Facebookくまかわ くみこさん投稿記事
♦️これは、キノコから作られた最初の「生きている棺」です。 3年以内に体を分解するように設計されているので、自然と一つになることができます。
マイセリウムから作られた「生きた棺」のようなキノコの棺は、エコな埋葬の画期的なステップを表しています。 菌の菜食部分であるミセリウムは、生態系における自然分解物質です。 棺に使用すると、マイセリウムは人体を含む有機物質の分解を加速させ、典型的な10~20年の分解過程をわずか2~3年に減らします。 この分解率が速いということは、個人が自然に戻るのがはるかに早く、体内の栄養素が土壌をより早く豊かにすることを意味します。 このアプローチは、伝統的な埋葬への直接の代替品で、しばしば防腐液や生分解性のない物質のような化学物質に頼ります。
マセリウムのもう一つの素晴らしい側面は、周囲の環境を解毒する能力です。 重金属や合成化学物質などの有害物質を分解し吸収する効果が示されています。 棺桶に組み込まれると、体の自然分解を助けるだけでなく、土壌を浄化します。 これは従来の埋葬物の環境への影響を考慮すると、特に重要です。 防腐化や非生物分解の材料が時間とともに土壌に浸透し、地下水や生態系を汚染します。 マイセリウムはこれに積極的に働き、より清潔で緑のオプションになります。
さらに、ミセリウムベースの埋葬は植物生命の再生を促進することができます。 体が分解した後、残された豊かな土壌はより健康な植生をサポートすることができます。 菌が有機物を分解するにつれ、植物や木に栄養を与える栄養素を放出し、生物多様性を高めます。 このようにして、キノコの巣はより持続可能な生命サイクルを作り出し、埋葬地を繁栄する生態系に変える。
人間も地球🌏の原子の一部です☆
FacebookHiroshi Kaneiさん投稿記事
■山梨の野生キノコ、基準値超の放射性物質 出荷制限を継続
秋が深まり、天然キノコの出回る季節になりました。
原発事故で放射性汚染は広範囲に広がりましたが森林の除染はほぼ行われず、放射性物質を吸収しやすい野生キノコの基準値超えが東日本を中心に今も続いています。
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■基準超え10年連続
山梨県は18日、富士北麓3市町村で採取した野生キノコ2点から国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る放射性物質を検出したと発表した。基準値を上回るキノコが確認されるのは10年連続。
県林業振興課によると、13日に富士吉田、富士河口湖、鳴沢の3市町村で4品目6点を採取して検査。その結果、富士吉田市と鳴沢村で採取したキシメジから、1キロ当たり530~560ベクレルの放射性セシウムを検出した。
野生キノコから基準値を上回る放射性物質が検出され、国は2012年10月に3市町村での出荷制限を指示。県は、採取や出荷の自粛を要請し、毎年、出荷制限区域の野生キノコを検査している。今季はこれまでに計6回採取、検査し、基準値を超えたのは9月下旬、10月中旬に続き3回目。県は採取などの自粛要請を継続することにした。
(2021年10月19日付 山梨日日新聞掲載)
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山梨県は福島第1原発から約300キロ離れていますが、キノコ類は放射性物質を吸収、蓄積しやすいとされています。出荷制限は継続され、県は野生キノコを出荷したり、採って食べたりしないよう呼びかけています。
森林は大部分が「除染」されていません。放射性物質は自然に「崩壊」しつつも一部は樹木や土、水、動植物の間を循環しており、住民の生活にも影響を残しています。
環境への影響を考える際には、放射性物質が自然に崩壊して半分の量になるまでの時間(半減期)を考慮する必要もあります。放出された放射性物質には様々な種類があり、気体状のキセノン133は大気中を漂う間にまもなく放射線を出さない物質に変化し、ヨウ素131もすぐに変化しました。しかし半減期が約2年のセシウム134、約30年のセシウム137は今も放射線を出し続けています。
土壌に移ったセシウムは食物連鎖を通じて生き物の間を循環します。例えばイノシシは植物の根やミミズなどを食べる際、土壌中のセシウムを体内に取り入れ、フンなどとして排出しています。
狩猟動物の放射能濃度を調べている量子科学技術研究開発機構の田上恵子グループリーダーは
「セシウムは生き物が必須としているカリウムと性質が似ており、動植物に取り込まれてしまう。森の生態系の中でセシウムの循環が安定してしまったようだ」と話します。
セシウムは今後も生態系の中で循環し、森と共生してきた住民たちの暮らしへの影響は残ります。
画像:キシメジ
https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/blog/bl/pkOaDjjMay/bp/p3OmvOj1j4/ 【地球は「キノコ」に操られている!?生き物も天気も・・・衝撃の事実が分かってきた】より
「キノコ」は食材として人気があるだけでなく、小さくてかわいらしい森のマスコットとして人をひきつける不思議な魅力を持った存在です。
実は、そんなキノコがとんでもないパワーを秘めた生物であることが、さまざまな研究から明らかになってきました。周囲の生き物を巧みに操ったり、森の栄養循環を作り出したり…。小さなキノコが私たちの足元で繰り広げる壮大な生命の営みは、研究者が「地球はキノコに支えられている。“マッシュルームプラネット”といえるかもしれない」と言うほど。
さらに最新の研究で、「キノコが“雨”を降らせているかもしれない」という可能性も明らかになってきました。地球を陰から支配しているともいうべき「キノコ」の魅惑の世界を深掘りします。
キノコって何者?その正体に迫る
森の中に生えているキノコを見て、植物の仲間だと思っている人もいるかもしれません。しかしキノコは「真菌」と呼ばれるグループに属する、カビなどと同じ菌類です。進化的に見れば、むしろ動物に近い生き物と言えます。
現在世界で知られているキノコはおよそ2万種とされていますが、まだ発見されていなかったり、名前がつけられていなかったりする種も含めると、軽く10万種を超えると言われています。また地球上に存在する植物(30万種)と同じくらい多様なグループであると考える研究者もいます。
長年キノコの生息調査や種の同定を行ってきた国立科学博物館研究主幹の保坂健太郎さんが、ふだん目にすることのないキノコの“本体”を見せてくれました。森の地面を覆う落ち葉をめくってみると、マット状に広がっている白い物体、これこそがキノコの本体の“菌糸”です。
(白い物体がキノコの本体“菌糸”)
キノコは地中や倒木などに菌糸を張り巡らせて、周囲から栄養を得て成長します。では私たちがキノコだと思っている傘の形をしたアレは一体何でしょうか?
キノコの菌糸は伸びていった先で、適合する遺伝子型を持つ同じ種の菌糸と結びつきます。結びついた後に成長した菌糸が集まって作る「子実体」(しじつたい)こそが、私たちがキノコだと思っているもの。この子実体はキノコの種ともいえる「胞子」を作る、繁殖のために欠かせない器官です。
キノコの傘の裏に光を当てて見てみると、微細な胞子が大量に放出されているのが分かります。雨粒の力を利用したり、動物が触れるなどの衝撃を利用したり、胞子を飛散させる方法は種によってさまざま。こうした戦略のおかげで、キノコは地球全体へ分布を拡大しているといいます。
「落ち葉があるとか草が茂っているとか、何らかの植物があるところはどこでも間違いなく菌糸を見ることができます。一方でそういう植物さえも少ないような、砂漠とか、南極にいるキノコも知られていますから、地球上どこにでもいるというのは間違いないと思います」(保坂さん)
(キノコの傘から放出される胞子)
胞子拡散のために生き物を操る!?
キノコが胞子を拡散する方法は、“飛ばす”だけではありません。虫たちがキノコを食べ、離れた場所でフンをすることで胞子を運ばせる種もいます。こうしたキノコはただじっとそこにいるだけでなく、虫たちに食べてもらうためにあの手この手で働きかけを行っています。
30年以上にわたってキノコと生き物の関わりを研究してきた金沢大学の都野展子准教授は、キノコは生き物へアピールするために様々な化学物質を使うと考えています。その一つが“匂い”です。キノコは胞子を拡散してもらいたいタイミングで虫たちが好む匂いを発し、引き寄せるといいます。
(キノコを食べるショウジョウバエ)
例えば、強烈な腐敗臭を発することで有名なキイロスッポンタケの仲間の匂い成分を都野さんが分析したところ、果実の匂いに近い成分が含まれていることが分かりました。この匂いを使って、ふだんはキノコを食べない種類の昆虫をも引き寄せているのです。
(キイロスッポンタケに集まってきた昆虫たち)
しかし、キノコが化学物質で周りの生き物を操るのは、食べてもらいたいときばかりではありません。胞子をつくっている成長途中で食べられてしまうと子孫を残すことができないため、こうした段階のキノコは毒などの化学物質を用いて食べられないよう身を守っています。
そして胞子を散布する時期には毒を薄め、周囲の動物に対して食べていいというメッセージを発することで行動をコントロールしていると都野さんは言います。実際、毒があるベニテングタケをシカが食べている映像が捉えられたり、リスがベニテングタケを食べている様子が報告されたこともあります。
(ベニテングタケを食べるリス)
「キノコはいろんな種類の化学物質をたやすく作ってしまっている。そういうところが本当にすごい“天才化学者”だなって思っています」(都野さん)
キノコの「分解」能力が地球を変えた
キノコには生態系を支える「分解」と「共生」という2つの大きな役割があります。「分解」は、落ち葉や枯れ木などを土に返す働きのことです。特に重要なのが枯れた樹木の分解。樹木にはみずからを堅く丈夫にする「リグニン」という物質が含まれていますが、この物質を効果的に分解できるのはキノコしかいないとされています。
もしキノコが樹木のリグニンを分解しなかったらどうなるのでしょうか。そのヒントをくれるのが、およそ3億6千万年前に始まった「石炭紀」と呼ばれる時代です。この時代のキノコはまだリグニンを分解する能力がありませんでした。そのため樹木は枯れて倒れても完全には分解されません。倒木は土に返らずたまっていきました。それがこの時代の地層に多く含まれる「石炭」となったのです。
(3億6千万年前の地球のイメージ)
大きな変化が起きたのはおよそ2億9千万年前。この頃、サルノコシカケなどを代表とするリグニンを分解できる「白色腐朽菌」と呼ばれるキノコが登場しました。これによって樹木が土に返るようになったといわれています。さらに、このキノコは樹木から栄養をとって成長します。成長したキノコの菌糸をダニなどの土壌生物が食料とし、樹木の栄養分を含んだフンも土に返るようになりました。こうして枯れた樹木に含まれている栄養が循環し、また新たな樹木が育つというサイクルが出来上がったとされています。
(白色腐朽菌が樹木から栄養をとるイメージ)
現在の地球でも、もしキノコが樹木を分解できなくなってしまったとしたら、枯れた樹木が地面にたまっていき、森が森として成り立たなくなるかもしれないのです。
「共生」によって生態系と密接に関わる
生態系におけるキノコのもう一つの重要な役割が「共生」です。多くの植物はキノコを含む何らかの菌類と共生関係にあります。中でも有名なのがマツタケとアカマツの共生です。アカマツの根とマツタケの菌糸は地中で結びつき、物質のやりとりを行っています。アカマツは光合成で作った糖類などをマツタケに渡し、マツタケは植物の成長に欠かせない水分と無機塩類をアカマツに渡しています。植物はキノコとの共生関係を失ってしまうと弱ってしまうことから、豊かな森の形成にはキノコの存在が欠かせないことが分かります。
キノコと共生しているのは植物だけではありません。ヒトクチタケというキノコは、カブトゴミムシダマシという昆虫などと共生しています。このキノコは中が空洞になっていて、昆虫が卵から成虫になるまで安心して過ごせるすみかとなります。一方、キノコは、昆虫に胞子を付着させ、胞子を散布してもらうことでメリットを得ているのです。
(ヒトクチタケの中にいる昆虫)
さらに、キノコと複雑な共生関係を結んでいる生き物にシロアリがいます。日本南西部などに生息するタイワンシロアリは、巣の中でオオシロアリタケというキノコを育てています。シロアリの仲間は樹木を食料としますが、タイワンシロアリは樹木を堅く丈夫にする物質であるリグニンを分解できないため、樹木の栄養分を得ることができません。そこでこのシロアリは、食べた樹木を「偽糞」と呼ばれるフンのような形で巣の中に排出します。オオシロアリタケはこの偽糞に含まれるリグニンを分解し、糖などの栄養を取り込んで成長します。こうして分解された偽糞や偽糞に付着したキノコの菌糸を食べることで、シロアリも栄養を取ることができるのです。
(オオシロアリタケと共生するタイワンシロアリの巣)
キノコが雨を降らせる!?
多くの植物や動物と強く結びつき生態系にとってなくてはならない存在のキノコですが、その影響力は生き物だけにとどまりません。最新研究で、キノコが天気にまで影響を与えている可能性が分かってきたのです。
空に浮かぶ雲は、大気中の微細な粒子を核として、周りの水蒸気がくっついて凍った氷の粒「氷晶」によって形成されます。これまで、マイナス15℃以下の低い温度でできる雲は、鉱物など無機物が氷晶の核となっていることが分かっていました。しかしマイナス15℃以上になると無機物は氷晶を形成できないため、低い高度でどのような物質が氷晶の核となっているのかは明らかになっていませんでした。
(低い雲の氷晶は何を核にしているのか分かっていない)
しかし大気中の微生物を研究している近畿大学の牧輝弥教授が2008年に高度500mという高度の低い大気からキノコの菌糸を発見したことで、キノコの胞子が核となっている可能性が出てきました。
(上空で発見されたキノコの菌糸)
そこで牧さんはキノコの細胞が氷晶核になりやすいのかを検証する実験を行いました。キノコの仲間の細胞と鉱物粒子をそれぞれ水に浸したサンプルを用意し、人工的に温度を下げていったところ、マイナス5℃を下回ったところでキノコの細胞のサンプルは一斉に凍りだしました。一方、鉱物粒子のサンプルはこの温度ではほとんど凍りませんでした。キノコの細胞が持つたんぱく質の構造には、周りの水分を連鎖的に凍らせる性質があるため、このような実験結果になったのではないかと牧さんは考えています。
研究を重ねる中で、森林の上空で発生する雨雲はキノコやカビなどがつくったものではないかと牧さんは考えるようになったといいます。
「森林にはキノコやカビが多いので、森林の上空はそういった菌由来の雲ができて雨を降らせているんじゃないかなっていうふうに考えられます。もしかすると、キノコは雲から落ちる水滴によってどんどん生息域を広げていっているのではないかと考えられるので、今後調べていきたいと思います」(牧さん)
地中だけでなく、空にも勢力を伸ばし、自身の分布を拡大しているかもしれないキノコ。だとするとキノコに覆われたこの地球は、まさに“マッシュルームプラネット”という言葉がふさわしいのかも知れません。
※野生のキノコの中には有毒成分を含むものもあります。安易に触ったり、食べたりすることは避けてください。
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