https://lifeskills.amebaownd.com/posts/9810381/ 【俳句とマインドフルネス】
https://ameblo.jp/nerori88/entry-12594222864.html 【俳句はマインドフルネス(たぶん)。】より
来てくださりありがとうございます。瞑想はメンタルに良いと知っています。挑戦もしました。けど、非常にむずかしい。本を買って試したけど挫折。(序盤でつまづき最後まで読んですらいない‥)心地よい体勢で目をつぶる。ここまではできる。(誰でもできる)
その後の段階がむずかしいー。頭に浮かぶ考えを俯瞰してやり過ごす、みたいな(だったと思う。そこももうあやふや)できる人からしたらたぶん初歩段階なんだと思うんですが、できる気がしなく、苦手意識がありました。
そんな去年の夏、とあるいきさつで俳句の句会に参加することになりました。
プレバトで馴染み深く感じている方や、実際作られてる方もいらっしゃると思うのですが、わたし自身は、興味はなくもないけど、特にあるわけでもなかった正直。けれど、初めてみたら予想以上におもしろいのです。
俳句を作るようになってわかったこと。
ただ575で17音をつなぎ合わせればいいと思っていました。けど、まったく違う!
歌の歌詞を作るみたいなノリとは違い。「写生」という意味が大きい。
(写生、懐かしくないですか。小学生の時にやったあれです)対象物をとにかく観察しまくる。句会では毎回、「兼題」というお題が出されるのですが、例えば「林檎」(秋の季語)だとしたら、手に乗せて転がす、いろんな場所に置いてみたり、あらゆる角度から眺める、
香りを嗅ぐ、切る、剥く、食べると思いつくかぎりやります。視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚と五感で感じきります。
この本の中で、初めて俳句に挑戦する方々が、素敵な句を詠まれています。
「午後四時は林檎を齧る音ばかり」「これまでのすべてのやうに林檎あり」かっこよくないですか!わたしも林檎に去年挑戦したのですが、イマイチで。
みなさんご存知のプレバトで人気の夏井先生のサイトに月3回の投句に挑戦しています。
最近選んでもらった句が、(自慢です、すみません)「たましひの空洞満つる雪解水」
こんな感じです。目の前になくてもひたすら想像力を働かせ、できるだけリアル(ここ大事)に表現しないといけないんですよね。
この辺が、私が想像していた歌の歌詞的なものとだいぶ違っていて。「このせつない気持ち」みたいに歌詞つくる気分で、俳句に「せつなきおもひ」っていれるとするじゃないですか。それはアウトらしいんです。句会でも、「なにがどうせつないか表現して!」と言われちゃう。いい俳句というのは、そのせつなさを具象で表わさないといけない。
たとえば、錆びたベンチ 手の冷たさ 朽ちた 朽ちた鳥居とか、句を読む側に映像がくっきりと浮かぶように作ることが大切、みたいなんです。
そんな風に、句を考える時間は、生活音を消し、ひとつのことに集中していて、いつもの考え事をする時の頭使い方とは明らかに違い、フル回転しつつ、リラックスしているような不思議な感覚です。もしかして瞑想は、こんな感じに近いのではと感じています。
そして自分の思いを乗せた句を誰かに読んでもらうことで、しんどさが昇華する作用もあります。
わたしのように超初心者でも、意外とまぐれでいいものができたりするので、興味のある方には本当におすすめです。
https://gifu-wakasa.seesaa.net/article/442874701.html 【俳句とマインドフルネス】より
俳句は、「5 7 5」の17音からなる「詩」です。日本人の五感に合う言葉のリズムを持っています。この俳句を使うと既存の脳トレより脳が活性化するといわれています。下記参照。
「2007年06月10日 俳句、「脳トレ」より活性化度大 川島教授と実証 松山市
http://book.asahi.com/clip/OSK200706090036.html」
ここでは俳句を「詠む」と有りますので、作句をするという意味もあると考えています。作句するには、五感を使わなければなりません。季節の移り変わりを感じ、それを言葉に直し表現します。季節感だけでなく、俳句には、味覚、触覚、聴覚、視覚、嗅覚、と五感に訴えた表現をしなければならないのです。脳地図というのがあって、それを見ると五感は脳のほぼ全体にかかわっています。手を使って文字を書くことは脳の言語野と運動野にも関わります。俳句を作るということは脳全体にかかわるのです。
脳地図30067b38071d65893324531229c088a2-1024x713[1].png 脳地図penfield_map[1].jpg 脳地図7e339b13615a17eb7da518aeb735c979[1].jpg
マインドフルネスも、気付きで悩を活性化させます。俳句も気づきがあります。四季の気づき五感による気づき、加えて第六感(意識)に響きます。マインドフルネスは、言葉で確認をするという作業をします。俳句も言葉で光景や感動を客観的に表すという作業があります。加えて、想像力、創造力により表現を工夫するという創作作業もあります。創作という作業は、マインドフルネスには有りません。とすると、もしかするとマインドフルネスより優れているかもしれません。
また俳句を一呼吸で何回も読みあげるとアンチエイジングの効果も高いと思っています。読みあげるということは、呼吸運動にほかなりません。呼吸運動は、胴体の部分の筋肉を多く使います。体幹の運動にもなり、リハビリでは、ドローイング(お腹をへこましてする呼吸。)という呼吸法が使われています。これがアンチエイジングに良いのです。また声を上げるっことで、深い呼吸をすることになり、体の隅々にまで酸素を送ることができます。体にいいということは、アンチエイジング効果が高いということになるのです。以前に呼吸筋のことや、俳句のことをブログでアップしましたので参考にしてください。 呼吸筋 呼吸のトレーニング http://gifu-wakasa.seesaa.net/article/427934563.html?1476252937
俳句で呼吸筋トレーニング http://gifu-wakasa.seesaa.net/article/435940166.html?1476253800
以下有名な俳句を乗せておきます。
梅が香にのっと日の出る山路かな 春 松尾芭蕉
われと来て遊べや親のないすずめ 春 小林一茶
さじなめて童たのしも夏氷 夏 山口誓子
五月雨を集めてはやし最上川 夏 松尾芭蕉
しずかなる力満ちゆきばったとぶ 秋 加藤(カトウ)楸邨(シュウソン)
追憶は流星となり海に落つ 秋 梅村健治
流れたる花屋の水の凍りけり 冬 河東壁悟桐
海に出て木枯らし帰るところなし 冬 山口誓子
去年今年貫く棒の如きもの 新年 高浜虚子
初日さす硯の海に波もなし 新年 正岡子規
どの言葉が季語か考えるのも脳トレになると思います。
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