https://note.com/whitecuctus/n/nadb29ee81d15 【秋の虹(三秋・天文)】より
卯月紫乃
喧嘩して大泣きしたら秋の虹 ノルウェーの赤き舟宿秋の虹
季語:秋の虹(三秋) 子季語:秋虹あきにじ 秋に立つ虹のこと。
虹は四季に見られるが、ことに夕立の通りすぎていく空に見られる夏の虹は、鮮やかな色である。それゆえ虹は夏の季語とされている。それに比べると秋の虹は色が淡く、はかなく消えていくことが多い。
新版・角川大歳時記「秋」
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一句目、口語。やはり苦手です。どうなのか分からず、レッツトライな句。
二句目は、実景。お時間があれば詠んでみてください。
https://ameblo.jp/yt-0101/entry-12694040256.html 【秋の虹】より
まなうらに焼き付けておく秋の虹 フーザンボー
秋の虹・・・虹そのものは夏の季語です。夕立のあとなどに鮮やかな虹を見る。いかにも夏らしいのです。それで秋の虹ですが、どことなくすぐに消えてなくなるイメージがありませんか。すぐに消えてしまう儚さ、哀愁が漂います。そんな儚く美しい秋の虹を眼裏(目の奥)に焼き付けて、ときどきその情景を思い浮かべる。見たくても、なかなか見えないものだから焼き付けておくのです。
われになほ残る未来や秋の虹 伊藤淳子
https://volcano-meister.jp/nizaemon/?p=7804 【963 秋の虹】より
秋の虹西から東へ雨雲が渡る。今朝から何度、時雨を数えただろうか。雨が通りすぎたあとに、いくつもの虹を見た。一日中大きな虹や、虹の断片を見ていた。そして最後に、有珠山に沈む夕日が、東の丘陵に黄葉を染め上げて、落ち込んだ草地の向こうでひときわ大きく弧を描いた。秋の虹は消えやすいという。時雨も虹も秋風に送られ、心にとどめる間もなくどこかへ消えていってしまった。
https://toutankakai.com/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%99%B9/ 【秋の虹】より
昼過ぎごろ、虹が出ました。比叡山の方角(撮影場所から見て北東)がかき曇り、巨大な虹の足が現れました。
2分もしないうちに青空が見え、虹の弧がくっきりと。虹について『俳句歳時記 夏』(角川学芸出版編)から引用します。
<雨上がりに日光が雨滴にあたって屈折反射し、太陽と反対側に七色の光の弧が現れる現象。夏に多く見られる。普通は一重だが、二重のものもある。>
確かに、子供のころから虹はいつも北の方角に見てきました。しかし夏の季語だとは知らず。11月も半ばの今の時期の虹は珍しいのかもしれません。
虹の、向かって右足のふもとは出町柳の北の辺りかと思います。「あのへんはいま虹色やなあ」と思いながら、消えてゆく虹を10分ほど楽しみました。
虹の足元にいるだろう人は、そこから虹が生えているとはたぶん分からないはず。その人は、そこからさらに北の方角に虹を見るのでしょうか。どこかから見て、もしも私が虹の生えているあたりにいたら、「あなたいま虹の足元にいますよ」と教えてほしいです。
いづくにも虹のかけらを拾ひ得ず 山口誓子
薄れゆくかの大虹も一度くらい地球に足を触れたかろうに 石田比呂志
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