https://lovegreen.net/languageofflower/p254427/ 【ハクウンボクの花言葉|種類、特徴、色別の花言葉】より
ハクウンボクの花言葉や特徴をご紹介。ハクウンボクは5月~6月に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する落葉高木。
ハクウンボクの花言葉
ハクウンボクの花言葉は「壮大」、「愛の旅」、「朗らかな人」 。
ハクウンボクについて
科・属 エゴノキ科エゴノキ属 和名 白雲木、オオバヂシャ 学名 Styrax obassia
原産地 日本 開花期 5月~6月
ハクウンボクの特徴
ハクウンボクは5月~6月に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する落葉高木です。咲いている花の姿が白雲に例えられることが名前の由来です。
同属のエゴノキと花が似ていますが、見分け方は「葉の形状」で見分けることができます。ハクウンボクの葉の形はエゴノキより大きく丸い形をしています。丸くて面積がある葉はとても目を引き、葉の色が明るい緑色のため、開花中は白い花との色合いがとてもさわやかな印象です。花が美しい高木のため、公園や街路樹として植栽されています。
http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/39-hakuun/hakuun.html 【樹木シリーズ39 ハクウンボク】より
真っ白な花をたくさんつけるハクウンボク(白雲木、エゴノキ科)
北海道から九州までの山地に生える高さ10mほどの落葉高木。エゴノキと同属で、花は長い穂になって垂れ下がる。ただし花期は、エゴノキより遅く、梅雨の頃に満開になる。その花の様子を白雲に見立てたのが和名の由来。庭や公園、寺院などに植えられる。
名前の由来・・・白い花が連なって咲くようすを、「白雲」に見立て、「白雲木」と書く。また、「大きい葉のチシャ(エゴノキ)」という意味で、別名「オオバヂシャ」と呼ばれている。
花期・・・5~6月、高さ6~15m
花のツボミ
ハクウンボクとエゴノキの花の見分け方・・・花そのものは似ているが、ハクウンボク(上左)は花柄が短く、長い房状になって花がつく。エゴノキ(上右)は、花柄が長い。
花・・・枝先に白い花が長さ15cmほどの穂になって多数下垂れする。花冠は5深裂する。雄しべは10個、雌しべは1個。
葉・・・団扇のような丸い形の大きな葉は、直径20cmにもなり、良く目立つ。縁には、不規則な鋸歯があり、先端が突き出るのが特徴。
数年に一度大量開花・・・普段は目立たない木だが、開花期には真っ白な花を枝先にたくさんつけるので、よく目立つ。北海道苫小牧の調査では、ほぼ5年に1度しか大量に花をつけることができないという。大量に開花した年には、ハクウンボクの花に向かってマルハナバチが押しかけてくる。ハクウンボクは、樹木個体が大量に花をつけ、さらに個体間で同調して開花する年を合わせることによって花粉媒介者を効果的に引きつけ、受粉を促進させていると考えられている。
大量開花の年は、光合成による資源のほとんどを花と実の生産に使ってしまう。その後数年間は、花の少ない年が続き、光条件の良くない亜高木に位置しながら、徐々に資源を回復させる。
葉柄内芽・・・来年の芽(冬芽)が、葉柄の中に納まっている。これを葉柄内芽と言う。葉柄内芽の樹木は、キハダ、スズカケノキ、ヌルデ、バイカウツギ、ハクウンボクなどがある。
アイヌ人は、乾燥葉をタバコの代用にしたという。
散った花も美しい・・・花が散ると、林床を白い絨毯のように覆うので、ハクウンボクと分かる。
実・・・ブドウのように房状に連なる球形の実は、9月頃に熟す。
種子・・・球形の実が熟して割れると、茶色の楕円形の種子が出てくる。エゴノキの実より一回り大きく、こちらもヤマガラの大好物で、冬に備えて貯食する。
ロウソク・・・和ロウソクは、一般的にイグサと和紙からなる芯に、ハゼノキやハクウンボクの種子からとれる木ロウを塗り重ねた植物性である。ハクウンボクの種子の中の種核には18%の脂肪油を含む。
ヤマガラが落下した種子を口にくわえて飛び立ち、あちこちに貯食する。(写真:クリプトン前庭のハクウンボクの実を貯食するヤマガラ、2017年10月24日)
クリプトンと林業研究研修センターの境界斜面にハクウンボクの種子を貯食しているところ。
樹皮・・・灰白色で、はじめは滑らかだが、古くなると縦に浅く裂け目が入る。若枝の表皮は縦にはがれやすい。
花言葉・・・壮大
清楚な白い花が好まれて、茶花としても利用されている。
用途・・・材は色が白く、緻密で亀裂を生じないのに加えて、加工が容易。将棋の駒や器具材、彫刻材などに利用。また、花が美しいので、公園や庭園などに植栽される。
https://blog.goo.ne.jp/dappe-hm/e/de1d24d26dbd4e680562c972821b3cf0 【ハクウンボクとは、「白雲木」と書きます】より
白い花が連なって咲くようすを、「白雲」に見立て、ハクウンボク(白雲木)という名のついた樹木があります
この名を聴くと、いつも心がゆったりします
青空に浮かぶ白い雲は、悠々のイメージにピッタリだなと思っているせいかもしれません
古来から「白雲」は 「立つ」から 「発つ」のイメージがあり、歌でよく詠われています
古今和歌集の中で、紀貫之の詠ったものをネットで見かけました
『春くれば 雁かへるなり 白雲の 道ゆきぶりに ことやつてまし 紀貫之(古今和歌集)
歌の意:「春が来れば、雁が帰ってゆく、その白雲の道中のついでに旅立つ人に言伝をしたいものだ」
『桜花 さきにけらしな あしひきの 山のかひより 見ゆる白雲』 紀貫之 (古今和歌集)
歌の意:「桜花が咲いたようだな、山の間から見える白雲は・・・」
そんなイメージ湧く名を持ったハクウンボクを、群馬・高崎の植物園で見かけました
ハクウンボク(白雲木)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木です・・・樹高は6~15mです
植物園内で見つけたハクウンボク ・・・ 花が咲き出していました
ハクウンボクの新枝は緑色で細かい星状毛が生え、2年枝になると表皮が縦に割れ、はがれ落ちると暗紫褐色になります
樹皮は灰黒色で、はじめは滑らかであるが古くなると縦に浅く裂け目が入っています
葉は互生し、葉形は長さ10~20cm、幅6~20cmの倒卵形・先端は短く尾状にとがり、基部は円形または広いくさび形になっています
縁には先端がとがった微細な歯牙状の鋸歯があります
葉の裏面には星状毛が密生し、灰白色になります
ハクウンボクの特徴は、円形の葉とその1~2cmある葉柄にあります
特に葉柄には来年の芽(冬芽)が、納まっています ・・・ これは「葉柄内芽」と言います
ハクウンボクは5~6月が花期です
枝先に垂れ下がった、長さ8~17cmになる総状花序をだし、白色の花を20個ほど下向きにつけて咲きます
小花柄は長さ7~10mm、ガクはコップ状になり、縁に5歯があり、星状毛が密生しています
花冠は長さ17~19mmで、5深裂し、花冠裂片は花冠筒部より長くみえます
雄しべは10個あり、花冠筒部に着生し、花糸は無毛です
花柱・雌しべは1個、雄しべより長く、花冠よりは短い
ハクウンボクの花アップ です
ハクウンボク(白雲木)の 花言葉は、「 壮大 」、「 愛の旅 」、「 朗らかな人 」 です
これらの花言葉は、新緑の葉の中で枝先に一斉に咲いて、甘く香る白い清楚な花を下から見上げた印象からつけられたものと察しられました
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