https://greensnap.jp/article/7868 【【色別】アネモネの花言葉はどれも怖い意味なの?贈るなら赤がいい?】 より
【色別】アネモネの花言葉はどれも怖い意味なの?贈るなら赤がいい?
美しいアネモネの花は、最近ではブーケなどにもよく取り入れられていますが、じつは花言葉に怖い意味があることをご存知でしょうか。
この記事では、GreenSnapユーザー約650人にとったアンケート結果を踏まえながら、アネモネの花言葉についてご紹介します!
アネモネの花言葉
アネモネの花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」という意味があります。
この花言葉はギリシャ神話にある、愛と美の女神アフロディテとアドニスという少年の悲恋が由来です。アフロディテの忠告を聞き入れなかった結果、死んでしまったアドニスへの悲しみからこのような花言葉がつけられました。
花言葉の由来となったギリシャ神話
愛と美の女神アフロディテはある日、誤って恋のキューピッドの矢を受け、アドニスという美しい少年に恋をしました。
アフロディーテはアドニスに出会ってから、彼と一緒に野山を駆け回りずっと一緒に過ごしました。しかしあるとき、悲劇がおきます。
アフロディーテから「狼や猪には近づかないように」と諭されていたアドニスが、若さ故の無謀さからか獰猛な猪に挑んでしまったのです。
アドニスを脇腹を猪の牙が裂き、息も絶え絶えな彼を抱きかかえたアフロディーテは、アドニスが流した血に神酒ネクターを注ぎました。
すると血が泡立ち、美しい真っ赤な花を咲かせたのです。
アネモネの花言葉は怖い意味がある!花束を贈るときの注意点
先述のとおり、アネモネは全般の花言葉を見ると、失恋を連想するような少し怖い意味の花言葉を持っています。
ですがアネモネはその美しさから、花束やブーケにも人気のお花ですよね。そうなると気になるのは、アネモネを誰かにプレゼントするときです。
そこでGreenSnapでは約650人にアンケートをとり、実際にアネモネの花をもらった時の感想を調査しました。
「アネモネの花をもらって花言葉を知ったとき、嫌な気分になりますか?」
アネモネ 花言葉 アンケート結果
「アネモネの花をもらって花言葉を知ったとき、嫌な気分になりますか?」というアンケートの結果は下記になりました!
嫌な気分になる 4.6% 少し気にかかる 43.4% 全く気にしない 52%
アンケートから約半数の人がネガティブな感情を持つことがわかりましたね。意外と多くの方がアネモネの怖く不吉な花言葉を気にするようです。
とはいえ、こんな意見をよせてくれたユーザーもいました。
さちこ
アネモネだけだと気になるかもしれないが、1〜2本入ってるくらいなら気にならない。
たしかに、誰かに贈るときは花束のメインのお花ではなく、彩りの一つとして加えるのならいいかもしれませんね。
アネモネの花を贈るときは毒に注意!
また、アネモネには毒があるので、花束を贈るときや、自身で飾るときには注意が必要です。
アネモネは茎を切ったときに出る液の中に、肌に炎症を起こすプロトアネモニンという有毒な成分を含んでいます。
誰かに花束として贈るときは必ず下記の点を伝えましょう。
飾る作業や切り戻しの作業は、ゴム手袋など着用すると安心
ペットや子供がいる家庭では、手の届かない場所に植えたり飾る
色別のアネモネの花言葉!いい意味もある?
アネモネ全般には少し怖い花言葉がありますが、じつはアネモネの花言葉には色別にもついていて、色別の花言葉には前向きな意味がついているんですよ。
赤 「君を愛する」 白 「期待」「希望」「真実」 ピンク 「待望」「待ち望む」
紫 「あなたを信じて待つ」 青 「あなたを信じて待つ」
とくに「赤色のアネモネ」は愛情表現の贈り物としてふさわしい花言葉がついていますね。もしアネモネの花を大切な人に贈るなら、赤色を選ぶといいかもしれません。
(以下略)
https://miho.opera-noel.net/archives/421 【第八十二夜 後藤比奈夫の「アネモネ」の句】より
夜はねむい子にアネモネは睡い花 後藤比奈夫 『初心』
鑑賞をしてみよう。
アネモネは春に咲くキンポウゲ科の花。美しい花びらのように見えるのは六枚から八枚の萼(がく)で、真ん中の黒い色をした蘂を含めた全体が一つの花だという。語源はギリシャ語で「風」。雨の日や曇りの日や夜には、花びらを閉じて眠っているようである。初めてこの句に出会ったとき、なんて素敵、と思った。
句意はこうであろうか。
夜になると小さな子は、お母さんの子守唄や童話を読んでくれる声を聞きながらいつの間にか眠っている。夜に仕事から帰ってくるお父さんは庭のアネモネが花を閉じていることを知っている。子の顔を覗きにくると案の定、安らかな寝顔を見せている。子もアネモネも・・花の場合はお日様の光量と関係があるそうだが、ともに夜になれば睡くなる。その正常な健やかな姿を「ねむい子」「睡い花」とお洒落な表現をした。
後藤比奈夫(ごとう・ひなお)は、大正六年(1917)大阪市生まれ。父後藤夜半のもとで俳句を始め、高浜年尾、星野立子に師事、昭和三十六年に「ホトトギス」同人。夜半の没後、「諷詠」を継承主宰。現在は息子の立夫が主宰。比奈夫は名誉主宰で、四月には百三歳となる。〈東山回して鉾を回しけり〉など格調の高さ、〈月よりも雲にいざよふこころあり〉など俳味の豊かさが比奈夫俳句の特長である。「生涯を季題との戦いに終わりたい」と言い、季題の情趣を奔放に拡充する。
もう一句紹介しよう。 夕方は滝がやさしと茶屋女 『金泥』
「夕方は滝がやさし」と感じるのはどういうことなのだろう。
私は故郷の大分県に帰ると、豊後のナイアガラと呼ばれる沈堕の滝を見にゆく。思い返してみると、真昼の滝は落下する水が太陽光線を反射して激しく煌めいていた。だが、夕方帰り道に見た滝には昼間の煌めきは消えていた。
この滝は、父夜半が〈滝の上に水現れておちにけり〉と詠んだ箕面の滝であろう。このとき「夕方は滝がやさし」と捉えたのは作者の比奈夫ではなく、毎日のように眺めている滝の茶屋女かもしれないが、比奈夫はハッと気づいて詠み止めた。吟行先ではこうしたことに出会うことがある。また積極的に地元の方に聞く場合もある。これも俳句の他力本願の一つと言ってよいであろうか。
https://ameblo.jp/yujyaku/entry-12454704998.html 【アネモネの姉も妹も派手好み】より
( あねもねの あねもいもとも はでごのみ )
この間、毎日桜のことを記してきたが、その桜もかなり散ってしまった。しかし、これから八重桜も咲きだすので、桜の季節が完全に終わる訳ではない。
さて、本日はその桜の話題から少し離れ、花壇の花を取り上げたい。百花繚乱と言われるように現在様々は花が咲きだしているが、今日取り上げるのは「アネモネ」。最近は、公園などの花壇に植えてあることが多く、色鮮やかな「アネモネ」が風に揺れているのをよく見る。
本日の掲句は、その花の名前と花の持つ印象からイメージして詠んだ語呂合わせの戯れ句。「アネモネ」は春の季語。派手好みの姉妹と言えば、思い出すのが「叶姉妹」。
今はどうなのか知らないが、この方々をテレビで初めて見た時は、何とド派手な人だろうと思った。しかもとてもグラマラスで目のやり場に困った。
ところで、この「アネモネ」に関しては、過去に以下の句を詠んでいる。
あねもねの あのねあねもね あのねのね
これも戯れ句なのだが、「アネモネの~」と呟きながら歩いていた時にできた。ただ、句というよりも早口言葉と言った方がよいかもしれない。
ためしに、文字を見ながら一度ゆっくり読み、覚えたら諳(そら)んじてみて欲しい。それができれば、続けて5回早口で暗唱してみていただきたい。
うまくできれば、きっと何かいいことがあるかも。
「アネモネ」は、キンポウゲ科イチリンソウ属の球根多年草。原産地は地中海沿岸で明治初期に渡来。花期は2月~5月。花弁がなく、萼(がく)片が花弁状になっており、飾り花、装飾花とも呼ばれる。
花色は桃、青、赤、白等様々。花径は3〜5cm。花は一重のものから八重咲のものがあり、多くの園芸品種が栽培されている。
アネモネ(Anemone)という名前は、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」に由来し、英名も、wind flowerというそうだ。これは、種が長い毛を持ち、風によって運ばれることに因んでいるとのこと。
和名に牡丹一華(ぼたんいちげ)、紅花翁草(べにばなおきなぐさ)がある。
「アネモネ」を詠んだ句はままある。以下には、その中からのいくつか選定し参考まで掲載した。
【アネモネの参考句】
アネモネのまづ紫が立ち直る (水原秋櫻子)
アネモネの花くつがへしをるは虻 (高野素十)
アネモネやひとりのお茶のしづごころ (日野草城)
アネモネの花いとけなくしどけなく (石田郷子)
アネモネに不良の匂ひして真昼 (櫂未知子)
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