変化と変容

Facebook清水 友邦さん投稿記事「変化と変容」

生きていると必ず絶望の縁に立たされる事が起きます。

その時に自分と直面しないで目を背けて逃げるか、それともしっかり自分を見つめるかで、人生の質が変わって来ます。

心配や不安が起きてくる状況は誰でも避けたいと思います。

不安定な状況が近づくとマインドは瞬時に思考で蓋をして内側の感情を感じないようにしてしまいます。

自我は機械的に反応して避けようとするのです。

弱い自我でははじき飛ばされてしまう恐怖があります。

恐ろしい状態にならないように自我を強化して(心理的な鎧)弱みを見せない生き方をします。

一見強そうに見える人でも弱さをもっています。

内側で起きている欲求が満たされないと代理の欲求で外側を満たそうとします。

しかし、本当の欲求でないと解消しないので代理欲求はどんどん増幅を続けるという特徴があります。

現代社会の代理欲求は社会的な名誉や地位であったりお金や物に対する欲望であったりします。

そして、努力して社会的な地位や名誉を築いて金持ちになったからといって幸せとは言えない人が大勢います。

本当の欲求が満たされないかぎり、代理欲求を満たす行動をいくらとっても本当の満足が得られないからです。

欲望はかぎりないのでそれに囚われてしまうと、偽りの欲求を続ける人生で終わってしまいます。

また地球の資源は有限なのでいたずらに使い捨ての消費を続けてしまえば資源が枯渇して環境が崩壊してしまうでしょう。

現代はピラミッド型の競争社会なので組織の一部分として機能することを社会は要求します。

何の疑問ももたずに部品として、機械の歯車として社会に適応しようとしますが、人間は部品ではないので自分がしたくないことをしていると心の状態が不安定になります。

心に悩みをかかえた状態、心が不安定な状況というのは自分を大きく変えなくてはいけない事態になっています。

自分はこういう人間だという今までの自己イメージが崩壊しつつあるのです。

「いやだ。受け入れたくない。変わりたくない。」と言っても今までの古い自分ではもうやっていけないのですから、いやでも変わらざるをえません。

古い自我から新しい自我への実存的変容が起きているのです。

変化(change)と変容(transformation)は違います。

変化(change)は同じ次元を水平移動することですが変容(transformation)は垂直に次元上昇することです。

実存的変容が起きると頭の中で直面したくないと思っても、今までの自我を脅かす恐怖が浮上して来ます。

今まで自分だと思っていた自分は偽りの自分だったからです。

自我は自分の死に恐怖して怯えます。

突然の恐怖に抵抗すると、全く身動きできない状況や呼吸困難、過呼吸、自失状態、錯乱状態になったりすることもあります。

古い自己イメージが死んで新しい自己イメージが誕生するプロセスを16世紀スペインの神秘家「十字架の聖ヨハネ」は「魂の暗夜」といいました。

安定した自己イメージは生命力であるエロスが維持します。

保守的な自我はエロスの衝動に身をまかせていて死の本能であるタナトスをさけています。

エロスが弱まればタナトスの力が強まってバランスが崩れて自己イメージは崩壊します。

自我は不安から逃げるために、映画を見たり、酒を飲んだり、友達と長電話したり、スケジュールを埋め尽くして仕事に没頭したり、スポーツをしたり、ショッピングをしたり、ケーキやチョコを食べたり、一時的に蓋をして葛藤をさけようとします。

しかし、それはあとまわしにすることになりますから、避けても最終的には自分自身の問題と直面せざるえをえません。

実存的な問題に直面しないで、エネルギーの流れが阻害された状態でいるとアイディンティティ・クライシス(心理的な危機状況)が起きます。

こういった局面を回避していると病気という症状で体に出て来ることもあります。

体にでない時は心の問題として精神の障害として起こる事もあります。

実存的なプロセスを無視して、物理的な体だけを治しても実存的な問題はそのままなので、心や対人関係に問題が浮上して来ます。

実存的な問題を抜きにして心の問題だけをセラピーなどで処置してしても今度は身体の問題として出て来るでしょう。

両方とも一緒にあるいは社会的な人間関係における症状としてでてくる事もあるでしょう。

内部で変化が起きている時に蓋をした場合、抑圧する力が強いほど対抗する力も強まってしまいます。

強く抑圧しているうちに突然、激しい行動表現が起きて、自我が崩壊します。

その時上昇して成長するか。下降して退行してしまうかの選択があります。

社会的経済的問題に出会う事もなく大きな病気もせず、心の問題を感じないで一見平凡な人生を送って来た人でも肉体の死を迎える時に実存的危機が訪れます。

実存的変容は誰も避けては通れない道なのです。

変容が突発的に起きた場合に何が起きているか理解できないと下降して退行してしまいます。

変容が自覚的に行なわれた場合は上昇して意識の次元上昇が起きます。

あらゆる危機状態は自己変容が起きるチャンスです。

さなぎから蝶になって自由に羽ばたくことを宇宙が促しているのです。

体と頭が元気なうちに、変容が起きたときに慌てない準備をしておいた方がいいでしょう。

***********************

呼吸道講座のご案内

呼吸道の目的は真の自分自身を知るということです。

呼吸道は気づき・自覚の訓練をします。

身体に生命エネルギーが循環して流れている状態が健全な状態です。

緊張が発生して生命エネルギーの流れが滞ると問題が発生します。

いまここに気づくと緊張が解放されてエネルギーの流れが改善されます。

自我の統制を弱めると

体は自然にバランスを回復します。

身体感覚の自覚を育てて 微細な領域も自覚できるようにしていきます。

次のような方は下丹田が弱く身体のエネルギーラインが滞っている可能性があります。

・思考が気になって静かな瞑想が苦手な方

・すぐに空想や妄想にふけってしまい、人の話を聞くのが苦手

・頭で考えてばかりで物事が進まない方

・練習では実力を出せるのに本番になると実力を発揮できない方

・身体感覚が鈊い方

・人の意見に左右されやすい方

・迷ってばかりいて決断できない方・気が上がりやすい方

・過去や未来のことばかり考えてしまう方


https://ameblo.jp/hasekura-miyuki/entry-12148229228.html 【変化と変容】より

変化と変容、って似ているようで、実は、質が全然違う。

変化は、時間的経過をともなって、変わるもの。外側が変わっていく様のこと。

英語でいえば、チェンジになる。

変容は、時間とは関係なく起こる。あっという間に変わってしまうことだってできる。

これが変容。英語でいえばトランスフォーメーション。

内側から変わっていく、状態のシフトのことだ。

視点が変わり、位相が変わると、視える風景が変わり、表れる風景も変わる。

つまり、多様な時空であるパラレルリアリティの、別なリアリティを生き始めるんだ。

これが、変容によってもたらされる。、

私たちが向かっているのは、変化よりも、変容のほう。

だから、古いものに縛られる必要はない。かつてこうだったから、こうなる、と必ずしも決めなくていい。

同じ位相なら、同じことが起こる確率も高いけれど、エネルギーの質や量が変われば、位相も変わり、全く別な現実が、さくっと現れたりする。

だからといって、頑張りすぎる必要はない。迷っていいし、コケてもいい。

怒っていいし、ヘコんでもいい。それらはみんな魂の滋養となっている。

そうして、出来事に向かい合っていたある日、突然、変容がやってきたりするんだ。

ブレイクスルー、ぱっかーん、おめでとう、ってね。

さあ、未来のわれが微笑みながら、今のわれを待っているよ。楽しみだね。


コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

0コメント

  • 1000 / 1000