https://www.sakataseed.co.jp/special/midori/suitable/entry-117.html 【フウセンカズラ】より
小さな白花が咲いた後、直径約3cmの緑色の紙風船をふくらませたような実が鈴なりにつきます。「緑のカーテン」以外にも、垣根にからませたり、鉢植えであんどん仕立てにしても楽しめます。
フウセンカズラ
カテゴリー:flower育てやすさ:beginner成長の早さ:normal背丈:normal葉の量:normal病気:strong手間:row虫:off 株間(地植え) 30cm 株間(プランター) 20cm
緑のカーテン用
タネまき時期 4月中旬~6月中旬 開花時期(温暖地) 7月中旬~10月下旬
ネットの網目サイズ 10cm程度
その他 葉が小さい
ここでは「緑のカーテン」を夏場(8月~9月)に作ることを目的とし、横浜地域(温暖地)での栽培を基準にしています。各地域各植物標準の育て方とは異なる部分がありますので、あくまでも目安としてください。(植物は生き物ですので地域や条件によって差が出ます。)とくに苗を購入される場合は販売時期と合わないことがありますのでご注意ください。 プランターは65×30 ×35cm(土の容量約35リットル)サイズを基準としています。
育て方
栽培環境 熱帯地方原産の春まき1年草です。発芽適温、生育適温ともに20℃以上と高く、気温が十分に上がってからタネまきします。日当たりと水はけのよい環境であれば、生育旺盛で丈夫で育てやすい花です
タネまき 発芽適温は地温が20℃前後で、八重ザクラが咲くころからがタネまきの適期です。タネは大きくまきやすいので直まきにします。タネの皮がかたく吸水がわるく発芽が遅れるので、一昼夜水につけて吸水させてからまくと発芽がそろいます。タネの白い部分を針でちょっと傷をつけると、吸水してよく発芽します。早めのタネまきは、9cmポットに2~3粒のタネを1cmほどの深さにまき、たっぷりと水をやり、日だまりの暖かい場所で管理します。ポットに根がまわったころ植えつけます。日当たりと水はけのよい場所に、1㎡あたり完熟堆肥約3kg、化成肥料約50g(約2握り)をすき込み、株間約30cmで植えつけます。
植えつけ
(定植) 65cmほどの深型プランターでは3株を目安に植えつけます。地植えでは株間約30cmが目安です。
管理のポイント
(栽培のポイント) 病害虫が少なく栽培管理も簡単です。月に1度の肥料は切らさないようにします。
施肥 窒素分が多い肥料では葉が茂り花つきがわるくなるので、リン酸、カリ分の多く含まれている草花用の配合肥料を、月に1度置き肥として施すようにします。
水やり 鉢・プランター植えは表面が乾いたら、底から水がでるように水やりをします。
病害虫 病害虫の心配はほとんどありません。
楽しみ方 「緑のカーテン」や、鉢植えであんどん仕立てに向き、ネットにからませディスプレーの背景にすると、素晴らしい見栄えになります。実は風船、タネは猿顔にと、子どもたちと楽しい会話ができます。
https://greensnap.co.jp/columns/balloon-vine_language 【【フウセンカズラの花言葉】怖い意味はある?花の特徴や名前の由来は?】より
フウセンカズラは、名前の通り風船のように膨らんだユニークな実で知られる植物です。
この記事では、フウセンカズラの花言葉や特徴、名前の由来について掘り下げていきます。
フウセンカズラの花言葉とは?
フウセンカズラ
フウセンカズラの花言葉には「一緒に飛びたい」「自由な心」「永遠にあなたとともに」「多忙」という意味があります。これらはフウセンカズラの果実が風に乗って飛ぶ様子や、その自由奔放な姿に由来しています。
また、「多忙」という花言葉は、フウセンカズラがたくさんの実をつけて大量の種をつくるため、その姿が忙しそうなことに由来しているそうです。
フウセンカズラの花言葉には怖い意味がある?
フウセンカズラの花言葉に怖い意味は含まれていません。むしろ、その花言葉はポジティブなメッセージを伝えており、人々に希望や自由を象徴するものとされています。
フウセンカズラとはどんな花?
フウセンカズラはムクロジ科フウセンカズラ属に属する一年草です。小さな白い花を咲かせ、その後に風船のように膨らんだ実をつけます。巻きひげのようにフェンスに絡み付きながら育つことから、夏の日差しを遮るグリーンカーテンにも重宝されます。
種には白いハート型の模様がつくのが特徴です。
フウセンカズラは何月何日の誕生花?
フウセンカズラは、9月17日の誕生花です。
フウセンカズラの名前の由来と意味は?
フウセンカズラの名前は、その果実が風船のように膨らむことから来ています。英名の「Balloon vine」も同様の理由で名付けられました。このユニークな特徴が、多くの人々に愛される理由のひとつとなっています。
フウセンカズラの花言葉を贈ろう!
「一緒に飛びたい」「自由な心」「永遠にあなたとともに」という花言葉を持つフウセンカズラは、夏のグリーンカーテンにもぴったりの植物です。風船のような実と共に、花言葉も楽しんでみてくださいね。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1347 【風船蔓で不思議なこと】より
質問者: 小学生 りなりな
夏休みの自由研究で、風船蔓を育てています。今、風船が1.5センチほどに膨らんだ状態です。娘が不思議がっていることを質問させていただきます。
①どうして、下から20センチメートルくらいまでの花には風船ができないのですか?
②小さなアリが好んで風船蔓を行ったり来たりしています。アリは何の目的で風船蔓に登るのでしょうか?アリの行動は受粉に役立っていますか?
③風船蔓は、他の植物と違って子葉はが土から出てきたときには、本葉が間にはさまっているのですが、何か理由はありますか?
④風船蔓の実の中が3つの部屋に分かれているのはどうしてですか?
⑤とてもおしゃれな種ですが、あの白いハートの部分は何の役目をしているのですか?芽は種のどの部分からでてくるのですか?
以上よろしくお願いいたします。
りなりな様
ご質問ありがとうございます。子供のときから自分で植物を育てたりして、自然と親しむのいいことですね。植物を育てることは、観察力を養うよい機会でもあります。ところで、フウセンカズラはもう風船ができているようですが、お子さんは夏休みの宿題をみこんで、早くから種をまき、準備されたようですね。
ふつう播種してから花が咲くまで2か月以上はかかりますので、その間ずっとするどい観察の眼を向けていたことはすばらしいことです。
①どうして、下から20センチメートルくらいまでの花には風船ができないのですか?
[回答]フウセンは果実ですから花で受粉がおこり、受精が完了して、果実の成長が進まなくてはなりません。したがって、全ての花で果実が出来るとはかぎりません。フウセンカズラの結実についての研究があるかどうかしりませんが、下の方の花が結実しなかった理由は分かりません。早い花は不稔だということが遺伝的に決まっているのかもしれませんが、そう決めつけるには、少なくとも、沢山育てても全部の個体が同じであることが必要でしょう。また、早い花は、たとえば、雄しべの成熟が不完全なため花粉ができないなどの理由があるのかもしれませんし、温度などの外的要因のために受粉が起らなかったのかもしれません。これらのことは調べてみないとわかりません。いまから播種して育てる個体もやはり下の方の花は結実しないのでしょうか。また、その花の形態は上位の花と比べて、変わった所があるでしょうか。時期をずらして何本か育て、20cm以下の花に、それより上位のはから花粉をとって人工授粉させてみてはどうでしょうか。色々調べてみて下さい。
②小さなアリが好んで風船蔓を行ったり来たりしています。アリは何の目的で風船蔓に登るのでしょうか?アリの行動は受粉に役立っていますか?
[回答]本当のことはアリに聞いてみないと分かりませんが、アリは目的もなくただ闇雲に歩き回ることはしないと思います。植物に這い登る場合、蜜等の食料をもとめてそうすることもあります。もし、花に入り込んでいるなら、蜜を求めているのかもれません。アリがふウセンカズラの上を這っているいるのを見たら、じっくり時間をかけてその挙動を観察すれば、答えがでるでしょう。ファーブルのように、時には食事を忘れて観察することも必要です。因に、フウセンカズラの花は虫媒花のようです。アリが受粉に役立っているかどうかは、花に入ったアリが身体に花粉をつけて出てくるかどうかをみれば、予想出来るのではないでしょうか。
③風船蔓は、他の植物と違って子葉はが土から出てきたときには、本葉が間にはさまっているのですが、何か理由はありますか?
[回答]特別に理由はないとおもいます。また、珍しいことでもありません。インゲンやヒマの芽生えも同じです。
④風船蔓の実の中が3つの部屋に分かれているのはどうしてですか?
[回答]雌しべは花粉が付く柱頭とその下の柱状の花柱と一番下が子房と呼ばれる部分からできています。子房の外側は心皮という組織で、中に胚珠があり、ここで卵細胞がけいせいされて受精はここで起ります。受精卵は胚を形成して、胚珠が大きくなって種子ができます。子房に部屋が三つあるということは、その花は子房が三つの心皮によって仕切られているからです。胚珠はそれぞれの部屋にできて、三つの種子が形成されることになります。植物の種類によって心皮の数、そのつながり方はさまざまです。
⑤とてもおしゃれな種ですが、あの白いハートの部分は何の役目をしているのですか?芽は種のどの部分からでてくるのですか?
[回答]白いハートの部分は臍といいます。種子が発達するとき、胚珠が心皮の胎座と呼ばれる部分にくっついていますが、その跡です。赤ちゃんが臍の緒で母体と繋がって栄養を貰っていたのと同様に胚珠も胎座を通して母体から種子形成に必要な栄養分をもらっていたのです。ハートの形には意味はありません。因にフウセンカズラの学名はCardiosperimum hakicacabun といいますが、属名はkarrdia (心臓)sperma(種子);種名はホオズキのようなという意味です。ハートの形には目鼻口をいれて、お猿さんにみたてる人もいるようですね。
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