本来の祈り

TAO 自分さがしの旅@ilchi_tao

否定的な感情は私たちを魂から遠ざける。それは全体の善を求めるよりも個人の満足を優先するからだ。喜び、愛、感謝は、魂と神性とのつながりから育つ感情だが、エゴの自己満足のために追求する喜びと愛と感謝は、不調和をもたらす。このような感情は、全体の善のために追求したときに平和をもたらす。


Facebook清水 友邦さん投稿記事·

日本に住む人々は神社に行って賽銭をあげ様々な願いごとをします。

拝んでいる対象の神様とは山川草木の自然に宿る自然の神と、かつて日本列島に住んで肉体を持っていた先祖の氏神です。

神社で、病気治しや物質的な利益などありとあらゆる現世利益のお願いされても、肉体が無い祖先の人格神は困るでしょう。

「はらから」(同胞)という日本語は皆同じ先祖から出ている仲間だということを表しています。

しかし、同族の親戚、兄弟、姉妹、親子ともいえども仲が悪く殺しあう人もいますから先祖の神様も嘆いていると思います。

母親から受け継ぐミトコンドリアDNAの起源をたどるとたった一人の人類共通の大祖母ミトコンドリア・イブにたどり着きます。

人類は皆兄弟姉妹なのです。

アッシジの聖フランシスコは「太陽の讃歌」で太陽は兄弟、月と星は姉妹、風、水、火、土も皆兄弟姉妹と詠っています。

すべてのものにアニマ(霊)が宿ることをアニミズムといい、野生の生活をしている先住民族のほとんどが精霊信仰をもっていました。

アフリカのピグミー族にとって森は神であり、すべてでした。

動物は兄弟で、植物は姉妹です。

アニミズムでは自然界の全ての生命、人間も動物,植物、石まで一つの大きな命の一部分であると考えていました。

先住民の人々は大自然の恵みに感謝して、必要以上の捕獲はしませんでした。子供や子を生むメスを獲るのは避けていました。

子供もメスも根こそぎ獲ってしまっているのが現代社会の狩猟です。

そのために大型捕食魚の90%が20世紀後半で姿を消してしまいました。

先住民は文明の痕跡をほとんど残さないほど、何万年も環境を破壊せずに存在して来ました。

1年間に絶滅した種の数は恐竜時代が0.001種の生物が絶滅していました。1万年前には0.01種、1000年前には0.1種、100年前からは1年間に1種の割合で生物が絶滅しています。現在では加速して1日に約100種が絶滅しています。1年間に約4万種がこの地球上から姿を消しています。たった100年で約4万倍以上のスピードになっています。そしてそのスピードは今も加速を続け、30年後には地球上の全生物の4分の1が失われてしまうと言われています。

今起きている絶滅は、自然界で起こる絶滅ではなくて人間が絶滅させているのです。

人間は自然界の関係の中で生かされています。

それがいつのまにか命のネットワークの一員であることを忘れてしまい地球規模の環境破壊をしています。

癌細胞は組織の一部だったのに調和を乱して増殖し、宿主の人間を殺して自分も滅びてしまいます。

いまや人間が地球の癌細胞になっています。

言語で分析して世界を分けて見ているのが左脳でそれらが一つに繋がった世界として統合的に眺めるのが右脳です。

ところが民族や国家という概念が頭に擦りこまれて、お金の計算をする左脳の分析的、合理的思考をする左脳が優位になって、紛争が絶えることがなくなりました。

日本の神道に「神ながら」という言葉があります。

日本の神様の名前の後ろに必ずミコト(尊・命)という尊称がついています。

誰もがミコト(使命)を持って生まれてきています。

みそぎ(禊)が水をかぶることだと思っている人がいますが、本当のみそぎはツミソギで罪を削ぐことです。

本当の自分を覆っている条件付けや思い込みが罪穢れです。

人は思考が作り上げた自己イメージや概念を自分だと思い込んでいます。

マインド(ツミ)を自分と思っている為に本当の自分に気がつきません。

そうした罪穢れを祓ってミ(自己の本質)に帰るコト

それがミコトの言霊です。

放射能、化学物質で土壌や、大気、水を汚染させ森林を伐採して大地を大切にしなかったり、戦争をして人間同士傷つけたり殺しあったりしているのは「神ながら」の心から外れてミコトを忘れてしまっているからです。

自然への畏怖と敬意 いまここに存在していることの 生きている喜びと、感謝

それが神道の本来の祈りではないでしょうか。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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