バショウの薬効

https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/detail/003647.php 【バショウ科Musaceae バショウ】より

Musa basjoo Siebold ex Iinuma その他薬用植物

バショウ  英名 Japanese banana  中国名 芭蕉  花期 5~8月

生薬名 ①芭蕉根(バショウコン),②芭蕉葉(バショウヨウ)

薬用部位 ①根茎,②葉

成分

根茎にフェノール性化合物(irenolone, 3,3’-bis-hydroxyanigorufone, 3,4-dihydroxybenzaldehyde)

化学構造式

バショウ 化学構造式1

バショウ 化学構造式2

バショウ 化学構造式3

産地と分布 中国南部や東南アジアの原産.

植物解説

大形の多年草.草丈約4 m.根茎は大形の塊状で,頂端に葉鞘が密に重なった偽茎を直立する.葉は大形の広楕円形で長さ2~3 m,鈍頭で基部は円形か不対相で破れやすい.偽茎の中央に花茎を出し,茎の頂に早落性の大きな苞葉に包まれた穂状花序を下垂して付ける.

薬効と用途

根茎は清熱,止渇,利尿作用があり,黄疸,水腫,脚気,出来物などに用いる.葉には解熱,利尿作用があり,脚気,出来物などに用いる.葉の生の汁は傷口に塗布すると出血が止まる.

観賞用として栽培される.バナナを小型にしたような果実を付けるが,食用にはならない.


http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/H2702.html 【今月の薬用植物】より

2015年 2月 バショウ (芭蕉) Musa basjoo Siebolt ex Iinuma バショウ科(Musaceae) 

 今月は、薬用植物園で一昨年、花をつけたバショウです。バショウ(芭蕉)はバナナの仲間ですが、日本では食べられるような実はできません。何回か小さな実を食べたことがあるのですが皮ばかりで少ししかない実も渋くて駄目でした。

 芭蕉は、花、葉、根、茎から出る水、種子を薬用とすると中薬大辞典に書かれています。日本では見たことのない「種子(芭蕉子)」は、性質:大寒で、そのまま食べると止喝し肺を潤す、蒸して仁を食べると血脈を通す、「茎から出る水(芭蕉油)」の性質:涼で、清熱、止渇、解毒などの効能があり、熱病に、高血圧による頭痛などに用いられると記してあります。根(芭蕉根)は、性質:涼で、清熱、止渇、解毒、利尿などの効果があり、高熱を清熱する等と記されています。ただし、長期に服用すると冷え、胃腸を弱らせるので注意するように記してあります。花(芭蕉花)は、性質:寒で、痰を和らげ去痰する、肝の調子を整える、月経不順を治すなどの効果があると記されています。

 芭蕉・バナナの花は、タイ等の東南アジアでは、蕾の部分を炒める等して食べます、甘酸っぱくて美味しいようです。味・食感が、イタリア料理の食材のアーテチョークと似ていると言った人がいます。

 沖永良部島に一昨年行った時に、芭蕉布の工房(長谷川さん)を見学させてもらいました。芭蕉の茎をホグシ、糸にして紡ぐそうです。染色には沖縄藍等が使われています。柔らかくて綺麗でした。よく話される昔のお嬢さんでした。家で美味しいミカンをご馳走になりました。 沖永良部島に"400余種の薬用植物"を小さな島の中で見つけました、スゴイですね。こんなにあるなんてと感動しました。"報告書"("写真1"、"写真2"、皆さんが有効利用してくださることを願っています。

 今年は正月明けから風邪を引き、こじらせ、まだ咳が完治せずに3週間と長引いています。風邪は万病の元、気を付けないといけませんね。 私も含め、皆様の健康をお祈りします。


https://www.kigusuri.com/kampo/nikaido/nikaido006-10.html 【二階堂先生の「食べ物は薬」バナナ - 滋養強壮の栄養食品】より

学名:(原種) Musa acuminata, Musa balbisiana

科名:バショウ科 英名:banana 別名:芭蕉、実芭蕉(みばしょう)、甘蕉、香蕉

東南アジア原産で熱帯~亜熱帯地域で、バナナベルトと呼ばれる赤道を挟む南緯30゜から北緯30゜の間で栽培されている宿根性大型常緑の多年草です。

野生種は染色体が二倍体で種がありましたが、遺伝子の突然変異により染色体が三倍体となり、現在の栽培種は種の名残の黒点が見られる種なしバナナです。従って栽培には茎の元から出る新芽を利用した苗によって行われています。

幹のように見えるのは茎ではなく、葉が重なり合った偽茎又は仮茎と呼ばれるもので、真性の茎は地下にあり短く横走しています。偽茎の先端から長楕円形の葉を大きく伸ばして広げます。偽茎の上部から赤紫色のバナナハートとも呼ばれる苞に覆われた花序が垂れ下がります。この花序は1本の果軸に果房が段状に付き、各々の果房には10~15本位の雌花すなわち果指が付いています。この果指が成長して房状のバナナになります。花茎がさらに伸び先端に雄花がやはり段状に次々と見られます。果房にある大きな花弁のように見える苞がめくれると、果実が房のように出て、次々と苞がめくれて1本の果軸に多くのバナナの房ができます。この果実ははじめのうちは下を向いていますが、太陽の光に向かい段々と上方に曲がって大きくなるため、湾曲した形になります。1本の偽茎からの開花は1回だけで、その後には株の根元の方から脇芽を出して枯死してしまいます。

果実の果皮は緑色から黄色が一般的ですが、ピンク、紫色など色々あります。熟してくると果皮にスィートスポット又はシュガースポットと言われる黒い斑点が見られますが、これは成熟具合のバロメーターとされています。

果実のバナナは生食用と料理用とで使われる品種は異なりますが、年間生産量は国連食糧農業機関(FAO)の統計(2012年)では合わせて示されており7700万トンで、その内インドが一番多く24%、次いで中国、フィリッピンが各々約10%で、日本は約2.5%の200万トンが南九州、沖縄などでシマバナナとして栽培されています。

バナナを主食とする地域もありますが、日本ではそのまま生食したり、ケーキやヨーグルトに入れたり、ジュースにしたりして使います。料理用バナナは生食のものよりデンプン、繊維質、ビタミンA等が豊富で煮たり、蒸したり加熱して食べられています。また揚げ物のバナナチップスやバナナビールなどにも加工されています。

滋養強壮のための栄養食品として食べられており、4、5本食べると緩下作用で便通が良くなるとも言われています。栄養成分としては糖分、食物繊維、タンパク質、ビタミンC、ミネラルのカリウム、マグネシウム、リンなどが多く含有されています。

花(蕾)も東南アジアの栽培地では食用としています。苞を除いた蕾を水で晒してアク抜きした後、炒めて調理します。

葉はバナナを包んで蒸すのに用いたり、調理器具や食器として用いられます。また熱帯地域では家の屋根材料としたり、バショウと同じように繊維を取って芭蕉布に織ったり、製紙原料として使われています。

バナナと同属のバショウ Musa basjoo の根を芭蕉根、葉を芭蕉葉と呼び、熱病、腫れ物、脚気、浮腫などに用います。また民間療法では根や葉を煎じて風邪に、生の葉の絞り汁を解熱・利尿薬に、生の葉の汁は傷の手当てに用います。

日本には熟した状態でのバナナは植物防疫法により輸入できず、また、防かび剤や殺菌剤が使われ、これらの薬品が軸から入ってしまうので両端は食べない方がよいとされていました。その後の公的機関での検証では果肉には薬品がほとんど検出されなかったことから、現在では先端を捨てる科学的根拠は無いとされています。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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