は4年で24時間分ほどずれるので、うるう年として2月29日を作って解消している。ところが、このままだと4年で約45分、400年で3日ほど増やしすぎてしまう。そのため、うるう年を400年で3回減らすことにした。100で割れる年はうるう年にせず、400で割れる年はうるう年のままとするんだ。この結果、2000年のような400で割り切れる年の前後の世紀は、節分などの日付がずれやすいんだ。

 Q 来年の節分は何日?

 A 来年から24年までは2月3日に戻(もど)る。その後、25年にまた2日になるなど、少しずつ2日になる年が増えていく。国立天文台暦計算室の片山真人室長は「3日になったり2日になったりするので、豆まきをする時は気をつけて」と話しているよ。(小川詩織)

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