シッダ医学

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%80%E5%8C%BB%E5%AD%A6  【シッダ医学】 より

シッダ医学(シッダいがく)とは、南インド、主にタミル地方に伝わる特有の医学である。インドには他にもユナニ医学、アーユルヴェーダなどの伝統医学が存在するが、その中でもシッダ医学は最も古いといわれ、その起源は1万2千年前から6千年前まで遡る。医学を発展させたうちの1人、ダンバントリは北インドのアーユルヴェーダを創設したといわれている。また、ドイツで発祥したホメオパシーもシッダ医学の文献をもとにしてできたといわれている。

シッダ医学の特徴

微量の薬でも効果があり(例:マスタードシードサイズ)、薬がない場合の治療法があり(例:アダンガル技術など)、薬の中には何世代先の分まで保つものがあり(例:消費期限が400年先)、薬の中には、病気を治すとともに細胞を若返らせるものもあり(例:カーヤカルパ)、貧しい人でお金がなくても、低コスト・低価格で薬を提供でき(例:3週間で30ルピー)、比較的短期間で治療が可能で、そして、ありとあらゆる病気に対応している。

シッダ医学には次の八項目の診断・検査の方法がある。すなわち、脈診、眼診、声診、触診、色(肌色)診、舌診、便診、尿診。このうち脈診と尿検査はシッダ医学の際立った特徴である。

魂、環境、心、身体、社会の全ての完璧な健康を目指す

“薬について”

「身体の不調を治すものが“薬”であり、心の不調を治すものが“薬”であり、来る病を予防するものが“薬”であり、死をなくすものが“薬”である」(maruppathu udalnoi marunchenaragum , maruppathu uninoi maruncehnaragum , maruppathu ininoi varamaikku , maruppathu saavai marunchenaraamee)

シッダによると魂と身体が1つになる理由はこの世で経験を積み、賢明になり、大いなる存在へと近づくことである。そのためには 、環境、社会、心、魂、身体全てが健康でなければいけない。シッダ医学の薬学のアプローチは、身体の病気に対する薬ではなく、心の不調、予防医学、そして社会、環境問題までおよんでいる。

不老不死へのアプローチ

シッダ医学は唯一不老不死を目指す世界で1つの医学である。

小宇宙と大宇宙

シッダ医学は人間の身体が小宇宙であり、身体に存在する全てのものは宇宙に存在し、身体に影響する全てのものは環境に影響することを述べている。つまり、健康的に生きる1番の生き方は自然に沿って生きることであり、環境を守ることである。

5元素

シッダ医学は全ての存在(原子すらも)が5つの要素でできており、それらは“見えない存在”が“見える存在”としてたまたま現れている。

その5つの要素とは

空間(動かないもの、どこまでも広がるもの、時間)

水(冷たいもの、ぬるぬるしているもの、やわらかいもの、色がないもの、液体)

火(熱いもの、色を与えるもの、見えないもの、乾いているもの)

風(乾いているもの、重さが無いもの、動きを与えるもの、呼吸)

地(動かないもの、重いもの、荒いもの)

であり、地球上全ての存在がこの5元素により構成されている。例えば水を例にとると、水は液体だが、火の要素である熱を加えると風になり、水の要素である冷たさを加えると地となる。

金属の利用

シッダ医学は水銀を主にした金属を使う初めての医学である。例えば、その1つは少量で生活習慣病などの病気を治すことができ、更には長い期間使うことができる。

ムップ

ムップとは特別な調合法で、3種類の塩を調合してできる。薬の効き目を良くし、解毒し、病気の治りを早め、薬の完成を早める。

カーヤカルパ

カーヤカルパとは身体を石のように固くし、強くし、身体を病や死、老化から防ぐことをいう。その中にはアシュタンガヨーガ、ハーブ、金属の薬などが含まれる。

96タットゥバ

人間の身体には魂を保つための96つの仕組みがある。それは全ての人間に共通し、変わることがないものである。また、解剖学的、生理学的な部分だけでなく、心理学的な部分、死なども含まれている。様々な考え方があるが、ユギムニの考え方は以下である。

ブータ

5元素(空、風、火、水、地)

ポリ

5つの感覚器官(耳、皮膚、目、舌、鼻)

プラン

5つの感覚(聞くこと、触れること、見ること、味、匂い)

カンメンディリヤ

5つの動器官(手、足、生殖器、排泄器官、口)

ニャーナメンディリヤ

5つの感覚器官を通して感じとる5つの感覚

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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