FacebookHiroshi Kaneiさん投稿記事
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。
- - レイチェル・カーソン
学問ばかり詰め込んでも、感受性がなけりゃ、人間のために正しく使うことはできやしない。戦争のための技術を造り出した時間とお金と努力を、善いことに使っていたら、今頃は世界中の人間が幸せだったんじゃないかと僕は思うよ。
~ 黒澤明監督 ~
レイチェル・カーソンさんも、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないという。子どもは生まれながらに「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を持つ。そうしたセンス・オブ・ワンダーをはぐくむには、感動を分かち合ってくれる大人がそばにいることがなによりも重要だという。
きょうは、レイチェル・カーソンさんの詩のように美しい文章でつづられた「センス・オブ・ワンダー」のエッセンスを読んでみることにしましょう。
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子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。
妖精の力にたよらないで、生まれつきそなわっている子どもの「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。
多くの親は、熱心で繊細な子どもの好奇心にふれるたびに、さまざまな生きものたちが住む複雑な自然界について自分がなにも知らないことに気がつき、しばしば、どうしてよいかわからなくなります。そして、「自分の子どもに自然のことを教えるなんて、どうしたらできるというのでしょう。わたしは、そこにいる鳥の名前すら知らないのに!」と嘆きの声をあげるのです。
わたしは、こどもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。
子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。
消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。
世界中の子供たちに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー、神秘や不思議さに目を見張る感性」を授けてほしい。
幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
センス・オブ・ワンダー (レイチェル・カーソン)より
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レイチェル・ルイーズ・カーソン(1907年5月27日 - 1964年4月14日)は、
アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれ、1960年代に環境問題を告発した生物学者。アメリカ内務省魚類野生生物局の水産生物学者として自然科学を研究した。
農薬で利用されている化学物質の危険性を取り上げた著書『沈黙の春』(Silent Spring)は、アメリカにおいて半年間で50万部も売り上げ、後のアースディや1972年の国連人間環境会議のきっかけとなり、人類史上において、環境問題そのものに人々の目を向けさせ、環境保護運動の始まりとなった。没後1980年に、当時のアメリカ合衆国大統領であったジミー・カーターから大統領自由勲章の授与を受けた。
Facebook能村 聡さん投稿記事
『心でつながりましょう!ーハート(心)は、人と人、個人と社会、そして地球との関係性を創造する”直感的知性”をもっている』
心ってなんだろう?目には見えないけれど、とても大切なものですね。
非営利組織のハートマス研究所の科学的な研究によれば、ハート(心)というのは、スマートフォンのようなもので、大規模な情報ネットワークに目に見えない形で、つながっているということです。
人間がすべての生き物と深くつながっているのは、心が発する目に見えないエネルギー波動を通してです。
心のエネルギー波動は文字通り私たちをお互いに結びつけます。この”つながり”こそがとても重要です。
そしてハートのこのエネルギーフィールドは、個人と個人、個人と社会の関係はもちろん、私たちを地球ガイアそのものの意識とも結びつけているのです
他者の心の痛みや喜びなどへの共感するポジティブな「感情」は、ハートの発するエネルギー波動(バイオフォトンによる電磁波フィールド)の自分と他者のあいだの共振(共鳴)です。
これを”コヒーレンス(自分が発するハート波動の干渉性)”と言います。
このコヒーレンスは、地球大地に根ざして、健康度の向上や心身の調和を崩れた際の回復力(レジリエンス)に役立ちます。
そして人が、心の底からの「感謝」の感情を抱けば、自然に心のコヒーレンス度(調和と共感)が増すこともわかっています。
一人一人の心は、コヒーレンスを通じて「集合意識フィールド」に影響を与えて、世界を変えるのに貢献できます。
したがって、私たち一人ひとりがどういう感情を抱いているのかは、非常に重要で、責任を持つ必要があります。
ただし、自分さえよければとエゴ意識(欲望)の集合だけでは、自分は何もしない依存心(他力本願)ばかりが増長し、つながりは希薄化して、心と心はバラバラに分離するだけで、世界は変えられません。
脳とハート(ここでは心臓という臓器も合わせた意味を含めます)の関係はどうなのでしょうか?
私たちは、コヒーレンスな状態では、脳の働き(マインド)と、心臓(ハート)の間でコミュニケーションを行っていて、両者の働きが調和し、かみ合って相乗作用シナジーが生まれます。
その結果、いかなる困難に直面しても、創造的な解決策を、脳の合理的な分析的な思考力と、心の直感力の共同作業で得られるようになります。
現代社会は、脳機能に偏重しています。脳力アップも大事ですが、心の力を過小評価しています。
心の声にしっかり耳を傾けて、「真心」に忠実に生きましょう。
心(魂レベル)からくる実践的で直感なガイダンスに従って生きましょう。
*ハートマス研究所(HeartMath Institute)のHPより
https://www.heartmath.org/gci
*参考動画サイト⬇︎
⭐️ハート(心)がもつ直感的知性 - 個人、社会、世界との関係性・共生について⭐️by マータさん
https://www.youtube.com/watch?v=bYJHdTB2shs
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