なんじゃもんじゃ

https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/12769662 【何の木の花とはしらず匂哉】


https://naturalist.blog.jp/archives/7836083.html 【なんじゃもんじゃってなんじゃ?】より

めったに見かけないので・・なんじゃこれはとなるのですが

ナンジャモンジャは「ヒトツバタゴ」の別名で、昔この木の花を見た人が「なんじゃこれ」ってわけで「なんじゃもんじゃ」となったのです。

長崎県対馬市上対馬町鰐浦(わにうら)地区には、約3000本の本種が自生しており、「鰐浦ヒトツバタゴ自生地」として国の天然記念物に指定されている・・との事 一応絶滅危惧種・Ⅰ類Ⅱ類に指定されている様です。

各地を旅行される方から『ヒトツバタゴ(韓国:이팝나무)日本では絶滅危惧種で、ごく限られた場所だけに少数自生しており、そのほとんどが天然記念物に指定されています。5月ごろ韓国を旅行すると、街路や公園などいたるところにあります』との報告でした。

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植物が飛び飛びに不連続に分布する例は多くあります。ヒトツバタゴの原産地は東アジア地域と考えられています。現在は北米、中国、朝鮮半島、台湾、日本に分布しています。それぞれの国でも不連続に自生地があります。日本国内では、長崎県対馬、岐阜県東濃地方、長野県木曽部山口村、愛知県犬山市と地理的に限定隔離されています。

自生地の場合は人為的なものでは無く、最後の氷河期の名残りと考えられています。高山植物なども氷河期には広く連続的に分布、繁殖していたのですが、温暖化に伴って環境の合う所に(不連続に)自生地が残った様です。

韓国では「이팝나무(イ〜パムナム)」一説には韓国の咸境道地方の方言で「白い米ごはん」の事とも、朝鮮朝を創設した李成桂の李(イ)氏の米ごはん(パブ)など諸説ある様で豊作・凶作を占う植物樹木になっています。伝説、民話もあるほどですが詳しくは不明です。

英語ではSnow Flower、白い花が樹木全体を覆うほどで豊作を予告する花として神木視される事も・・韓国・金海市にある巨木は天然記念物に指定されています。

韓国の説話では이팝나무(イ〜パムナム)には哀しい伝説が:

昔、ある村に貧しいソンビ(勉学に励む高潔な人士くらいの理解で)が病の母親と暮らしていました。

ある日、病に伏した母が「お米のごはん」が食べたいと言ったか、呟いたとかで〜中略〜息子はなんとか米を集めてきました。

ところが母親の分しかありません。「お母様は自分が食べないと召し上がらない」と困ってしまいました・・そこで、この木一面に咲いた白い花を集めて(旧暦4月の春窮期だったのですね)ご飯のようにして笑いながら母親に美味しいねと言いながら食べました。・・この部分は、勝手に盛ってます・・

この様子を見ていた王様(ビデオカメラも無い時代などと突っ込まないでね!)は大層な孝行息子だと賞賛したそうです。


https://www.sugadaira.tsukuba.ac.jp/nature/relic.html 【遺存種】より

 遺存種(relic species)とは、かつては繁栄して広く分布していた生物が、その後環境の変化などで衰退、分布を縮小し、現在では限られた場所に残るのみとなったもののことをいいます。点々といくつかの高山の頂上付近だけに残っている種など、日本にもいくつかの例があります。

 菅平には遺存種が数多くあります。これらは数万年前、地球が今より寒かった時代(氷河時代:ice age)には現在より広い範囲に分布していました。しかし氷河時代が終わると、気候が温暖になって生育できなくなったり、別の生物との競争に負けたりして、だんだんと寒冷な地域へ追いやられてきました。多くはより北へ移動しましたが、中には標高の高い地域で残ったものもあります。

 菅平は中心部の標高が約1,250mの盆地で冷気がたまりやすく、年間の平均気温は北海道の稚内と同じくらいとなっています。菅平で北方系の遺存種が見られるのはこのためだと考えられています。

 氷河時代の生き残りである菅平の遺存種。しかし近年になって、地球の温暖化による影響が懸念されています。私たちは今後、彼らの動向を注意深く見守っていく必要があります。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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