水面の月見

水面に映る月にはf/1の揺らぎがあります。水面の月見は「三更月下(さんこうげっか)入無我(むがにいる)」を 促進するのでは? 仮に池を巡るのが月であったとして 水面の月を ただ眺めていると 自然に無我の境地になり、睡眠以上の安らぎを得るのではないでしょうか?

https://www.mylohas.net/2017/10/064913moon1004.html 【水面に映る中秋の名月を独り占め! ひと味違うお月見の作法】 より

水面に映る中秋の名月を独り占め! ひと味違うお月見の作法

夜の空気が心地いい季節になりました。10月4日(水)は「中秋の名月」です。秋の夜長に、お月見を楽しみませんか?

中秋の名月の「中秋」とは、旧暦8月15日のこと。今年のカレンダーにあてはめると、10月4日にあたります。その夜に見られる月が「中秋の名月」です。名月は、満月とは限りません。今年の場合、翌々日(10月6日)が満月なので、満ちる手前の少し欠けている名月になります。昔から、中秋の名月は1年のうちでもっとも美しい月といわれ、お月見をするのが習わしです。

お月見は見上げるだけじゃなく、見下ろしてみる

お月見といえば、月を見上げるのが一般的ですよね。しかし、かつて月は見上げるものではなく、見下ろすものでした。そもそも、平安時代に中国から伝わった名月鑑賞の風習を実践しはじめたのは平安貴族たち。風流を好んだ彼らは、月を直視することはせずに、池の水面や盃に映った月を見て楽しんでいたのです。

そんなふうに、もともとは身分の高い人たちの楽しみだったお月見が、一般庶民に浸透したのは江戸時代の頃。江戸の町では、品川や高輪、隅田川、不忍池などがお月見の名所でした。月見舟に乗って、水面に映った月影を愛でる――想像するだけでロマンチックですね!

これにならって、公園の池や川辺など、ウォーターフロントでお月見をしてはいかがでしょう。もちろん、普通に月を見上げてもいいのですが、私の経験からいうと、空高く昇った月を見続けるのは、首や肩が凝ってしまってツライことも。その点、水面に映る月ならば、長時間見続けても疲れないので、心行くまでお月見を楽しむことができますよ。

中秋の名月を、手元にひとり占めする方法

わざわざウォーターフロントへ出かけなくても、水面の月を楽しむことはできます。それは、盃などに月を映すという方法。以下の手順で試してみてください。

1.ティーカップやお椀など、口が広い器を用意します。2.水でもお酒でも、好きな飲み物をなみなみと注ぎます。3.水面に月が映るように、器の角度を調整します。

この方法だと、手中に名月を独り占めした気分が味わえます。さらに、その器を口元にもっていって中身を飲めば、まばゆい月光とともに、名月のパワーが体のすみずみにまで染みわたるかのようです。

最後に、心配なのがお天気ですね。当日の夜、もしも曇り空だったとしても、すぐにあきらめないでください。時間の経過とともに空模様が変化して、雲の切れ間から見事な月が姿を現すことがあります。自然が相手のときは、すぐに結果を求めてはいけません。時間にも気持ちにもゆとりを持つことが、お月見の心得です。

また、雨のために名月が見られないことを「雨月(うげつ)」と呼びます。当日に雨が降ったら、心の目で雨月を楽しみましょう。


https://news.1242.com/article/126770 【明日は十五夜 平安貴族のお月見は水面を見た?】

より

秋の夜長、仕事帰りになんとなく割引のお団子をコンビニで買って、帰り道に満月を眺めて満足する。そうして何年も同じようなことをしてからふと気づく。これは何の儀式なんだと。

夜空を眺めて月が綺麗だとちょっと贅沢な気持ちになりますよね。某文豪がアイ・ラブ・ユーを「月が綺麗ですね」と訳したというのも頷いてしまいます。日本人、もしくは人類には月を愛でるDNAが脈々と受け継がれているようです。

月を愛でる習慣は日本においては縄文時代からあったといわれています。名月を鑑賞するのは唐の時代から。栄の時代には夜通し騒ぐ宴だったそう。平安時代にお月見は日本の貴族社会にも浸透していきました。詩歌や管絃とともにお酒をたしなむ。現代っぽい愉しみ方ですね。でももう少し掘り下げてみると、その愉しみ方がとても雅やかなのです。

水面に揺れる月を眺めた平安時代のお月見

舟遊びとは、船に乗り水面に写った揺れる月を眺める遊び。それを歌に詠み愉しんでいた。平安の貴族は直接月を見るより杯や池にそれを写し眺め愉しんでいたらしいのです。一方、庶民はただ純粋に月を眺めて楽しんでおりました。

明の時代、宴会の他にお供えや月餅の習慣が始まった中国に比べ、日本では宴会は質素にお供えをするようになったそう。室町時代のことです。『御湯殿上日記』に記されている「名月の祝」が面白いですよ。後陽成天皇がナスに開けた穴から月を見て祈ったそうです。なかなか個性的ですよね。

ちょうど十五夜はサトイモの収穫祭の時期で、芋煮を食べて夜遊びしたという江戸時代。それが転じてお団子になったのは中期以降。未だにこの時期の月を芋名月と呼ぶ地域もあるんだとか。

中秋とは秋の中日。旧暦8月の、月の真ん中15日を指します。旧暦と新暦では数え方が違いますので、十五夜、つまり中秋の名月は毎年1ヶ月ほどの変動があります。今年は10月4日になります。

ちなみに中秋の名月が雲に隠れて見えなければ「無月(むげつ)」、雨が降ってしまったら「雨月(うげつ)」と呼び、たとえ月が見えずとも、なんとなくおぼろげに見える風情を愉しむのだとか。そして前日を「待宵(まつよい)」と、後日を「十六夜(いざよい)」と呼び、前後の月も愉しむ。月を愛でる日本人の心、その感性が美しいですね。


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