https://in.newhistory.jp/take1_teika 【「神話で読み解く日本の起源史」続編】
講座『真・日本建国史』は、以前販売した「神話で読み解く日本の起源史」の続編となっております。両講座をセットで受講していただくことで、神話が描き出している天孫降臨から日本建国までの一連の流れをより一層体系的に学ぶことができます。
講座シリーズ『真・日本建国史』は、西洋美術研究の国際的権威として、世界の歴史や宗教に精通する東北大学名誉教授・田中英道が、戦後の歴史教育から抹消されてしまった「日本建国」の歴史を復元し、古代王朝『ヤマト王権』を中心に、国家繁栄の基盤がどのように築かれていったのかを解き明かした講座です。
田中教授ご自身の、50年以上におよぶ美術研究で培った "審美眼" で、神社や古墳といった文化的造形物を解読し... 日本最古の歴史書である『古事記』『日本書紀』の記述と丁寧につなぎ合わせることで、真の「日本建国史」を再構築していきます。
第1弾の内容は、日本の建国を考える上で最も重要となる「初代・神武天皇とヤマト王権の成立」について。神武天皇は国家統一を果たした日本史最大の偉人であるにも関わらず、戦後は 「架空の人物だ」「神話はフィクションだ」と存在自体を否定され、歴史の教科書にすら明記されていません。
本講座では、そのような歪んだ歴史教育に"終止符"を打ち、失われた日本国民の正史を取り戻すため、未だに論争が続く『神武天皇』の正体について、田中教授が"明確な結論"を導き出し、国家の起源となる『ヤマト王権』の誕生史を鮮やかに描き出します。
序章:天孫降臨と天皇家の起源- 神武天皇とは何者なのか? -
第1節 「国家とは何か」 縄文精神と"家"の文字が表す…日本人特有の国家観とは
第2節 「国家はなぜ作られるのか」島国の日本に"建国"の概念がもたらされた理由
第3節 「自然が生み出した縄文精神」なぜ日本人は万能の"神"を理解できないのか
第4節 「忘れられた"もう一つの建国神話"」ヤマトの地で東国の縄文土器が出土する理由
第5節 「"世継ぎ"で紐解く神武天皇の系譜」隠された初代ヤマト王『ニギハヤヒ』の正体
第6節 「解明・欠史八代の謎」100歳超えの天皇は実在した?ニギハヤヒの子孫の記憶
本章を学んで頂くことで、古代史専門の歴史家ですら気付くことができなかった「日本建国」の新しい見方が手に入ります。田中教授が重要視されるのは、神武天皇以前の天皇家の系譜です。この系譜が分かるようになると、今まで隠されてきた「初代ヤマト王」の存在が浮かび上がり、失われた"もう一つの建国史"が見えてくるようになります。先生の解説によって、"古代史最大の謎"とされてきた神武天皇の正体がついに明らかとなり、学校で習ってきた通説が大きく塗り変えられることでしょう。
第1章 ヤマト王権建国- 神話が示す神武東征の真実 -
第1節 「なぜ神武天皇は東へ向かったのか」"日向"という名に秘められた東国由来の信仰心
第2節 「強敵ナガスネヒコとの戦い」国譲りの恨み?...神話に描かれる高天原 vs. 出雲の構図
第3節 「東国系氏族・久米氏の正体」失われたユダヤ十氏族と神武東征の不可解な謎
第4節 「好戦化するヤマト王権」神武天皇の時代から突如として戦争が増えた理由
第5節 「田中英道の新・建国神話論」ヤマト誕生を紐解くカギは"日高見国"にあった
第6節 「神武天皇は実在した」初代天皇のルーツを解き明かす神話のカラクリ
本章を学んで頂くことで、日本初の王朝である「ヤマト王権」がどのような経緯で成立したのか? その一連の流れが分かるようになるでしょう。これまでは九州から関西にまたがる「西日本中心の国家統一」だと考えられてきた神武東征ですが、田中教授の新たな視点が加わることで、実は、神武東征とは「"関東"を中心にした西日本制覇の歴史だった」という、全く新しい建国の姿が浮かび上がります。田中教授の壮大な歴史観によって、神話の物語が実在した本当の史実としてリアルに描き出されます…
第2章 ヤマト王権の国家統治- 文化、政治、対外戦争 -
第1節 「神武天皇の正体」記紀から読み解く初代天皇の日本建国秘話
第2節 「古墳が示す日本の起源」なぜ古墳は関東に多く存在するのか
第3節 「巨大古墳築造の謎」中国・朝鮮系ではない...高度な建設技術をもたらした帰化人
第4節 「魏志倭人伝の嘘」強大な軍事力で古代朝鮮を制服した女将軍
第5節 「古代に流行した中国由来の疫病」日本国民全滅の危機...疫病と奮闘した天皇
第6節 「ヤマト王権の"陰の立役者"」日本の文化、政治の基盤を作った帰化人
本章を学んで頂くことで、世界一の大きさを誇る巨大古墳が突然造られた意外な理由が分かり、私たちがイメージするより"もっと強大な"ヤマト王権の国力に気付くことができます。第十代・崇神天皇(すじんてんのう)の時代には「課税」も始まり、国家統治の土台が築かれ、その後の「三韓征伐」では、朝鮮半島の国々が戦わずして白旗を掲げるほど、強力な軍隊を日本が持っていました。 一体なぜ、建国したばかりの国がこれほどの軍事力を持つことができたのか? 本章を通して、通説では教わらない「ヤマト王権」の強さの秘密が見えてくることでしょう。
第3章 国家の基盤を作った帰化人- 天皇家とユダヤの関係 -
第1節 「天才民族・ユダヤ人の謎」なぜイスラエル帝国を作れなかったのか?
第2節 「古代日本と同化ユダヤ」聖徳太子、お面、仏像に見られるユダヤ人の痕跡
第3節 「ユダヤ系渡来人の功績」相撲、埴輪、京都...文化の基盤を作った"秦氏"
第4節 「前方後円墳が作られた理由」権力の象徴ではない?古墳に込められた祖先の死生観
第5節 「騎馬民族を支配した古代日本」今の天皇家に受け継がれる遊牧民の風習
第6節 「戦闘:ユダヤ人vs日本人」ヤマト王権に伝来した騎馬民族の戦い方とは
本章を学んで頂くことで、縄文以来の伝統を守りつつも、ユダヤ系渡来人を受け入れながら国家の発展を遂げた、国際色豊かな「ヤマト王権」の姿が浮かび上がります。あらゆる国で排除されてきたユダヤ人たちが、なぜ日本では政権中枢部にまで影響力を及ぼすことができたのか? その理由が分かるとともに、「朝鮮人・中国人が技術をもたらし日本を発展させた」という古代史の通説がそもそも誤っていたことに気付かされます。古代日本とユダヤ系渡来人の関係を知れば、歴史の見方が変わるだけでなく、身近にある文化的造形物からも「ユダヤの痕跡」が見えるようになり、古代日本の歴史に壮大なロマンを感じられるでしょう。
講座全体を見終わった後には、これまで"フィクション"だと考えられきた初代・神武天皇が、実在した歴史上の人物としてはっきりと描き出され、失われた真実の日本建国史が見えるようになります。田中教授の壮大な歴史観、定説を大きく覆す新説に驚くとともに、神武天皇による建国以来、王朝が一度も滅びること無く、126代にわたり父系を絶やさず今日まで至っている…そんな日本の伝統の長さに感銘し、改めて自国の歴史に"誇り"を持つことができるでしょう。
「真・日本建国史」
3つの特徴
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これまで遺跡や文化作品の新発見によって、何度も歴史は書き換えられてきました。例えば、青森県三内丸山遺跡の発見で、かつての古代史の常識は一変。住居、集落などの様子から、「縄文人は野蛮人」というイメージは払拭され、独自の高度な文明社会が形成されていたことが証明されました。
神武天皇が建国された時代は、まだ文字が使われておらず文献的な証拠は残されていません。そのため、神社や遺跡といった文化的造形物が古代史を読み解くための重要な手がかりになります。神社の御祭神や石碑にはそれぞれの地域の記憶が残されており、それらを注意深く見ることが歴史の解読には欠かせません。
ですが、多くの歴史家は、文字で書かれた「文献史料」に固執して研究しているため、神社や史跡との関連性に気付いておらず、古代史の研究が正しく進んでいないようです。
西洋美術史の第一人者である田中教授は、50年以上、数多くの文化作品を研究してきた経歴をお持ちです。その過程で、モノの形や模様などから、様々な背景情報を読み取る「形象学(フォルモロジー)」という独特の学問手法を体得しました。その手法で古代史を紐解くことによって、言葉がまだ無かった時代の歴史が"魔法"のように浮かび上がり、他の学者では決して見つけられないような鋭い視点から、歴史の真実を掴むことができます。
きっと、先生の見方に一つずつ触れていくことで、今まで見聞きしてきた歴史の知識に、想像もしていなかった真実が加わり、視野が大きく広がり、新たな歴史観が出来上がっていくことでしょう。
文化遺産から歴史を紐解く新しい視点
<形象学・フォルモロジー>
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人類学の世界的権威:レヴィ・ストロース氏はこう言い残しています。
「世界の神話はほとんど歴史との連続性がない。しかし唯一、日本の神話だけは歴史と結び付いている。」
日本では、史実としての歴史が神話の中にしっかりと反映されていて、正しく神話を読み解くことが実際の古代史を知ることに繋がるのです。
しかし、神話をそのまま読めば、天皇の年齢や年代に矛盾が生じ、現実的ではないと思われる箇所が数多く見られるため、これまで歴史学者は、神話をあくまで天皇家の支配を裏付けるための「フィクション(創作)」であると… 正式な"歴史資料"として捉えず、まともに研究をしてきませんでした。
田中教授は、この従来の学者の考え方に真っ向から否定。「古事記や日本書紀の神話は、史実をもとに記述された日本の正史である。歴史家は神話をそのまま読むのではなく、そこに解釈を与えて『現実の歴史』として描き出す必要がある。」そのような想いで、これまでの定説や常識を鵜呑みにすることなく、建国神話に秘められた "謎"の真相を神社や遺跡などから紐解き、新しい切り口から「日本国家の成立史」として蘇らせていきます。
田中教授の壮大な歴史観によって、他では聞いたことがないような古代の起源史が分かるとともに、私たち日本人が存在する歴史的背景やルーツが見えてくることでしょう。改めて自国の歴史に対して、本当の意味で「誇らしさ」を感じられるはずです。この知識は、どんな教育よりもあなたの人生に影響があると言っても過言ではありません。
「神話」と「歴史」を結び付け、
日本の建国史を描き直す
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「世界史の中の日本」
という視点から建国を読み解く
神武天皇による日本建国は、東日本を中心に高度な文化を生み出した長い縄文時代を経て、寒冷化とともに西日本に中心が移っていく弥生時代に行われ、続く古墳時代には"海外の脅威"に対抗すべく中央集権が強化されました。応神天皇の時代には、ユダヤ系の国家ともいわれる西方の「弓月国」から、18,000人もの人々を受け入れており、これらのユダヤ系渡来人の存在が建国を紐解く重要な手がかりとなっていきます。
このように神話の記述を単になぞるだけでなく、その前後の時代を、世界との関係を踏まえて正確に捉えて、朝鮮や中国だけに限らずもっと広い世界的な視点から紐解くことで、日本建国の知られざる側面が見えてきます。
しかし、このような歴史の読み方ができる学者はほとんどいません。日本の歴史や神話に造詣が深いことはもちろん、世界中の文化・宗教・言語・神話など… あらゆる分野に精通している必要があるからです。日本のアカデミアのように、学問分野が細分化され、「特定の分野だけ」を語れる専門家が輩出される今の構造上、ある意味で仕方がないと言えます。
田中教授は、「専門領域だけで解決できる問題などないと言って良い」「専門は広い学問の入り口に過ぎない」といった考え方を持っておられ、実際に、西洋美術史研究でキャリアをスタートさせたあと、日本美術史、考古学、神話学など、あらゆる学問領域をまたいで研究をされています。これほどの広い世界的な視点から、様々な学問を横断し、歴史を分析できる方は、日本国内では田中教授を除いていない、といっても過言ではないでしょう…
『NEW HISTORY』との違い
弊社では、2020年8月から『NEW HISTORY』という、田中教授の歴史講義が視聴できる会員制サービスを開始しました。古代史から始まり、中世、近世、近現代まで…毎月テーマをひとつ選び、先生に講義して頂いています。
『NEW HISTORY』の大きな特徴は、毎月、重要な歴史のテーマを1つ選び、分かりやすく1時間半の長さにまとめて解説する部分にあります。ほどよい分量で、新しい情報や気付きを得ることができますが、限られた時間の中で、深くまで解説することは難しい状態です。田中教授の50年以上に及ぶ研究成果には、まだまだ膨大な数の新情報があり、一つ一つを深く解説していては時間が足りません。
その一方で、本講座では「日本建国」という壮大なテーマに特化して、深くまで掘り下げて解説して頂きます。合計5時間ほど、たっぷりと時間を使い、田中教授の研究成果が体系的に理解できるようにまとめています。この講座には、田中教授の「日本建国」に関する知見が全部詰まっていると言っても過言ではありません。
『NEW HISTORY』と内容が少し被る部分もありますが、一つずつ丁寧に学んで網羅的に古代史を理解したい、自分の血肉にしたい、と思われるなら、『NEW HISTORY』と合わせて本講座も受講して頂くことをお勧めします。田中教授の深い歴史観を自分自身のものにすることができるでしょう。
講師紹介
〜文化遺産を読み解けば、真実の歴史が見える〜
田中教授は、ボローニャ大学・ローマ大学客員教授、国際美術史学会副会長、東北大学名誉教授としての経歴をお持ちで、「西洋美術史の第一人者」と呼ばれています。
24才から単身留学。当時は留学すら珍しい時代から、「ルネサンス」発祥の地イタリア、世界最先端の芸術大国フランス、世界有数の文化国家ドイツなど、これら西洋文化の中心地を渡り歩き、研究に没頭。以来50年以上、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、フェルメールなど... 数多くの有名美術家に関する国際的な新説・新発見を次々と発表し、今なお、美術研究の第一線で活躍し続けています。
中でも、フランス語や英語で書いた論文は一流学者が引用する国際的な文献になるなど、イタリア・フランス美術史研究における"世界的権威"です。
そんな田中教授は、西洋美術研究の折、ある独特の学問手法を体得しました。それが、形象学(フォルモロジー)です。作品の表情や手足の動き、モノの形や模様などから、芸術家のもつ思想や哲学、文化や宗教的背景までをも読み取るもので、その観点から日本美術を見た時に日本の素晴らしさに気付いたと言います。
でも、その一方、日本では優れた文化作品が正しく評価されておらず、さらには文化的な要素が歴史の中で飾り物になっていること、本格的な解読や研究が全く進んでいないことに愕然としたそうです。
その実態に危機感を抱き、田中教授は西洋中心だった研究活動を日本中心に転換。「日本国史学会」や「新しい歴史教科書をつくる会」の代表を務め、文献が無ければ真実を見抜くことができない歴史学者に代わり、人類が残してきた様々な文化遺産を紐解き、正しい真実の歴史を日本国民の元へ届ける活動を続けています。
著書は合計95冊、主な研究論文は147本以上…田中英道の新講座『真・日本建国史』は、その集大成のような内容で、最新研究もあわせて、あなたのもとに真実の歴史をお届けします。
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