https://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/crudem/181030/index.html 【生薬ものしり事典74 晩秋に咲く日本人好みの「サザンカ」】より
軟膏の原料にも使われる生薬
11月は平地の紅葉もそろそろ終わりを迎える月です。サザンカが咲き出すのも、冬枯れの季節が始まる前のこの頃です。晩秋から初冬にかけて開花する、どこか寂しげで清楚な面影を漂わせたサザンカの花は、日本人に好まれ、観賞用として地位を築いています。
サザンカ
サザンカは九州、四国および周辺の島々から琉球列島に生育しているほか、観賞用に庭や公園に植えられているツバキ科の常緑の小高木です。高さが10mほどになることもあり、よく分枝し、葉を多くつけます。野性のサザンカの花は純白ですが、観賞用の園芸種にはツバキと交雑したものも多く見られ、さまざまな品種があります。花の色は、紅、淡紅、紅白、桃、ぼかし、斑入り、覆輪など華やかで、花の形も、大輪、広弁、一重、八重など多様です。花期は短いものの、次々に咲く多花性のため、地面に散った花の姿を愛でる人も多くいます。
庭園樹として植栽されるようになったのは、寺院や旧家のサザンカの古木調査から室町時代と推定されています。サザンカが最初に文献に登場するのは、江戸時代初期の『立華正道集』です。類似したツバキが奈良時代の『古事記』に収載されているのに比べると、1000年近く遅いといえます。江戸幕府の11代将軍徳川家斉(1787~1837年)がこの花を特に好んだことから、サザンカの栽培が盛んになっていきました。
サザンカはツバキの花と時を同じくして、明治初期頃にフランスに渡り、次いでイギリスに渡りましたが、ツバキのように流行しませんでした。春の明るいイメージのツバキに比べ、初冬の寂しげなイメージのサザンカは、ヨーロッパではあまり好まれなかったようですが、わびさびを好む日本人には茶花として愛用されました。
初めて俳句に詠まれたのは、『芭蕉七部集』の『冬の日』(1684年)といわれています。元禄時代にはよく俳句の題材になり、その後は忘れられていましたが、明治以降に再び季語の題材として詠まれるようになりました。
わが庭の 古木山茶花 咲き出でて 今より後の 冬を紅くす 川田順
山茶花は さびしき花や 見れば散る 池上不二子
牧野富太郎博士はサザンカの名について、「多分、山茶花から変化したものであろう。しかし、山茶花と書いてこれをサザンカと読むのはよくない。山茶花は元来ツバキの名である。漢名は茶梅が正しい」と述べています。サザンカの別名には「山ツバキ」「小ツバキ」「油茶」「カタシ」「山茶」「梅茶」などがあります。「油茶」はツバキと同様種子から油を搾るからで、「カタシ」はサザンカ油の呼び名から生まれました。サザンカの学名はCamellia sasanquaで、属名は17世紀チェコの宣教師であり、東洋植物の大家の名に由来し、種小名は日本名のラテン語読みです。
巽聖歌作詞の童謡『たきび』の歌詞にサザンカが出てきますが、第二次世界大戦中、「たきびは敵機の攻撃目標になる」として、この童謡を歌うことが禁じられた悲しい歴史もあります。
薬用としては、種子に60%の油を含んでいるので、ツバキ油と同様に軟膏の材料に利用されています。葉を煎じた液は香りがよいことから洗髪に使われるほか、お茶と混ぜると甘味が出るといわれています。
花言葉は、白い花が「理想の恋」、赤い花は「高潔な理想」です。
facebook相田 公弘さん投稿記事【日本人が世界に誇れること】
日本の日常生活にある豊かな「ありがとう」の感謝表現は、他の国とは異なります。
実にさまざまな、感謝を表す言葉があるのです。
「すみません」「ありがとう」「恐縮です」「おそれいります」「助かりました」「お世話になりました」「ご馳走様でした」「お疲れ様でした」
長年日本にいても、その場その場で使い分けられる「感謝の表現」の複雑なニュアンスに戸惑うことがあります。ちょっとしたおじぎなど、感謝を表すジェスチャーもたくさんありますし、お土産やギフトの文化に含まれる「感謝の心を表す行為」にも、深い意味や歴史があるようです。日本人の社会では、ビジネスでもプライベートでも、感謝の気持ちを表すことが基本的な習慣となっています。「お礼の気持ち」をどのように表すべきかという「課題」を、無意識のうちにこなしてしまっているのです。
もちろん他の国にも、「家族を大切にする」「社会活動を行う」などの素晴らしい共通認識がありますが、「ありがとう」を中心に考えると、必然的に「我」ではなく、「相手」がフォーカスされます。相手のためにどのように言えばいいか、どのように動けばいいか、何を差し上げればいいかを日常的に考えるようになると、自己的ではなく外向きな視点をもつようになるでしょう……
わたしの子供たちが小さいころ、よく横浜の市営バスを利用していました…
お年寄りたちのほとんどが、バスを降りる前に運転手さんに向かって「ありがとうございます」と声をかけていました。目的地まで無事につれていってくれた運転手さんへの「お礼」の気持ちを、当たり前のように何気なく言葉にしていることに心を打たれました。
そうした文化が、子供たちにも根づいていることを、わたしは誇りに思います。
先日、子供とタクシーに乗り、十歳になった娘が下車する際に、無意識に運転手さんに
ちょっとしたおじぎをし、「ありがとうございます」と丁寧に言ったのです。
その瞬間、母親としてとても穏やかな気持ちになりました。
これからも日本人のお礼の心を、親子ともども、どの国へ行っても、大切にしていきたいと思います。出典:RuthJarman白石著「日本人が世界に誇れる33のこと」
facebook加藤隆行さん投稿記事【海外ではMOTTAINAI】
「もったいない」というコトバ、日本にしか ないらしいですね。
ものを大切にする「もったいない」というコトバ。
美しい表現で、世界に誇る日本人の態度ですがこと日常生活においては私たちは、このコトバに縛られすぎていることも多いと思います。
今年がはじまって、部屋の「断捨離」をしはじめました。(もはや、おそうじ、というより 断捨離というコトバが浸透してますね)
まあボクの場合、9年前に会社を辞めた時点でほとんどのものをマジで捨ててしまったので今、断捨離すべきものってほとんどがそれから購入した「本」たちです。
大量の本が部屋の本棚はもちろん机の上にもところ狭しと積み上げられ、リビングまで侵食しています。で、これを捨てよう!とするのですが「ああ、これまだ読んでない」
「ああ、これ重要なこと書かれてる」「もったいない」がたくさん出てきて、全然捨てられない。で、ちょびっとダンボールにつめてはまた明日、みたいなことを続けてやっと昨日、
本はブックオフに納品できました。それでもボクの部屋はまだ本にあふれています。
でも、「もったいない」と感じているものはボクには本当はもう必要ないものなのです。
ボクの「もったいない」は「ものを大切に」しているのではなくただ【恐れ】ているのです。
「この本せっかく買ったのにそれを無駄にする【恐れ】」「この本には重要なことが 書かれていて それは私にまだ定着していない。 それを持っていないと【不安】」つまり
・損してしまう、・自分の提供価値が落ちてしまうという【恐れ】。
これらの本を持っていること自体が【恐れ】を握って離さない。ということ。
つまりこれらの本を持ちつづける間ずっと【恐れ】とともにある、ということです。
でも、その本たちを持っていたからといっていまこの瞬間の私の価値はなんら変わらないのです。なのに自分で【恐れ】を創り出し、【恐れ】とともに生きているのは自分で自分の幸福度をおもきし下げて自分の価値や魅力を下げていることと同じです。
それに「本当に大切だ」「本当に重要だ」「本当に好きだ」と思うものに対しては「もったいない」なんてコトバは、使わないはずなんです。
「大切だから、 重要だから、 好きだから ときめくから(こんまり流)」その【喜び】から残しておく、のであって【喜び】とともにいる自分でいたいから とっておくのであって
「もったいない」から残しておくのはそれはただ「自分には それを失ったら価値がない」
という【恐れ】なのかもしれません。
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この条件のいい仕事やめるの「もったいない」このイケメン彼氏と分かれるの「もったいない」いまの生活手放すの「もったいない」この資格使わないの「もったいない」そして
この本捨てるの「もったいない」人は、同じものに対し【喜び】と【恐れ】を同時には感じることはできません。【恐れ】を持っていると人は自由を失っていきます。【喜び】に生きることはできなくなります。
あなたが「もったいない」と思っているものはなんですか?
【喜び】で生きるためもうそれ、手放してもいいものかもしれませんぜ(^ω^)
facebook羽賀 ヒカルさん投稿記事
江原啓之さんと。鎌田東二さんからの御縁で。鎌田さんは言った「恣意的な出逢い、意図的な出逢いは一つとして無い。 全ての出逢いは偶然で天の采配」二度と訪れぬすごく良い時間でした。
※
「いのちのうた」
死にゆくもの 生まれいづるもの ともに刻む いのちのうた 生まれいづるもの
死にゆくもの ともに歌う いのちのうた 振りかえっても 届かない
仰ぎみても 見わたせない 思い出すふるさと もとはじめの声がひびく やさしさ
うつくしさ ねがいのふかさ 気づかなかったよ 大妣よ あなたのいのりと ねがい
やさしさ うつくしさ いのりのふかさ やさしさ うつくしさ ねがいのふかさ
いのり ねがい いのちの深さ いのり ねがい いのちの遠さ いのり ねがい いのちのうた 鎌田東二
https://www.youtube.com/watch?v=nvcsY_Q-6g0
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