https://weathernews.jp/s/topics/202011/020225/ 【朝焼け、夕焼けの空はなぜ赤くなるのか? 空は「虹色」の順に変化する】より
刻々と変化する朝焼けや夕焼けの空の色。空気が澄んでくる秋はより鮮やかに感じられます。
朝焼けの場合、東の空が赤く染まったと思ったらオレンジ色に変わり、やがて黄色くなり、次第に青く変化していきます。夕焼けはその逆になります。この色の変化って「虹色」の順であることを知っていましたか?
朝焼け、夕焼けができるワケ
昼間は青い空が、朝や夕方はなぜ赤く染まるのでしょうか。
「昼間の空が青いのは、波長が短い青い光は散乱しやすいためです。多くの青い光が散乱しているから空が青く見えるのです」と言うのはウェザーニュースの気象予報士、山口剛央(たけひさ)です。
虹色でいうと、光は波長の長い順に「赤橙黄緑青藍紫(せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し)」ですね。青色より波長が短い藍色や紫色の光は、上空の高い所で吸収されて地上にはあまり届きません。
「一方、明け方や夕暮れは太陽が地平線近くにあるため、大気中を通る太陽光の距離が昼間より長くなります。すると青い光は途中で散乱し切って、散乱しにくい赤・オレンジ・黄色の光が目立ちます。それが朝焼けや夕焼けが赤くなる理由です」(山口剛央)
朝焼けや夕焼けを観察してみよう
朝焼けや夕焼けをじっと観察したことがありますか。5分おきに写真を撮ってみるとわかるのですが、色は刻々と変化しています。
「朝焼けは朝日が地平線から顔を出す直前に赤く染まります。大気中を通る太陽光の距離が一番長くなるため、散乱しにくい赤い光が空を照らすのです。日が昇るにつれて波長が少しずつ短くなるオレンジ色、やがて黄色が優勢になって空の色が変化します」(山口剛央)
夕焼けは朝焼けの逆に青色から赤色に変化するのが観察できます。空が澄んでいる秋の夕焼けは一番美しいといわれます。秋の日のたそがれどきにちょっと視線を上げて、天空のスペクタクルを堪能してみてはいかがでしょうか。
https://weathernews.jp/s/topics/202212/050215/ 【夕焼けの色は季節・気象で変わる? 冬の特徴はきれいな黄金色】より
冬晴れの日のたそがれどき、黄金色に染まることが多いこの時期の夕焼けは、夏場よりもどこか心にしみる美しさを感じます。
冬の夕焼けはなぜこのように美しく見えるのでしょうか。ほかの季節との違いなども含めて、ウェザーニュースの気象予報士、山口剛央(やまぐち・たけひさ)が解説します。
夕焼けの空はなぜ赤くなるの?
そもそもの疑問ですが、昼間の空は真っ青なのに、なぜ朝や夕方には黄やオレンジ、赤色に染まって見えるのでしょうか。
「太陽からの光は波長の長い順に『赤橙黄緑青藍紫(せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し)』ですが、青色よりも波長の短い藍色と紫色の光は上空の高い所で散乱・吸収されて、地上には届きません。そのため空は紫色や藍色には見えず、地上に届く量が多い青色の光が強調されて、昼間の空は青く見えるのです。
一方、明け方や夕暮れ時は太陽が地平線の近くにあるので、太陽光が大気中を通る距離が昼間よりも長くなります。そのため青い光は空気の分子によって途中で散乱し切ってしまい、より散乱しにくい赤色に近い光が目立つようになります。それが朝焼けや夕焼けが赤く見える理由です」(山口剛央)
夏と冬の夕焼けの違い
夏場の夕焼けは赤が強く茜色に染まることが多いですが、冬場は黄金色の夕焼けがよく見られます。なぜこのように見え方が変わるのでしょうか。
「夏と冬の夕焼けの色が違って見えるのは、空気中に含まれる水蒸気の量が関係しています。空気中の水蒸気が多いと、波長の短い光は散乱してしまい、波長の長い赤色光が散乱されずに目に届きやすくなります。そのため、夏の夕焼けは冬よりもいっそう赤色が強まって見えるのです。
とくに台風の接近前や通過後などは、空気中の水蒸気がより一層多いので、赤色が濃くなった燃えるような夕焼けや、不気味とも感じられる紫色に近い夕焼けが見られることもあります。
一方、空気が乾燥して水蒸気が少ない冬の夕焼けは、赤色に比べて波長が短い黄色やオレンジ色の光も散乱されずに届きやすくなります」(山口剛央)
また、気温も湿度も低い時期は、夕焼けが美しく見える条件が揃うそうです。
「秋から冬にかけては、水蒸気が少なくなるのと同時にチリやホコリも舞いにくくなります。そのため、空気中の不純物が少なく、光が遠くの方まで届くのです。
夏場のように赤が強い夕焼けを見る機会は減りますが、黄金色の夕焼けやきれいな夕陽を眺めるなら、水蒸気が少なく空気が澄んだ冬の気候が最適です」(山口剛央)
冬のたそがれどきに、ぜひ夕焼けを鑑賞してみてはいかがでしょうか。ただし、まだ明るい太陽を直視しないよう、また、防寒にも十分注意してください。
https://yogajournal.jp/11895 【【あなたの好きな色は?】陰陽五行から紐解くカラーセラピーと白のエネルギーに合う「やさしい陰ヨガ」】より
【あなたの好きな色は?】陰陽五行から紐解くカラーセラピーと白のエネルギーに合う「やさしい陰ヨガ」
高西由貴子高西由貴子2022-10-05
あなたの、好きな色は何色ですか? 昔から好きな色や、最近身につけている色。陰ヨガは中医学とヨガを融合したヨガ。中医学の土台にある陰陽五行の五つの色に、普段なんとなく無意識に選んでいる色を当てはめてみると、ご自身のエネルギーカラーや、ご自身の生まれ持った体質が見えてくるかもしれません。
陰陽五行の5つのエレメントと色の性質とは?
陰陽五行の、陰陽は太陽と月、男性と女性、昼と夜……この世は全て、陰と陽、真逆の性質のものが、同時に存在し、バランスを取り合い変化しながら成り立っているという1番根っこにあるシンプルな概念です。
わたし達人間の心と身体も、陰陽のバランスが崩れる事、例えば動きすぎたり(陽)動かなすぎたり(陰)と陰陽のバランスが崩れる事でさまざまな不調が現れると考えられています。
陰陽五行の5つのエレメントである木火土金水は、陰陽を、さらに自然界を構成する5つの元素に分類したものそれを人間の五臓に当てはめたものが肝心脾肺人の五臓になります。
五行には2つの関係性があって下の図のまわりを巡っている赤い矢印は、相生関係:親子のように巡り補っていく、という性質があり、真ん中に点線になっている矢印は相剋関係:矢印の先のエレメントが過剰になりすぎた時に刺激を与えて適度に抑えつける
という性質があります。そしてこの2つの関係性をもとに、過剰になっているときは引いたり不足している時には補ったりする事で五臓のバランス、心と身体の不調を改善し整えていく事が出来るのです。
陰陽五行では、人間の身体は五臓、そこから五華、五主、五色 など細かく分類されていて、五臓を季節に置き換えると肝=春、心=夏、脾=長夏、肺=秋、腎=冬となります。人間の身体は、夏は暑ければ火照りやすく、冬は寒ければ冷えやすいというように自然界と同じように性質が変わります。なので季節ごとに性質に寄り添った養生法があります。
また、五色にあたる5つの色は、鯉のぼりや、七夕の短冊、相撲の土俵、風水やカラーセラピーの起源ともなっていて、ふと目を向けると現代の生活の中でもいたるところで古代から伝わる五行の思想が息づいていて、五色は、五臓を守る色とも考えられています。
陰陽五行
陰陽五行
図をみるとわかるように、五臓に色を当てはめた場合、
木=肝=青
火=心=赤
土=脾=黄
金=肺=白
水=腎=黒
と、なります。
五色それぞれの、色の性質を見ていきましょう。
「青」
青は五行において「木」、五臓は「肝」季節としては「春」にあたります。眠っていた動物は目を覚まし、、冬の間に土の中に眠っていた種が芽吹きはじめます。"青春"という言葉があるように、青々と生い茂る自然界の色を表しています。青の部分は緑が使われることもあります。気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたりする効果があります。
「赤」
赤は五行において「火」、五臓は「心」季節としては「夏」にあたります。まさに情熱的な炎の色。成長した植物からは鮮やかな花が咲き、一年の中で一番陽の気が旺盛になる時期。赤はトキメキ、ドキドキの色。赤い服を着るとなんとなく気分が高揚しませんか?交感神経に刺激を与え体温•血圧•脈をあげるエネルギーがあるので体が冷えやすい方は赤色の下着を身につけて、冷え改善。開運にも良いと言われています。
「黄」
黄色は五行において「土」、五臓は「脾」季節としては「長夏」「季節の変わり目」夏の終わりの湿気の多い時期にあたります。黄色い服を着ていると、なんとなく生き生きと華やいで見えます。黄色は気持ちが明るく見える。気分が重たい時に黄色の服を着たりすると気が充満して、気分が軽やかに。気分が滅入るとか気力が湧かないという時に、黄色を色彩として服に取り入れると、行動力を引き出すことができたりします。
「白」
白は五行において「金」、五臓は「肺」季節としては「秋」にあたります。季節は陽から陰へと変化していきます。賑やかな夏から秋の静けさ。白は、潔癖さとか清らかさ、清潔、純粋さ、清楚、純潔。白が持つもう一つの意味合いは白紙に戻す、リセット。雑菌の繁殖を許さない。菌に対する抗菌とか殺菌の力が最も高いのが白の持つカラーのエネルギーです。
「黒」
黒は五行において「水」、五臓は「腎」季節としては「冬」にあたります。冬は老化の進みやすい季節。黒は老化、シミやそばかすなどの老化や停滞の色。暗闇に行くと怖くないですか?先が見えない。真っ暗闇。恐怖の色でもあります。また身体を冷やす作用があるので、お腹が冷えが気になる方は黒い下着は避けるようにするといいかもしれません。力を象徴し、力強さ、エレガントな高級感といった印象を与える色です。
好きな色から見える「エネルギーカラー」や「体質」
筆者は41歳、6月生まれです。この数年は白と赤の服を多く好みます。たまに黄色も着たくなります。昔から原色より色物は淡い色や、くすんだ色を選ぶ傾向があって、黒の服は重い感じがして昔から苦手で、青や緑はほとんど着ません。
五行から紐解いていくと、6月は夏、心のエレメント。疲れると精神が気持ちが高ぶりやすい、動悸がするといった症状が出やすいです。心の五色は赤なので赤い服を着ると元気になりますが、年齢的にはプレ更年期を迎えつつあり、身体の内側が少しずつ潤い不足になることでこの数年は乾燥や菌から肺を守る白い服やアイテムばかり選ぶようになりました。心の相剋関係にあたり、心を抑制する腎の黒色が重く感じるのも腑に落ちます。
白い服
AdobeStock
コロナ禍で世の中全体が自粛傾向の為、この数年は、季節を問わず街を歩いている人を観察してみると、夏でも気分が高揚するようなビビットな原色は少なく、肺を守るために上半身は白色のトップス、色物も、落ち着いた色の服を着用している方が多い傾向があるのではないかと思います。
いかがでしょうか? クローゼットや自宅のインテリアの色をみていくと、自分の五臓タイプやエネルギーカラーを無意識に選んでいるかも。気になる色や今の自分に必要だなと思う色があれば、小物から取り入れてみたりすると気分転換になりますし、今まで気づかなかった新しい自分の性質の理解へと繋がるかもしれません。是非、参考にして取り入れてみてくださいね。
さて、今日はわたしの好きな白いトップスと、白のエネルギーを邪魔しないように、肌なじみのよいキャラメル色のヨガレギンスで陰ヨガポーズをご紹介します。初心者の方にも身体を委ねやすいやさしいツイストのポーズです。白の持つ清潔感や、誠実さ、といったイメージを感じて頂けるのではないでしょうか? 是非、それぞれの色の持つパワーを味方につけて活かしてみてください。
やさしいツイストのポーズ
ポーズのやり方
①仰向けになり、身体が落ち着いたら両膝を胸に引き寄せて両手で抱えます。
②そのまま両膝を左側に倒して、右腕を伸ばして手のひらを肩の横あたり、脇の下の伸びを感じるところにおきます。3分間、ていねいに呼吸をしながら身体が緩んでいくのを味わいます。
③ゆっくりポーズから抜けて、反対側も同様に行います。
https://www.youtube.com/watch?v=0z7bG14NeTU
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