https://ameblo.jp/kawaokaameba/entry-12478835473.html 【今日の「癒しの一句」「海に出てしばらく浮かぶ春の川(大屋達治)」俳句ポスト兼題「馬鈴薯植う」の週】より
田中裕明・森賀まり著「癒しの一句」より。3/21。
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🌏海に出てしばらく浮かぶ春の川(大屋達治)
大屋達治さん、私には初めての俳人。さてどんな人で、どんな俳句を詠んでいる方か。
句の方は、いやなかなかの句。これもひとつの俳人の眼、俳人的感覚の句ですね。
春の日に温かくなった川の水が海に注ぐ所。化学的にどうなのかよくわかりませんが、こう句に詠まれるとそんな気がしてきます。温かい春の川の水が冷たい海に注ぐ。すぐには融合しないでしばらく海の上に川の水が浮かんでいるという訳です。
また、この句、私が言ったような「水が浮かぶ」とは言わず「川が浮かぶ」と言っていますね。そうすることで、景がやや大きくなりました。
<『大屋達治集』(自註現代俳句シリーズ・俳人協会)>すべてに句の読みのためのルビと約60字ほどの自註がついていて手頃に著者の句の世界をうかがい知ることができる。(以下略)
https://jinsei.exblog.jp/3370762/ 【春の海】より
「海に出てしばらく浮かぶ春の川」(うみにでて しばらくうかぶ はるのかわ)
大屋達治。
「春の川」というと、上流ならば雪解水などで水かさも増えて流れも早いが、下流は春日にあたためられ、両岸をうるおしながらゆったり流れていく感じである。「水温む」や「春の水」も流れを指すことが多いが、掲出句はそうした流れの途中のある一地点の水の把握ではなく、川をひとつの固まりとしてとらえているところがユニークである。(後略)by癒しの一句抄。
https://hakojo-lab.jp/media/2020/04/24/361 【日本の森林 自然と人を繋ぐ香りを求めて 春の川】より
窓辺の香り 爽やかな風に出会ったら
羽織っていた上着に手をかけた時、窓辺の柔らかい太陽の日差しに、肌にホッと明るさが宿り、指先や掌から全身に、新鮮な栄養がゆっくりと行き渡り、身体中深呼吸するように、瑞々しさが満ちていくようで、心が解けていきます。頬に触れる清々しく爽やかな風は、生命の息吹き溢れる季節の到来を告げ、全ては、前を向いて力強い一歩を歩いていくチカラになっていくのだよと、私達人間を勇気づけ教えてくれているようです。
日々の生活の中でも、身の回りをじっくりと見渡すと、黄色や若草色、薄茶色。淡くて甘い、心弾むような香り、温かく湿った土の香り。ふわふわと紋白蝶が踊るように、可愛らしい産毛を纏った柔らかい自然の手触りに満ちています。窓辺の香りを胸一杯に深呼吸したら、さあ、笑顔で一日を始めましょう。
「自分の五感を知る」ということ
冬の間、寒さに背を丸め縮こまりがちだった心と身体も、蕾や若葉、動物達に習い、私達人間も、ゆっくりと伸びやかに広げていきましょう。
以前にも少しお話をさせていただきましたが、私達人間には、五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)という感覚が備わっており、生きるための大切なアンテナとなっています。このうち嗅覚は、本能行動や情動(喜びや悲しみ、怒り、恐れ等)と結びつきやすい性質があります。そして、私達人間の生体内で、ある刺激に対する反応が起こる場合、その反応が起こる最小限度の刺激量を示す限界値を「閾値(いきち)」と呼びますが、他の感覚と比べると、嗅覚は、閾値が低く敏感ですが、その分疲れやすく、順応しやすい感覚器でもあります。また、嗅覚は、個人差や体調等によって、とても感度が変わる特徴があり、加齢やストレス、特に女性は、ホルモンバランスとの関わり等によっても影響を受け変化する感覚器と言われています。自分の五感、そしてその心地良く感じるバランスを意識したり知ることは、今の自分、そして、心と身体にごく僅かな変化があった時にも、早くに気付けることにも繫がります。
季節とともに新しい出会いや、環境の変化等も多い時期です。どんな時も、毎日ほんの少しの時間、自分を労ってあげられる時間を作ることを、大切にしてください。自分の五感を知ることは、自分自身を知ること。それは、心と身体のサインを見逃さず、自分を大切にすること。つまり、未病を改善、そして予防し、笑顔を増やして、生きるチカラを磨くことに他ならないのです。
春 季節の過ごし方(RITU—CHARYA)
アーユルヴェーダでは、冬から春(3月中旬〜6月中旬頃)に変わるこの時期は、トリ・ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)のうち、カパ(KAPA)の季節と言われています。
このカパは、宇宙の万物を構成する、空・風・火・水・地の五元素のうち、重たく、ゆっくりとして、湿り気を帯び、冷たく、粘り気を含んだ、水と土(大地)の性質を多く持つとされています。食事は、温かく、乾いたものや油の少ないものを、そして運動は、ゆっくりと徐々に身体をほぐすよう心掛け、室内では、シダー、パイン、没薬(ミルラ)のように、辛み・渋み・苦みの性質と、温めたり少し刺激する作用を持つ香りを、アロマストーンやアロマディフューザー等を活用し、芳香浴として生活に取り入れて過ごしてみることもお勧めしたいと思います。
ご自身のお好きな植物や自然の香りや素材も、是非身近に大切にしてください。
地球の鼓動 想いを繋いで
遠くの微かな波音や木の葉が擦れる音をBGMに、満天の星空に揺られながら、いつの間にか眠りに就き、小鳥達の囀りに夜明けを知ることは、そう頻繁では無く、現代では、特別な体験なのかも知れません。
昔から「身土不二」という言葉がありますが、これは、人の身体と生まれついた土地は、二つと分けられない、という意味を表しています。三里四方ではありませんが、今改めて、身の回り、そして足元を大切にすることが、健康を保つことや、自己免疫力を高めることに繫がるように思います。今、思いがけず、家族と過ごす時間、そして、一人で過ごす時間が増えた方が多くいらっしゃると思います。外出が叶わない時も、室内やベランダ等、自身が身を置く身近な空間に、季節や旬の植物達を側に過ごす時間は、普段見ることの出来なかった大切な人の表情や、自分自身気付かなかったことを、新しい発見として与えてくれる貴重な体験であり、今までの生活習慣を改めて見直し、これからのより良い食・運動・癒しのバランスを、見つけて工夫をしていくチャンスと捉えられたら、私達人間は、自然に生かされているということ、自然への畏敬の念と感謝の気持ち、相手を想う気持ちを、地球に住まわせてもらっている生命体の一員として、忘れてはならないのだと、教えられているように思います。
春の川は、深山から届く雪解け水で、少しずつ勢いを増し、海へ、大空の雲へ、そしてまた深山へと巡る長い旅のようです。生命の灯を、40億年以上もの間絶やさず繋いでくれているその香りは、地球の鼓動として、私達人間を見守り続けています。
セルフケア 心と身体 健やかに
青く美しい水面を湛える芦ノ湖、そして、雄大な霊峰富士山に優しく見守られながら、箱根は、季節を重ねながら、しなやかに強く美しい自然が、豊かに息づき育っています。
太陽に向って笑顔で凛と咲くハコネバラを胸に、また皆様と、笑顔でお会い出来る日を、森でやすらぎの時を過ごせる日を、安心して迎えられる時を、はこねのもり女子大学の皆様、そして御関係者、地域の皆様とともに、心から願っております。爽やかな春風は、やがて少しずつ新緑の香りに満ちていきます。ご自身の五感、そして「楽しい、心地良い」と、感じさせてくれる日々の瞬間を、どうか大切に。心はいつも共にあります。心と身体どうか健やかにお過ごしください。
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様及び関係者皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また医療従事者はじめ感染防止にご尽力されている皆様に、深謝申し上げます。
https://blog.goo.ne.jp/bluegooblog/e/04d0b884915f3142433f026d010eb624 【春の川】より
睦みたる二匹の鯉や春の川
温んできた春の水の流れる川をいう。
春になって水嵩を増した川がゆったりと流れるさま、雪解けの水が集まり勢いよく岩を削るさま、あるいは田畑の間を小川として縫うように流れるさまなど、春の川にはさまざまな表情がある。
春の日を返して流れる川は、春らしい感じがするとともに、待ちに待った季節の到来を喜ぶ気持ちも湧いたりする。
橋の上から春の川を覗くと、二匹の鯉が仲良く並んで泳いでいた。
生き物が生き生きと活動する春らしい感じがした。
春川を風の渡れる波紋かな
https://note.com/wind7/n/n03832f099dd8 【俳句を詠んでみた(春の川) 】より
春の川満々と岸浸したる (はるのかわ|まんまんと|きしひたしたる)
つがいらしき二羽浮かべたり春の川 (つがいらしき|にわうかべたり|はるのかわ)
冷たい風の中 ダウンジャケットを着こんで川へ行く
さざ波に踊る光がきらきらとちらちらと 消えては生まれる終わりのない繰り返し
見飽きることがない 二羽の留め鳥かなと思われる鴨に なんだろう
つつがなくと 思いを寄せてしまう
山々の雪解け水を集め 岸辺を潤し 生き物を養い やがて海に入る
そして雲になって 雨や雪を降らす 自然の豊かなサイクル くよくよしても始まらんと言い聞かせる
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