Facebook能村 聡さん投稿記事 『たまごはいのち』
たまごは、いのちがうむもの それが、ぼくたちのいのちのかてになってる
たまごはおいしい ぼくもだいすきだ にわとりさんは、ぼくたちとおなじいのち
でも、たまごをせいぞうするきかいみたいにあつかっていいのかなあ
よるもひるもなく、あかりをつけたせまいけーじにとじこめてはたらかせる
ぼくは、そんなどうぶつぎゃくたいしたたまごたべたくない
はしりまわってあそぶしあわせな、にわとりさんのうんだたまごたべたい
にわとりをぎゃくたいするこころは、しょうがいしゃや、よわいひとをぎゃくたいするこころとねっこがおなじ
すべては、けいざいてきせいさんせいで、すぐれたもの、おとったものをさべつするこころ
ちょっとむずかしいけど・・
おかねをたくさんかせぐことが、いのちをだいじにすることより、りっぱなことなの?
Facebook清水 友邦さん投稿記事 「女神の記憶」
戦争と暴力、虐待、差別、抑圧中傷、陰湿ないじめ、女性への性暴力、不平等な格差社会
社会的孤立、疎外感 地球規模の環境問題 切り離された心と体 世界は危機状態に入っています。
女性原理は融合し男性原理は物事を分けて優劣を争います。男性原理の歴史は争いの歴史でした。政治家や科学者、医者、会社の経営者、宗教家、一流シェフにいたるまで歴史上の偉人は男性が多いので男性が優れていて、女性は劣っているという考えを当然のこととして、人々は何の疑問も持たずに受けいれてきました。
60年代以前の科学界は、女性が男性よりも劣り感情に溺れやすく客観的なデータがとることができない、という偏見がありました。
そのために、医者の95%以上は男性でした。
魔女狩りが終焉するまで、女性の医療行為は禁止されていました。
聖地は女人禁制が多く、山岳寺院や修験の山々は女性の参拝や修行を拒否してきました。そのために、戦前まで女性は神主になれませんでした。
相撲の土俵に、女性が入ってはいけないことになっています。なぜそうなのかは、伝統だからとしか説明されません。
女人禁制が現れたのは、男性原理が優位な社会になってからの話で、人々は知らない間に、男性原理が脳にプログラミングされてきたのです。
なんの疑問もなく、配偶者を主人と呼ぶのもその一つです。抑圧的な男性社会の女性は、奴隷か使用人でした。配偶者以外の男性の性行為は妾として許され、女性は罰せられました。
私たちが習う歴史は、女性性の歴史がすっぽりと抜け落ちています。
文明は紀元前三千年頃から始まったと習いますが、それは男性原理が優位になって文字を使われるようになってからの歴史です。
数万年前の石器時代から青銅器時代までの地層から、地母神像が世界中で発掘されています。
日本は母性の土偶が出土している縄文時代です。
新石器時代のあらゆる神話と礼拝の中心は、神々の母で全てを創造する大地母神でした。
新石器時代の女神崇拝の時代は、女性原理が優位な時代でした。
大地は女神の子宮であり全ての命を生み出す母でした。
自然界の季節のめぐり、生命の循環、命を生み出す性行為が、豊かさをもたらすものとして尊ばれました。
BC7000年からBC3500年頃に、南はエーゲ海およびアドリア海とその島々、北はチェコスロヴァキア、ポーランド南部、ウクライナ西部に及ぶ地域に女神を信仰し母系社会を築いた古ヨーロッパ文明が開花していました。
新石器時代後期のククテニ文明はヨーロッパ初の大文明として認められていますが、初めて発見されたのは1884年になってからでエジプトやミケーネ、ギリシャ文明のように知られていませんでした。
約3万の人々が住む都市が形成されており、農耕を営み、定住生活を送っていました。
女性と子供は家の床の下に大切に埋葬され、60~80年ごとに家を焼いて同じ集落を再建していました。
女性が世帯主であり、女性が製陶などの美しい工芸品を作り農業の大部分を行いました。
男性たちは、弓と矢などの道具を作り狩猟を行っていました。
生活の中心に女神信仰がありました。
母性はすべての子供を平等にあつかい、そこに優劣をつけません。
すべての生き物は女神の子供として大切にされ尊敬されていました。
季節のめぐりや自然の豊かさや美しさをたたえる文化が形成されていました。
古代の母系社会は、軍隊がなく組織的な戦争がありませんでした。
貧富や階層の差が少なく、男女の協調関係が保たれた平和な時代でした。
女性原理は調和、融合し男性原理は物事を分けて優劣を争います。
草原で牧畜をしていた民族は気候変動が起きて草原が乾燥すると水場や牧草を求めて遊牧するようになります。
長距離遠征をするようになると他の遊牧集団との衝突が起きるようになりました。
やがて干ばつに見舞われると水場と牧草をめぐる争いと略奪が多発するようになりました。
少人数の集団では危険なので氏族や部族が集まるようになり、軍事リーダーと命令に従う兵士を中心とした男性原理の大集団を形成するようになったのです。
男性原理の遊牧民族は戦争と侵略を好み、強いものが弱いものを支配する中央集権の階層社会を築きました。
好戦的な男性原理のインド=ヨーロッパ語族のクルガンが何回も侵入してくると古代の母系制社会は変質しはじめて、紀元前4500年から紀元前2500年までの間に父系に変わっていきました。
最も古い神話で万物を創造したのは女神でした。
母なる神は単独で混沌とした世界から天地を創造して多くの神々を産みました。
シュメールのナンム女神は原初の海を意味していました。
女神は処女生殖によって天と地を生んだのです。
母系社会が侵略されると女神信仰は男性神信仰へと神話が書き換えられました。
メソポタミア神話に登場する女神イナンナ=イシュタルは慈悲深い癒しの女神でした。ところがメソポタミアで絶え間のない戦いが続くと人々は戦いの勝利を願うようになりイシュタルの神格は戦いと運命の女神となりました。
シュメール神話でギルガメッシュがイシュタルを略奪者、淫乱の女と非難するとイシュタルは街を破壊すると脅迫しました。イシュタルの慈悲深い神格は喪失して荒々しい恐怖の女神へと変貌を遂げたのです。
神話の構造は次の四段階になります。
1夫なしに女神から処女生殖で生れた世界
2夫に孕まされた女神から生れた世界
3戦いの男神によって女神の体から作られた世界
4父なる男神ひとりによって女神なしで創造された世界
キリスト教の教義に三位一体がありますが父と聖霊と子に女性が含まれていません。
原始キリスト教会は母性を排除してしまったのです。
男性原理が優位な時代は戦争に明け暮れ、奪い合いの社会でした。
生殖行為は男性による女性の征服を示し、性暴力が容認されました。
男性原理が強くなって結合させる女性原理が弱くなるとその社会は内部分裂を起こして滅びます。
差別され、隷属させられ、搾取された人々は憎悪をいだき反発しましました。
こうして、いくら強い戦士を要する部族であっても内乱にあって転覆されるのです。
反体制運動も男性原理が強いと内ゲバを起こして崩壊します。
闘争と破壊、支配と抑圧の男性原理が現代まで続いています。
持続可能な文明に移行するには、内なる男性性と女性性のバランスを取ることが必要となります。
男性性、女性性といっても性別ジェンダーのことではありません。
男性と女性は男性器と女性器の違いがあるだけでそこに優劣はありません。
人は皆、男性性の資質と女性性の資質の両方持っています。
男性性は活動的で行動力や統率力や意志の力や、計算能力や分析力や現実化能力です。
外側の目的に向かって自分の力を試そうとします。
男性性は現実社会を生き抜くために必要な能力ですが、
内側で女性性が統合されていない男性性は、支配的になり、
自分の思い通りにならないと不機嫌になりパワハラをおこします。
女性性は愛や調和や平和、つながり、循環、分かち合い、創造性、静けさを好み、楽しむこと、くつろぐこと、見守ること、慈悲、慈愛に関わります。
しかし、内なる男性性が育まれていない女性性は、過干渉で子どもを飲み込む母になります。子供の自立を妨げ人に対して依存的になります。
現代社会は男性原理が優位です。男性原理の歴史は争いの繰り返しでした。
いまも世界の各地で戦争と暴力が起きています。
古代のウクライナは平和な母系社会を築いていました。忘れてしまった女神の記憶を取り戻す時がきています。
社会の矛盾や不条理、偽りの自我を見破るのが女神の智慧です。
ハートを持った男性と智慧を持った女性は調和します。
マインドが作り出す幻影に気がつくと男性性と女性性のエネルギーは一つに統合します。
分離は表面的な見かけだけでもともと全ては一つだったのです。
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