生き残る

Facebook岡本 よりたかさん投稿記事 「沈黙の螺旋」

声なき声が潰されていく。

メディアは多数派の意見のみを持続的に流す。多数派の意見はさらに拡大していき、同調圧力が形成される。

その同調圧力によって少数派は沈黙を始める。

多数派の意見によって、まるで閉じていくスクリューのように円を描きながら消滅していく少数派の意見の事を、こう呼ぶ。

「沈黙の螺旋」(ちんもくのらせん)

1972年に製作された「ポセイドンアドベンチャー」という映画がある。

転覆した豪華客船に閉じ込められた乗務員と大勢の客たち。

水面から一番遠いパーティ会場で助けを待とうという多数派の意見に同意した客たちに、ここは危険だから水面近い船底に移動した方がいいと諭す牧師。

多数派の意見に押されて、牧師に着いてきたのはたったの8人であった。

パーティ会場ではやがて爆発が起き、多くの人命が失われる。

船底に向かう途中、沈んでいる船の先端に向かう多くの人たちと出会うが、ここでも多数派は少数派の意見を聞き入れない。

結局、助かるのは船底に移動した少数派だけであった。

いや、所詮、これは作り話である。現実とは違う。

常に少数派が正しいわけではない。むしろ現実では少数派が間違っていることの方が多いかもしれない。

だが、なぜ同調圧力や少数派の意見の封じ込めに、強い危機感を持つ者がいるのだろうか。

少数派は単なる夢想家ではない。真面目に社会に尽くす人たちもいる。日々家族や人々のために働く人たちもいる。もちろん、社会的な地位も知識もある人たちもいる。

しかし、少数派というだけで、「沈黙の螺旋」の中で消え失せようとしている。

多数派であり、権力があり、資金もあり、発信力もある者たちによってかき消されようとしている。

そこに平等というものはあるのだろうか。

ヘイト発言はダメだ、差別はダメだ、人は平等であると言う言葉が空虚に感じる。何故少数派の意見を聞こうとしないのだろうか。

5年、10年経てば結果は出るだろう。良い結果になるか、悪い結果になるかは分からないが、あの時、あの人たちの意見を聞いていれば…という後悔だけはして欲しくない。

もちろん、僕だって後悔はしたくないから、多数派の意見もしっかり聞くつもりである。

※沈黙の螺旋

https://ja.wikipedia.org/.../%E6%B2%88%E9%BB%99%E3%81%AE...


Facebook三浦 直樹さん投稿記事

おはようございます☀

さあ、今日から診察再開。

最近の診察は、カウンセリングが多い。

毎日、ガンで命と向き合う方、色んな人間関係に悩まれている方など、様々なお話させていただいています。

少しでもお役に立てるようにと、お盆中も心理学や脳科学のお勉強。

何で医学の勉強じゃないの?って聞かれると、ベースは心の持ち方、食事を含めた生活習慣だと、私は考えているからです。

どんな治療をするかも大切ですが、まずは日常生活をどう過ごすかが大切だと思います。

不安・恐怖,心配に苛まれ過ぎず、淡々と出来る事をやっていく。

この当たり前の事をやっていく事が、うちのクリニックの患者さんがお元気でいて下さる秘訣です。

写真はお盆休み中に読んで、ちょっと興味深かった書籍です。

https://www.flierinc.com/summary/3312?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_content=637334870779&utm_term=&utm_campaign=dsa&yclid=YSS.1001236674.EAIaIQobChMIs6f03JHogAMVww17Bx0XGgeLEAAYAyAAEgLFp_D_BwE 【Chatter(チャッター)「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法】より

おすすめポイント

「今日のプレゼン、失敗したらどうしよう」「同僚から白い目で見られるかも」「信用を失い、仕事を任せてもらえなくなるかも…」

こんなふうに、一度始まった悪い方向への想像が止められないという人は多いのではないだろうか。起きてもいないことや、実現する可能性が低いことまで心配になり、不安におしつぶされそうになる。本書はそんな人のための不安のコントロール術を指南するものだ。

タイトルにもなっている「Chatter(チャッター)」は「おしゃべり」という意味の言葉だが、本書では頭の中にあふれてくる自分自身の言葉のことを指す。私たちは言語を使って思考しており、頭の中は絶えず「チャッター」であふれている。「チャッター」は私たちの思考そのものであり、情報の保存や考察、未来のシミュレーションや創造力の礎なのだという。しかし、時に「チャッター」は暴走する。ネガティブな思考が止まらなくなり、私たちの生活に深刻な影響を及ぼす。こうした「チャッター」を適切にコントロールし、ストレスや不安感を緩和しようというのが本書のねらいだ。

本書で紹介されるテクニックはどれも簡単で、すぐに実践できるものばかりだ。どれも科学的に検証されており、理にかなっているので、説得力がある。

考えたくないのに悪いことばかり考えてしまう人や、夜も眠れない不安におしつぶされそうになっている人は、速やかに本書を手に取るべきだ。あなたの不安は、必ず取り除ける。

著者

イーサン・クロス(Ethan Kross)

意識する心のコントロールに関する世界的な第一人者。ミシガン大学とロス・スクール・オブ・ビジネスの受賞歴のある教授であり、感情と自制研究所の所長。ホワイトハウスの政策議論にも参加し、『CBSイブニングニュース』や『グッド・モーニング・アメリカ』、NPR『モーニング・エディション』などの番組で、研究に関するインタビューを受けている。その先駆的な研究は『ニューヨーク・タイムズ』『ニューヨーカー』『ウォール・ストリート・ジャーナル』『USAトゥデイ』『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』などで取り上げられている。ペンシルヴェニア大学で修士号を、コロンビア大学で博士号を取得。

私たちは頭の中で自分自身に話しかけ、その声に耳を傾けている。こうした「内なる声」を「チャッター」と呼ぶ。

ネガティブなチャッターが増大すると、不安な思考が頭の中で繰り返されてパフォーマンスが低下する。

チャッターのコントロールには、自分自身の問題から距離をおき、自分自身を客観的に捉え、問題を一般化することが重要だ。

ネガティブな感情を他人に共有しても心身にメリットはない。むしろ立ち直りを遅らせ、有害ですらある。

内なる声「チャッター」とは何か

循環するネガティブな思考と感情

内省とは、「自分自身の思考や感情へ積極的に注意を向けること」である。内省のおかげで、私たちは想像や反省、問題解決や未来の創造ができる。この能力こそが、人間とほかの種を分つ進化的前進の一つであることは間違いない。

しかし近年、苦痛を感じているときの内省は有害無益であるという研究結果が多数報告されている。それは、仕事のパフォーマンスや判断能力を低下させ、人間関係に悪影響を及ぼし、そして精神疾患や体調悪化のリスクも高めるのだという。油断ならない何かを生み出している思考、その正体がチャッター(頭の中のしゃべり声)だ。

チャッターを構成するのは「循環するネガティブな思考と感情」である。これらは内省を呪いに変えてしまう。仕事での失敗や恋人との諍いがあったとき、私たちはそれについて考え、頭の中は否定的な感情でいっぱいになる。そして再びそのことを考え、これを無限に繰り返す。内省によって「内なる批判者」に出くわしてしまう。

私たちは、目覚めている時間の3分の1から2分の1もの間、「今」を生きていないことが研究からわかっている。私たちの意識はいとも簡単に「今、ここ」から離脱し、過去の出来事や想像上のシナリオに向かう。これが脳の「初期状態(デフォルト)」であり、脳は常に初期状態に立ち返ってしまうのだ。

人類はチャッターとともに歩んできた

Denis Novikov/gettyimages

私たちは頭の中で自分自身に話しかけ、その声に耳を傾けている。人類は文明の夜明け以来、チャッターと格闘してきた。初期のキリスト教神秘主義者は黙想を邪魔する頭の中の声を「悪魔の声」だと考え、中国の仏教徒は乱れた思考状態を「妄念」と名付けた。しかし、それと同時に、同じ文化で内なる声は「知恵」とも位置付けられてきた。多くの精神的伝統は内なる声を恐れるとともに、その価値を強調してきたのである。

「内なる声」と聞くと、その病的側面に注目しがちだが、内なる声は誰にでもある。この言葉の流れは私たちの内面世界から切り離せないため、音声障害に陥ったときですら途絶えることはない。内なる声、すなわちチャッターは、人間の精神の基本的特徴なのである。


https://www.flierinc.com/summary/185?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_content=637334870779&utm_term=&utm_campaign=dsa&yclid=YSS.1001236674.EAIaIQobChMIiY6jx5PogAMVQ8RMAh2vgA-9EAAYAiAAEgKjfvD_BwE 【単純な脳、複雑な「私」】より

または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義

おすすめポイント

著者の池谷裕二氏は、2014年4月現在、東京大学・大学院薬学系研究科の教授でありながら1970年生まれというから、その若さに驚く。

本書は、『進化しすぎた脳』の続編にあたる。前作同様本書も、高校生との対話形式で脳科学の最前線に迫る。本物の第一線の研究者が、高校生にむけて非常に分かりやすく、最先端の脳科学の世界を講義する。全編話し言葉で書かれており、大変読み進めやすい一方で、科学的な内容には一切手を抜いたところはない。参考文献は115冊に及び、脳科学を志す研究者の卵にも満足できるくらい、骨太な内容だ。さらに、あるはずの図形が消えてしまう錯覚、脳の活動のシミュレーションなど、動画が見られる特設サイトも必見だ(http://www.gaya.jp/bb/)。

今回は前作よりさらに深く、「勘とひらめきの違い」、「正しいとは何か」、「好き、嫌いはどこからくるのか」、「自由とは何か」など、より人間の心の根源に迫る講義が繰り広げられる。読破すると分かるのだが、そこには実は、目が覚めるようなシンプルなシステムが横たわっている。脳の驚くべき単純性とそこから創発される複雑性の共存。ぜひこの驚きを、本書で味わっていただきたい。

筆者は研究の魅力をこう語る。「科学の醍醐味は、(中略)高尚な推理小説を読み進めるようなワクワク感だ。難解なパズルを少しずつ露礁させていくかのような、この謎解きの創出プロセスが一番おもしろい」。さあ、脳科学の深淵なめくるめく世界へようこそ。

著者  池谷裕二

1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。現在、東京大学大学院薬学系研究科教授。脳研究者。海馬の研究を通じ、脳の健康や老化について探求をつづける。日本神経科学学会奨励賞、日本薬学会奨励賞、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞などを受賞。主な著書に『記憶力を強くする』『進化しすぎた脳』(ともにブルーバックス)、『脳はなにかと言い訳する』(新潮文庫)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社)などがある。

本書の要点

脳の無意識の作用は強烈だ。ものごとの正しさや好き・嫌いを判断するとき、知らず知らずのうちにこれまでの経験や環境の影響を巻き込んでしまっている。しかも、私たちはそれに気づけない。

自らの意志で自由に判断、行動しているつもりでも、実は行動しようと思う前に、脳がすでに動く準備を行っている。「自由」は行動よりも前に存在するのではなくて、行動の結果もたらされるものだ。

「意志」や「意図」は、簡素なルールに従って創発されているだけなのではないか。

「正しい」とは何か

無意識の作用は強烈

日常は「根拠のない信念」に満ちている、と筆者は言う。「これは正しい」と信じていることに対し、果たしてどれだけその根拠を挙げられるだろうか。実は、脳が「正しい」という感覚を生み出すのは「どれだけその世界に長くいたか」や「どれだけそれに慣れているか」に依存するという。

ここで紹介されるのはシマ模様の箱の中で育てられたネコの実験。なんと、縦ジマの箱の中で育てられたネコは縦ジマしか、横ジマの箱の中で育てられたネコは横ジマしか見えなくなってしまう。縦ジマしか見えないネコの足元へ、つっかえ棒を設置しておくと、このネコは横方向の線は見えないため、棒につまずいてしまう。一方、横ジマの箱で育てられたネコは、これをピョンと飛び越えられる。

一般的なネコの大脳の神経細胞(ニューロン)には、縦ジマに反応するニューロン、横ジマに反応するニューロン、斜め30度に反応するニューロンなど、いろいろな線分方向に反応するニューロンが見つかるが、横ジマを見たことのないネコには、横ジマに反応するニューロンが見られない。だから横の線分を「見る」ことはできない。

似たようなことは人間の世界でもよく起こる。たとえば他人への気遣い。ある人は気がつけるけど、ある人は気づけない。気がつける人にとっては「なぜこんなことにも気がつかないのだろう」といぶかしく思ってしまうが、気がつかない人はそもそも「それが存在しない」世界に生きているから、自分がどれほど気づいていないか、にすら気がつけないのだ。だから、隣にいる人と同じ物を見ても、それを同じように感知しているかどうかの保証は、まったくない。

このように、正しさの基準は「慣れ」の問題に帰着し、正しさの信念は、結局記憶から生まれる。この世には絶対的な「正しい」・「間違い」の基準はなく、その環境により長く暮らし、その世界のルールにどれほど深く順応しているかどうかが、脳にとっては重要だ。

もう一歩踏み込めば、「正しい」というのは「それが自分にとって心地いいことかどうか」、つまり「それが好きかどうか」で変わってくる。好き、嫌いは環境にも大きく左右される。たとえば、何度も見かけた物は好きになりがちで、反復提示によって好みが操作されうることがすでに分かっている。また、意識にはっきりとのぼる理由がないままに、むしろ周りの状況を引き込みつつ、好きになったり嫌いになったりもする。たとえば、「あなたは人生に楽観的ですか?悲観的ですか?」という質問をすると、雨の日より晴れの日のほうが楽観的な答えが返ってくる傾向があるのだ。

「自由」とは何か

RomoloTavani/iStock/Thinkstock

自由意志は存在するかどうかではなく、知覚されるかどうかが重要

私たちには自由があるのだろうか。自由にものごとを想像しようとしても、実際は過去に見聞きした経験や記憶によって制限されてしまっているのではないか。「自由意志」を考える上で欠かせない、25年前の有名な実験を紹介しよう。






コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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