美しい日本の季語 365日で味わう/金子兜太

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(3/27) Yahooブックス 短歌、俳句の本ランキング3位:美しい日本の季語 365日で味わう/金子兜太


https://ddnavi.com/book/4416810288/ 【美しい日本の季語―365日で味わう / 感想・レビュー】より

珍田 浩平

【一日一語】 春の季語に良いなと思うものが多いのは、北国の人間が春を待ち焦がれているからでしょうか。その日を境に日脚が伸びてゆく“冬至“なども好きな言葉です。わたしが生まれた十一月などは“湯豆腐”とか“綿虫”とか、何だかパッとしないものが多い(笑) それにしてもこのような本は、何となく大人になったような、気持ちにゆとりが生まれるような気になります。以前に一年かけて読んだものを、また一年かけて再読しました。

2021/02/27

珍田 浩平

【わりあい愉しい】 自室のつくえの端に、ずっと置かれていた本です。一年以上をかけて読みあげました。北国でくらす者にとって、待ち焦がれる春のはじまりの季語に多く惹かれます。清々しい生命力を感じる初夏の季語も好きなものが多いです。真っ青な空を連想させる秋は秋でいいなと。にがてなはずの冬も案外わるくない。季節を愛でる感性が、柄じゃないけれど、いくらか芽生えたような気がします。

2020/04/07

第9846号

季語集なので繰り返し、読む本ですが、一通り読ませてもらったので、一応読了。自分の気持ちや思いを託せる季語を探すのは、中々楽しい営みでした。

2010/10/30

ちだっち

季語を知るという面でも素晴らしいですが、日本語にはこんなに美しい表現があったのだなと思えるので読み物としてもいいと思います。ただ、どうせなら一緒に載っている俳句の感嘆な解説もあったら面白いのにと思いました。

2015/12/18

くまくら

自分の誕生日を試しに見てみたら「夏蝶」でした。 「その日にちのころに見られるであろう自然や行事」に合わせて季語が紹介されています。自分の身近な日常の出来事(友人の誕生日や自然を感じたりしたこと)と季語を関連付けて覚えることができます。 辞典としても便利ですが、季語の由来ものっているので読み物としても楽しいです。


https://ameblo.jp/kimonogatari/entry-11639418463.html 【わたしの大切なネタ帳。-『365日で味わう美しい日本の季語』(金子兜太著)】 より

以前、仕事でメルマガを担当していたことがあります。

2週間に1度くらいのペースで配信していたのですが、書き出しには毎回苦労しました。

食べ物の旬などを紹介するメルマガだったので、なにか季節にちなんだことを書きたい。・・・でも、ネタが浮かばない。

そんなときに、随分と助けてもらったのがこの本です。

『365日で味わう美しい日本の季語』。

俳人である金子兜太氏の監修です。

日めくり式で、365日、その日その日にふさわしい季語が紹介されています。

例えば、本日10月16日のページを開くと…

『新豆腐』

・・・今年収穫した大豆で作った新豆腐は新鮮で、やはり味も香りも格別です。豆腐屋の軒先に掲げられた「新豆腐出ました」と書かれた旗に、秋の訪れを感じます。(本書より抜粋)

ね、なにか書けそうな気がしませんか!?

例えば、本日発行するメルマガならば、こんな書きだしなんていかがでしょう。

『お味噌、お醤油、納豆に豆腐……日本人にとって欠かすことのできない大切な食材といえば?そう、大豆。大豆は、今がちょうど収穫真っ盛りです。

スーパーに行けば一年中当たり前のように並んでいる食材ばかりですが、「収穫したての大豆でつくった 『新豆腐』 」 といわれたら、なんだかちょっと特別な感じがしませんか。お豆腐の味も、いつもより一段、味わい深くなるような。

今でも、古くからのお豆腐屋さんの軒先には『新豆腐出ました』 と書かれた小さな旗が揺れていますから、今夜はこの「新豆腐」を買って、湯豆腐をつつくなんていうのはいかがでしょう。』

とかね。

ちなみに、昨日10月15日の季語として紹介されていたのは、

『星月夜』 (=ほしづきよ) でした。

「月のない夜空に満天の星がきらめき、まるで月夜のように明るい夜」 と解説されています。

昨日は台風で星月夜は見られませんでしたが、秋は空気が澄み、星がきれいに見えますからね。

東京にいては、星空をなかなか味わうこともできないのが残念。

最近では、茶杓の銘を考えるときにこの本を参考にすることもありますが、実用的な目的がなくても、「今日の季語はなにかな?」とページを開いてみるだけで、ほっこり気持ちが和む、いい本です。

メルマガを発行することも必要なくなった現在のわたしにとっては、季節感を味わうための、ココロのネタ帳といったところでしょうか。

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美しい日本の季語―365日で味わう/誠文堂新光社


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