FacebookYuriko Ohnoさん投稿記事·
スピルバーグのウエストサイドストーリー、最高でした。
そのキャッチコピーは「ひとつになりたかった。ひとつになれない世界でーー」
みんな、ひとつになりたいと思っているはずの世界で、起きていること。
https://ameblo.jp/iunityyuri/entry-12729544376.html?fbclid=IwAR0zMY9F74GetQy-spLK-PswM4oBkUkyO_NkK6_v-4Yn53meOr8HYHBQbFQ 【ウエストサイド物語とウクライナ】より
3月になって、庭の梅のつぼみもふくらんできました。そんな中、スピルバーグのウェストサイドストーリーを見ました。
さすが、スピルバーグ。カメラワーク、色、ダンス、感性がすごかった! エンターテイメントとして、素晴らしい作品でした。
鑑賞後、オリジナルのワイズ/ロビンズ版も、演出の違いなどを比べたくなり、続けて家で録画版を鑑賞ししました。
こちらもすごい! 60年前なのに、遜色なく、しかもアニタ役のリタモレノは、スピルバーグ版で90歳で登場しています。
ご存じのように、ロミオとジュリエットをベースにした、貧しいポーランド系移民とプエルトリコ移民のテリトリー争いの物語ですが、このテーマはトランプ政権下において現在のアメリカで再び明確になりました。もともとは1590年出版のシェークスピアです。人ってなかなか変われない?!
そして、今、まさにロシアとウクライナをめぐるテリトリー争いの情勢は、厳しさを加え、双方の死者の数も増えつづけています。
そんななかで、2月21日に国連のケニア大使キマニ氏がおこなった演説が世界でリツイートされ、評価されています。
以下毎日新聞の記事の彼の演説の概要です。
「この状況は私たちの歴史と重なる。ケニアや、ほとんどのアフリカ諸国は帝国の終焉(しゅうえん)によって誕生した。私たちの国境は私たちが自分で引いたものではない。ロンドンやパリ、リスボンなど植民地時代のはるか遠くの大都市で引かれたものだ」
アフリカは19世紀から、英国やフランス、ポルトガルなどの欧州列強の植民地支配を受け、列強同士が勝手に決めた国境によって「分割」された。「今でもアフリカ諸国では国境の向こう側に、歴史的、文化的、言語的に強く結ばれた同胞が暮らしている」。約6分間の演説の中で、キマニ氏はそう語った。
英国の支配下にあったケニアが独立したのは1963年だ。
キマニ氏は「もし独立する時に、民族や人種、宗教の同質性に基づく国家を追求していれば、何十年も血にまみれた戦争を続けることになっていただろう」と強調。「その代わりに、私たちは(列強によって引かれた)国境を受け入れ、アフリカ大陸の政治的、経済的、法的な統合を目指すことにしたのだ。危険なノスタルジアで過去を振り返り続ける国家をつくるのではなく」と語った。
ロシアはウクライナ東部の親露派支配地域で「独立」を望む声が大きいと主張した。
キマニ氏は「同胞と一緒になりたいと思わない人はいないし、同胞と共通の目的を持ちたいと思わない人はいない」としつつ、こう言葉をつないだ。「しかし、そのような願望を力ずくで追い求めることをケニアは拒否する。私たちは、二度と支配や抑圧の道に陥ることなく、今はなき帝国の残り火から、回復を遂げなければならない」
今回のことも、ウクライナ、ロシア双方の視点からの深くてとてつもなく複雑な要素があるけれど、実際に、住宅街が攻撃され、双方で多数の死者がでていることはFactです。
ウェストサイドの結末のように、悲劇のあとのシンボリックな和解ではなく、悲劇が起きる前に戦うことの虚しさを理解できないのだろうか。
「ちからづく」という解決策はもっとも目覚めからはとおい。
ロシアの若者たちが目覚めはじめ、プーチンの一枚岩がくずれはじめていると聞きます。
一人一人が目覚めることが、こんなにも求められている時はありません。
やはり藤井風くんのあの歌詞が浮かんできます。
憎みあいの果てに 何が生まれるの
わたし わたしが 先にわすれよう
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