天草のとろり暮れぬ濁り酒

天草のとろり暮れぬ濁り酒  同


https://www.asahi.com/articles/ASP8F6X87P8FTLVB00Q.html 【天草、山鹿で500ミリ超 大雨続く】より

熊本城の敷地内では13日午前10時45分ごろ、高さ約20メートルのエノキが倒れ、周辺に「どすん」という音が響いた。熊本城総合事務所によると、昨年10月末に樹木医の調査で倒木のおそれがあるとされ、雨で地盤が緩んだことなどが倒木の原因と考えられるという。建造物などに被害はなかった。周辺は熊本地震後に立ち入り禁止区域となっており、けが人もいなかったという=2021年8月13日午後12時26分、熊本市中央区、堀越理菜撮影

 熊本県内は13日も各地で非常に激しい雨になり、天草市や山鹿市では降り始めからの雨量が500ミリを超える記録的な大雨となった。14日も昼前から夕方にかけて熊本、阿蘇、天草・芦北地方で非常に激しい雨が予想される。

 熊本地方気象台は13日午前7時17分、八代市で記録的短時間大雨情報を発表。同市付近では1時間に約120ミリの猛烈な雨が観測された。同日午後7時時点で、天草市本渡では24時間降水量が378ミリとなり観測史上最大を更新。山鹿市、山都町、甲佐町、五木村、天草市牛深で24時間降水量の8月の観測史上最大を記録した。

 降り始めから13日午後4時までの降水量(速報値)は、天草市本渡543ミリ、山鹿市515ミリ、玉名市438ミリ、熊本市中央区で435ミリを観測した。

 13日午後6時から14日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で熊本地方、阿蘇地方、天草・芦北地方で各300ミリ、球磨地方250ミリ。15日以降も雨の予想が続くという。同気象台の担当者は県災害警戒本部会議で「大雨特別警報の発表の可能性がある。来週にかけても雨が続き、長期化しそうだ」と説明した。

 県によると、13日午後1時現在でけが人などは確認されていない。配水管の破損などで八代市など5市町で計1504戸が断水。天草市や八代市など4市町で計10棟が床上・床下浸水した。39カ所の道路で通行止め、八代市など3カ所でがけ崩れが発生した。

 県内では、12日に避難情報のうち最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」が菊池市の一部と和水町に出されていたが、いずれも13日朝に警戒レベル4の「避難指示」に切り替わった。県によると、「避難指示」が13日午後2時現在で計32市町村に出ている。

 蒲島郁夫知事は13日の災害警戒本部の会議後、「甚大な被害は出ていないが、雨は来週まで続くので油断しないことが大事。これまでの災害の経験を生かして、緊迫感をもって対応していきたい」と述べた。(長妻昭明、伊藤秀樹)


http://www.annahonkonnahonvol1.kyuryokeisan.com/50tikumagawaryojyounouta.htm 【「千曲川旅情の歌」  島崎藤村  作】より                   

      一

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小諸なる古城のほとり   あたゝかき光はあれど     暮れ行けば浅間も見えず

雲白く遊子悲しむ     野に満つる香りも知らず   歌哀し佐久の草笛

緑なす繁婁は萌えず    浅くのみ春は霞みて     千曲川いざよふ波の

若草も藉くによしなし   麦の色わづかに青し     岸近き宿にのぼりつ

しろがねの衾の岡辺    旅人の群はいくつか     濁り酒濁れる飲みて

日に溶けて淡雪流る    畠中の道を急ぎぬ      草枕しばし慰む 

      二

 1                        2                         

昨日またかくてありけり          いくたびか栄枯の夢の            

今日もまたかくてありなむ         消え残る谷に下りて           

この命なにを齷齪             河波のいざよふ見れば          

明日をのみ思いわづらふ           砂まじり水巻き帰る              

3                   4 

嗚呼古城なにをか語り          千曲川柳霞みて

岸の波なにをか答ふ           春浅く水流れたり

過し世を静かに思へ           たゞひとり岩をめぐりて

百年もきのふのごとし         この岸に愁を繋ぐ





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吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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