七草粥すする灯りの暗さかな

https://hugkum.sho.jp/106911 【七草粥を食べるのはいつ?由来や歴史は?春夏秋冬の七草や覚え方、レシピをご紹介!】 より

七草粥を食べて、1年の健康を祈ろう!

お正月が明け、そろそろ3学期が始まるという1月7日に食べる「七草粥」。七草粥はいつ食べるものなのか、そして、七草粥を食べる風習にはどんな歴史や由来があるのでしょうか。また、年明けに食べる「春の七草」については耳にしたことがありますが、秋や夏、冬の七草はあるのでしょうか? 七草の覚え方や七草粥のレシピ、すぐに食べられる七草粥セット・フリーズドライ七草のおすすめをご紹介します。

お粥に、春の七草と呼ばれる、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種類の野草が入った「七草粥」。この七草粥は、1月7日に食べるのが習わしです。

七草粥の歴史

七草粥を食べる風習は、中国から始まったとされています。中国の前漢(紀元前206~8年)の時代に、「元旦は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人、8日は穀」と、日にちを動物や人に見立てた占いが行われていました。唐の時代になると、1月7日の「人日(人の日)」に、「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という七種類の野菜を入れた汁物を食べて、無病息災を祈っていたそうです。

その風習が日本に伝わり、かつてお正月に若菜を摘んで食べる「若菜摘み」という風習と結びついて、現在の七草粥のスタイルになったといわれています。

七草粥を食べる意味

七草粥は、無病息災、長寿健康を願って食べますが、そのほかにも食べる理由があります。それは、お正月のご馳走で疲れた胃を、七草粥で休ませることです。春の七草やお粥には、胃をいたわる作用があるとされています。

七草粥の種類

春の七草

春の七草は、平安時代に四辻の左大臣が詠んだ短歌、「せりなづな 御形はこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」が由来とされています。

その春の七草のそれぞれの特徴をご紹介しましょう。

セリ(芹)

名前の由来は、競り合うように生えることから。この名前に「(競争に)競り勝つ」という意味がかけられています。受験などにぴったりの植物といえますね。

ナズナ(薺)

ペンペン草とも呼ばれるナズナ。ナズナには、「なでて汚れを取り除く」という意味があるそうです。食べることで、解熱や利尿作用の効能があると言われています。

ゴギョウ(御形)

ゴギョウとは「人形」のこと。これは、「仏のからだ」を表し、縁起物とされています。

ハコベラ(繁縷)

「繁栄がはびこる」ことから、こちらも縁起物。腹痛や歯槽膿漏の薬として使用されてきた植物です。

ホトケノザ(仏の座)

仏様が座っている座のように葉がつくのでこの名前で呼ばれましたが、いまはコオニタビラコと呼ばれ、黄色い花を咲かせます。胃を健康にし、整腸作用があるとされています。

スズナ(菘)

スズナは、かぶのことです。すずなは、神を呼ぶ鈴に見立てられたことから「鈴菜」と書くこともあるのだそう。消化を促進し、便秘解消の作用を持つと言われています。

スズシロ(蘿蔔)

すずしろは、大根のこと。「汚れのなき清白」を意味します。風邪予防に最適と言われています。

秋の七草

春の七草に並び、秋の七草も有名ですね。この秋の七草は、山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集において選んだといわれています。

秋の七草には、・萩(はぎ)・薄(すすき)・桔梗(ききょう)・撫子(なでしこ)・葛(くず)・藤袴(ふじばかま)・女郎花(おみなえし)があります。

春の七草は食べることができますが、秋の七草は食べられません。見て楽しむもののようです。

冬や夏の七草はあるの?

あまり定着していませんが、夏や冬にも七草はあります。これらは、春や秋のように古くから定着しているものではなく、比較的新しく選定されたもののようです。なお、夏と冬の七草には諸説ありますが、ご紹介しましょう。

夏の七草には、昭和の初め頃に、歓修寺経雄(がしゅうじつねお)が詠んだ和歌より選ばれた、

・葦(よし)・藺(い・い草のこと)・沢瀉(おもだか)・未草(ひつじぐさ)・蓮(はちす・ハスのこと)・河骨(こうほね)・鷺草(さぎそう)

があります。これらの七草は、水辺や湿地に咲く花ばかりで、涼しげです。

また、第二次世界大戦中、日本学術振興会学術部・野生植物活用研究小委員会が選定した夏の七草には、

・藜(あかざ)・猪子鎚(いのこづち)・莧(ひゆ)・滑莧(すべりひゆ)・白詰草(しろつめくさ)・姫女菀(ひめじょおん)・露草(つゆくさ)

があります。これらの野草は、春の七草同様、すべて食べることができる植物です。

一方、冬の七草の一説には、

・葱・白菜・大根・春菊・ほうれん草・キャベツ・小松菜

があります。しかし、「七草」というわりには、草とは言えないものも混じっていますね。いずれも鍋には欠かせない冬野菜ばかりです。

(略)

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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