17音に“思い”をこめて・風に咲く梅一輪の五弁かな

https://www.nhk.or.jp/archives/teachers-l/pdf/no9/teacherslib_no9_p56-57.pdf 【俳句甲子園〜17音に“思い”をこめて〜】より

「俳句甲子園」とは全国高校俳句選手権大会(通称:俳句甲子園)は、毎年8月19日(俳句

の日)頃に開催されている、高校生を対象とした俳句コンクールです。

俳人である正岡子規や高浜虚子などの出身地であることから、1998年から愛媛県松山市で開催されています。

 全国大会には、地方大会及び投句審査によって選出された36チームが出場できます。本番組は、2012年の全国大会の様子を収めたドキュメンタリー番組です。

2012年の「俳句甲子園」の良さ

 本番組は、2012年の放送ですが、俳句甲子園の良さが詰め込まれています。メインイベントである決勝戦や準決勝をクローズアップしたり、生徒の作句ノートやたくさんの短冊を紹介したりするなど、俳句の作り手である高校生に焦点を当てながら、俳句作りの面白さを伝える内容になっています。

俳句で感性を磨く

 俳句は、季節感を表す季語を含めた五・七・五の十七音で構成されています。この文字数の制約が、聞き手に鋭く深く伝わる言葉や組み合わせを選び出すことにつながり、心揺さぶる俳句を生み出しています。

また、そこに削られた言葉、風景、気持ちは何かと想像を生むことで、十七音で表された言葉の世界をふくよかなものにし、より生きたものにします。番組を通じて、このような俳句や言葉の面白さに触れることができ、人に伝わる表現力や感性を磨くことのすばらしさについて、理解を深めることができます。

五感を使った俳句作り

 番組では、高校生の俳句作りの様子が紹介されています。愛媛県立伯方(はかた)高校では、実際に海へ行き、目で見て、音を聞き、においを感じ、手や足で触り、海水を味わうなどして、そこで感じた自分だけの発見や感じたこと、伝えたい思いを俳句として紡ぎ出していきます。五感を使った俳句がどのように生み出されていくのかを学ぶことができます。自分の感性を大事にし、思いを俳句に表していくことの楽しさやすばらしさを伝えてくれます。

言葉についての見方、考え方、感じ方を育てる学習

 本番組に合わせて、自分の身の回りのものを見直し、そこに見つけた自分の大切な思いを込めて俳句を作っていく活動や、俳句に込めた思いを話し合う活動を取り入れると効果的です。また、句会などを開き、俳句や言葉について楽しむ場を設定すると、より効果を上げることができます。大切なのは、俳句の出来ではなく、言葉についての多様な見方、考え方、感じ方を交流する活動を取り入れ、人それぞれの感性の違いを楽しむ活動を取り入れていくことです


17音の言葉の響き、美しさ見方、考え方、感じ方を豊かにしよう

時間配分 5分

学習活動 ①俳句作りで大切なことは何かを話し合う。 ○文字数、季語など、俳句の基本的な内容について確認する。

教師の支援 〇番組を視聴する視点として「俳句作りで大切なことは何か」を意識できるようにする。

時間配分 45分

学習活動 ②番組を視聴しながら考える。

俳句甲子園・準決勝のディベートの様子。吟行をする愛媛県立伯方高校の皆さん。

○番組を視聴する中で、大切なことだと感じたことや気付いたことがあれば、メモを取るよう指示する。

教師の支援 〇俳句甲子園は、俳句の出来栄えだけを競うのではなく、その俳句に込められた思いを伝えるディベートも大事であり、それらを含めて勝敗が決まることを確認する。

教師の支援 〇高校生の俳句作り(吟行)の場面から、俳句作りで大切なことについて考えるよう声掛けする。

教師の支援 〇五感を使って感じ取り、自分が感じたことを確かめて俳句に表していく様子に注目するよう声掛けする

時間配分 10分

学習活動 ③俳句作りで大切なことについて、番組を見ての感想や気付きを基に、話し合う。○ペアやグループで、番組を見ての感想や気付いたことを話し合うことで、俳句作りで大切なことについて、考えをまとめることができるようにする。

○俳句作りで大切なこと

・季節を表す季語を取り入れる。・五感を使い、感じたことや思いを表す。

・自分の気付きや感性を大事する。・言葉の響きや美しさ、リズムを意識する。

・何を伝えるのかをしっかりと考え、俳句に表す。・言葉を吟味し、自分の思いを伝える。 など

時間配分 35分

学習活動 ④俳句を作り、俳句とその俳句に込められた思いを話し合う。

教師の支援 〇どんな気付きや思いを込めて俳句を作ったのかを、ペアやグループで紹介し合うことで、それぞれの感じ方の違い、表し方の違い、その良さに気付くことができるようにする。

教師の支援 〇時間が取れるのであれば、ミニ句会などを開き、俳句や言葉について楽しむ場を設定する。

時間配分 5分

学習活動 ⑤今日の学習の振り返りを書く。 ○今日の学習で学んだことをノートなどに書く。時間があれば、振り返りや感想を交流し、いろいろな考え方に触れることができるようにする。

 愛媛県松山市には、俳句だけでなく、文化的な建物や資料館が多数あります。その中でも、子規記念博物館には、6万点近くの子規関係の収蔵資料と幻と呼ばれた子規自筆の選句集『なじみ集』の一部などがあります。子規記念博物館は、道後温泉のすぐ近くにありますので、ぜひ温泉を楽しみながら一句ひねってみてください。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

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