https://kigosai.sub.jp/001/archives/16698 【代田(しろた) 初夏】より
sirota【子季語】
田水張る/田水引く/水田
【解説】
代掻きの終わった田をいう。昔は牛や馬に代掻を曳かせて田を耕したが、今はトラクターなどの機械で行う。代掻きを終えた田には水が張られ、田植の準備が整う。
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/planting/ploughing_01.html 【代掻き(しろかき)の準備】より
【種まきから30日目頃】 種まきから30日が経つと、育苗箱の稲もだいぶ育ってきました。ここからいよいよ、稲を田んぼへと移すわけですが、その事前準備が土をかき混ぜて表面を平らにする「代掻き(しろかき)」です。
代掻きの目的と効果
代掻きは、田起こしが完了した田んぼに水を張って、土をさらに細かく砕き、丁寧にかき混ぜて、土の表面を平らにする作業です。代掻きには次のような目的・効果があります。
1. 田んぼの水漏れを防ぐ。
2. 土の表面を均して、苗がムラなく生育するようにする。
3. 苗を植えやすくし、苗の活着と発育を良くする。
4. 元肥(もとごえ)をムラなく混ぜ込む。
5. 藁や雑草を埋め込む。
6. 雑草の種を深く埋め込むことにより、雑草の発芽を抑える。
7. 有害ガスを抜き、有機物の腐熟を促進する。
牛や馬に馬鍬を引かせる男性
昔は、牛や馬に馬鍬(まぐわ・まんが)を引かせて行っていました。
柄振と代掻きの様子
代掻きは、柄振(えぶり)を人の手で押して行う場合もありますが、田起こしと同じくトラクタにロータリを装着して行う場合が多いです。
トラクタを使った代掻き
爪の並んだトラクタ
ハローは英語で、馬鍬のことです。昔の馬鍬と同じく、爪が並んでいます。
代掻き爪
この爪は、代掻き専用の爪で「代掻き爪」と言います。ロータリの耕耘爪より、やや短くなっています。
代掻きの様子
この爪は、ロータリの爪と同じように回転します。ロータリと同じく、土を細かく砕き、藁や雑草を埋め込みます。
代掻き爪が処理しきれなかった藁や雑草はレーキが鋤き込みます。レーキとは、熊手型の道具のことです。
レベラー
最後にレベラーが、土を均平にしていきます。
https://momozuya.com/glossary/nawashiro/ 【「苗代(なわしろ)」の意味】より
苗代とは
苗代とは、田植え前に稲の苗を育てるための場所です。
田んぼとは別の場所で、水はけと保水性の良い土を用意して、そこに種もみをまいて育てます。現在は育苗箱が使われることが多く、管理は毎日の温度調節や水やりなどが重要です。
一般的には稚苗と呼ばれる状態まで育苗します。
苗代は稲作における最初のステップであり、健康で強健な苗を育てるための場所です。
ここで育つ苗の品質が、後の稲作の成長、収穫量、さらには作物の品質に直接影響を及ぼします。
苗代を作る理由は?
ハウスなどの外気よりも温かい環境で稲の苗をある程度育てておくことで、田植えの時期を早めることができる。
田んぼよりも狭い場所で苗を育てるので、管理がしやすい。
苗を育てる環境を整えることで、丈夫な苗を作ることができる。
苗代の種類
ハウス育苗(灌水育苗)
メリット
●外気よりも温かい ●適度な水分管理で根の素質が強くなる
デメリット
●温度の上がりすぎで高温障害が発生する可能性がある ●毎日の灌水の手間がかかる
ハウス育苗(プール育苗)
メリット
●外気よりも温かい ●水管理の手間がかからない
デメリット
●温度の上がりすぎで高温障害が発生する可能性がある
●プールに水を入れるタイミングが早すぎると、根張りが悪くなる可能性がある
露地育苗
メリット
●徒長しづらく、丈夫な苗になりやすい ●ハウスを建てる手間が省ける
デメリット
●ハウス育苗に比べて、生長が気温に左右されやすい ●強風や霜の被害にあいやすい
苗代を作る時期
苗代を作る時期は、地域によって異なりますが、一般的には、田植えの3~4週間前頃から作ります。
苗代での管理には、適切な水分管理、肥料の施用、鳥やネズミの防除など、さまざまな要素が関係しています。
これらの要素が適切に管理されることで、苗は健全に成長し、後の田植えでのストレスに強くなります。
逆に、苗代の管理が不適切な場合、苗は弱くなり、生育不良や病気のリスクが高まります。
苗代は稲作の初期段階において極めて重要な役割を果たします。
良質な苗を育てることは、後の栽培期間における作物の生育に直結し、最終的な収穫量や品質に大きく影響を与えます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A3 【代】より
代(しろ)は代理の意。
代価・代金。お代(おだい)。
材料。
あることのために要する部分。「縫い代」「糊代」など。
田。またそれを測る単位。稲一束を得る田の面積とされ、律令制においては一段の1/50。⇒代 (単位)
代(だい)は代わる・代理ですることを意味する。
家督や地位を継いで、その身分である期間。
家や地位の継いだ順位を指す助数詞。
代を重ねることを「代々」という。また、それぞれの代を「歴代」という。
年齢や番号などのおおよその範囲を指す接尾辞。年齢や年代の場合「50代」「1980年代」など10未満切捨ての満年齢に代を付ける。⇒世代
地質時代の区分。かつては最大の区分であったが、2004年以降は上に累代(Eon)が設けられた。⇒代 (地質学)
代わりとなる物や人。
転じて商品やサービスの代価として支払う料金。代金。
掛軸の大きさの単位。浄土真宗各派では、仏壇用の本尊として本山寺院から掛軸を受けるが、昔は30文で頂ける掛軸を「30代」、50文で頂ける掛軸を「50代」…と言ったことから。浄土真宗以外の掛軸の大きさにも使用される。
転じてその大きさの掛軸が3幅入る内のりがある金仏壇の大きさの単位。例:50代の金仏壇 …50代の掛軸が3幅掛かるだけの内のりがある。
人名や役職名の後に付けて、その代理であることを示す。例:師範代
手紙などで差出人の後に付けて代筆であることを示す。
河北省北西部から山西省北東部にかけての古代中国の国名。現河北省蔚県を中心とする。
代国
春秋時代の国名。紀元前475年、晋の趙襄子によって滅ぼされた。⇒代 (春秋)
戦国時代の国名。紀元前228年、趙が秦によって滅ぼされると、趙の公子嘉は代の地に至り、代王を名乗った。6年後に秦により滅亡。⇒代 (戦国)を参照。
漢初同姓九国の一つで、かつて文帝が支配していた国。武帝の元鼎3年(前114年)に廃止された。
五胡十六国時代の国名。⇒代 (五胡十六国)
代郡
戦国時代、趙の武霊王によって設けられた郡。秦・漢代、現在の河北省蔚県に代県を置いて治とした。内外の長城の間に置かれ、異民族防衛の要衝の地であった。五胡十六国時代、後燕の建興3年(388年)に廃止された。
北魏の時、現在の山西省大同市を中心に代郡が置かれた。
代州 - 古代中国の州。隋の開皇5年(585年)、肆州を改めて設置した。広武(後に雁門と改名。現在の山西省代県)を治とした。清の雍正以後は直隷州となった。1912年に廃止された。
代県 - 中華人民共和国の県名。現在、山西省忻州市に属する。
埼玉県熊谷市代
電話帳などの記号で代表取扱い電話。(代)などと表記される。
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