日本の言葉に感動する

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ada8e6a875ec25482e4fd4d4706afa1c903f89cb 【【日本語】たった1語で広がる感動!奥ゆかしさを極めた珠玉のコトバ5選】より

とつぜんですが、あなたは日ごろ“日本語”を愉しむことはあるでしょうか。

詩でも書くのであればともかく、ほとんどの方は意思疎通のためだけに触れるのが、フツウかも知れません。

しかし、とくに古来より日本人が紡いできた言葉には、それがたった1語であっても。映像や音楽がないのに、“その事”について長々と説明しないのに。心に感動があふれる豊かさを、秘めています。

是非、この感覚を味わって頂きたく、今回の記事を書かせて頂きました。「日本語って、こんなにも彩り豊かだったのか」と。

ぜひ、その一端を感じて頂けましたら、幸いです。

①花笑み(はなえみ)

文字通り、愛らしい笑顔を、咲く花にたとえた言葉です。

通常の「わらっている」や「〇〇さんは笑顔」という表現も、まったく悪くはありません。しかし、そこからさらにもう一歩。

可憐さや、色鮮やかさまで感じるような、とくに女性にとってはこれ以上ないほどの、ほめ言葉になりそうです。

たった一語で、周りの雰囲気をも明るくしてしまう、まさに珠玉の言葉といえるかも知れません。

②天泣(てんきゅう)

空は晴れているのに、雨が降る。いわゆる天気雨のことですが「雨雲が無いのになぜ?」という不思議さを“天が泣いている”と表現した、素敵な言葉です。

私たちの普段の暮らしでは、雨具をもっていないとすれば尚更「うわ、なんだよ降ってきた!」などと、思ってしまいがちな現象ですが。

“天泣か・・”と口にするだけで、たちまち奥ゆかしい響きへと変わります。ちなみに晴れ間に雨が合わさると、虹を見られる可能性が高いですが、それを天弓(てんきゅう)と表現する言葉もあり、こちらも実に味わいのある一語です。

③霊夢(れいむ)

人気コンテンツ“東方project”ファンの方は、まっ先に、主役であり巫女の“博麗霊夢(はくれい・れいむ)”を思い浮かべると思います。しかし、もともとは古来から存在する、日本語の1つです。

意味としては神様やご先祖が出てくる、不思議な夢のことを指します。“霊”とは言っても、何かしら良い未来へ導いてくれたり、悪しき存在から守護して貰えるといった、吉兆の現象。“れいむ”という語感も、どこか綺麗な響きがあります。

歴史的には、江戸幕府3代将軍の家光が、徳川家康が夢枕に立ったことから、“霊夢像”を作らせた記録も残るなど、由緒ある言葉でもあります。

④月の雫(つきのしずく)

とくに朝方などの早い時間、草花がしっとりとぬれて、露の出来ていることがありますが、それを夜の間に出ていた“月の雫”と表現した言葉です。

今の時代に、もし不意にそんな表現をすれば「え、詩人?」などと言われてしまいそうですが、それくらい趣にあふれた、日本文化の奥深さを体現したような一語。

ときには是非、どこかで使ってみたくなる表現ですね。

⑤行き合いの空(ゆきあいのそら)

この秋の季節、ときには残暑の日もありますが。空を見上げれば、夏のもくもくとした入道雲はなく、あまり太陽の光をさえぎらない、秋の薄い雲へと変わっています。

季節は、ある日を境にいきなり様変わりするのでなく、2つの季節がフェードアウト・フェードインするかのように、空模様も入れ替わって行きます。

これを表現した言葉が“行き合いの空”。先述の“天泣”もそうですが、自然現象にどこか人の心を映した、うつくしさを感じます。

夏のギラギラした陽光も、緩やかな温かさに変わり。夕暮れ時もセミの鳴き声から、鈴虫のコーラスへ。空だけでなく地上も、様々なものが入れ替わり行くこの季節、まさにピッタリな言葉のように感じます。

いまこそ本当の豊かさを

ここまでご紹介した言葉が、よく使われていた昔の時代。今よりも、ずっと娯楽はありませんでした。ゲームもTVも、映画もカラオケも、どうかすると本さえ滅多に手に入らない人々も、少なくありませんでした。

それなのにどこか言葉一つをとっても、楽しみや幸せを自ら、身の周りの世界に見出している豊かさを感じます。

現代には素晴らしいコンテンツが溢れていますが、一方で「あー、このゲーム飽きた」「今回のドラマ期待外れだったな」といった具合に、さらなる楽しみは、誰かがもたらしてくれるものと、受け身になりがちです。

たった1つの言葉にも豊かさを見出す、わたしたち日本人が大切にしてきた感性にこそ、これからを幸せに生きるヒントが、あるのかも知れません。


https://haa.athuman.com/media/japanese/culture/2821/ 【日本文化のひとつ「言葉」に外国人も絶賛!意味や使い方を紹介】より

日本文化の特徴といえば、独特な感性を持つ日本語が挙げられるのではないでしょうか。季節や天候を表す言葉など、数多くの美しい日本語が存在し、外国人からも人気となっています。

しかし数多く存在する日本語だからこそ使い方が難しく、訳すのが困難であるともいえるのです。この記事では、外国人にとって訳すのが難しい言葉や、日本文化を学ぶうえで欠かせない言葉についてご紹介します。

外国語に訳すのが困難!美しい言葉とその意味5つ

日本語には数多くの言葉が存在し、美しさもありながら難しさも感じる言語となっています。

特に天候や状態を表す言葉は数え切れないほどあり、それらすべてを外国語に訳すのはなかなか困難かもしれません。たとえば雨が降っている様子を表す言葉にも「ざーざー」「しとしと」「ぱらぱら」などたくさんの表現ができてしまいます。他には、どのような表現が難しく感じるのでしょうか?

ここでは外国人が訳すのが困難だと感じる日本語について、詳しくご紹介します。

もったいない

日本では当たり前のように使われている「もったいない」という言葉。実はぴったりの意味を持つ英語はないため、海外でも「Mottainai」という言葉が使われています。しかしこのもったいないという言葉は、

Reuse(再利用)

Recycle(再資源化)

Reduce(ゴミ削減)

に加えて「Respect(限りある資源への尊敬の念)」が追加されたものと定義されているのです。もったいないという言葉は「資源を無駄にしない」という日本の文化が表れた言葉ではないでしょうか。【例文】まだ買ったばかりの服を捨てるなんて、もったいないよ。

わびさび

美しい日本語として紹介されることの多い「わびさび」という言葉ですが、日本人でも意味を知っている人は少ないのではないでしょうか?わびさびは日本独自の美意識を表す言葉で、質素で簡素な美しさという意味合いがあります。

とても抽象的で、日本人だからこそ感じることのできる美しさという言葉であり、外国人に説明するには難しい言葉です。【例文】この日本庭園にはわびさびを感じることができる。

切ない

日本ではドラマや音楽などでよく使われる「切ない」という言葉ですが、この言葉も外国人には説明しづらい言葉となっています。海外の言葉では「切ない」を表す言葉がありません。そのため「胸をギュッと締め付けられるような寂しい気持ち」という言葉は、やはり日本語でしか表現できないのではないでしょうか。【例文】秋の静けさは切ない気持ちになる。

一人称

実は日本語ほど一人称が豊富な言語はありません。日本語でいう「私」「僕」「俺」がすべて英語の「I」で済んでしまいます。しかし日本語の一人称はどれを使うかによって自分の印象が変わるため、一人称のイメージは大切です。プライベートでは「俺」と言っている人でも、仕事の場では「私」を使っているなど、使い分けも珍しくありません。外国人にはこの習慣がないため、一人称の違いを説明するのは難しいといえます。

初心

「初心忘れるべからず」という言葉は日本人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。この「初心」という言葉も日本独自のものになります。アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏はこの言葉を「日本にある素晴らしい言葉」と絶賛しました。たしかに海外には初心という言葉はないため、日本人の独特な感性が作り出した言葉といえるでしょう。【例文】初心にかえって学び直すことにした。

日本文化を学ぶのに欠かせない言葉の持つ力

日本語や日本の文化を学ぶうえで欠かせないのが「言葉の持つ力」です。ここでは日本語を楽しむために知っておきたい言葉をご紹介します。

わざわざ⇔せっかく

「わざわざ」と「せっかく」は、意図的に何かをするときに使用する同じ意味を持った言葉になります。しかしこの2つの言葉は以下のような違うニュアンスを持っているため、注意が必要です。

わざわざ:あとに続く事柄が労力を要するもので、本来は必要ないものとされている

せっかく:あとに続く事柄が望ましいものとされている

このような違いがあることから、同じような意味を持つこの2つの言葉は文章で入れ替えることができません。そのため、そのときの状況によってふさわしい言葉を選ぶことが必要とされるのです。

擬態語のキラキラ

日本語にはオノマトペが豊富という特徴があります。すべて同じ意味のように聞こえる擬態語でも、その種類によって様子が変わって見えるということがあるため、注意が必要です。たとえば星が光っている様子をあらわす「キラキラ」「ピカピカ」といった擬態語を比べてみましょう。「キラキラ」は慎ましく光っている様子に感じますが「ピカピカ」はキラキラよりも光が強い印象を受けます。このように同じ星が光っている擬態語でも種類によって様子が違って聞こえるのです。

そのほかにも雨の呼び方は400語こえ

季節や天候をあらわす呼び方が数多くあるとご紹介しましたが、特に雨の呼び名は400語以上も存在し、雨の多い日本らしい情緒がうかがえます。「今降っている雨はなんて言うんだろう」と調べてみるのもおすすめです。

まとめ

この記事では、外国人にとって訳すのが難しい言葉や、日本文化を学ぶうえで欠かせない言葉をご紹介しました。日本語には、外国語にはない独自の文化が確立されており、外国語で説明できない面白さがあります。

日本の文化や歴史と合わせて楽しむことができるのが、日本語の魅力ではないでしょうか

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

0コメント

  • 1000 / 1000