“身の病 心の病 癒すなる 東高野の 薬師瑠璃光”

https://crt-radio-kanuma.blog.jp/archives/1014376024.html 【~“生かされている自分”に帰れる処~「心の駅」医王寺】より

1300余年の歴史と、三万坪の広大な境内を有するお寺です。ご住職の國立恵俊さんにお話を伺いました。

[E:cat] ご由緒・縁起を教えてください

[E:karaoke] 真言宗豊山派に属していて、ご本山は奈良の長谷寺になります。

裏山に遺跡があったりしますから、非常に昔から由緒の古い場所。そこに医王寺というお寺があるという風に伝えられています。 はっきりわかるのは江戸時代からで、私で36代になります。ただ、それ以前のね、鎌倉時代や平安時代の仏像がありますから、それからみますとさらに100代位は続いているのではないかと思います。

[E:cat] 医王寺の名前の由来は

[E:karaoke] お寺の名前というのは大体、ご本尊様、何をおまつりりしているかということからきています。こちらの場合「医の王」医王寺ですから、「薬師如来様」が「医王」という言葉で「医王佛」と言われます。身体を守り心を守る。世にも光を与える仏様がご本尊で、お寺の名前にもなっています。

[E:cat] ご本尊を拝観することはできますか

[E:karaoke] 金堂に安置されています「三尊様」は鎌倉時代のもので、こちらは事前にお話頂いたり、学術的な勉強会などの際のは皆様に拝んで頂くことはできます。講堂の一番奥にあります仏様は1000年以上前のものだそうで、こちらは「秘仏」ですので・・・。

(三尊像を安置する金堂)

[E:cat] 多くの文化財を有していらっしゃいますがご苦労などは

[E:karaoke] ご本尊様の備品など多くのものがありますが、何より苦労しているのは、茅の手立てですね。金堂・唐門・大師堂と茅葺の屋根の大きな建物が3棟あります。10年に一度は補修をしなくてはなりませんので、常に茅の確保というものに苦労しています。昔は鹿沼名産の麻の「おがら」を使っていましたが、今は全く無くなってしまいましたからね。現在、茅は北上川の岸のものを使っています。2年前の大震災では大変な被害のあったところですが、少しづつ戻られていると伺っています。

(正面に唐破風が華麗な唐門)

(弘法大師像を祀る大師堂)

[E:cat] 彫刻について

[E:karaoke] 「徳川家の御祈願所」という事で、50万石という御朱印を頂く大きなお寺だったものですから、建物は全て江戸期に新築されました。東照宮や陽明門を作った方々がここに来て、同じような仕事をした、というのは歴然としています。現在も修理には木工事、彩色ともに東照宮・陽明門の修理の技術者が同じように修理維持しています。唐門の扉に掘られている絵柄は「中国の神仙思想」を表しています。超能力を持つ神様がいろんな形で日本に向かってきたという説があります。ですから、傘に乗った人、龍に乗った人、或は鯉にまたがり、鶴に乗ってというように。

(唐門の彫刻)

[E:cat] 「まちの駅」に参加しようと思われたきっかけは

[E:karaoke] こういった企画があるという事を、当時の観光協会の担当者の方から伺って、一般的には商業施設が多いのだけれど、こういう場所があってもいいのではと、仰って頂きました。

[E:cat] 「心の駅」の名前の由来は

[E:karaoke] まちの駅のポイントは、誰もが寄れる場所、トイレをお貸しできる所、そして休めるベンチなどがあり、安らぎを求められる。そんな事であったので、さてどうしようかと。とにかく何も目的がなく、ふら~っと来て、ボヤ~っと出来る。心を開放するという意味でしょうかね。ぼんやりできる場所というので、「心の駅」と付けました。

「こんにちは」って来た人に、「よくお出でになりました」ただそれだけですよ。「ここに来てのんびりできました」という言葉を聞くのが、一番ですね。

[E:cat] まちの駅になってメリットはありましたか

[E:karaoke] 同じ駅長さん同士知り合いになれて、教えて頂くことが沢山あります。私どもはお寺の中にいることが多いので、何も世間的なことがわからないものですが、いろんな立場に方にご指導いただくという事で、大変ありがたく思っています。

[E:cat] 印象に残ったお客様はいらっしゃいますか

[E:karaoke] お寺という事もありまして、身近な方を亡くされたとかね、大変大きな痛みを持った方がね、つくづくお話をされます。そんな時、私はただお話を聞いているだけなんですが、その方が何かホッとした様子でお帰りになられる。そんなお姿を見ますと、何かしたという覚えは全くないのですが、大変結構なことだと思います。

[E:cat] 「生かされている自分に帰れる処」とは具体的に教えてください

[E:karaoke] 大げさすぎたかなぁ~(笑) 自分自身もまだそこまで行っていませんのでね、逆に真剣にお参りされている方のお姿を、私がまた学ばせてもらっているという事でしょうかねぇ~。向こうから頂けるもの。話しかけて貰えればよくお聞きするという、事だけです。 いかに上手くお聞きするか、それはさせてもらっています。

[E:cat] まちの駅の参加されたい方へメッセージをお願いします

[E:karaoke] まちの駅に参加されるという事は特別な負担や、大変なことがあるわけじゃありません。鹿沼をいろんなところは発信する。これは非常に素晴らしいことで、またそれを通じて、お店やお仕事が必ず発展につながると思います。私も参加させて頂いて、自分の正面よりも後ろの方まで見えてきました。そういう風に非常に視野が広がる事で、お仕事、事業所の目的がさらに伸びると、私はそう思っています。是非いろんな方にご参加いただいて、街の発展に寄与して頂けたらいいかと、思っています。私も楽しみにしています。

広々とした講堂を吹き抜ける心地良い風。風が揺らす風鈴の音。そして蝉しぐれ、と。[E:shine][E:shine]

その場所にいるだけで、心癒される空間でした。[E:confident]

“身の病 心の病 癒すなる 東高野の 薬師瑠璃光”  ご住職

心や安らかになる素敵なお話、お時間をありがとうございました。[E:cat]


https://www.hasedera.net/diary/1493/ 【病み疲れた心と体を癒すみとほけ 薬師如来の詩】より

人の体と心を癒し、生きる力を与える薬師如来の詩です。 じっくり味わいください。

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祈り  山尾三省

南無浄瑠璃光  海の薬師如来われらの  病んだ身心を 癒したまえ

その深い 青の呼吸で 癒したまえ

南無浄瑠璃光 山の薬師如来 われらの 病んだ欲望を 癒したまえ

その深い 青の呼吸で 癒したまえ

南無浄瑠璃光 川の薬師如来 われらの 病んだ眠りを 癒したまえ

その深いせせらぎの音に 安らかな枕を戻したまえ

南無浄瑠璃光  われら 人の内なる薬師如来 われらの 病んだ科学を 癒したまえ

科学をして すべての生命に奉仕する 手だてとなしたまえ

南無浄瑠璃光 樹木の薬師如来われらの 沈み悲しむ心を 祝わしたまえ

樹ち尽くす その青の姿に われらもまた 深く樹ち尽くすことと 学ばせたまえ

南無浄瑠璃光 風の薬師如来  われらの閉じた呼吸を 解き放ちたまえ

大いなる その青の道すじに 解き放ちたまえ

南無浄瑠璃光 虚空なる薬師如来 われらの乱れ恐れる心を 溶かし去りたまえ

その大いなる 青の透明に 溶かし去りたまえ

南無浄瑠璃光  大地の薬師如来 われらの病んだ文明社会を 癒したまえ

多様なる 大地なる花々において 単相なる われらの文明社会を 潤したまえ

Om huru huru Candari matangi Svaha

オーム フルフル チャリンダー マートンギー スヴァーハー

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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