トンボの国

作家しりこだま(しりこ)@shiriko1971

夕映えの空をそよ風にゆれて飛んでるトンボ。貴女の肩にトンボが舞い降りてくる。貴女は優しい気持ちになって、まるで夕映えの空が虹色に魅えてしまう。トキメキが止まらない。でもトンボは貴女の肩を離れて、また大空へ飛んでゆく。そして貴女は呟く。「恋と同じだわ。幸せな思い出だけ残してね」と。


https://note.com/atelier_tomoko/n/n842489c329de 【秋津・トンボの国】より

・夏休み終了したけど

忌々しい暑さの中、次男を保育園に送りに行く平日の朝。そんな朝の空に沢山のトンボが舞っている日が増えてきました。たまにワッと大量に飛んでいる日があるのなんでだろう。

目をキラキラさせてなんとか捕まえようと走り回っている彼は、まだ虫への忌避感がないのか、なんとも生命のエネルギーに満ちている。

(多動気味だとかそういう懸念がなければ尚良い)初夏の初々しい蝶やカエルではなく、

秋のすました風にバッタやトンボを見かけるようになると、夏も終わるんだという寂しさややるせなさを、なぜか虫たちにぶつけてたりしたけれど。

・日本はトンボの島

トンボの古名は「秋津」(あきつ)と言います。

古代、日本のことを瑞穂国(みずほのくに)=みずみずしく稲穂の実る国。

またトンボの古語である秋津(あきつ)を冠して秋津島と呼ぶこともありました。

『日本書紀』によると、神武天皇が丘の上から平定した大和を見て、山々の連なり囲む様を秋津が交尾(となめ)した姿に似ていると詠んだことが、秋津島の由来としています。

『古事記』では雄略天皇がアブに刺されそうになったとき、トンボがパクッと食べてくれたので秋津島という地名をつけたとも書かれているそうです。

参考:『銅鐸の絵を読み解く』佐原 真 編

山々が連なっている様子に見える?

トンボは田の害虫を捕食してくれる益虫で、豊作の象徴や田の守り神と考えられていたようですね。自分たちの国の名前にまでそれを付けてしまうセンスは、銅鐸の絵に描かれるなどして、トンボが霊力を持った特別な存在であるという思想を持つ弥生文化を引き継いでいる気がします。

トンボの兜

ムカデ、カマキリ、ウサギ、愛etc.なんでもありですけど

トンボは戦国時代には前にしか進まない「勝ち虫」として縁起が良いとされ、兜の装飾などにすることが流行したそうです。

私は先日の自作オニヤンマ君の記事でトンボがアブ、ハチなどを追い払ってくれる最強の益虫ということを初めて知った程度に虫に無知ですが。

赤トンボは蚊など小さい虫の天敵らしく、赤とんぼを模した物を身につけてると蚊に刺されにくくなるとかならないとか。

トンボさん・・・大人の私には触るのは無理ですが、日本の別名で田の守り神で勝ち虫というのはなんとも心強いですね、


https://e-satoken.blogspot.com/2011/11/blog-post_14.html 【日本はトンボの国!-秋津あかねの秋津島であった】より

 昨日、「秋津あかね」の撮影に成功しました。歩道橋のうえに静止していたのをラッキーなことに撮影できました。

 「秋津あかね」なんていうと最近の女の子の名前みたいですが、じつは「赤とんぼ」のことなのですね。

 ちなみに古代では、日本のことは 「秋津島」(あきつしま)といわれていたそうですね。秋津島あるいは秋津洲とも書きますが、そのココロは、日本列島のかたちが「秋津あかね」(=とんぼ)に似ているということ。

 日本を平定した初代天皇の神武天皇がそう言ったからだとか。いわれてみれば、たしかにそんな気もしなくもないですね。いわゆる神武東征ですね。

 『日本書紀』では「大日本豊秋津洲」(おおやまと・とよ・あきつしま)、『古事記』では「大倭豊秋津島」(おおやまと・とよ・あきつしま)という万葉仮名で表記されています。

 「あきつ」というコトバは、ちょっと古語辞典を引いて調べてみましょうか。日本語をよく知るには古語を知るのが第一ですからね。

 『岩波古語辞典』には、あきづ(=蜻蛉)はとんぼの古名とあります。平安時代以降は濁音になったようですが、それ以前はあきつと清音であった、と。『記紀歌謡』にはすでに使われている表現ですので、神武天皇が実在の人物であるかはさておき、歴史のある、また季節感あふれる、うつくしい表現です。

 蜻蛉とかいてトンボと読むこともあれば、カゲロウと読むこともあります。『蜻蛉日記』は『かげろふの日記』とも書きますね。右大将道綱の母。

 「赤とんぼ」というと、どうしても「♫ 夕焼け小焼けの赤とんぼ」ではじまる、詩人・三木露風の作詞による童謡を思い出しますが、同じトンボのことも「秋津あかね」と呼ぶとまた別の連想が展開されることになるわけですね。

 人生も赤とんぼのようにスイスイといければ、それにこしたものはないのですが。とはいえ「花の命は短くて」ではないですが、トンボもセミほどではないですが、たかだか数ヶ月の命。

 何事もスイスイとはいかないようで。



コズミックホリステック医療・現代靈氣

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