なんだか今日はだめみたい

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d81c1308311b1d3736f8b8df0024531432ecc7 【竹中直人「文化祭」個展 24日東京・銀座で開幕 絵、写真、映像「多摩美時代を思い出した」】より

展示した絵の前で写真撮影に応じる竹中直人

 俳優で映画監督の竹中直人(68)の個展「なんだか今日はだめみたい」が24日、東京・銀座のギャラリー巷房で開幕する。絵、写真、映像と三刀流で展開。23日、スポニチ本紙などの取材に応じた竹中画伯は「暑苦しくならないし、おちゃめな感じがいいでしょ。即興画を楽しんで」とアピールした。7月6日まで。

 多摩美大卒のアーティストとしても知られる才人。絵画展は16年ぶりで、iPhoneで撮影した写真展は5年半ぶり。映像も加えたぜいたくな個展は初の試みとなる。3年前、同ギャラリーで開かれた知人の美術家、斎藤岩男さんの個展を訪れた際にオーナーから誘いを受けたのがきっかけ。「3年先ですから十分描けるだろうと思っていたが、気が付いたら今年になっていた。2月くらいから描き始め、200~300枚は描きましたね。1枚30分から40分、集中して一気に描く。即興劇をやってる感じです。イラストでもスケッチでもなく、即興画とでも呼べばいいんじゃないかな」。

 ジャック・ニコルソンやブルース・リー、愛猫を除いてほとんどが想像上の人物。一言が添えられた作品が多く、これが漫画チックで面白い。「ふんで下さい」と呼び掛ける絵も置き、客の足跡がついて初めて完成する“遊び心”あふれた異色作もある。設営作業は22、23日に行ったが、「多摩美時代の文化祭を思い出しました」と満喫した様子だ。

 写真は14年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」出演中に自撮りした豊臣秀吉や、19年のNODA・MAP公演「Q」の稽古中に撮ったジョーカーが展示される。さらにiPhoneで撮りだめた映像を、自らの口笛や歌で彩り編集した4分の作品も上映される。

 絵は販売されるが、売り物ではない絵が会場に飾られていた。忌野清志郎さんの顔だ。09年に58歳で旅立った友。15年に鎌倉の鶴岡八幡宮に奉納した一枚で「(個展を)見守ってもらおうと思って」と語った。個展と同時にエッセー「なんだか今日もダメみたい」(筑摩書房)も出版される。 (佐藤 雅昭)

≪「正三角関係」の稽古真っ最中 顔を出すのは機会を見ながら≫ 竹中は現在、7月11日に東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで開幕するNODA・MAP第27回公演「正三角関係」の稽古の真っ最中。松本潤(40)、長澤まさみ(37)と共演する話題作だ。「個展の期間中はできるだけ顔を出したいですが、ちょうど稽古と重なっていて」と、タイミングを見ながらとなりそうだ。7月26日には豊臣秀吉役で出演する映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(監督武内英樹)の公開も控えている。


https://www.sanspo.com/article/20240410-PLYHKXT5GBN2NMMP2U3IX5XMWI/ 【竹中直人、5年半ぶり個展は奇才のまなざしが大爆発「ただ見てくれればいいですね」 東京・銀座『ギャラリー巷房』で6・24から】より

5年半ぶりの個展を開催する竹中。初挑戦した猫のつぶらな瞳と、ユーモラスな人のイラストには画伯の遊び心があふれている=東京・千代田区(撮影・加藤圭祐)

俳優、竹中直人(68)が6月24日から東京・銀座のギャラリー巷房で5年半ぶりとなる個展「なんだか今日はだめみたい」(7月6日まで)を開催することが9日、分かった。絵、写真、映像を3つの部屋に分けて紹介。絵の展示は16年ぶりで、人物や初めて描く猫など200点以上のスケッチが並ぶ。創作活動に励む多摩美大卒の画伯は、サンケイスポーツの取材に「ただ見てくれればいいですね」とはにかみながら、来場を呼び掛けた。

竹中直人個展のチラシ

役者、映画監督などマルチに活躍する竹中が、アーティストとして独創的な世界観を届ける。

子供の頃から漫画の模写が好きで中学、高校では美術部に所属し、現在は母校の多摩美大客員教授でもある竹中は、2008年に初絵画展「おぢさんの小さな旅?」を開催。18年にはiPhoneで撮影した初写真展「竹中直人の眼」を開くなど芸術の分野でも才能を発揮してきた。

今回は「いつも自分が思っていること」という「なんだか今日はだめみたい」をタイトルに冠した絵・写真・映像展。3年前、ギャラリー巷房で開かれた映画美術担当の友人、斎藤岩男氏の個展で関係者からオファーを受け、久々の個展が実現。「いいっすねって軽く返事をしちゃって。昨年、気が付いたらもう来年だった」と苦笑した。

絵はロケや撮影の合間に「集中して一気にさーっと描く」スタイルで、「色は直感的に決める」とこだわりも。「いろんな顔があって、その変化が面白い」と頭の中に浮かんだ人を描写しており、「大体がおじさんで、たまに女性」をユーモラスで味のあるイラストに仕上げ、その時に感じた一言を添えている。今回は猫の絵に初挑戦しており、「売れるっていうから」とほほ笑んだ

写真コーナーは、自撮りした自分の顔を引き延ばしたものや、スマホで撮影した写真をドイツ製高級紙にプリントし、展示。映像コーナーについては「iPhoneで撮影した映像を編集して、自分の口笛を乗せたものを流そうと思っています」と説明。口笛は大好きな独作曲家、クルト・ヴァイルの「スピーク・ロウ」と明かした。

室内の飾りつけは親交のある映画美術スタッフと行うといい、「絵の額縁は段ボールで作ろうって言っているんです」と細部にまでこだわる。会期中は会場に訪れる予定で「見た方がどう思ったか聞いてみたい。人それぞれ人生の価値観がありますからね。怖いけど…」と本音をチラリ。

来場者を唯一無二の〝竹中ワールド〟に誘う。


https://www.sanspo.com/article/20240624-OGLKB2UVBFKVLFMZKVFGL3Y4QM/ 【竹中直人ワールドは遊び心満載 絵の展示は16年ぶり!〝即興画〟300点 個展「なんだか今日はだめみたい」24日開幕】より

俳優、竹中直人(68)が24日から東京・銀座のギャラリー巷房(こうぼう)で開催する個展「なんだか今日はだめみたい」(7月6日まで)を23日、サンケイスポーツなどに一足早く公開した。絵、写真、映像を3つの部屋に分けて紹介。約300点の絵の中には来場者が足で踏んだり、手でくしゃくしゃに丸めたりできる作品も。遊び心満載の竹中ワールドが幕を開ける。

エンターテイナーらしい独創的な空間が公開された。壁一面に男性や猫のスケッチ、線画がズラリ。その光景を見渡しながら竹中は「自分で言うのも…ですが、暑くるしくなくていいですね、夏の季節だから。おちゃめな感じで説教臭くなくていい」とはにかんだ。

母校の多摩美大客員教授でもある画伯は3年前、同ギャラリーで行われた知人の個展を訪れた際、関係者からオファーを受け、16年ぶりの絵の展示を決意。「気を抜いていたら今年になっていて、2月くらいから慌てて書き出した」と苦笑しつつも、「40分から50分くらいで集中して一気に描く。一人即興劇をやっているみたいに」というスタイルで撮影などの合間に人物や初挑戦の猫など約300枚の〝即興画〟を描き上げた。

魂のこもった作品を完成させたが、それだけでは終わらない。会場には「ふんで下さい」と添え書きされた〝踏み絵〟や、「ぼくをまるめてね♡くしゃくしゃにして良いよ!」と絵が描かれた紙を重ねて設置。「自分の基本にあるんでしょうね」という遊び心満載の空間になっている。

一方、写真と映像はiPhoneで撮影。写真コーナーには2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で2度目の豊臣秀吉に扮した姿やジョーカーメークの自撮りショット、仏ドーヴィルで撮影したメリーゴーラウンドの写真などを展示。映像コーナーでは富士山や逗子海岸、プラハやローマなど国内外の風景に楽曲「スピーク・ロウ」の口笛をのせた約4分の作品を紹介している。

取材中もペンを走らせる竹中

この日を含め2日間の設営もNODA・MAP「第27回公演『正三角関係』」の稽古の合間に駆け付けたが、「楽しいですね。多摩美時代を思い出しました」と笑顔。ギリギリまで絵に言葉を添え、映像をチェックするなど竹中のこまやかな心配りが込められた個展は注目を集めそうだ。

★大忙し 24日自伝発売、7月は舞台に映画も

竹中は個展が始まる24日に自伝エッセー「なんだか今日もダメみたい」(筑摩書房)を発売。7月11日には出演舞台「正三角関係」(8月25日まで)が東京・西池袋の東京芸術劇場で初日を迎え、7月26日には5度目となる豊臣秀吉を演じる映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(武内英樹監督)の公開も控えるなど大忙しだ。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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